1.0
不自然で腑に落ちない
子供の頃からよくインテリア系の本や不動産広告の間取り図を見てました。大人になって家を建てました。それくらいの知識で、建築の専門家などではありませんが。とても興味深い題材だと思い読むに至りました。他の方のレビューを見て課金しないことにしました。
やはりフィクション特にミステリーには穴があってはいけないと思います。こうなったら成立しないじゃん、というポイントがあったらおもしろくない。そういうのはどうでもいい、という読者は稚拙なのです。この作品も子供が読めばおもしろいのでしょう。大人でも間取り図などあまり知らない、よく見たことがないという方は楽しめるのかも。大人にも家を建てたり借りたりしたことがない方はたくさんいらっしゃるので。
この作品の舞台は現代の日本とは異なる異世界である、というところまで設定すれば成り立つストーリーなのかもしれません。それがおもしろいかどうか分かりませんが。建築基準法がどうでもいいのであれば刑法だって民法だって現代の日本と違ってて当然ということになるわけで。
前の住人が、この家のどこにベッドを置いてどういう用途で部屋を使っていたかということをわざわざ間取り図に書いて売りに出している「必然性」がないとおもしろくありません。売り家の間取り図に「ここは子供部屋」「ベッドはここに置いてた」とか書きません。窓がなければ物置です。
- 14
変な家