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1 - 3件目/全3件

  1. 評価:1.000 1.0

    作品としては面白いが原作者の意図は無視

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    最初はこの漫画は大変面白くて良いと思った。

    原作を読んだのは四半世紀前で記憶は朧げ。

    双子の立場が取り変わる経緯が原作では割とザックリと乱暴に描かれていたと記憶しているが、漫画の方では細やかに無理なく描いており納得できたのでそのまま課金して読み進めた。
    原作ではやや荒っぽいストーリーの流れを丁寧にエピソード埋めていて破綻がなく面白い。

    にも関わらず全部読み終わった時に疑問を感じた。

    この作者は、「とりかへばや物語」を読んだ時に女性が感じる納得いかないところを全部都合良く改変し大団円にしているので、結果的に原作が作品に込めたテーマを破壊していると感じる。

    原作「とりかへばや物語」のキモは、2人の女性が男性社会に挑んで挫折する物語だと思う。

    東宮は内侍として出仕した男君(ここでは睡蓮)にさっさと妊娠させられ、東宮の地位を失ったと記憶している。その後男君と恋愛したりはなかったと思う。ただ、物語の後半部分を覚えていないので、或いは正室として降嫁するエピソードはあったかもしれない。

    女君(沙羅双樹)の方は無事に男の子を産むが、助けに来た男君と入れ替わって我が子を捨てる。
    最終的に中宮になった状態で、参内してきた我が子に再会し、我が子なのに声をかけられない事を嘆き悲しむ。そして男の子の方は父親に「母親に会ったかもしれない」と告げる。その切なさが非常に印象に残っているので、確かそんなだったと思う。
    中宮という最高の地位にいながら決して幸せではない。

    男の子が死産であれば全てが上手く回るので見事な手腕とは思うが、大事な部分を改変しているので納得がいかずモヤモヤする。

    あと、原作は当時としては珍しく「もののけ」的なことは描かずひたすらリアルなのだがそこもあっさり神秘的な力に頼っているのも気になった。
    ここまで改変すると、「とりかへばや物語」の翻案と称して良いのか疑問に思う。

    ただ、少女漫画としては大変面白く見事な作品だと思う。

    • 1
  2. 評価:1.000 1.0

    価値観がなぁ

    広告に釣られてつい無料分の13話くらいまで読んでみる。

    ありがちなストーリーです。
    別にフェミではないけど、めちゃコミックのこのジャンルは全般に「大人しく従順で自己主張しないかまたは自主性に乏しくひたすら流される女性」が玉の輿に乗る話が多すぎる気がする。

    未だにこう言う女性が理想像なんだろうか?
    前世紀の価値観が亡霊のように漂っている気がする。
    もっと意外性のある作品はないものか。
    きっとうっかりこう言う作品を読むとどんどん類似の作品をお勧めされ、悪循環に陥っている気がする。

    現実ではそんな性格だと誰かに寄生して生きていくしかなく自然とみんな強くなるので、せめてフィクションでフワッとしたい…みたいな感じの需要に応える作品です。
    課金分は読まないかなぁ。

    あと日本語が気になるが、最近はこう言い言葉遣いが普通なのかな?(半世紀近く生きてるもんで)

    • 66
  3. 評価:1.000 1.0

    充実した内容を求める人にはオススメしない

    どこにでもある、シンデレラより始まり古来より使い古されたストーリー。
    が、内容がどんなに極薄でつまらなくてもなんとなくダラダラ見てしまうのは、水戸黄門と同じ。
    充実した内容を求める人には向かず、課金する価値も全然ない。定型のストーリーで安心したい人は買っても良いと思う。

    • 2
全ての内容:★☆☆☆☆ 1 - 3件目/全3件

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