5.0
夢の中で泣いているかのような苦しさ
木原音瀬さんの作品を求めて彷徨っている最中、こちらにたどり着きました。流石の木原さんでした。
作画も美しく、葉子がとても綺麗でうっとりしましたし、松岡は魅力的で有能、思いやりもあるが寬末への気持ちがよくわからず、好意だと気付くとともに訪れる絶望は想像に難くない。初めから虚構の恋だったし、頭ではわかっていても相手のあること、その言動に(勝手に)振り回されまくる日々にこちらも傷付くような思いでした。まるで夢の中で泣くような、泣きたいのにうまく出来ないような胸苦しさでした。二人の未来がどうか明るいようにと願うばかりです。
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美しいこと