5.0
きっとリアル
さすがは「ウシジマくん」の作者の作品。
めちゃめちゃリアル感があって怖い。
ファンタジー要素が一切ない、ひたすら現代の現実の「えぐさ」をここまでかとえぐってくる。
こんな世界に住む人は、下の人も上の人も誰とも関わったことはないけれど、きっとこういう現実が世の中のどこかにあるんだろうと思わされる。
半グレ、ヤクザ、港区女子、それぞれの界隈に下の下がいて、上がいて、
そこに暴力やお金が絡んでくる。
読んでいて辛くなるけれど、怖いもの見たさでついつい読み進めてしまう。
そして読後感は「むなくそ」。
希望はどこにもない。
でも読んでしまう!
-
0
九条の大罪