5.0
槇村さとる、といえば
わたしは【おいしい関係】や【イマジン】などなどの、食を色濃く描きながら、“大人おとな”の機微を魅せ読ませる達人のお一人、という印象が根付いています。
スポーツものを描かれている作品は、知ってはいてもリアルタイムでは選びませんでした、あまりにもそれまでの作品とは方向性が違っていて、またスポーツものというジャンルへの、漫画での興味も薄いからです。
この作品、登場人物達が小学生。その目線での様々を槇村さとるは、どんな風に描くのだろうと、まだまだ、おっかなびっくりで読みすすめています。
でも、確かにまだおっかなびっくりだけど面白い。
序盤のコーチとの確執…大人の醜さ、凄さに対抗など出来る腹を括った小学生がいるのだろうか、アスリートの卵として成長過程にあるとしても。
でも、面白かった。ちゃんと雪ちゃん目線で読めた凄く怖かった。汚くて酷くて凄い大人と、あんな対峙出来ない、でも怖くても、その時の雪ちゃんが出来る精一杯でケリを…腑に落ちどころを掴みとった。
そこからは、大切に読みすすめています。
まだ“小学生”という登場人物達の年齢も見慣れなくて探るようにだけど、槇村さとるのスポーツもの、わたしはここからデビューです。
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モーメント 永遠の一瞬