Cianoさんの投稿一覧

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1 - 10件目/全49件
  1. 評価:4.000 4.0

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    家族という名のグループの怖さ

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    全て読み終えましたが、最初はヒロインの家族が酷すぎて読むのがつらかったです。かなり自分の家族と似通っていてヒロインの気持ちが痛いほどわかりました。本当は愛されていないことを、心の奥でわかっているのだけど、未来を読む時だけはとても感謝してくれて大事にされる。そのたびに五感を失う危機を感じていてもやめられない。
    ヒロインは「機能不全家族」にありがちな典型的な「搾取子」だったんだなぁと思います。
    ちゃんと五感を失っていくことを家族に伝えればいいじゃないかと思う人もいると思うのですが、ヒロインのように育ってしまうと、理屈ではわかっていても、伝えることで家族から用無しとされてしまう怖さや、やっぱり本当に愛されてない事実を知ることの恐ろしさから、結局自分を犠牲にしてしまいます。
    未来を読む能力はありませんでしたが、実は私自身40歳を超えるまで、ある意味この状態ででした。
    家族と実際の距離とって独立していても、困ったことがあると必ず私を利用しようとする家族でした。「家族でしょ!」と言いながら助けを求めて、そして都合が悪くなったことは全て私のせいにしていました。
    本当に苦しかったなぁと、時々思い出しますが、全ての連絡を絶った今はとても穏やかに暮らせています。
    ヒロインのように、色んなしがらみがあったわけではなく、私は身体ひとつで家族を断ち切ることができる環境だったのですが、家族を断つことは自分のアイデンティティを失うことになると思い込んでいて、怖くてなかなかできなかったように思います。
    でも離脱してみると、自分は自分なのだとちゃんと思えるようになれました。
    なので本当に同じように家族に苦しんでいる人がいたら、ヒロインのように頑張って行動を起こして欲しいなぁと心から思いました。
    長く大変でしたが五感を取り戻せて良かったです。辛かった分、大事にしてくれる周りの人のありがたさを感じて、一生幸せに生きていけると思います。考えさせられる作品でした。読めて良かったです。ありがとうございました。

    • 0
  2. 評価:4.000 4.0

    本当に最強❣️

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    読み始めた時にすでに完結していたお話しだったので一気に課金して読み切りました!面白かったです。まず最強皇帝だったダンテが最強公女ヘレナに転生しちゃうのですが、よくあるやり直し転生ではありません。ダンテは皇帝としてやり遂げ、すでに人生を完結しています。なので前世の記憶も実力もそのまま最強に、生まれてしまったヘレナは、生きる意味も見出せず、穏やかな公女の暮らしが退屈🥱でも幼少期に皇太子カエサルと出会い一緒に過ごすうちに…
    だんだん2人の信頼がカエサルの愛に変わりヘレナも相思相愛であることに気づいていく。この過程がめちゃくちゃイイです💕ヘレナがさっぱりした性格で鈍感なんだけど、カエサルは大きな気持ちで待っていて、すれ違いや拗れが無いところもとてもよかったです。
    ただ、最後は駆け足気味だったのがほんの少し残念でした。
    龍を封印した前世のダンテ皇帝がヘレナとして生まれ変わった理由は、龍を復活させるという宗教が蔓延り、また世界が龍による脅威に晒される前に、ヘレナが龍を討伐することになるのでだけど、転生の理由もそこなのかな?
    独身を貫いたダンテ皇帝がその座を譲った先祖とカエサルがそっくりなことも運命としての伏線なのかな?って思ってたけどそこはサラッとしてたし、龍も発現してもすぐ退治できたし、前世の記憶があることは最後まで誰にも告げなかったし、もうちょっと掘り下げて欲しかったなと個人的には思いましたが、これはこれで読み切りにはちょうどいい話数でサッパリした内容になって良いのかな?読み終えた今はそう思っています。でももうちょっと読みたかった気もするので星は4つにしちゃいました。

    • 0
  3. 評価:4.000 4.0

    壮大な裏事情でした

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    本の世界に憑依してしまった(と思い込んでいる)主人公は自分のキャスティングが最期は死んでしまう悪役「セリア」で、このまま物語の通りに進まないように善行に励み、物語のヒロイン「聖女リナ」の邪魔をしないようにヒーロー「ルシェ」ではないサブヒーロー「カリス」と恋愛したりするのだけど…。
    なぜか全てを持っているはずのヒロイン「聖女リナ」はサブの彼にめちゃくちゃちょっかいかけてきて、あげくに(セリアの)命がかかってる結婚式をすっぽかすように仕向ける。
    悪役だけど聖なる存在シュルテンでもあるセリアの結婚式は聖なる約束?で相手が遅刻でも間に合わないと死んじゃうのに…_:(´ཀ`」 ∠):
    この時点でヒロインのリナも婚約者のカリスもサイテー‼︎と憤慨して読んでいたのですが、さらに読み進めていくと、主人公が憑依するまで知らなかったセリアの過去が明らかになっていきます。酷い酷い家族の仕打ちに、もうセリアが可哀想で可哀想で泣けてきました。でも、ヒーロー「ルシェ」がセリアを愛し、セリアも少しずつ幸せを感じるようになっていくのですが、聖女のはずなのになんでも欲しがりのリナがあの手この手で邪魔してきます。現実にもこんな欲まみれな女の人いるなぁとムカつきながら、一生懸命セリアを応援してました!セリアは現代的で良い子ぶらなくて、正直な女の子。辛い境遇を跳ね返すような強さがあって好感が持てました。それにしてもリナは愛されないで育ったの?どうしてそんなによく深いの?と不思議でしたが…。まさかの想像出来ない裏事情がありました…。セリアの幸せとハッピーエンドをひたすら願って完読しましたが、振り返るとこのリナと、カリスに超ムカついていた最初の頃が1番エキサイトしていて面白かったかな?と思います。ハッピーエンドで本当に良かったのですが、途中は話の設定が複雑で、振り返って読み込まないと難しいかったりするのでその点だけが残念でした!でもとても楽しく読み切ることができました!ありがとうございます。

    • 4
  4. 評価:4.000 4.0

    真面目なヒロインが可愛い

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    元カレがクズ過ぎて、さらにこの元カレの浮気相手もステレオタイプの嫌な女で…。そこに現れる超ハイスペイケメンの上司。よくあるシンデレラストーリーのタイプのお話しなのですが、ヒロインが本当に真面目でいい人、そして彼女の新しい恋の相手(ハイスペ上司)実はヒロインの覚えていない過去で出会っていて、ずっと好きだった。なんだか幸せな気持ちになります。早くクズの元カレをコテンパンにやっつけて本当の夫婦になって欲しいです

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  5. 評価:4.000 4.0

    神さま怖っ!でも負けないで!

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    未来を読めることで献花する国民を祝福しなければならない巫女様。その先の不幸は言ってはならず➕献花の花には莫大なお金が掛かるという仕組み。巫女様のせいではないけど、国民を不幸にしている自覚で苦しみぬいている巫女様。しかもそのうち神の生贄にされるなんてどう考えても逃げたい!テオ卿どうか巫女様を幸せにしてあげて!そして得体の知れない超自分勝手でサイコな神をやっつけて!でも神だしそう簡単な相手じゃないんだよねー😅大丈夫なのか?

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  6. 評価:4.000 4.0

    ファンタジー感がいっぱい

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    虐げられていたヒロインが襲われて亡くなった後の単純にそれを避けるタイムリープものかと思ったら、全然違って、皇帝という悪魔そしてその悪魔が操るカロット病と戦うためのタイムリープ。
    途中から森の精霊や先祖の英雄などがたくさん出て来て、ファンタジー感満載です。
    思っていたのと違うとは思いましたが、楽しく読んでいます。

    • 0
  7. 評価:4.000 4.0

    愛なのか執着なのか?決めるのはヒロイン

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    公爵とロウィナは、本当はなんの問題もなくロマンチックな出会い方をしたはずなのに、側近の悪知恵でロウィナの素性は最悪なものになってしまう。公爵は軽蔑と同時に離れ難い執着をロウィナに抱いていて…。何年もそばにいればロウィナの純粋さや心の美しさがわかるだろうに、そのプロフィールは作られたものだと思わなかったのかな?公爵様…。人を信じないくせに側近の言うことはすんなり信じるんかい!
    ロウィナもアンバランスな公爵の行動に気づきがあっても良いのでは?と思いながら歯がゆい気持ちで読み込んでいました。
    結局全話買ってしまいましたが、途中は公爵の家系は愛する者の顔が同じ?など、その業と執着にかなりひいてしまいましたが、愛なのか執着なのかはロウィナが受け入れるか、公爵を愛せるのかどうかなのかな?と思い見守る気持ちでいました。辛い思いをした分幸せになって欲しいです。
    でも、私はいくら公爵さまでもこんな男は嫌です(^◇^;)主人公の男性が好きになれないのに課金したのは初めての体験でした!

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  8. 評価:4.000 4.0

    認められるって大事

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    求められるままにひたすら真面目に職務を全うし、自分を犠牲にしてきた聖女に対して、国も両親も酷すぎる対応。隣国に売り渡すなんて…。聖女に愛想がないってだけだよね?
    理不尽すぎる初期設定に怒りを感じてましたが、想像通り隣国は温かく優しい人たちばかり!このまま幸せに向かって一直線でいて欲しい。

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  9. 評価:4.000 4.0

    問題を乗り越えていって欲しい

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    以前、途中まで読んで少し課金してやめました。全話無料と聞いて戻ってきた次第です。前半は痣のことや実家の金銭問題もあり、かなり拗らせ女子な千春さん。寛治さんは自分1人で稼いで財閥をしのぐような存在になった人。少し斜めに社会を見ていますが千春さんへの愛は本物で、拗れた千春さんを待って、癒して、大きな心で愛して幸せにしていきます。この後、財産の損失があり、その穴埋めをする代わりに、寛治さんの実家から離縁を迫られる2人ですが、千春さんが寛治さんのためを思って別れて妾になるって言った時は、そんな千春さんにがっかりしていまいました。寛治さんの愛をそんなふうにしてしまうなんて…。寛治さんはこんな男尊女卑な時代に千春さんを対等に愛してくれている人なのに。
    うーん。それだったら家を出て1人で生計を立てると言った方が潔く美しい女性のように思ったので…。最初から妾がある家に嫁ぐ女性のことは考えないんだなぁとも思ったりしました。もう少し千春さんが芯のある素敵な女性であったらいいのになぁって思います。

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  10. 評価:4.000 4.0

    絵が美しい

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    平民のエミリアと次の公爵になるハディウスが王の命令で婚約するのですが、貴族社会は本当に一筋縄ではいかず、エミリアは貴族たちから屈辱を受け続ける過酷な年月を過ごします。ハディウスに惹かれながらも婚約破棄を強く願ってしまうエミリア。一方のハディウスは本当はエミリアを愛しているのに、それを口に出したり態度に示すことは危険なため、エミリアに冷たい態度をとりながら、公爵になり権力を掌握するまで裏で準備をしているといった感じです。
    とにかく絵本のように絵が美しいのと、ちらほらと垣間見れるハディウスのエミリアへの愛がドキドキして素敵です。早く2人で幸せになって欲しいです。

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