4.0
真実の愛を見つけたお話
王太子の婚約者でありながら、ある日王太子から「一番愛する人が出来たから側妃になって欲しい」と提案されてしまったアメリアは、それを避けるために「国を救った英雄の褒章になる事」を目指す。英雄の魔術師ロワールを知れば知るほど、アメリアは惹かれて行くが……ロワールも魔術師ならではの深い悩みを抱えていた。
そして遂に二人は心から愛し合うようになる。
後で分かった事であるが、アメリアから王太子を奪った女性は「アメリアになりたかっただけ」と言うお粗末さ。しかしその馬鹿げた行動のお陰で、アメリアは真実の愛に気付いたしロワールも悩みを解決する事が出来た。もちろん王太子の人間性も露見してしまったのであるが……
そんな理由だから、アメリアは王太子と彼女を憎んだり恨んだりはしなかった。最初は「側妃として利用されたくない」から始まったが、ロワールをすっかり愛してしまったから……
アメリアとロワールは子供も出来て幸せな夫婦になるが、読者としては「その後の王太子達」も知りたいと思う。もちろん幸せなアメリア達にはどうでも良いのだろうけど、……
ちょっと意地悪かしら?。゚(゚´ω`゚)゚。
-
1









婚約者に側妃として利用されるくらいなら魔術師様の褒賞となります