5.0
明治版「コレットは死ぬことにした」
生贄のヒロインと異種ヒーローとが結ばれるお話は様々ありますが、「死神」をこんなに優しい存在として扱った作品は、そうそう多くはありません。死者を黄泉へ正しく導くために、枕元に立って印を付けているのに、恐れられ、嫌われ、憎まれる…どう考えても割に合わない死神の八雲様、まるで「コレットは死ぬことにした」の冥王ハデス様みたいです。八雲様も、ハデス様も、死者を大切に扱っている神様。そしてどちらも、死と向き合うことで、生きることの大切さに気付かせてくれる、素晴らしい作品です。
コレットは、天然ゆえの真っ直ぐさで、ハデス様のハートを鷲づかみでしたが、こちらのヒロイン千鶴も、元華族の高潔さと愛されて育った誠実さで、八雲様を魅了していきます。この二人の強さと潔さ、ある意味似た者同士かも?そりゃ、どちらも神様に愛されちゃうくらいだかんねー。でも、ほとんどポーカーフェイスのハデス様に対して、八雲様は、笑顔、デレ顔もそれなりに見せてくれるので、より可愛さ増し増しかもです。
コレットは一度死に、女神ペルセポネとして復活しましたが、八雲様と千鶴を待ち受ける運命は?ご都合主義と罵られても構わないので、二人に幸せをと願わずにはいられません。
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死神の初恋~没落華族の令嬢は愛を知らない死神に嫁ぐ~【単話】