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作品レビュー
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91 - 100件目/全627件

  1. 評価:3.000 3.0

    黄緑頭のキツネ目公女が邪魔だよね

     タイトルどおりヒロインフリスティンは、元恋人で現皇帝のジェラードからは復縁を迫られているし、皇妹クラレットからは命の恩人と慕われているしで、普通なら何も怖いものはないはず。
     でも、よほど革新的でない限り、皇帝と釣り合う身分は、低くても侯爵令嬢以上。さて、没落貴族のフリスティンの家門って、どのレベルなのかな?それからジェラードも、反乱を起こした上での、皇帝の地位奪還だから、まだまだその立場は盤石とはいえないし…。
     というわけで、フリスティンが勝ち組になるのは、かなり先のようです…っつーか、フリスティン、賢すぎて、自分の立場が分かりすぎて、闘う気ないでしょ💢ヒロインよ、それでいいんか?
     だって、黄緑くりんくりん頭でキツネ目性悪女のゲナント公女ターニャが皇后になったら、またこの国、傾くよ?皇女のクラレットでさえ尊重しないような女が、皇帝や領民を大切にすると思う?謙譲の美徳も大事だけれど、やっぱり、やるときはやらなくっちゃ!
     それぞれの人物の瞳が、細かく描き込まれていて、よくいえば格調高い、穿った見方をすれば、ちょっと古くさいで、多分好みがはっきり分かれる画だと思います。結構、モヤモヤが長引きそうかなぁ…。

    • 3
  2. 評価:4.000 4.0

    必要でしょ?

    Q:お見合い婚にも初夜は必要ですか?…A:はい、必要です。
     政略結婚でもなく、契約結婚でもなく、期間限定の結婚でもなく、離婚前提の結婚でもないのなら、「初夜」を迎えない理由が分からない…だって法律では、それを含めて「結婚」としているはずだから…。但し、雫と高晴サン、夫婦として歩み出す最初の一歩の歩幅が、違い過ぎちゃったような気がするわなぁ。
     そもそも、結婚前に二人だけで会った回数が、ほんの2、3回って、いくら何でも少な過ぎね?昭和40年台以前でもあるまいし、現代のお見合い婚だからこそ、もっと二人の仲を深める時間を、大切にできたでしょ。その意味で、この二人、勇気があるっていうか、無謀っていうか…まあ、高晴サンのほうは、さっさと雫を、自分のテリトリーに囲い込みたかったんだろうけどね。
     結構じれったい展開ですが、幸い二人の心情に沿って物語が進むので、相手の気持ちがよく分からず、右往左往するのは、当の本人たちだけ。読者は、「誤解だー」とか、「さっさとくっつけー」とか、ひたすら二人にエールを送りながら、この婚姻後恋愛を見守ることとなります。
    Q:お見合い婚にも初夜は必要ですか?…A:お見合い婚だからこそ、初夜は必要です!

    • 0
  3. 評価:3.000 3.0

    カタカナ言葉が多すぎて…

     メイア(モブ)、ラクハ(黒幕)、デルカイン(黒幕の弟)、アイーシャ(黒幕の妹)、キネス(男主人公で皇帝)、レイナ(女主人公)、テリトゥス(神?)、ポルトゥナ(??)、シャキルの花(タイトル)…う〜ん、ざっとこのくらいのカタカナと顔と名前を覚えておけば、何とかなるのかな?その中でも、序盤はメイアとラクハと双子による、意味不明のドタバタ劇だから、この4人の能力と関係性を理解すれば、楽しく読み進めることはできます。
     ただし、楽しさと面白さは別。面白く感じるためには、あまりにもいろいろな事情や秘密が伏せられすぎていて、戸惑いを感じる場面が、それなりに少なくありません。一番分かりにくいのは、ヒロインメイアが、結局何をしたいのか、どうしたいのか、明確な意思が感じられないこと。皇帝キネスに祝福を与えることで、自分が死を迎える結末を避けたい気持ちだけは伝わってくるんだけれど、じゃあ、具体的にどう頑張るんだいってな感じ。最初は、優柔不断流されヒロインでも構わないけれど、やっぱりヒロインにはそれなりの資質を期待しちゃうかな。
     面白さが、今一つ伝わらない異世界転生ファンタジー。もう少し、無料分が増えないかしらん?

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  4. 評価:5.000 5.0

    水の聖女最強説

     やたらタイトルが長いので、紙書籍を対面で注文するとしたら、「寿限無」みたいなやり取りになるのかなぁとか、略式タイトルで呼ぶににしても、略しようがないなぁとか、ちょっと編集サイドで考えたくなる、奇抜なタイトルの作品です。口上も多少ヤサぐれているので、どれだけスレたヒロインかと、ちょっと不安に思いましたが、全然そんな心配はいりませんでした。柔軟で逞しい精神の持ち主…それが今作のヒロイン、水の聖女アニエスです。
     それにしても、水魔法の使い手で、世界で唯一の水の聖女?何それ、最強じゃん!だって、この星に棲む生き物には、絶対水が必要だし、そもそも地球の7割は、水で覆われているしだし…あれ?このお話、地球設定だよね?とにかく、「水」をどうにかされちゃあ、この世界では生きていけないのです。作者さん、目のつけどころが確かですねぇ。そしてトリスタン、ベタだけれどアホですねぇ。
     追放されて?意味もなくいろいろな国を巡るのではなく、仲間が増えることで、物語に厚みが増しました。自分の考えをしっかりもって、適切な行動ができる、実は天下無双のアニエス。彼女がヒロインなら、この先も楽しく読んでいけること、間違いなしの作品です。

    • 3
  5. 評価:4.000 4.0

    レビュー評価の違いは?

     ストーリーは同じ、どちらも50pt、違いはフルカラーか否かという程度なのに、先発の白黒版レビュー評価は3.3、後発のフルカラー版レビュー評価は3.7(今日現在)って、この微妙な違いは、いったいどこから?
     フルカラーにしたことが、評価アップに結び付いたとは考えていません。むしろ、細かな線が潰れてしまった印象で、白黒版のほうが、優悟のイケメン度も高くて、好みかな〜。
     では、何が違うのか…。多分、「優悟」の行動を理解した上でレビューしたかどうか、そのタイミングの違いだと思います。
     はっきり言って、物語序盤の優悟の印象は、最の悪!クズ男が、何を今更日和ってんだよー💢と、ヒロイン沙耶目線で、イラモヤMAX!当然、この時点でレビューしようもんなら、目も当てられないことに…。彼の事情、そして、沙耶への想いは、後半まで頑張って読まなければ、伝わりません。
     その点、後発のフルカラー版は、もうストーリーを知っているユーザーが再読して、冷静に?レビュー評価した可能性が高いと思います。斯く言う自分は、その一人。それでも、わざわざレビューを書き直す根性はなく、作者さんに失礼だったかなあと、ちょっと後悔していたので、この機会は渡りに船。途中のイラモヤを耐え抜いて、読み進めることをお勧めしたい作品の一つです。

    • 3
  6. 評価:5.000 5.0

    怪物公爵は溺愛公爵

     ヒロインの器ではない女子が、ヒロインに据えられて、ゲンナリすることが多い昨今、この作品のヒロインリリエは、容姿端麗、頭脳明晰、性格明朗と三拍子揃った、まさにパーフェクトお嬢様!なのに、平民出身であることと、夫二人に先立たれていることで、評価はダダ下がり⤵️信長の妹お市の方だって、お市の娘お江だって、秀頼の妻千姫だって、複数回結婚しているのにねぇ…元旦那たちが兵士だったならば、未亡人歴重ねても、全然不思議じゃないんだけどな。
     一方、怪物公爵と呼ばれるブラッドは、半人半魔故にコンプレックスのかたまり。まあ確かに、鏡に写る彼は、異形の者。戦場での活躍ぶりとは、相反して?意外とデリケートなハートの持ち主です。でも、そんなブラッドだからこそ、怪我をした部下たちを見捨てず、使用人にも障がいをもつ人々を雇っているんだろうな…。
     そんな二人が、政略結婚で結ばれたところから、物語は始まっていますが、もう溺愛の匂いプンプン。ブラッド、カワイイ系正統派ヤンデレの代表格です。「あなたのために死ぬのなら… それこそ本望です」ってぇ?くぅ〜っ、言われてみたい!
     例えリリエが呪われていたとしても?ブラッドの半人半魔パワーで、何とかなりそうだよね。世間的には爪弾きにされた二人が、逆境を逆手にとって成り上がっていくラブラブなサクセスストーリー、そんな展開を期待して、星5です。

    • 82
  7. 評価:3.000 3.0

    ちょっと盛り過ぎですかね…

     冷酷な権力者が、原作?1周目?とは異なって、なぜかヒロインを溺愛するという娘煩悩モノです。今作はそこに、ビヘルビル(味方)vsエノティス(敵)の二つの公爵家同士の対立という構造を軸に、神獣の話も加えて、かなりお腹いっぱいの様相を呈しています。
     それにしても、この手の話、だいたいヒロインが虐待されているところから始まるんだけれど、これ、何とかならないのかな。フィクションとはいえ、気分が盛り下がります。だからこそ「生存日記」なんてワードが、タイトルに入っているのかもしれませんが…。
     ヒロインリオネは生き延びるために、ビヘルビル公爵アイビルは、リオネの神力をエノティス公爵家への対抗手段とするために、お互いを利用し合うかたちで始まった親子関係ですが、そこから少しずつ親子の情が深まっていく様子は、自然な流れで唐突感なしです。アイビルも変に若すぎず、程よい渋さが魅力的かも?!
     神獣たちとの契約合戦や極悪エノティス公女との対決が、ストーリーの中心となっていきそうですが、そのうち、リオナの恋物語も始まりそう…。お相手は、よもやよもやの弟ジェリオン?う〜ん、やっぱりお腹いっぱいだ…。要素を盛り込み過ぎる以外に、先行類似作品とどう差別化するのか、少し様子を見てみたい作品です。

    • 0
  8. 評価:4.000 4.0

    ゲスの極みクズ一家に、百倍返しを💢

     ヒロインの恵、伯父一家に虐げられて育ってきたという設定は、確かにシンデレラ。でも、洋の東西を問わず、親を亡くした身内の子どもを、無報酬で働かせつつ、飢えさせない程度に面倒をみるって、そんなに不思議じゃなかったのかも…。むしろ、口減らしと称して遊廓に売られなかっただけ、まだましだったりして?伯父一家のやりようを、ゲスの極みクズと思うのは、現代日本に生きているからであって、女性や子どもが、恵みたいな扱いを受けている国、まだまだこの地球上に少なくありません。
     シンデレラ繋がりでいくと、玲二さんが、恵を今の境遇から救い出す力をもっているようには思えない…。そりゃあ見目麗しいし、26歳で助教授なんて、確かに凄いけれど、教授が上にいる限り、ただの使いっぱ!それとも、生家は凄い大金持ちとか?彼が、本当に「王子さま」の役どころを果たせるかどうかは、回を追うごとに明らかになっていくのでしょう。
     さて、「髪は女の命」の時代ゆえに、卑屈になっている恵サン。大正モダンガールたちは、短髪で時代を席巻したんだぜぃ。いつの日か、ゲスの極みクズ一家に、正々堂々百倍返ししてくれることを信じて、続きを読みたいと思います。

    • 18
  9. 評価:3.000 3.0

    中身が異なるレアケース?!

     転生ものにもいろいろあるけれど、主人公の現在の性と転生前の性とが一致しないケースは、結構珍しい。だからこの作品、セレティナがヒロインなんだけれど、ん?ヒロイン?ヒーロー?どっち?って感じることが、多々ある。まさに、漫画界のLGBTQ提言作品かも?ですね。
     魂がオルトゥスなので、セレティナがどんなに可愛い服を身に着けていても、美少女に見えないのが不思議。中性的っていうか、むしろアンドロイド?それを言ったら、セレティナ以外の登場人物も無機質な印象で、油断すると誰が誰だか分からなくなってしまう。うん、髪型の違いで人物を描き分けようとする少女漫画とは、また少し違う意味で、悩ましい問題かも…。
     少女漫画なら、最強の騎士となるセレティナの成長を見守って…となるのでしょうが、このヒロイン、気概だけは一丁前だけれど、なかなかすぐには、使い物になりそうにはありません。結構進みがゆっくりだし…。少年漫画の話のスピードって、案外こんな感じなのかな?
     当面は、セレティナがいつオルトゥスとしてカミングアウトするのか、あるいはしない道を選ぶのか、そのあたりが興味の対象。この中身が異なるレアケース、何だかんだ言っても、続きが気になります。

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  10. 評価:3.000 3.0

    結末に困った結果の…?

    ネタバレ レビューを表示する

     異種婚もの…特にヒーローとヒロインの寿命が違いすぎる場合、どうやって結末を迎えさせるかって、作者も読者も悩ましいところだと思います。できれば、前例のない…を、お互いにどこかで期待しちゃっているんだろうなぁ…。だからこそ、この作品のこの結末はざっくりしすぎて、自分的にちょっと消化不良…。「男の一途愛」という、結構好物なカテゴリーの作品だっただけに、ああ、勿体無い!
     そもそも「天」が槐の罪を、千桃生の輪廻を断ち切ることで贖わせようとすること自体、本末転倒。大事なものが二度と手に入らないようにすることで、「禁忌」を犯させないようプログラミングされてんだろうけれど、とんだ欠陥プログラム!結果的に、罪のないものが犠牲になるようなら、お天道様に顔向けできないんじゃない?
     だから、千桃生が自らを犠牲にして(具体的にはどうやったんだ?)、二人で生まれ変わろうとした流れには、違和感を感じるし、生まれ変わったらしい?二人の出会いも、ん?どっち?記憶あるの?ないの?はっきりしてよ〜っていう終わり方…。お互いの名前を聞けそで聞けない、彗星の欠片が落っこちてくる、あの有名映画の余韻とは、ちょっと違うんだよな〜。結末に困った結果の結末と感じてしまうのは、私だけでしょうか。

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