3.0
半々
国のルールで31人まで日毎に妃が用意され、その中から王妃を選定するシステム。王様はその日の日付の番号を持った妃にしか会いに行けない。毎月30日まではあるけど、31日は無い月もある。つまり、31番目の妃は2ヶ月に一回くらいしか王様に会うことができずとっても不利。なので、誰も31番目の妃になろうとせず、王様選定は難航。
そんな時に白羽の矢が立ったのは、ど田舎の一応貴族?の娘フェリア。既に行き遅れだし、王様に一度会えるだけでも名誉なことだと31番目の妃になります。どうせ3ヶ月には田舎に帰るだろうと気ままに過ごしていたのですが、入った後宮は色々な思いと足の引っ張り合いが渦巻く女の園。そこでフェリア覚醒!飾らず、媚びるのでもなく、ただただ王様の体調を気遣ったフェリアに王様は惚れてしまいます。が、それでも続く王妃選定ルール。そして、他の妃からの嫌がらせ。フェリアは持ち前の機転と判断力でかわしつつ、王様の伴侶に相応しい聡明で芯のある女性になるべく奮闘します。
王様がフェリアを気にいって、会いたいのに31日じゃないと会えないとムズムズしているところは可愛らしいです。フェリアの方は侍女のフリしてたのがバレて王様が好きになります。ここがちょっと疑問。そんなことで惚れるかな?
あと、他の妃と女官長の嫌がらせが本当に下品だな〜口撃がひどい。それを上手く躱して自分のものにしていくフェリアが痛快かもしれませんが、面倒くさい人だな〜って思いました。女同士の争いは見てて面白く無いです。
王様と徐々にラブラブになって、キュンキュンしたい人にはお勧めしないかな。
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31番目のお妃様