5.0
深く、優しい。続きが楽しみだったのに
繊細な悩みを抱えながらも、優しいキャラたち。彼らの関わりのなかで広がっていく、繊細であたたかな世界が、本当に大好きでした。
キャラのひとりひとりが、どういう道をとったって、悩んで考えて、人に助けられて選んだに違いない。そう思わせられる稀有なマンガで、どんな展開でも推せるし、続きがすごく楽しみでした。
もう読めないのが悲しい。
先生のご冥福をお祈りします。
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レビュアーランキング 262位 ?
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繊細な悩みを抱えながらも、優しいキャラたち。彼らの関わりのなかで広がっていく、繊細であたたかな世界が、本当に大好きでした。
キャラのひとりひとりが、どういう道をとったって、悩んで考えて、人に助けられて選んだに違いない。そう思わせられる稀有なマンガで、どんな展開でも推せるし、続きがすごく楽しみでした。
もう読めないのが悲しい。
先生のご冥福をお祈りします。
フられたあともずっと想い続けていた元カノ、日和から、復讐のために協力してほしいと持ちかけられる主人公。
日和が復讐する相手は人気漫画家の母親。ずっと嘘だらけの私生活を描かれてきた、その嘘を暴いて全て終わりにさせたいという。
最初は毒親への復讐譚かと思っていたら、話が進むにつれ、母親の魔性の悪人ぶりがどんどん暴かれていきます。
簡単には追い詰めることのできない母親と、周りを利用する手腕は母親似の娘。
多くの人を巻き込んでの復讐バトル、成り行きが全く予想できずハラハラさせられどおしで、つい課金して一気読みしてしまいました。
物語はいよいよ大詰め。
どうなるのか、続きが楽しみです!
60話無料になっていたので一気読みしました。面白かった!
以前に映画化されたときの宣伝がギスギスした恋愛ゲーム的なイメージであまり好きじゃなく、ずっとそんな話だと思ってたのですが…… 勘違いだった。
いやめっちゃかわいいやん、かぐや様!
純粋で一途! でも素直になれない!
そこがかわいい!
ツンデレの上を行く…… なにこれ策デレ(策略デレ) とでもいうべきなん?
んで、会長もかわいいですよね。
両片思いなふたりのこのプライド高さゆえの不器用さというのがもう愛しくて、毎回 『かわいい! かわいい! 』 ときゃーきゃー叫んでました。
続きもめっちゃ楽しみです!
とてもシビアで辛い、悲しい内容を、夢の幻想的で優しい雰囲気で包んで一篇の詩のように仕上げた、短くも味わい深い作品です。
初音ちゃんの心情、お母さんの心情、両方が心に刺さって泣いてしまいました。
初音ちゃんは、最初はお母さんの態度がちょっとひどく感じられて可哀想になったけれど、子どもならではの再生力を持ってますね。未来を望む強さを感じます。
お母さんは悩みと迷いと孤独が深すぎて、それ子どもにぶつけちゃダメだとは思うんですが、気持ちはわかります。ちゃんと初音ちゃんがいることに気づいて良かった。
絵柄も作品に合っていて、好きです。
この漫画の奥さんは専業主婦だからわかってもらいにくいのかな。
でも、育児中はたとえ専業主婦だとしても、旦那さんの協力が必須です。働いている人にはわかんないかもしれませんが、日中に子どもみながら家事する暇なんてないですよ。
みている子どもの人数が1人しかいないとしても、目も手も離せないのは、保育士さんと一緒です。
目を離すと危ないことする。話しかけてくる、遊んでもらいたがる子どもを無視して家事できますか?
そして、子どもの意味不明な話を一生懸命理解しようと努力しながら聞き、子どもの安全に注意しながら別に好きでもない遊びをするのが、疲れないと思いますか?
いくら子どもがかわいくても、疲れきりますよ。
仕事してるほうが、はっきり言ってよほど楽です。
もちろん、旦那さんだって仕事して帰ってきてるんですから、疲れてるでしょうけど……
子ども風呂入れて寝かすくらいはできますよね?
というか、それくらいはしてもらわないと、妻のほうの業務が終わるのは真夜中過ぎてしまいます。
子ども風呂入れて寝かしつけて起きて残った家事を片付けて…… 家事してると子どもがまた泣きながら起きてきてそれをなだめて寝かしつけて……
自分の時間が全く無いのに、寝る時間は真夜中。年中無休。そのうえ、もし夜に子どもが病気になっても、対応すべて丸投げされる。
『俺は働いてるから』 とか 『俺のほうが給料高いから』 とか言って育児家事にまったく協力しない夫のいる家庭は、めっちゃブラックなんです。
話し合えばいいですか?
それができた家庭は、幸せですね。
まず話しあおうとしても相手にしてもらえなかった、『はいはい』 とバカにして流されて全然聞いてもらえなかった。頼み事をしても断られ、大変だといえば 『段取りが悪い』 『お前が無能だ』 とディスられる。
話せば話すほど傷つくだけなら、話すのは時間の無駄です。
傷つくだけってわかってることに時間費やすより、1分でも早く寝たい。自分の時間がほしい。そうなります。
だから、この漫画にはわかりみしかない。
心当たりがある旦那さんは、口きかれなくなる前に読むことをオススメします。
ちなみに私は口きかない状態がどうにもダメだったけれど、口きくとディスられるのがわかっていたので、旦那に腹を立てたときは先にディスることにしました。旦那は優しくなりました。Mだったんですね。
原作を読みました。
結婚失敗したドアマットヒロインに救済イケメンがつく典型的なストーリーのように見えますが、それだけではありません!
モラハラ夫の言動には、驚きの真実が隠されています。それを知ったら、深い愛に胸を打たれることでしょう。
序盤、共感できないつまんないモラハラ夫の話と思っている人ほど、最後まで読んでほしい作品です。
冒頭だけ見ると、時代錯誤のとんでもない夫のように見える、樺花の旦那さん。
ですけどここには、事情があります。
ひどいのは旦那さんの方じゃなくて実家だった、っていうね……!
昔の家庭ではありがちな話だったのかもしれないけど、家庭内で当然のようになされてる男女差別が、わかりみ深すぎて泣けます。
そうなんだよ! 母親は男の子を甘やかしまくって育てて 「男の子だから」 って金じゃぶじゃぶ注ぐんだよ! 虐げられながら真面目に生きてきた女の子、バカみたいな扱いよ。
きちんと反旗を翻した樺花ちゃん、めっちゃ応援したい!
そして悪役を引き受けても樺花ちゃんを実家から守ろうとする旦那さん、超偉い!
めっちゃいい人です。羨ましいなー。
樺花ちゃんを虐待レベルで厳しく育てたお母さんも、実は昭和な家庭の被害者ですが、ラスト樺花ちゃんと和解して自分だけの人生を探し始めます。
めっちゃいい話なんで、ぜひ最後まで読んでください!
汚部屋育ちの主人公が、大学で良い友だちに出会い、友だちの助けを借りて毒親から逃げる話です。
複雑な家庭環境で育ち、気づいたら母親とふたり汚部屋で暮らしていた主人公。
母親は一見優しいようですが、現実から目をそらし、娘のことをきちんと見ていません。
汚部屋ではなかったが、毒親との共依存関係のつらさは、私もよくわかります。
母親が依存してくるのは物凄いキツい。
何をしようとしても反対してくる。母親の人形でいる以外の価値はないのだと、あらゆる機会を捉えて言われ続ける。
逃げ出したくても、『母親の許可がないとできない』 『自分のことより母親を優先すべき』 と思い込まされていたため、反対されるとすぐに挫折してしまっていました。
就職してからそのおかしさに気づきましたが、完全に抜け出られたのは、母から言われるままに結婚してからです。
それでも、最近までは、ほかの兄弟には普通に良い母だったのに、どうして私にだけこんなだったんだろう、私はそれほど価値のない人間なのかな、とことある事につい考えてしまいがちでした。
母と会うときは吐きそうになりながら表向き良い娘のふりをし続けていました。
母を見送って3年くらい経ってからです。やっと 『娘なら私じゃなくても、誰でも同じ目に遭ってたんだ。問題があるのは母であって私じゃない』 と思えるようになったの。
もっと早く抜け出たかったなー。
主人公には、依存に気づかせてくれて、脱出手伝っくれる友だちが大学生くらいでできて、ほんと羨ましい!
19世紀後半頃の西洋を思わせる異世界で繰り広げられる、良質なミステリー。
地味で平凡な女の子と、亡霊になった悪役令嬢が、悪役令嬢を陥れた真犯人探しのために 『エリスの聖杯を阻止せよ』 という謎のメッセージを解き明かしていくうちに、国を揺るがす大陰謀に巻き込まれて……
といった感じのお話です。
女の子ふたりのバディものに、恋愛とヒューマンドラマとサスペンス的な要素が絡んでいて、少々複雑 (突如出現する謎な人物や事象は、複線と考えておけばOK) ではありますが、終始ワクワクしたり ジワッときたり…… とにかく楽しく読めると思います。
特に地味な主人公コニーに悪役令嬢の亡霊スカーレットが乗り移って、ク○な貴族令嬢やらオバサンやらを圧倒するシーンが爽快!
コニーは普段、優しい素直な良い子なんですが、その彼女が一気にサド目に変わるの、ほんとイイです。
終盤に号泣必至の名シーンもあり、最後まで読んでいただきたい作品。
原作も漫画も大好きです!
子どもの自閉症診断にショックを受け、悩んだり後悔したり、試行錯誤しながらも必死に子どもと向き合って育児をしていくお母さんの姿に感動しました。
おばあちゃんも、お母さんは時々イラッとしているけど、知ろうという姿勢が柔軟だと思います。
うちは子どもが幼稚園の先生から、発達を疑われた時、実母は 「絶対に違うから検査を受けさせるな」 と強硬に反対し、夫は幼稚園の先生をけなす一方で、話になりませんでした。
「自閉症はなるべく早めに対処することが大事だから、疑いがある時に、保護者の反応を恐れずにきちんと伝えてくれる先生は有難いんだよ。先生に嫌われてるとか、そういう話ではないから!」
と、どんなに説明しても全然わかってもらえず、否定する一方。言うだけ、労力の無駄でした。
結局は真剣に悩むのも調べるのも相談するのも検査受けに行くのも全部、ひとりでやらなきゃいけなかった……
少し前まで夫はまだ、その時の先生の悪口を言ってました。ほんと疲れる。
問題行動の主な部分は、弟が生まれたことでの精神不安定が原因でしたが、どちらにしろ先生が伝えてくれなければ、わからないままでした。先生には感謝しています。
そして、もし発達と診断された場合に、待っていたはずのショックと苦労…… この漫画を読んで、身につまされました。
実は当時、仲良くしていた発達の子のお母さんに、「うちの子危ないかも」 と洩らしてしまって、それ以来、なんとなく疎遠なんです。
心配で余裕がなかったにしても、当の障がいで苦労されてる方に向かって 「危ない」 なんていう表現はするべきじゃなかった。
発達の子といっても、読み書きや計算などはうちの子よりもできるくらいで、行動も特におかしいようには見られなかったので、甘く考えてしまっていたんですね。
それも、お母さんの大変な努力があってこそ、だったのでしょうに。
後悔しています。
この漫画をその頃に読んでたら、少しは配慮できたのかな。もっと早くに読んでおけば良かったです。
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