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評価1 32% 7
1 - 10件目/全20件
  1. 評価:5.000 5.0

    NEW
    芸術の残酷さがリアル

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    無料だったので読んでみた。
    芸術が分かっている作者だなぁと思う。

    稼げないバレエを進路に取るか、自分の夢と現実を天秤にかけるところ。
    一流のダンサーが一流の指導者とはかぎらないこと。
    周りを無自覚に犠牲にする一流の芸術家の性(さが)。
    特に西洋文化であるバレエを、非西洋文化の人間が踊る「文化の壁」まで言及しているのは凄いと思う。

    奏の成長の物語ではあるけれど、その周りで描かれる芸術の残酷さがリアル。

    他のレビューにもあったが、肉体描写の稚拙さが惜しい。
    人体のバランスが悪く、特に脚の筋肉の表現がほぼない。リアルでなくて良いので、バレエのテクニックが分かる程度の筋肉の表現があると、より説得力のある作品になったと思う。

    • 0
  2. 評価:5.000 5.0

    めちゃくちゃ面白い!

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    最初から息の合った2人(1人と1羽)の掛け合いがめちゃくちゃ笑えます。
    全ての回に必ずギャグ仕込まれていて最高!
    この破壊力の前では、鳴くのは雄鶏だけなんて細かい事はどうでもいいです。
    1話の
    「鶏を馬や馬車に乗せるわけにはいかない」
    「歴史上初の反逆罪で鶏を処刑した皇帝」
    に爆笑しました。
    鶏の表情がとても豊かで面白すぎるので、もうお姫様に戻らない方が良いとさえ思えてしまいます。
    何度も読み返してはその度に爆笑してます。
    あー面白い!

    • 7
  3. 評価:1.000 1.0

    網浜さんがちょっと可哀想

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    無料分だけ読んだ。
    木内さんは真性サバサバ女って評価だけどどうだろうか?
    最初の合コンで網浜さんに「血糖値高いんですか?」と聞いたのは、周りの人は溜飲が下がっただろうけど、かなり強烈な嫌味。あれを素で言ったなら相当空気が読めない。
    網浜さんが木内さんを毛嫌いするのは、木内さんが自我を危うくする存在だからじゃないだろうか?
    網浜さんは全く空気を読まず根拠のない鉄壁の自信で暴走するけど、無意識の底では全く自信がなく自己評価も低く、それを覆い隠すための根拠のない自信だと思う。
    ルッキズムが気になった。2人の容姿を取り替えたらどうなったかなー

    • 0
  4. 評価:1.000 1.0

    やっぱり香ちゃんは死んではいけない

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    シティ・ハンターは最後の方の展開が感傷的になってちょっと好みの展開ではなかったものの、若い頃大好きだった。なんと言っても北条司の絵はとても綺麗。

    で、キャラクターが同じなので懐かしい…続編かな?と思って読み始めたエンジェル・ハート、香ちゃんが死んでる。それはないよぉ…
    話がつつがなく進んでいっても、私は香の死は受け入れられないし、これはちょっと読み進められないなぁ。
    北条先生すみません。

    • 0
  5. 評価:5.000 5.0

    おひとり様最高!

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    屈託なく楽しそうにおひとり様の道を歩むニコルが清々しい。
    しかも我が道を行くことでニコルが台風の目となり、ケイオスはじめ周りを無邪気に無自覚にブンブン振り回しているのがすごく笑える。
    取り敢えずニコルは自分の好きな事を見つけて日々を楽しみ満ち足りているので大丈夫。

    周囲の勝手な勘違いや善意が錯綜して起こるドタバタに毒々しさや悪意が全くないので、安心してお腹が捩れるほど笑える。
    そのドタバタの中心で悲惨なことになっているケイオスには悪いが、彼の悲壮感がはたから見ると面白すぎ、次のすれ違いのネタが何かをついつい期待してしまう。
    すまんケイオス、がんばれ(笑)

    • 0
  6. 評価:5.000 5.0

    転生物の中では秀逸でオススメ

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    転生物の中では秀逸。
    ヒロインのやり直し人生を楽しみたい人にも、不器用で焦ったい恋の進展を楽しみたい人にも、深みのある作品を楽しみたい人にもオススメ。
    どのような年齢層でもどのような読み方でも楽しめる。

    女性が男性の飾りにすぎなかった中世ヨーロッパをモデルとする世界で、自分の意思で生き抜く女性を描いている。

    まずヒロインのビアンカが18歳に戻っても欠点が全く治っていないのが良い。
    意地っ張りでトラブルも起こすが、年の功のせいか観察眼、審美眼、賢さ、抜け目のなさを持ち合わせ、過去の過ちを繰り返さないよう知恵を絞って乗り越えていく。
    自信がなくても怖くても「一歩踏み出すのよ」と自分を鼓舞して踏み出すビアンカは非常に魅力的で勇気付けられる。

    愛されているかお互いにいつまでも自信が持てず、いつまでも噛み合わないビアンカとザカリーの恋、その陰で深まるイボンヌとガスパルの恋の物語は購入して楽しんで頂くとして…

    最終盤、ビアンカとザカリーの間に生まれた子供は大変活発な子として描かれ、最後に統一大陸セブランの初代皇帝であると紹介される。
    その子に「アレック」という男女どちらにでも付けられる愛称を充てることで、読者の先入観を見事にひっくり返してくれる点に唸った。

    またエピローグはこの物語が帝位の正統性を示す物語である事も暗示していて、そうなるとセブラン王家はどのような運命を辿ったのだろうかという事も気になってくる。

    惜しむらくは韓国語を安直に訳したようで、熟語の誤用、助詞の誤用により意味が逆転するなど、推測しながら読まなければならない箇所があった。

    それらの部分を差し引いても絶対にオススメ!

    • 2
  7. 評価:3.000 3.0

    オバさん向け少女漫画

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    無料分だけ読みました。
    斎はじめ男性陣がカッコいいので、50代オバさんとしてはキュンキュンきます。

    レビューではカマトトなど言われて花織の評判がえらく悪いですが、恋愛に興味ない女子校育ちのおっとり天然さんが大学生になるとだいたいあんな感じになります。

    私の周りには年齢差が一回り以上のカップルがゴロゴロいるので17歳差自体はそれほど気になりません。また、30代後半から40代の男性が20代女子の若さと無邪気さにクラっといってしまうのも見ているので、ある意味リアルです。

    息子との関係に悩んだり、花織との親子ほどの年齢差を気にするところなど斎の心理描写の方が丁寧で、花織は基本的に話の狂言回し、中年女性のための少女漫画だと思います。
    弁護士としての依頼のエピソードをもうちょっと長めに深く描けば、もう少し広い範囲の層に届くかなと思いました。

    • 1
  8. 評価:5.000 5.0

    ほっこりしている

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    悪霊の棲むお屋敷をメモ一枚で除霊してしまい、以来神様たちが次々にお屋敷の庭に居着くお話のようです。
    湊君、基本悪いものは見えないそうですが、最初だけ屋敷の上にかかる黒い霧は見えていたので、余程すごい悪霊だったのでしょう。
    陰陽師が御礼を渡して大真面目に受け取って帰る護符が和菓子のメモ書きだったり、のほほんとしています。
    この先事件が起こってもシリアスな展開になる気がしません。
    ゆったりしたテンポで読みやすいので、毎日無料を楽しみに読んでいます。

    • 7
  9. 評価:3.000 3.0

    もう少し丁寧に描いて欲しかった

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    「悪役令嬢」と言うジャンルがあるのを知らず、初めて読んだ。
    スピード感があり読みやすいが、話を端折り過ぎていると感じる。
    披露宴での断罪劇で時間を逆行させる関係上短くせざるを得ないのだろうが、エピソードの幾つかをもう少し具体的に丁寧に描いてくれたらもっと面白かったと思う。
    それと「審美眼」の使い方に違和感を感じる。
    通常は美しく価値のある物を見分ける目を表すので、単に「人を見る目」とすれば良かった。この作品に限らず、漢字熟語の誤用が気になる。

    • 0
  10. 評価:5.000 5.0

    箏の描写が正確で嬉しい

    箏曲部が舞台の青春漫画と聞いて目が点になったが、作者の経歴を聞いて納得した。

    何より他の漫画と違い、箏や楽譜の描写が正確なのが嬉しい。
    最初に愛が入部しようと部室に押しかけた時に置いてあった楽器はそれなりに良いけど練習用。
    愛が持っていて練習用に使おうとした楽器は本番用に使うくり甲と描き分けていて、おおっそこまで木目を描き分けるか!とびっくりした。

    楽譜も実際に販売している楽譜を著作権に抵触しない程度に描いてある。

    十年くらい前だったか…新宿駅に大きなポスターがズラッと並べて貼ってあった時は感動した。
    職業、箏レッスンプロ兼演奏家です。

    でも未だに登場人物の名前を正確に読めません。この漫画を好きな生徒が話題にする度に、いつも名前の読みを聞いてます。
    すみません。

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