5.0
胸の真ん中がギュッとされるようなお話
吃音症の公爵令嬢と、下層階級出身の騎士のラブロマンス。
もう、この設定からして美味しそうな香りしかしません。なにこの読者を沼に引きずり込もうとするような設定……
3年前に式を挙げ、それからすぐに戦地に向かった夫が戻ってくる所からお話はスタート。武勲を上げたので夫には王女様との縁談の話も上がっている。離婚されたらモラハラ父親からの暴力+暴言=人生オワタ、になる!と焦るヒロインですが、意外にも旦那様、奥さんに一途な模様。
この、なんとも分かりにくい、不器用な、無骨な夫リフタンのぶっきらぼうでストレートな愛情表現、本当にシビれます。
ヒロインのマクシミリアンも、だんだん、周囲の人たちとの関わりから変わっていくのも見るのも楽しい。
マクシーには綺麗なドレス着てあったかいお城で優雅に暮らしてて欲しいと願うリフタンと、自分だってリフタンや領地のみんなの手助けをしたい!と頑張るマクシーの、ほんのちょっとズレたお互いのすれ違い愛も愛おしい。
タイトルのオーク(樫の木)ってなに?と思ってましたが、割と重要な伏線だったりするのかな。本家の方では80話ぐらい今の段階では進んでるようなので、停滞せずにお話も展開してそうで期待です。これは久々の自分的にヒットかも。
最後に、リフタン!
あんまりヒリヒリさせちゃダメだよ!笑
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オークの樹の下