Mayayaさんの投稿一覧

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評価4 34% 582
評価3 22% 367
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評価1 2% 27
61 - 70件目/全408件
  1. 評価:5.000 5.0

    稀にみるミステリアスファンタジー

     先を読み易いか、そうではないかで仕分けをするならば、この作品は、明らかに後者。展開を予想し易くても、予想し難くても、読者の評価は低くなりがちだから、その匙加減が難しい。
     タグには、「ファンタジー」とあるが、本当にそれに分類してもよいものか。明るく見える背景に潜む、妙に張り詰めた空気感…何か、不気味なモノが進行しているのに、敢えてそれに気付かぬようにさせられているというか…オカルト的ともいえるミステリアスな雰囲気が、全編に漂っている感がある。
     カリナン島、カイルム教、ウィンド、ベンガルバラのバラ茶…物語の鍵となりそうなワードは、いくつかあるものの、中でも重要な意味をもつ言葉は「レマディ」ヒロインアンジーが、ヒーローカイレックの「レマディ」となるか否かで、物語の向かう先も変わりそうだが、そもそも「レマディ」が何を意味するのかさえ、明らかになっていない。
     冒頭のモノローグにあった「唯一無二の謎」…これは、カリナン島のことか、あるいはブラックウェル公爵家そのものか、父公爵がその天寿を祈った「カイル」とは、カイレックなのか、それとも…。そして、タイトルにある「あなたの破滅」の「あなた」は、結局誰を指すのか…とにかく謎だらけのミステリアスファンタジー、アンジーの真摯さとカイレックの誠実さに、大化けを期待して、星5の評価を。

    • 1
  2. 評価:5.000 5.0

    おいば花歩先生の画が、いとよろし(笑)

    「本」と「鳳」、大切な結婚式での字の間違い、親族として不思議に思わんかーいとか、「結婚」を夢見ていた幸乃、たったの8時間(往復16時間)をケチって、親族間の顔合わせを一度も済ませずに、結婚式しようとするんかーいとか、そもそも、家族を悲しませたくなくて、「仮」の人と結婚式挙げるんかーいとか、ツッコミどころ満載ですが、現代の結婚に関する意識って、そんなもん?親としては、娘に悲しい嘘つかれたり、1年後離婚されたりするほうが、よっぽどダメージ大きいわ…
     だからこのお話、最初の取っ掛かりはさておいて、ヒロインを好きでたまらなかったのに、彼女の幸せを最優先に考えるとか何とか、カッコつけちゃっていたヘタレ御曹司と、身分違いと初めから壁を作って、ヒーローを寄せ付けなかった鈍チン+勘違い秘書の、大人っぽくない大人の新婚生活(もどき)から始まるラブストーリーと思えば、佳き作品と認識できまする。
     それにしても、二人の関係、牛歩?でんでん虫が這っている?そのレベルの進みの遅さ…ま、「勘違い」している幸乃のせいもあるけどね。でも、ヘタレ御曹司拓也も、「待て」の姿勢を貫いて、偉い!(笑)
    「結婚」に至る過程が?なので、星4かとも思ったのですが、おいば花歩先生の作画がツボにハマって、やっぱり星5。今後の拓也副社長の奮闘ぶりを、大いに期待致したく候…です!

    • 2
  3. 評価:5.000 5.0

    前途多難の恋(の予感)

     前途多難の恋の予感…っつーか、前途多難でしょ、これわ!
     あらすじに「身分差」とあるけれど、現代において、それは考えたくない。でも「家格差」は、あるんだろうな。京極家御曹司の涼介さん、さあ、どーする?
     冷酷御曹司という触れ込み、でも、咲はその奥にある優しさに気付いているから、そこは大丈夫として、ともすれば、いろんな意味で誤解を招きそう。結構、不器用な涼介さん、さあ、どーする?
     ハイスペック御曹司ならば、家同士の目論見で婚約者の一人や二人は、いるでしょう。マジ本気モードの舞音嬢に、ロックオンされた亮介さん、さあ、どーする?
    「社長にご恩返し」と意気込んでいた立花咲ちゃん、「お慕い申し上げます」が、変質してきたことは、想定の範囲内。そもそも、そんな人が社長秘書なんて目指しちゃ、ダメよ〜、公私混同になりかねないよ〜。で、どーする?咲ちゃん!
     ヒーロー涼介氏の微妙なポンコツぶり、そして、ヒロイン咲の推しっぷり&葛藤が、前途多難な二人の恋に彩りを添えています。シンデレラ?ロミジュリ?しばらくこの二人から、目が離せそうにありません。

    • 3
  4. 評価:5.000 5.0

    「結婚」から始まる純愛物語

     職業に貴賎はないというけれど、もし、自分の彼氏がその仕事に就いていたとして、心から応援できるかなぁと思う職業が二つ。そのうちの一つは、セクシー俳優さんで、もう一つがホストさん。
     彼らが、ただの友達だったら、大丈夫。でも、彼女としては、自分の彼氏が、たとえ仕事上だとしても、他の女性に「愛」を捧げている事実には、耐えられないだろうなぁ…多分。だから、ヒロイン凛花が、ホストクラブのオーナーの娘で、ホストさんたちに偏見がないという、稀な環境下で育ったことを差し引いても、ヒーローの彩虎を好きでい続けたことは、凄いと思ってしまうのです。
     一見、夜の街をテーマにしているようですが、突き詰めれば、凛花と彩虎の純愛物語。愛する凛花を守るために、強くあろうとするアヤの溺愛ぶり、スパダリぶりがたまりません。でも実は、この物語の中で一番強いのは、凛花かも?控えめだけれど、彼女のブレない強さが、彩を救い、みんなを救い、結果的に凛花自身を支えている…そんな気がします。
    「虎王の花嫁さん」になったのだから、もう終了してもよいのでは?いえいえ、結婚=ゴールでは、なかったぁ〜!…夫婦として、この二人が成長していく姿を、まだまだ楽しみたいと思います。

    • 1
  5. 評価:5.000 5.0

    なんという能力だ!(笑)

     心の声が聞こえるという設定の物語は、幾つもあるけれど、その対象が「清らかな殿方=DT」に限る!というパターンは、まずなかったな…。ノエル、ご苦労様です(笑)
     清らかな殿方の心の声から逃れるために、ぜひ結婚したいノエルと、とある理由から女性嫌いになった第二王子リュカ。いろいろな意味で、ちぐはぐな二人ですが、それぞれ誠実なところが素敵です。だって、DT男子の声が聞こえる貴族令嬢です!なんて打ち明けたくないだろうし、自分はDT王子です!なんて、他人に、それも独身女性に、絶対知られたくないだろうし…。でも、お互いの事情を理解し合った上で、タッグを組む!この時点で、既に二人は、ベストパートナーだと思いたい自分です。
     ところで、ノエルの一族の女性たちは、何故そんな「呪い」を受けることになったのでしょう。見方を変えれば、そう簡単には女性と関係をもたない、誠実な男性を見つける能力ともいえるのでは?きっと、「呪い」ではなく「祝い」、ギフトだよね、ほら、字も何となく似ている!?ノエルとリュカの間に、素敵な「祝福」がありますように。

    • 7
  6. 評価:5.000 5.0

    「起承転結」が美し過ぎる!

    「二度目の異世界、少年だった彼は年上騎士になり溺愛してくる」の琴子先生原作、「虫かぶり姫」の喜久田ゆい先生作画とくれば、これはベタだろうと、短かろうと、絶対買います!そして、わずか4話で完璧に起承転結を整えた本作、まるで、悪役令嬢逆転モノのお手本のよう…玉石混交の印象のあるアンソロジーコミックですが、その中から「玉」を取り出して、プレゼントされた気分です。
     原作がどうであろうと、ヒロインが腹黒だったら、もうそれはヒロインとはいわないし、悪役令嬢が誠実に生きるなら、「悪」とは呼べない…この作品の「ヒロイン」エルシーと「悪役令嬢」アリアを見ていると、本当にそう思います。4話という短編にも関わらず、目一杯モヤッとして、目一杯スカッとして、目一杯ほっこりできること間違いなし(多分…汗)、星5でお薦めです。
     ところでルーカスのヤンデレぶりが、「虫かぶり姫」のクリストファーと重なって見えてしまうのは、自分だけ?(笑)

    • 4
  7. 評価:5.000 5.0

    我にも「クリーン」の付与を…!

    「太陽系を管理する者」って、世界観は「メン・イン・ブラック」かーい!生きている人間を、いきなり異世界召喚するのなら、消えても構わない「きえびと」認定も必要だけれど、死者の中から選ぶのなら、誰でもよくない?と、ツッコミを入れながら読み始めましたが、これ、なかなか面白いです。
     この手の話によくあるけれど、ゆる〜く生きているのに、転生時のとんでもギフトのおかげで、全てが上手くいってしまう…うん、人類究極の夢ね。それを実現できるタケルに、かなり羨ましさを感じてしまいます。
     だって、風呂に入らなくても、「クリーン」で、体はいつも清潔なんよ。これ、一番に我にも付与してほしい。あと、カニ食べ放題!多分、人類最初にカニを食べた人物も、タケルのようなギフト持ちだったかも?!カニ、タコ、ウニ、ホヤ、海鼠etc…勇気ある最初の一口に、乾杯!
     冒険の可愛いパートナーを希望したのに、仔竜や汚エルフ、竜人や食欲旺盛な神馬がくっついてきたのは、ご愛嬌。むしろ無意味なエロ要素がなくて、好感がもてます。
     さて、定期的に文明が滅びてしまうというマデウス(←ある意味、地球じゃん!)救世のために、送り込まれたタケル。見事、期待どおりのバタフライエフェクトを起こせるのでしょうか。善良なる社畜日本人代表として、頑張ってほしいかなと思っています(笑)

    • 1
  8. 評価:5.000 5.0

    スーパーハイスペバリキャリヒロイン降臨

     表紙の人物配置を見て、これは、はて?と…。ヒロインコニーを巡って、3人のタイプの違うイケメン男子の鍔迫り合い?と思いきや、この3人、いや、コニーを含めると4人、一癖も二癖も、三癖もあるう!って感じです。
     まず、コニーに次いで面積を占めている、義兄リーンハルト。こいつが、とんでもなくチャラ男で、とんでもなくヤンデレで(コニーの母、ミッシェルに対して)、とんでもなく鈍チンだったぁ〜💦まあ、ミッシェルに対しては、事情が事情だけれど、それでも最初に受けた残念な印象は、その後もなかなか回復できません。
     次に大きいのは、上司の堅物熊さんアベル。最初、熊さんの風貌で登場したためか、イケメンに整えてもらってからも、ずっと熊さんの印象のまま。読者の推しが多い割には、なかなかコニーと絡みきれない微妙な立ち位置です。
     そして、奥にちょこっと第二王子ジュリアン殿下。この人、既婚者。直接コニーにモーションをかけているわけではないけれど、王族だけに、側妃、公妾、愛人etcは、想定の範囲内?
     とまあ、帯に短し襷に長し状態ですが、一番食えないのは、実はコニー本人。母親譲りの異能のせいで?誰に頼らなくても生きていける、スーパーハイスペバリキャリヒロイン。こりゃ、そんじょそこらの男ぢゃ、落とせんわ…。さて、コニーにとっての「女の幸せ」って、どんなものになるのでしょうか。彼女の生き様から、目が離せません。

    • 2
  9. 評価:5.000 5.0

    淡恋?泡恋?

     実の両親を亡くし、親戚の家に引き取られたヒロインが、使用人同様の扱いを受けて…というパターンは、よくある話。でも朝名は、引き取られた子でも、妾腹の子でもないのに、本当に血の繋がった家族から、ここまで虐げられ、搾取されるとは…。天水家の秘密、「人魚の涙」恐るべしです。
     一方、ヒーロー咲弥は、華族とはいえ、妾腹の身。こちらも、体に起きたある変化のために、時雨家の運命を背負わされ、実質自由がない状態です。
     天水家、時雨家、それぞれの思惑から、政略結婚をすることになりそうな二人ですが、実は8年前に出会っていた…そして、朝名にとっては、その時の想い出が、生きる支えになっていた…そこが、タイトル「人魚のあわ恋」の所以でしょうか。
     朝名と咲弥の体に、変化が現れたのが、ともに8年前。これは、単なる政略結婚だけではなく、また、淡い初恋の想い出だけでもなく、異能の絡んだ和風ファンタジーの予感が…原作が、顎木あくみ先生ですもの、そこは、期待できそう!
     淡い恋のあわ恋か、泡のような恋のあわ恋か、それは、これからの二人を見守っていけば、自ずと分かること。願わくば、「人魚姫」ではなく、「リトルマーメイド」のような結末を…

    • 47
  10. 評価:5.000 5.0

    陽菜子、かっけーーーっ!

    「カラダ、重ねて、重なって」のiko先生が、作画で参加、「テラモリ」で見せてくださった、あのポージングの美しい画で、忍者のアクションなんて、これは楽しみしかありません!
     ヒロイン陽菜子は、忍者のスキルをもつ「普通」のOLってことで、これは、なかなかない設定。荒唐無稽ではあるけれど、他の異世界なんちゃらと違って、絶対有り得ない訳ではない…そこに、リアリティーが感じられ、奇天烈ながらも、現実感のあるストーリー運びになっています。
     さて、抜け忍的な立ち位置だった陽菜子が、会社を取り巻く陰謀に巻き込まれ?、否応なしに忍者として大立ち回りを期待されるこの物語、果たして、見事本懐を遂げ、再び普通の生活を取り戻せるのでしょうか。そして、陽菜子の心を射止めるのは、創?惣真?それとも…?配信が楽しみな作品が、また一つ増えました。

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