Mayayaさんの投稿一覧

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評価1 1% 22
51 - 60件目/全863件
  1. 評価:4.000 4.0

    キャラが立ち過ぎて、カオスの予感

     タイトルに「狂犬」とあるくらいだから、ヒロインアドリアンのキャラ立ちは、想定の範囲内だったけれど、まあ、登場人物たちのキャラが立つわ立つわ、もう五月蝿いくらい…。セレスト、イダン、カイリー、バルバデ、二ヒール、そして、悪役?王女デーラ…(まだまだ居るぞ!)これだけ一人一人のキャラを立たせながら、話を進めるものだから、ストーリー自体はなかなか進まない。この作品、硬〜くなるまで干したスルメのように、じっくりじっくり味わって読み進めるタイプの物語のようです。
     表現は、青年漫画のように、結構リアル。フケとか、シラミとか、臭うとか、およそヒロインに対しては使わないような用語を、バンバンぶっ込んでくる。その潔さが小気味良い。そうだよね、どんな美人のお姉さんだって、生きてりゃ汚れるもんね。
     そんな「狂犬」ぶっちゃけ姉ちゃんのアドリアンと、アセラ国に祭り上げられた「悲運の王子」セレストが、遂に出逢った!一見、真逆の性格に見える二人だけれど、真意を意識の奥底に深く沈め、相手をこちらのペースに絡めとるという点では、似たもの同士か…。今後の二人の駆け引きが楽しみです。
     アドリアンの夢は、「孫が10人いる 王妃になりかけた かわいいおばあさん」結婚願望は無さそうなのに、完全な冗談とも思いきれず、デュー家に引き取られる前の、そして、引き取られてからの、彼女の生育歴が気になります。
     いずれにしても、「主に噛みつく」=「アセラ国からの独立」ということで、よいのかな?「炎を呼ぶ黒い水」があれば、決して荒唐無稽でもない。アドリアンとセレスト、二人のお手並み拝見です。

    • 0
  2. 評価:3.000 3.0

    面白いけれど、もうお腹がいっぱいなので…

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     絵に描いたようなニセモノ聖女逆転劇。ヒロインフィロメラが、「ニセモノ聖女」となった元凶を作ったのが、「アノ人」というところも、ちょっとは新しい。
     ただ、転生憑依がなかったら、フィロメラは「ニセモノ聖女」のままで、自分の本当の力に気付くことはなかったのか、活躍することはできなかったのか、いつもそれが気になる。まあ、それって、この手の異世界転生ファンタジーもの全般に、言えることだけれど…。
     故国では、全く力を発揮できなかったフィロメラが、「呪われた国」で突然、聖女として覚醒、みんなを救っていくわけだが、それだけ力があるのなら、もう少し元から何とかなっていたのでは?と、ツッコミを入れたくなる捻くれた自分。やはり、自己肯定感、自己有用感が、精神に及ぼす影響は、大きかったということか…。
     比較的、設定がしっかりなされており、伏線回収もそれなりなのに、どうしても揚げ足取りをしたくなるのは、もうこの手のお話に飽きている自分がいるから。転生、聖女、逆転は、もう、お腹いっぱいです…

    • 1
  3. 評価:5.000 5.0

    結婚していなかったんかーい!(笑)

     待ってましたぁ〜、「鬼上司をデレさせたい」の続編ですっ!後ろに「!」も付いて、糖度1000%オーバーから2000%オーバーにパワーアップ、さぞさぞ激甘な展開が…と期待して覗いてみれば、あれれ〜っ、まだ結婚してなかったんかーい💦それどころか、響サン、結婚願望が、なんか薄そうな…
     香純さん、これは事件です!事件は、現場で起こるもの。響サン、幸せ過ぎて、この現状に満足し切っちゃっているかもよー?!ここは一つ、元ヤンウェディングプランナーで旧知のかりんの力を借りながら?響サン包囲網といきますか…(笑)
     出版社とレーベルが変わったので、ちょっと心配しましたが、古町ゆき先生のペンは健在でした。「!」の分だけ、更に落差を楽しめる甘々な展開を期待して、当然星5です!

    • 7
  4. 評価:4.000 4.0

    亡きウィルフレッド一世、渾身の一手

     王族4人による王位争奪戦、タイトルからすると、ヒロインフランチェスカが最終的に女王に?!と予想して読み始めましたが、そんな単純な話じゃなかった…。
     そもそも、賢王と誉れ高いウィルフレッド1世が、何故後継者も決めずに亡くなっちゃうかなぁ、フランチェスカの父親を含め、子供も孫も、たくさんいそうなのに…です。実は、そこがこの物語誕生の肝!リンドールの不敗王が、命の尽きるその直前に、祈りを込めて指した渾身の一手、それが甥、孫2人、息子によるこの「後継者会議」でした。これから、読み始める皆様には、ぜひその視点をもって、読み進めることをおすすめします。「女王陛下と呼ばないで」というタイトルに込められた想いも、最初とは違って感じられるようになるやも?
     フルカラー化ということで、フランチェスカの赤毛は、よりキュートなマゼンダピンクに、国王候補の3人も、それぞれの性格を表す髪色に収まった感があって、個人的には成功だと思います。これで、モノクロ版と同じ1話50ptだったら、言うことなしだったのにな…(笑)

    • 0
  5. 評価:3.000 3.0

    ツッコミどころが多すぎて、内容を忘れがち

    (→レビュータイトルから続く)なんですが、多分、ヒロインがゲーム世界に転生して、ミッションをクリアすれば、元の世界に戻れるってお話…って、誰よっ、人の人生を弄んで、神の真似事をしている不届者わっ💢転生モノって、本当にはた迷惑な設定が多いけれど、このお話も昭和のど根性アニメ「巨◯の星」並みに、ツッコミどころ満載の、原作改変物語です。
     それにしても、まあ細々としたツッコミどころの、多いこと多いこと…。不思議な天然シメジに始まって、包丁の持ち方、調理の手順、ヒロインフィオレのナイトキャップや地味色ドレス等、本筋に関係ないものから、フィオレの退学回避の条件等まで、1話につき、少なくとも1回はツッコみたくなる感じ。
     退学の呼び水となった、あの暴飲暴食の呪いだって、文字どおり「呪われ」ていたわけだから、フィオレに対して責任を問えないはず。にも関わらず、2度も退学勧告をするなんて、学園長、アホか?学びたいと願い、実際に良い方向へと変わり始めている生徒に対する近視眼的態度、教育者の風上にも置けない。
     フィオレは、ずっとぽっちゃりという外見だけれど、最後までこのままかな?これが、突然シュッとでもなろうものなら、ますます読者にツッコまれっと〜(笑)

    • 0
  6. 評価:4.000 4.0

    陰謀打開派?オカルトファンタジー派?

     冥婚…未婚のまま亡くなった者に、死者、或いは生者を、配偶者としてあてがう…このギョッとするような風習が、東アジアだけでなく、世界中あちらこちらの地域で、実際に行われていた(いる?)ということなので、人間って、摩訶不思議なことを考えるものです。
     そんな「冥婚」騒動に巻き込まれてしまった藍子ですが、賢く、胆っ玉の座った彼女のこと、きっとこのピンチも、チャンスに変えていくに違いありません。
     そもそも、正太郎は、本当に死んでいたのでしょうか。単なる仮死状態を、心肺停止と誤認して?それとも、一刻も早く正太郎を亡き者にしたいがために、死んだことにして?そうだとしたら、このいきなりの蘇りも、医学的に説明がつきます。その場合は、一族の陰謀を暴く&断罪路線よね。
     ところが、これがキョンシーならぬ、本当の「黄泉がえり」だったら?う〜ん、オカルト&ファンタジー路線か…。今のところ、どちらにも転がりそうで、それはそれで、興味を惹かれます。
     藍子は、ヒロインには珍しく一重?奥二重?の地味顔。でも、それが逆に、この物語を格調高い雰囲気にしているのかもしれません。藍子と正太郎、二人は本当に、遠からず愛を知るのでしょうか…今後の展開が楽しみです。

    • 2
  7. 評価:5.000 5.0

    ジェンダーレス時代の適材適所夫婦

     冒頭で、SSランクの「氷の竜帝」が登場!誰?このイケメン、ヒーロージルベールの他の姿?それにしては、あまりにも雰囲気違いすぎるし、え?三角関係??と、しばし困惑…でも、10話前後で事実が判明、なんて素敵な落とし所なんでしょう!なるほど、その手があったか〜というナイスな設定です(笑)
     適材適所って言葉があるように、男だから〜とか、女だから〜とかというのは、もう過去の過去。一人一人が、自分に合った技能を伸ばしていけば、世の中もっと生き易くなる。そして、レティシアとジルベールのように、それを認め合える相手が、一人でもいたならば、心は満たされる。「レティシアの武力&ジルベールの頭脳」の組み合わせは、まさに比翼連理の最強夫婦!二人のこれからが、楽しみでなりません。
     ギャップ萌えを楽しめるのも、このお話の醍醐味。見た目はベル・プペー=人形姫のレティシアが、実利主義のおっさん思考というのは、良い意味で新鮮だし、素行不良?の第二皇子ジルベールが、実はワンコで料理上手というのは、まさにギャップ萌え!そんな二人のわちゃわちゃが、いい感じにスパイスになっていて、意外性のある展開を、無理なく楽しめます。
     さて、あっという間に夫婦となった二人。皇家と公爵家の結び付きを疎ましく思う勢力を、無事退けられるのか、そして、ジルベールは、呪われた赤目の汚名を返上できるのか、まだまだ課題は山積みです。でも、この二人なら、きっと大丈夫、この先も、スカッと展開を期待して、星5です。

    • 8
  8. 評価:2.000 2.0

    無理にドタバタを作らなくても…

     画は綺麗だし、主人公たちも、可愛く、カッコよく描かれているしで、十分楽しめる作品のはずなのに、何だろ?この違和感は…自分、多分ヒロインイリナの性格、好きになれないんだと思います。
     BFに興味はないけれど、別に腐女子を否定するつもりはない。でも、「腐女子イリナ」の暴走っぷりは、鼻につく。恋愛は、人それぞれ自由なはずなのに、どうして自分の好みを押し付けようとするかなぁ。
     創作上の二次元の世界の人物を、勝手に推すのは構わない。でも、ノエルとアンリって、この世界では、イリナ同様「生きている」存在なんだよ。どう見てもノーマルのカテゴリーに属す二人に、「攻め」とか「受け」とかを期待して、その役割を押し付けようとする行為は、ある意味ハラスメントでしょ💢
     おまけに、茨木月季の頃からそうだったけれど、後先考えないで突っ走る脳筋ぶりは、ヒロインとしての魅力激減。もう少し賢くあってほしいわ…ヒロインポジじゃなかったら、イリナ、かなり早い段階で、命を落としているよ。そのくらい、危険察知能力に乏しい子爵令嬢です。
     あらすじ紹介で、「ドタバタラブコメディー」とあったけれど、イリナvsノエル、アンリとのギャップを無理に作り出した上での「ドタバタ」は、さして笑えない。画はこんなに素敵なのに、ここまで低い評価になる作品って、珍しいかも?

    • 3
  9. 評価:5.000 5.0

    これは癒される…

     転生継母ヒロインイザベルの活躍は、爽快だし、ヒーロー(多分)テオバルドとの、あれやこれやも楽しみだけれど、はっきりいって、今作の真の主人公は、テオバルドの息子ノア!その愛らしさ、純粋さ、いたいけさに、全てもっていかれてしまいます。よくヒロインたちが、イケメンヒーローを直視できず、「眩しいっ!」と宣うているシーンがありますが、初めてその気持ちが分かりました。初めは、言葉もよく出てこず、表情の変化も乏しかったノアが、イザベルとの関わりや、彼女の考案?した知育おもちゃで遊ぶことによって、どんどん表情が豊かになっていく様は、秀逸です。
     それにしても、作画がほおのきソラ先生なので、イザベルが「最後に…」のヒロインスカーレットに見えて、仕方がない!(髪色は、違うけれどー笑)子供のための知育おもちゃがない世界で、紙芝居、積み木…と、彼女がどこまで無双ぶりを発揮していくのか、とても楽しみです。いずれパズルやブロック、絵本も登場してくるのかな?ノアがあまりにも可愛過ぎて、恋愛ルートに入らず、このまま継母ルートのみでも十分!…と思わせるほどの、彼の激カワぶりに、どうぞ癒されてください。

    • 1
  10. 評価:3.000 3.0

    どこかで読んだ設定も、ここまでくれば…

     身代わり婚モノには、自分から身代わりになる積極的身代わり婚と、無理矢理押し付けられる消極的身代わり婚と、大きく分けて2種類あるけれど、今作は明らかに後者。
     虐げられてきたヒロインが、わがまま意地悪従姉の代わりに、ヒーローと結婚、初めは冷たく当たられたものの、健気なヒロインに絆されたヒーローに溺愛されるようになり、ようやく幸せが…と思いきや、ヒーローのスペックの高さに目が眩んだわがまま腹黒従姉が、横槍を入れ…って、古今東西ほんとどこかで読んだ話。受けるネタとはいえ、他にもっていきようがなかったのかな?
     ヒロイン朱弥子が、身代わりで嫁に来たから良かったものの、日出鶴サン、もし本当に珠子が嫁に来ていたら、どーしていたの?華族としての箔が欲しかったにしても、それ以上に地獄を見たよ。
     物語の導入はテンプレだけれど、「製薬」と「キャラメル色の髪の男の子」ってところが、多分、今後を面白くするキーワード。でも、「キャラメル色の髪の男の子」は、日出鶴サマだろうし、朱弥子の両親の事故は、おそらく叔父がらみだろうし…あれ?やっぱり先が読めちゃうなぁ…。

    • 4

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