Mayayaさんの投稿一覧

投稿
1,493
いいね獲得
17,384
評価5 40% 592
評価4 35% 517
評価3 20% 304
評価2 4% 58
評価1 1% 22
751 - 760件目/全864件
  1. 評価:5.000 5.0

    フルカラー大正解!

     オリジナルが白黒で、後からそれをカラー化した作品にロクなものはありませんでしたが、この作品は違う!往年のアメリカンコミックのような、ちょっとスモーキーな色使いが、どこかの国の非現実的な設定にぴったり!紙書籍として購入するのなら、絶対カラー版!!と思えるくらいです。
     内容は、白黒版よりちょっと短めで、ちょっとお高め。それでも、40ポイント代でこのクオリティなら、全然リーズナブルです。そして、ダークでありながら、その根底に平和への願いと家族の再構築への思いが溢れていて、熱いです。少年漫画って、こんなに面白かったんだ〜って感じ。スパイと殺し屋とエスパーが、お互いの特技?を生かしつつ、補い合って「家族」として成長していく物語、星5超でお薦めです

    • 29
  2. 評価:5.000 5.0

    事件を引き寄せる体質? いるよね〜

    ネタバレ レビューを表示する

     物語を現実に当て嵌めて考えた場合、「偶然にしても、あり得ない!」設定が幾つもある。例えば、往年の警察ドラマの舞台・七曲署。配属された刑事たちが、あれだけ殉職するって、あり得ない。それから、体は子供で頭脳は大人の、真実は一つ!が決め台詞のあの子。単純計算で、1日1回以上事件に出会しているそうな…。そして、普通の学生のはずの久能整クン、キミもいったいどーして、こんなに事件と出会うんぢゃ?!で、面白すぎです。
     多分私たちは、自分で思っている以上に、事件や事故、不可思議と普段もニアミスしているのだと思う。でも、それに気付いているか否か…久能クンは、気付いてしまうタイプ。万年ヨレヨレのコートを着た外国のあの刑事さんや、高い位置からポットで注いだ紅茶がお好みのあの刑事さんや、意味深なオープニングトークのあの刑事さんなんかと同じで、火のなかったところにも煙を立ててしまうし、視えないものも視えてしまってで、大変なんだろうな。こんな整くんの子供時代がどんなであったか、それも気になります。そのエピソードだけで、一本お話が書けそう…。
     題名の「ミステリと言う勿れ」 整くんの体験は、決してミステリではなく、ありふれた日常の一側面ってこと? あー、天才っていう能力も大変だ。日常の中に潜んでいるらしいミステリ、その存在に気付くことなく、あくまで一読者として、客観的にミステリーを楽しんでいく側で幸せです。「鈍感力」も能力だ、星5です。

    • 1
  3. 評価:5.000 5.0

    大正版源氏物語(多分浮気はしない)

    ネタバレ レビューを表示する

     世の中に年の差カップルのお話は多々あれど、18歳差で相手がまだ少女ともなれば、思い浮かぶのは「源氏物語」の光源氏と紫の上くらい…でも、文治さまは光源氏のように、あっちこっちに女の人たち、いないよね。その意味で、大正版浮気をしない(多分)光源氏物語若紫の帖かも!と思いながら読んでいます。
     それにしても文治サマ、男臭さ、オスっぽさ全開放です。男の色気、ハンパない!でも、決して堅物クンでもないんだよね。ゲスい脅し文句を口にしたかと思えば、その同じ口で「いつか姫子さんだけに お見せしますよ」や「姫子さんが壊れないほど大きくなったら 試してみましょうか」など、甘い口説き文句を宣う。博打も強いし…おまけに、褌姿がとっても美味しそうな美丈夫!もう、オトナの女には、いいオトコ過ぎてたまりません!姫子がまだ、何も知らない少女で、本当によかったと思うよ…。
     この二人、一族同士の利害が一致しての婚約らしいけれど、それなら姫子の母瑞子の方が、年も近くて現実的だったんじゃね? 30歳の男盛りだったら、きっと過去の二つや三つ、ありそうだし…。そもそもあのセクシーな隈の原因は?などなど、掘り下げればキリがないこのお話、まだまだ想像の斜め上をいく展開が待っていそうです。
     今は30歳と12歳でも、あと5年もすれば、35歳と17歳、夫婦として、全く不思議のない組み合わせです。いつか大人として、情を交わし合う二人に逢えることを固く信じ、星5超を贈りたいと思います。

    • 56
  4. 評価:5.000 5.0

    オトコマエなイケメン女子

     可愛くて、カッコよくて、強くて、優しくて、反射神経・運動神経も抜群で、その上、頭も…!? とにかく、オトコマエなイケメン女子、それが、みっちょんこと式守さんです。もう、やられたーってカンジ、異性は勿論のこと、同性にも愛されちゃう女の子、少女漫画じゃ、このキャラは創り出せない!そして、変な足引っ張り女が出てくるわけでもなく、男子も女子もみぃんな気持ちのよい人物ばかりで、ストレスゼロ!!毎回、クスリと笑いながら、楽しく読むことができます。
     劇中では地味メン扱いの和泉クンも、読者的にはワンコ系美少年。(不幸体質ですが…) これからもこの2人は、守り守られながら、ずっとこんな感じでお父さん、お母さん、そして、お爺ちゃん、お婆ちゃんになっていくんだろうな。ずうっと、ずっと、追いかけていきたい2人の物語、星5でお薦めです。

    • 3
  5. 評価:5.000 5.0

    究極の溺愛No.1物語

     もし匡が、異端の妖でなかったら、こんな物語は生まれなかった。もし匡が、本気で実沙緒を愛さなかったら、こんな結末にはならなかった。これは、妖・天狗の長 烏水匡と、妖に繁栄をもたらす仙果 原田実沙緒の愛の軌跡、いえ奇跡の溺愛物語、このひと言に尽きます。とにかく匡の溺愛っぷりが、半端ない。
     本編は184話からなる長編ですが、悲しいエピソードもそれなりに盛り込まれており、読むのが辛くなることもあります。けれども、無駄なところは一つもなく、全ての要素がラストに向けて集約されていきます。特に「最終章」は秀逸。究極の選択を迫られた二人が、「生きること」「愛すること」について、悩み、苦しみ、答えを見つけようとする姿は、胸に迫るものがあります。涙腺弱めの方は、要注意。でも、絶対に読む価値あり、きっと、勇気をもらえます。「色んなことを抱えて 生きてるって実感できることが 本当に幸せなんだよ」本当にそうだね、実沙緒。
    「BLACK BIRD」またの名を「烏水版 仙果録」、愛の力の大きさと生きることの意味を教えてくれる物語、言うまでもなく星5で、超超お薦めです。(今更ですが…)

    • 1
  6. 評価:5.000 5.0

    愛おしい人々が集まる街の物語

     フランス料理は好きだけれど、フランスという国に対しては、特に興味があるというわけではなかった。どちらかというと、「面倒くさそうな国」という印象。そして、この「Artiste」を読んで、やっぱり面倒くさい人たちがたくさん集まっているって、改めて思った。でも、面倒くさいけど、愛おしい、そんな感じ。その国に、そして、かの街に住む全ての人々を「Artiste」にしてしまう不思議な空気。何か特別なことができなくてもいい、自分の好きなことに夢中になって、自分の生活の中で楽しんで、苦しんで、それをネタに誰かと交流できたら、それもやっぱり「Artiste」 今、このレビューを書いている自分も、もしかしたら「Artiste」の端くれ? そんなふうに、ちょっぴり背中を押してくれる作品、そして、きちんとフランスという国を尊重している作品、星5でおすすめです。

    • 6
  7. 評価:4.000 4.0

    これがホントの全年齢版!

    「全年齢版」というと、エロシーンをかなり白くしたり、一番ハードな部分をちょっと省いたりする程度で、殆ど意味ないじゃん!こんなの小学生に見せられない!!という感じでしたが、この作品は違います。見事なまでにHシーンを消し去って、貧乏女子大生の麻衣とセレブ御曹司西園寺孝弘(先輩)が、少しずつ愛を育んでいく物語へと仕立て直されました。エロシーンを丸々省いても、違和感なく読み進められる「全年齢版」は、この作品が初めてです。(自分的に)
     内容は、天然貧乏女子と俺様セレブ男子の歯痒い恋物語ということで、あるあるの鉄板ネタ。それでも、麻衣と接することによって、孝弘が人間的に少しずつ視野を広げていく様子は、一読の価値ありです。
     オリジナルはTL、こちらは女性ジャンルということで、違いを楽しみながら読み進めてもよいかも…私的には星4で。

    • 0
  8. 評価:4.000 4.0

    読んだ順番が悪かった…

     読んだ順番が、悪かった…。初めに「桃色ヘヴン!」、次に「メイド・イン・ハニー」を読んでしまっていたから、この「ビューティー❤︎バニィ」は、どうしても二番煎じのように感じてしまう。下半身ユルめのイケメン成金オレ様ヒーローと、経済的に苦しく容姿は十人前だけど、生きることに前向きなヒロインのテッパンペアだらけだから、仕方がないんだけれど…。
     どの作品のヒーローも、ヒロインに出会うまでは(あるいは出会ってからも)下半身ユルユル!あんなにいたいけな子ども時代を過ごした少年たちが、揃いも揃ってどうしてみんな、女にだらしない男どもに育ってしまうんだろ。まあ、今作のヒーロー伊織は、まだマシなほうですね。(ヒロイン以外とイタしたと、はっきり分かるのは1回)泥臭いけれど誠実なヒロインに触発されて、人間的に成長していくところも大体同じ。吉野イズムとでも呼べばよいのでしょうか、安心して最後まで読むことができます。
     最初に読んでいたら、星5だったかも…。やっぱり順番が悪かった、星4でご容赦を!

    • 1
  9. 評価:5.000 5.0

    ハッピーエンドのその先は?

     このお話を読んで、落地たちのやっているいじめや嫌がらせを肯定する人はいないと思うし、万里や雪紘のように、偏見なく相手に接したいと思う人が、殆どだと思う。でも、肌の色、人種、宗教、LBGTQ、障がい、エイズやハンセン病等の感染症、そしてアイヌの問題も含めて同和政策がもたらしたものなど、自分たちの身近に「異質なもの」や「力のあるもの」が迫ったとき、本当に落地のようにはならないか、このお話は問いかけているような気がします。繋の言葉が重く響きます。「周りの普通を受け入れたいだけ だから怒れない」自分にとっての普通が、誰かの不都合になっているかもしれません。
    「獣人さんとお花ちゃん」のハッピーエンドのその先に、こんなに素敵で、心に刺さる物語が待っていたなんて、柚樹先生に感謝しかありません。万里と繋、きっと「カベ」を乗り越えて、胸熱キュンな関係を見せてくれると信じ、星5を捧げます。

    • 23
  10. 評価:3.000 3.0

    王子とは思えませんが…

     お取り寄せを食して、気持ち悪い踊りを舞い、顔がぐっちゃぐちゃに崩れている姿を見ると、何処が王子?!って思ったけれど、ビジュアルではなくお取り寄せへの飽くなき執着心と探究心が、彼を「おとりよせ王子」足らしめていると納得できるのは、話も半ばを過ぎての辺りです。
     お取り寄せの食品を飯田好実風にアレンジする「オレオリ」については、あれ、作者さんが自分で考えたのかな?賛同できるところと、これ、違うでしょ!というところと両方あり。それを言ったら、お取り寄せの品についても然り、本当に自分で食べて、本当にこう思ったのかな?と思うケースが、無きにしも非ず。でも、美味しさの秤って、人によって単位が異なるから、自分がお取り寄せする際の参考にする分には、いいんじゃないかな。話が進むに連れて、食べるばかりではない飯田クンの人間臭さも垣間見え始め、好感度が上がっていきますよ。

    • 0

設定により、一部のジャンルや作品が非表示になっています