3.0
愛と依存
降ってわいたような、鬼の嫁。しかし、それに、嫉妬する人も出てきて、それが自分の家族だったり、その人たちの自信のなさ、欲深さ。そんなものが、このお話面白くしております。
-
0
40485位 ?
降ってわいたような、鬼の嫁。しかし、それに、嫉妬する人も出てきて、それが自分の家族だったり、その人たちの自信のなさ、欲深さ。そんなものが、このお話面白くしております。
同じ作家さんの、廓のお話から時代設定が似通っているかなと思ったので、同じような話かと思ったら、町人をモチーフにささていて、健康的でよいはなしだなと思います。
もしかしたら、愛する家族と言うのは、こういうものなのかもしれません。読んでいても、絆が溢れて、お互いの愛を感じさせるのです。美しい姉妹の愛と、献身的な姿に感動します。
青年漫画だと思っていましたが、読んでみると、内容も、ルッキズムや年齢にこだわっていませんし、青年漫画特有の、若い巨乳女が好きと言うのだけでもないのが、納得して読めました。
スカっとして、男性のようなプリンセスが、敵方と結婚をすることになりし、お城を去るときに、民衆から喝采を浴びるシーンがとても印象的でした。人々は愛されて成長するのを表現しているようで、とても感動的でした。敵方の、将軍も真面目でハンサムで、女心をくすぐります。
しっかりしたストーリー性を持った作品です。自分の思い通りにならない結婚や心惹かれる運命の人が交錯していて、人生を考えさせられるしっかりとした作品になっています。
ルッキズムを取り扱うギリギリの作品だと思います。大人の女性を子供扱いしたり、人権を尊重しなかったりする部分はどうかなぁと思いますが、作品的には、身体的コンプレックスがある人でも愛されると言うことを描こうとしているのでしょう。
スピードがあり、社会的な、裏を描いています。なんともいえない読後感があり、渋澤達彦の作品を、可視化したかのような。そんなことを思わせます。
お子さんがお父さんの浮気を知るとはどういう気持なのかと。そして、離婚を勧めるとは、どんな気持なのか。それが漫画になっています。
まるで男性に問題解決をお任せしすぎで、人生が自分のものではなくなってきはじめていて、大丈夫なのかなと心配になります。
設定により、一部のジャンルや作品が非表示になっています
鬼の花嫁