4.0
テンポがいい
ポイント設定が高くてちょっとビビりながら読み始めました。
クセのあるキャラとたたみかける展開でとても面白いです。
相続というと財産がある人だけと考えがちですが
富豪じゃなくても親族間のしがらみが明らかになったり
遺言から故人の思いに気付かされたりということがあるのだなと思いました。
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127位 ?
ポイント設定が高くてちょっとビビりながら読み始めました。
クセのあるキャラとたたみかける展開でとても面白いです。
相続というと財産がある人だけと考えがちですが
富豪じゃなくても親族間のしがらみが明らかになったり
遺言から故人の思いに気付かされたりということがあるのだなと思いました。
前作「ハリのある生活」から楽しく読みました。
たわ美ちゃんと暮らすようになって坂本さんは変わったのかもしれません。
帰省した大晦日にお父さんに対する長年の思いをぶつけます。
元日の朝 お父さんが素直に非を認めて謝り、仲良しで平和な坂本家に。
ロン毛は家を出てお父さんの重圧から自由になったことの象徴だったのかな。
本家のメリーポピンズのように魔法を使う代わりに
優れたナニーのスキルをもって、行く先々で出会った家族の育児の悩みを解決する双葉さん。
子育てに限らず人として大事なことも伝えてくれます。
この作品に出てくるネコさん達は人の言葉は喋らず
ニャーンとかナ〜ンとか言いながらスリスリしたかと思えばプイッと行ってしまったり
実に猫らしいです。そしてそれに振り回される滝山さま。
厳格なたたずまいからか猫嫌いと誤解されたまま訂正する機会もなく
でもネコちゃんと思う存分戯れたいと葛藤する姿が面白くてとても愛らしいです。
時を経た古い物に宿る不思議な力。
店主はどこまでも親切というわけではなく
希望の品を手にした客に警告した後は静かに傍観する。
短い話がいったんは完結しますが、何度も登場する人がいたり
この物語の中での時間の経過も感じられます。
ある日突然ハリネズミと暮らすことになった坂本さんは
仕事ができて考え方もきちんとしてるし言葉遣いが丁寧なサラサラロングヘアのおじさん。
それまであまり人と関わりを持たなかったようですが、
アパートの大家さんや住人、職場の上司や同僚達、獣医さんハリ友と
次第に温かいつながりが広がっていく感じが素敵です。
たわ美ちゃんが可愛くていちいち癒されるしイラスト風の絵柄もこの作品には合っていると思います。
原作の力もあると思いますが絵柄も合っていてとても面白いと思います。
両親を亡くし親戚の家に居候していた主人公の夕士が
高校入学を機に家を出るその先が幽霊妖怪がうじゃうじゃいる下宿というお話。
人も幽霊も妖怪もそれぞれに抱えている事情はあるけれど
美味しいものを一緒に食べて笑い合い支え合うことができれば
そこが「居場所」になるんだなぁとほっこりできる作品です。
タイトル通り需要と供給がご近所でマッチしてお互い幸せな関係を築いていく様子。
恋愛要素は無さそうで女性同士ひたすら美味しそうに食べる場面が多いです。
男性からの決めつけにへこんだり生理の時に助けてもらったり
大きく盛り上がることはないものの、しみじみ味わえる作品だと思います。
表紙とタイトルからは想像できない不条理さが面白くて最後まで一気読みしました。
展開はシュールでもどこかゆるさがあって笑える場面も結構ありました。
(なめ猫の免許証とか平成生まれの人に通じるのかな…)
ただストーリーとして回収しきれていないというかまだ続く?みたいな終わり方が少し残念。
木屋くんのお別れは、生き物同士の融合だから白粒とどちらが表に出るかを
実は選択できたということなのかな。
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相続探偵