前話の痛々しい重さと憂さを次団塊に進む前にきちんと軽くはらってくれるこの回はわりと好きです。整くんは災難だけど…
痛い目にあわされてもひずまされたこどもな汐路さんに大人従姉兄たちがちゃんと向き合ってくれる面があるのを確認できる中間回でもありますね。広島編いよいよ核心に入るとこでもあり。
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前話の痛々しい重さと憂さを次団塊に進む前にきちんと軽くはらってくれるこの回はわりと好きです。整くんは災難だけど…
痛い目にあわされてもひずまされたこどもな汐路さんに大人従姉兄たちがちゃんと向き合ってくれる面があるのを確認できる中間回でもありますね。広島編いよいよ核心に入るとこでもあり。
ホラーっぽく見せる仕立ては色々と豪華過ぎるほどだし、死人の言葉や痕跡も十分ひとを惑わすし振り回す。
でも、いちばん恐れる相手は生きて活動してる人間。
ただあまりそれを意識してると今度は疑心暗鬼にとらわれるし、たとえ何もしてない相手のこともわからないから疑ったりすることになる…と思うと難しいなと思いますね。
幸ちゃんはつくづくあれこれ些細なことを繋ぐキーパーソンなんだなと。名前の通りいつか幸せになってほしい…
初めて読んだ時読めなかったセリフが広島に引っ越したおかげで脳内音声的に無理なく読めるようになりました。本当に広島のひと割とこんなふうに喋る。
あとここまでの規模でなくてもこういう感じの蔵や納屋っぽいのがいっぱいある古い家も割とあるし昭和っぽい場所も多いから妙にリアルです。
整くんがここまで全然喋らせてもらえないの最新辺りまで入れてもこの広島編だけな気がする…彼が喋るのが楽しみだし喋らせてもらえてないのかわいそうだけど、ばさっと切り上げられてもやもやしてる表情に気を取られるのもこの辺りの面白さかも。
何度も読み返してもおもしろいしいい場面はいい。こわいとこはこわいし。整くんが護ってくれて、幸さんは勿論だけど新音さんもよかったねってしみじみ思いますね……
同じ色違い揃える人がいるから必ずしも相棒の持ち物が本人の専物とは限らないかも、とか、まさかあのブローチみたいなものが他にもとか、隣県は続けないとか気になる事がかなり程よいボリュームに積み重なってきてる。
Mさんがジャーナリスト辞めるトラウマになったというバラバラ事件がNさんの先輩さんの件なんだろうかとか。
ついでに、もし琥珀が獅子座石扱いなら最初の刑事のネクタイピンも「違うかも」じゃなくなるのかもなど。天秤座も1人じゃなかったし。
半分印象メモ。
久しぶりに読み返すと色々うわあって思いますね。バスに彼が乗ったところは特に。あと最初の話から随分時間経ってたんだなとも。
傷ついたことを認めるのをまともなルートから脱落する徴と感じなくていいという整くんの言葉が響く話。
だったんですが、3つ子の話解決の後に続くあたりまで読んでから戻って読み返してて、ここの整くんの言葉から繋がってくるのかと考えると怖かったり残酷な気がしたりします。
生き残ってる登場人物たちにはなるべく幸せになってほしい…
ほんとこの話は切ない。そして「よくある」感じのその後が重いことを描いてるのがじんじんする。必ず生きてる限り物語は続くので。
笑えないがたくさんあるのにカレー14人分!?で慄く整くんにクスッとできちゃうのがこの回のとても好きなところです
うわあ…最新話辺りからの戻り読み返しで今話ラストの玄関で振り返る鳴子氏の笑顔見て、前夜の「ただいまー」から単なる独り言じゃなく『屋根裏の侵入者君』に半ば向けて言ってたのかなと。ぞわっ。
やっぱり怖い。この人とても怖い。
なんと!
お嬢さん方のレッスンの場が岐阜とは富山の隣ではないですか。と思ってたら展開早い。風呂光さん青砥さんの事件の時もですがこども対応有能。こちらもそう思ってたら何かあったのかなという言葉も。気になることは多いけれど、華やか賢いお嬢さん方と一緒だし皆救われますように。
ミステリと言う勿れ
029話
episode 4-3 落とされたものは-3