3.0
儲かりまっか?
「冒険者」関連のお話、最初は普通に「剣士・戦士」や「魔術師・魔導士」的なものが主人公だったのに、どんどん専門化が進んで、「付与術師」「素材採取家」「クラフトマン」、挙げ句の果てにスキル「ガチャ」、何だそりゃ?この作品の主人公も、ポイントギフター?経験値分配能力者?なんか、よう分からんスキルの持ち主です。
途中、何回か「ポイントギフター」について、説明っぽいものは差し込まれるのですが、読解力の国語と論理的思考を要する算数が苦手だった自分にとっては、今一つ意味不。ん?質屋、銀行、証券会社?(金融業界の皆様、ごめんなさい)人から金を預かり、ちょちょいと転がして、利ザヤを稼ぐってこと?でも、その「分配するポイント」って、全て自分で汗水垂らして稼いだもの?唯一無二の凄いスキルのようだけれど、何とな〜く煙に巻かれているようで、眉に唾してしまいます。とどのつまりは、「儲かりまっか?」って話?
それでも「(黒)栄光の(鈍い)光」に貸していた経験値が戻り、レベルが上がってからの目覚ましい活躍は、フィルド自身の成果だから、まあヒーローとしては良しとするか…。描線が太めなので、ちょっと画がどろっとした印象なのは、好みの分かれるところかも。ソロライフの割には、いろんなものがくっついてくるので、そこはご愛嬌です。
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ポイントギフター《経験値分配能力者》の異世界最強ソロライフ ~ブラックギルドから解放された男は万能最強職として無双する~(コミック)