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江戸の日常
猫又のニタと絵師の十兵衛のコンビが江戸市中で巻き起こる摩訶不思議な事件を解決していくお話。時々挟み込まれる江戸の日常的な風景風俗がよく書き込まれていて亡き杉浦日奈子さんのエッセイや漫画を思い出します。
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254位 ?
猫又のニタと絵師の十兵衛のコンビが江戸市中で巻き起こる摩訶不思議な事件を解決していくお話。時々挟み込まれる江戸の日常的な風景風俗がよく書き込まれていて亡き杉浦日奈子さんのエッセイや漫画を思い出します。
亡くなった人の心残りをはらす仕事を時給300円で請け合い死神役をしている、という設定の説明が回りくどいうえに、主人公の初回の仕事の対象である同級生女子との間でも過去に何かがあり…とすんなりと作品世界に入りにくい複雑な設定だと思います。
こういう「死者の心残りをはらす」系の話はよくありますが、そもそも請け負う側と対象者とは生前に関係があっては仕事にならないような気もするのですが…
自意識にがんじがらめにされていた藤子が、小柳さんから手解きされて自分を解放していくステップが小気味いいです。
タイトルが秀逸。ぞっとするようなストーリーだけど、ほんわかしてる絵柄ですいすい読んでいるうちに家庭内に潜む地獄の深みにハマってしまいます。
古典文学としての「とりかへばや物語」は当時はどんな位置付けで読まれていたのでしょうか。
LGTBの概念がある現代人の目からは、双樹と睡蓮よりもその周囲の人々の方が性別に囚われ過ぎているようにも見えて不思議です。
線の硬さがありますが、ストーリーは面白く引き込まれます。風介くんは躑躅森の人たちの中では異端だけど、彼の素直で他人に寄り添える優しさが武器にもなるし弱点にもなる。秀逸な人物設定だと思います。
個人的には花壱さんのイケおじっぷりが好きです。
記憶喪失で人格まで変わっちゃった夢子ちゃんだけど、そのおかげで仕事も職場の人間関係もずっと好転したのだから、むしろ良かったくらい。事故前の暗くてどんよりとした夢子ちゃんのままだったら、人生暗黒のままだったもの。
副社長の疑惑が晴れて夢子ちゃんとハッピーエンドになればいいな。
硬派な小説家でありながら、差し入れのスイーツにホクホクの笑顔でスキップしてしまう兼松先生が可愛い。山田さんの心ざしは先生に届くのだろうか。
作中に出てくる和菓子やスイーツもどれも美味しそうで食べてみたい。
お互い推し活同士のミキさんとイチゴさんのやりとりがとにかく笑えます。
特にコワモテの外見と裏腹なイチゴさんの繊細さが可愛らしささえ感じられます。
ただポイント高いのだけが難点なので星一つ減らしました。
街のヤンキーさえ一目おくガタイの猛男くんと、小柄で可愛らしい大和ちゃんの、可愛らしくも麗しい恋物語です。
2人とも世間ズレしていない今時珍しいくらいのピュアな子たち。その2人の間で冷静に仲立ちしてあげる親友の砂川くんもいい味出してます。
自分も若い頃、こんな純愛をしてみたかったと中年になった私は羨ましく思います。
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猫絵十兵衛 御伽草紙