5.0
独特な空気感
バツイチで大学の学食のうどんコーナー担当をしている村田さん。毎日、村田さんの作るうどんを食べる美大学生の木野くん。
二人とも妙に相手を意識して、変な妄想に取り憑かれているのが面白い。
よくある歳の差・恋愛モノの王道パターンようにはコトは進まず、独特な空気感に包まれた世界に気がつくとはまってしまいます。
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バツイチで大学の学食のうどんコーナー担当をしている村田さん。毎日、村田さんの作るうどんを食べる美大学生の木野くん。
二人とも妙に相手を意識して、変な妄想に取り憑かれているのが面白い。
よくある歳の差・恋愛モノの王道パターンようにはコトは進まず、独特な空気感に包まれた世界に気がつくとはまってしまいます。
しょっちゅう警部に間違われる老け顔の新人刑事・桃生と、大学では変人扱いされている変わり者の日本昔話研究者・太郎教授のバディものです。
あえて『遠野物語』のような民俗学的に有名な話ではなく、一般的に広く知られている昔話をモチーフにしているのが面白い。
さらに二人の会話劇もテンポとセンスがあり、ストーリーも心地よいスピード感です。
いま読むとDVあり、子供の非行(万引き)あり、まるで崩壊家庭のようですが、昭和の時代にはこれらもさほどの問題にはならないおおらかな時代だったのだと思います。
乱暴なお父さんも根底には家族を大事に思う気持ちは確かにあり、現代の表面上はキラキラしてるけど愛のない家庭よりは、まぁいいのかと。
この作者さまの4コマ漫画「絶望ペンギン」が好きで本作も読んでみました。
初めはこの二人の関係がどのように進んで行くのか楽しみでしたが、あまりにも進行が遅々として途中で中だるみしてしまいました。
しかも「大晦日には付き合う」と結果が出ているので、もう少しそれまでの間にも波瀾万丈が欲しかったです。途中で脱落しました。
そういえば大惨事となった原発事故があったチェルノブイリもウクライナでしたね。
今回の戦争も長期化しており、どうしてウクライナはこんなに悲劇が続くのでしょうか。
主人公のモノローグでストーリーが進んでいきますが、淡々とした語り口がさらに悲しさと悲惨さを感じさせます。絵も美しく読みやすいです。
チェルノブイリ原発をリアルに知らない世代にも読んでもらいたい作品です。
私も主人公と同年代なので興味を持ち読んでみましたが、途中でしらけてしまい読むのをやめました。
まずこんな幼い50代、います?
いくら久しぶりの恋でも中学生のようなおぼこさで、年輪を重ねた大人の女性らしい奥行きがありません。
これくらいの年齢になれば、今まで過ごしてきた人生が人間性に表れてきます。幼なじみとの恋を再燃させるにしても、お互いのこれまでの生活や生き方の違いで葛藤や迷いが出てくるはず。
あまりキャラクターに感情移入も出来ず脱落しました。
特に戦闘シーンになると、何が行われているのかよーく目を凝らして見ても何が何だか分かりません。
文学好きなので気になって読んでみましたが、キャラクターに文豪名を冠するなら、せめて作者を彷彿とさせる人物像や、作品観を投影すべきでは?
泉鏡花は男性ですよ。なんで女の子になってるの?
梶井基次郎の檸檬とか、中島敦の山月記(虎に変身)とか、それなりに代表作を匂わせているけど、ただタイトルをなぞっただけだったり、とにかく薄っぺらい。
なかには文豪本人の子孫の方がご健在でもあるけど、偉大な祖父母曽祖父母の名前をこんなふうに使われて苦笑ものでしょうね。
奨学金は大卒という学歴を得るための借金?
卒業時に他と同じスタートラインに立つ為に、犯罪行為をしてでも借金返済?
はぁ…基本的な価値観についていけません。
こんなに頭がキレる子なら奨学金なんか借りずに、大学や企業の給付奨学生になればよかったのに。
すみません。無料分だけでリタイヤしました。
まず絵柄が生理的に受け付けませんでした。あと主人公の母親の教えと、主人公が受動的過ぎて感情移入できなかった。
シングルマザーものは読者にどれだけ共感させるかが肝だと思う。
復讐して一時はスカッとするかもしれないけど…その後も人生は続く。動画を世間にばら撒いて相手を社会的に成敗して、それで全てが丸く収まればいいけど、このての復讐に危うさを感じてしまう。
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うどんの女