Mayayaさんの投稿一覧

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51 - 60件目/全743件
  1. 評価:5.000 5.0

    二転三転、隠しダマ多し(笑)

     愛人もちの国王ジークハルトの元に輿入れした、王女ロイスリーネ。祝福持ちの魔女の娘であるにも関わらず、魔法が使えない彼女は、やがて城での軟禁生活に嫌気がさして、お城の外でアルバイトを始めた?!…と、ここまでは、既出のお話をごちゃ混ぜにしたような、よくある設定。そのまま話が進むのかと思いきや、二重三重のどんでん返し、さらにいろんな要素をぶっ込んでキターーーッで、複雑異世界ファンタジーの出来上がりです。
     では、どんなどんでん返しかというと…
    ①添い寝にやって来るするうさぎ←わざわざタイトルに含まれているくらいだから、その正体は?
    ②リーネがアルバイト先で親しくする人々←えっ、実はあの人(たち)が…!
    ③王宮の一室に軟禁状態のロイスリーネ王妃←閉じ込め方にも程がある!
    ④ジークフリートの愛人ミレイ←誰もその姿を見たことがない…
    ⑤魔法使いでも魔女でも祝福持ちでもないロイスリーネ王女←本人にも知らされていない、凄い秘密が…
     ネタバレ後に読み返してみると、納得!の伏線です。一応、ジークハルトの名誉のために言っておくと、彼は決して不誠実なヒーローではありませんので、ご安心を。配信分までは、結構ジークハルトが頑張っていたけれど、ここから先は、リーネの真骨頂?数多の陰謀に打ち勝って、早く二人のlove×2モードを見せてほしいと思います。

    • 0
  2. 評価:4.000 4.0

    出来た嫁クリスタ&ポンコツジェラルド

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     いつの時代でも、情報を制する者に勝機が与えられるわけで、本作のヒロインクリスタは、その情報戦での敗者。それ故、実家で虐げられ、嫁ぎ先でも酷い扱いを受けた…ヒーローのジェラルド、登場時は、最低最悪野郎です。もちろん彼にも、彼なりの事情が、あったわけですが…。
     それでもクリスタは、誠実に伯爵夫人としての務めを果たすことによって、使用人たちの信頼を勝ち取っていきます。クリスタが信用に値する人物だと気付くのに、一番時間がかかったのが、ジェラルドってところは、ベタな展開。その分、一度心を許したジェラルドの、クリスタへの溺愛っぷりは、半端ない!不器用な大型犬みたいで、そのギャップに萌えます。
     ギャップといえば、ジェラルドって、クールな風を装っていながら、意外とポンコツ。まあ、「仮面」を着けると同時に、他人との接触を極力なくしてきたわけだから、感情表現が上手くできないのも、仕方のないことなのでしょう。彼が、「宝石人」の能力を解放して金属たちを操り、悪者を制圧した場面は、最高の盛り上がりでしたが、反面、なんか笑える絵面に見えてしまったのは、ご愛嬌?
     結論ーこのお話、出来た嫁クリスタとポンコツジェラルドの、人間不信からの再生物語ってことで、結構綺麗にまとまっています。格調高い雰囲気の割には、ジェラルドがポンコツってところが、特にオススメかな。

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  3. 評価:4.000 4.0

    比較して読んじゃう、ごめんなさい💦

    「クズなケモノは愛しすぎ」の小森りんご先生の新作です。とはいえ、原作は異なる作者先生方なので、厳密にこの表現でよいのかは、分かりませんが…。それでも、小森先生が作画された時点で、キャラたちが「小森ワールド」で動き始めるから、不思議です。作画の力って、偉大だわ。
     そのため、どうしても「クズケモ」目線になりがちで、ヒロイン茉白の空気の読めなさ?などは、「クズケモ」のヒロイン葵と被っちゃうかな。そもそも「おじいちゃんと縁を切った」割に、寝殿造みたいな豪邸で、「父親の会社の部下たちと同居」して、「お嬢」と呼ばれ、「ご近所さんから噂」されているという事実に目をつぶって、「普通」の家庭とな?縁を切ったのなら、そもそもボディガードなんて必要ないはずでしょ。世間知らずも大概に…ですわ。
     それでも、一般高校に入って「普通」に馴染もうとしている茉白のことは、地味に応援したくなるし、碧の過保護っぷりを、ドキドキしながら見守るのも楽しいです。そして、なぜ彼が、幼くして「番犬」となったのか、そのあたりの事情も気になるところです。
     願わくば、碧が「クズケモ」の蒼真のように、女子とテキトーに遊ぶ、クズな側面をもっていませんように…(無理かぁ)。一途男子のちょっとアブない溺愛ストーリー、期待しています。

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  4. 評価:5.000 5.0

    回帰したヒロインは、ヒーローを救えるのか

     まず、ヒーローのイアンの落差にびっくり!戦争で傷を負う前の、男らしく自信に満ちたイアンと、マデリン回帰直前の、絶望に満ちたイアンとでは、本当に同一人物?ってくらい違います。あれだけ順風満帆だった男性が、心身ともに傷を負って、全てが変わってしまったのだから、妻のマデリンに心をさらけ出せなかったとしても、仕方のないことだったのでしょう。妻を愛し過ぎた故の、イアンの悲劇かとも思えます。
     だからこそ、回帰によって二度目のチャンスを与えられたマデリンには、自分を取り巻く人々へも手を差し伸べる勇気をもってほしい。イアンに苦しめられた?不倫の汚名を着せられた?結果的に、命を奪われた?それらは全て、回帰前の「未来」のイアンから受けた仕打ちであって、目の前に存在しているイアンの行動ではないはず。「関わらない」ことで、自分だけを守ろうとするのではなく、これから変えられるかもしれない、よりよい未来に目を向ける…それこそ回帰ものヒロインの真骨頂でしょ?
     序盤は、「仮面ライダー牙」のように、現在と過去とを行ったり来たりの構成なので、一瞬混乱しますが、マデリンの髪型とイアンの風貌で見分けがつきますので、ご安心を。回帰したヒロインは、ヒーローを救えるのか…続きが気になる作品が、また一つ増えました。

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  5. 評価:3.000 3.0

    虐められていたから、世界征服かぁ…

     少年漫画の異世界転生ものって、主人公が元世界では、大抵いじめられっ子で、転生したらチート能力手に入れて最強で、そんでもって、脇をかためる女子たちが、ボ◯ドガールかっていうくらい、色っぺぇで…今作では特に、7人(体)の軍団長たちのコスチューム、布の面積少なすぎませんかぁ?って感じ。このビミョーなハーレム状態、男の子の永遠の夢なんですかね。今のところ、主人公ノクトがエロの方には走っていないから、とりあえず「少年」漫画ジャンルに収まっているんだろうな。
     登場する「人間」が、ロクでもないのばっかりだから、完全に魔族目線で読んでしまうのだけれど、まともな人間キャラ、本当にいないのかしら。同じ人間として、ちょっとは救いがほしくなります。
     当面の目標は、残り4体?3体?の軍団長たちの救出。ノクトを中心に、それぞれの種族の特性を生かしながら闘い、現状を回復していくんだろうな。期待以上に画が安定しているので、この手の少年漫画の中では、落ち着いて読めそうです。さて、魔王軍完全復活の、そのあとは…平和的な世界征服?への道のりは、まだまだ遠そうです。

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  6. 評価:5.000 5.0

    期待以上、想像の斜め上行くおもしろさ!

     転生ー曰く付きの出生ー虐待ー運命のターニングポイントー皇族ー新しい家族ー発現する能力ー溺愛ー大団円…って、ざっと要約すると、こんな感じ?この頃は、「転生・虐待・溺愛」の三要素を入れときゃ、何とか読んでもらえる。本作のスタートも、そんな感じでした。
     ただしこちらの作品、双子のアルヘン、アリエン兄妹のダブル主演にしたところが、よかった。二人で悩み、二人で喜び合うことによって、より主人公たちの心情が、浮き彫りになったと思います。特に前半、実母ルラヘルからの虐待によって傷付いた二人が、父皇帝や兄たちの働きかけで、少しずつ心の傷を癒していく様子は、読み応えがありました。
     後半は、打って変わっての天下無双の皇子皇女ライフ、スカッと読めること間違いなしです。困ったことがあっても、三人のお兄様方と、3体+1の守護者と、ラスボスおとーさま皇帝が、控えているんですもの…(笑)。後々、アリエンに主役がシフトした?と感じられる場面が増えますが、ま、彼女も恋したくなるお年頃。意外な人?物と、心を通わせるというオチもご愛嬌で、その勢いで外伝まで楽しめます。初めはパッとしなくても、読む進めるにつれて、どんどん面白くなっていく星5作品、絶対おすすめです。
     ところで、双子ちゃんたち、「私生児」扱いだけれど、正確にはルラヘルと皇帝の「クローン」っていう気がするけどなぁ…。

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  7. 評価:4.000 4.0

    「キャッツ・アイ」をリスペクト?!

     ヒロインが怪盗で、ヒーローが警察設定で思い出されるのは、あの名作「キャッツ・アイ」ただし記憶喪失になったのは、ヒーローの息子ですが。主人公同士の敵対関係及び愛情物語、記憶喪失、復讐、ステップファミリーetc etc…う〜ん、なかなかぶっ込んでますわ〜。
     ヒーローのクリスト様、仮にも公爵夫人に平民を迎えるなんて、まずあり得ない!3回目ともなると、常識ぶっ飛んだ?公爵で警察長官の割には、人を見る目と世事には疎いようです。ま、公爵の地位、強しってか?
     ヒロインのサファイア様、仮にも公爵夫人を演じている間は、「エンジェル」としての活動は控えないと…。バレると、クリストにもデヴィットにも影響が及ぶでしょ?もし、貴族への復讐を優先するのなら、何が何でも「デヴィットの母」は、辞退すべきだった。
     さてさて、お互い詰めの甘い二人が、何だかんだ家族として頑張ろうとするのも、全てデヴィットのため。「エンジェル」をどう着地させるのか、気になるところですが、高らかに謳い上げた「プロローグ」からのハピエンを信じて、この三人を応援していきたいと思います。ところで、クリストよりデヴィットの方が、存在感あるように思えるのは、私だけ?

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  8. 評価:3.000 3.0

    理解も共感も諦めて…

     外国産ものに、不可思議設定は数多くあれど、多分この作品、その中でもトップ10の上位にくると思う。高い評価をつけている方、きちんと理解している方に至っては、ある意味尊敬。決してディスりではなく、その理解力、共感力が、本当に羨ましいのです。
     訳分かんなくしている要因その1は、各国の王侯貴族後継ぎが、全員集合していること。皇帝、陛下、王様、殿下、皇太子、王太子、王太女、王子、親王etc etc…あ、若や奥様もあったっけな?竜族、霊族、英霊軍(どっちの?!)、誰が敵で、誰が味方か大混乱。結局、理解することを諦めた読者その1に成り下がりました。
     訳分かんなくしている要因その2は、ヒロインユミよ、結局あんたはどっちの味方ーーーっ?!となるくらい、あっちにいい顔、こっちにいい顔して、その真意が捉え難いこと。この時点で、共感することを諦めた読者その2が完成しました。
     これだけ、けちょんけちょんにこき下ろしているくせに、それでも続きが気になるって、どーゆーこと?多分、それ相応の魅力があるってことなんですかね。ちなみに、タイトルは「ドラゴン(カシド)を手懐ける方法」だけれど、副題として「皇帝(ジャスミン)も手懐ける方法」を加えても、よいかもです(笑)

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  9. 評価:5.000 5.0

    ギルバート様のご尊顔がコワい…(笑)

     モノクロ版のカラー扉絵が、抑えた色調で、それがこの物語の雰囲気に合っていたので、フルカラー化は如何なものかと、ちょっと身構えましたが、思いの外よくまとまっていて、まずはひと安心。この水準を保ったまま、残りの話数も完走してほしいと願っています。
     それにしても、カラー化で笑っちゃったのは、ギルバート様の厳しいお顔が、モノクロ版に輪をかけて、厳しく描かれちゃっていること。元々、33歳という年齢以上に老けて見えてしまっていたのに、カラー化で一層コワい雰囲気に…。確かにこれじゃ、冷酷辺境伯だわ(笑)シェリルの微妙な髪色の感じも、上手く表現されていて、このレベルでモノクロ版と同じ50ptなら、未購入の皆様にとっては、結構お買い得かも…?
     この先シェリルは、辺境伯家の面々に支えられて、どんどん明るく、強く、美しくなっていくはずだし、ヘタレギルバート様も、心を開いて溺愛ルートに入っていくはず。それがフルカラーで見られるなら、こんなに嬉しいことはありません。願わくば、早くモノクロ版に追いつき、そして、追い越しますように…。

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  10. 評価:5.000 5.0

    何故そこにオルガさま?

     魔法にしか興味のないオルガ様、25歳超でファーストkissということは、当然その先も未経験?!その彼が「責任をとれ」と迫ってくるなんて、マリエル、これは超掘り出しもの!!この提案、のるっきゃない!(笑)
     そもそも、転ばぬ先の杖的に行動していたマリエルなのに、転んだ先に何故オルガさまっ?てあたり、ちょっと笑ってしまう。それも含めて、50pt×4話は、ちょうどいい感じにまとめられていて、お手頃価格で(できれば40pt×4話くらいがもっと嬉しいけれど)、おまけに作者先生の画力が素晴らしくて、これは、オルガ様同様超掘り出し物。
     災い転じて福と為すを、そのまま体現したようなマリエルの大逆転物語?星5でオススメです!

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