5.0
とても綺麗で切なくて...
続きが気になって仕方がありません。
光の国となるために、すべてが光輝く代償として、ひとりすべての闇を背負わされ、呪われた怪物、不老不死の吸血鬼として生まれてしまったラビ様。吸血衝動から、生贄たちを必ず死なせてしまい、そして誰からも忌み嫌われてきた孤独と哀しみ。
長い長い時の間に傷付き果てて、すべてを諦め、拒絶するようになったその心に、根気よく何度も近づく、芯からお人好しで優しいステラ。
ステラの温かさに、凍りついたラビ様の心が少しずつ溶けていく描写に、とても心が動かされます。
お互いに、自らの命を危険に晒して相手を救おうとする「夜の帳」の回まで読みましたが、心が震えて仕方ありません。
1話75ポイントはちょっと割高ではあるのですが、それでも課金を止められない、美しく哀しく、心惹かれる物語です。
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花秘める君のメテオール