4.0
色々なブルー
それぞれの短編で舞台は全く違うが、どれも「ブルー」なのだろうと思う。
ブルーというのは不思議な色で、空と海の色、爽やかで雄大で、若さを表したりもするけれど、憂鬱な気分の象徴だったりもする。
晴れ晴れとしたブルー、切ないブルー、淡くて微妙なブルー、そんな様々なブルーを、どれも心温まるタッチで描いた作品集。
私は、表題作の「ブルー・サムシング」が一番好きだった。
-
7
ブルー・サムシング