4.0
不適合読者
今さらながら読了。
期待しすぎたのかもしれない。
いい作品だとは思ったが、そこまで入り込めなかった。
その一番の理由は、結構な割合でファンタジーの要素が入っていること。
ファンタジー自体を否定する気は全くないのだが、この漫画には、どうにもそれが相応しくないような気がしてならなかった。
私は妙な居心地の悪さみたいなものを感じながら読んだし、その違和感は、最後まで消えなかった。
あくまで「現実枠」の中に収まる漫画であったなら、評価は変わっていたと思う。
しかし、それではまるで別の作品になってしまうし、作品の完成度を無視できない以上、相応しくないのは、作品ではなく、読者としての私であるのかもしれない。
- 11
式の前日