5.0
あの日に帰りたい…。
満井先生の初期の小品集です。どれも胸がキュウンと締めつけられるような、甘い甘いストーリーばかりですが、個人的には「海色電車」が、「放課後、恋した。」のベースとなっているようで、一番好きです。人物の描き分けができていないということ勿れ、この雰囲気が、この作者さんのよいところなのですから…。お気に入りの一編を、ぜひ探してみてください。
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4位 ?
満井先生の初期の小品集です。どれも胸がキュウンと締めつけられるような、甘い甘いストーリーばかりですが、個人的には「海色電車」が、「放課後、恋した。」のベースとなっているようで、一番好きです。人物の描き分けができていないということ勿れ、この雰囲気が、この作者さんのよいところなのですから…。お気に入りの一編を、ぜひ探してみてください。
冒頭で、九割方ネタバレしています。なぜなら、いきなり「これは、ある傷付いた者たちが、絆を深め合い、家族になっていく物語」と、始まるのですから…。それでは、マリオンやジョスランの「傷」とは、一体何なのでしょう。ハリネズミのような二人、お互い愛はいっぱいもっているのに、それを表す方法と表すべき相手を見失っています。純潔の象徴ともいわれる白薔薇、マリオンは確かに白薔薇と呼ばれるのに相応しい精神の持ち主でしょう。心に傷をもつ同士の二人が、少しずつ、少しずつ、絆を深めていく様子を見守っていきたいと思います。
気高き獣、それは加賀隆之のこと。ほぼ毎話、彼の「気高き愛」を感じ取れる瞬間が存在します。40ポイントにも関わらず、1話分は割と長め、それでこの内容ならば、かなりオススメです。旧財閥が絡む設定なので、「今の時代にそれ?」的な多少の重厚感(古臭さ)はあり、そこは好みが分かれるところですが…。北の「狼」は、このまま由梨を守り通せるのか、それとも…。ドロドロは見たくないけれど、やっぱり続きが気になります。(ところで、あくまで個人の感想ですが、実は由梨も「気高き獣」といえるのではではないでしょうか。闘い抜く由梨の姿、楽しみにしています。)
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あたし、キスした。