5.0
話が濃くて面白い!!
無料分冒頭で☆4評価していましたが、面白くて止まらなくなってきたので☆5に変更します。
対立し合う加門のハイデッガー公爵家とヴェングラー公爵家は皇命により、婚姻関係を結ぶ事になり、生まれたのがヒロインのレオニ。
母親には可愛がられるものの、父親であるギドンからは権力のための道具としてしか見られず愛情は貰えずに育ちます。
母亡き後に、ギドンの後妻や異母妹に陥れられたり、政略結婚で夫が2回変わった後に悲しい最期を迎えます。
レオニは時空移動の異能の力に目覚め10歳に転生して、自分を苦しめた人物達への復讐を誓います。
話は凝っていて濃い内容だと思います。過去の夫達はそれぞれレオニを大切にしていました。
最初の夫である皇太子は幼いレオニを気遣い、
2番目の夫との間に生まれた子どもがレオニにとっての希望となり、
ほぼコミュニケーションを取らなかった3番目の夫である第8皇子はレオニを心から愛していた(本人には伝わらず)
レオニの異能で未来は変わっていくけれど、前世の人生にも大切なものがあった、前世で第8皇子が愛してくれていた事に気がつけるのか等、先が気になります。
話が進むにつれて分かる事実やレオニの策に意表を突かれ気がつけば夢中で読んでいました。
レオニのキャラは好き嫌いは分かれるかもしれないけれど、彼女を破滅においやろうとした人物達に容赦ないところ、簡単に情に流されず判断を間違えない所に私は惹かれています。
作画もイマイチ?と思っていたのが、レオニが凄く綺麗に思うようになってきた…。
未来、現在、過去が入り組んでいて複雑なんですがそれが迷走していない所が最高に面白い。
これは完結まで追いかける作品に決定です。
-
2
私の破滅を願う人々へ