Mayayaさんの投稿一覧

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41 - 50件目/全952件
  1. 評価:4.000 4.0

    男子だったら「きむらたくや」?(笑)

    「グランマ〜」の高口里純先生が、また一風変わった昭和ネタで、読者に問題提起をしてくれました。「はらせつこ」で入力すると、一発で「原節子」に変換されちゃうんだから、さすがの原節子。
     でも、正直、昭和の中頃に活躍した女優さんよ?かの山口百恵、ちあきなおみ以上に、スパッと見事に芸能界から姿を消して、その後、亡くなったとき以外マスコミとは、一切関わらなかった潔さ。昭和後半、平成、令和生まれの読者の心に、この名前が、どれだけ刺さるのかなぁと、かなり気になります。
     だから、「原節子」という名前で弄られるという初期設定も、ちょっと実感がない。昔の女優さんの名前だと、気付かれることはあっても、それであーだこーだ言われることって、まずないんじゃないかな?どちらかといえば、今どきのアラサーには珍しい「◯子」と、子がつく名前ってことで、弄られそうだよね。
     これは、開き直ってのびのび生きている魅力的な「原節子」に、当然?の如く訪れたモテ期の話…として読んでいけば、よいのかも。因みに、男子だったら「きむらたくや」なんだろうな(笑)

    • 1
  2. 評価:3.000 3.0

    桜田くんの株が、爆上がり⤴️(笑)

     ももしろ先生の「オオカミ王子〜」は好きでしたが、この作品は、主要登場人物たちが残念過ぎました。
     まず、ヒロイン知枝里。言っていることと、やっていることが、ズレズレで、共感できない。共感できないヒロインは、どこまでいっても可愛く見えてこないから、不思議。
     次に、ヒーロー佐久良の元家庭教師&元恋人の絵梨。はじめは、家庭教師として、純粋に佐久良のことを心配してたんだろうけれど、教師と生徒の一線、越えんなや。相手、未成年の中・高生でしょ?成人してからだったら、何も言うまい。でも、教師を目指していたのなら、絶対に踏み止まるべきだった。
     そして、一番のヘタレは、安堂佐久良、ヒーローの君だよっ💢母親を亡くして、自暴自棄になるって、それこそどーしよーもなく親不孝。彼の甘ったれた依存心が、絵梨の人生を狂わせ、知枝里を振り回し、桜田くんの想いを無碍にした。その重さに、本当の意味で気付いてはおらず、ヒーロー特権で幸せになろうなんざ、片腹痛いって、このことだ。
     主要メンバーがヘタレだらけだったので、サブヒーローの桜田くんの株が、爆上がり!終盤に向かうにつれ、彼の輝きがどんどん増していきますので、この作品、そこんとこオススメです(笑)

    • 3
  3. 評価:2.000 2.0

    少年漫画みたいな極道ネタの女性漫画

     少年漫画みたいな極道ネタ…というのは、構成員の皆様が、みんなコワモテ、そして、ヒーロー(一応)以外の男性キャラが、およそ美しくない、というあたり?コマの進め方も、普通の女性漫画とは、ちょっと違う…ま、ヒロインも、前髪ぱっつんのデカ吊り目で、「美しくなって…」とは、あまり思えんのですがね。
     シリアスな内容かと思いきや、結構コメディー路線。緊張感があるようで、抜けている、いろいろツッコミどころ多しの展開です。真剣の扱いもさることながら、娘に切っ先を向けんなや、ボケナス親父っ💢
     それでも、仮性ツンデレ御曹司社長と、寄木細工ばりの箱入り娘のロミジュリ、いえ、ウェストサイド物語風ラブコメと思って読んでいけばよいのかな?東が青龍で西が白虎なのに、関(東)白虎会と関(西)青龍会とねじれたネーミングで、何とも違和感を感じてしまうところではありますが…(笑)

    • 1
  4. 評価:5.000 5.0

    外堀埋め立て皇女の手のひら転がし物語

     以前、一介の若い女性行員が、相手の社会的地位とか自己の保身とか一切忖度せず、理不尽や間違いをズバッと指摘して、スカッとさせる作品がありました。もしかしてこれは、その「◯◯◯は黙ってない」シリーズへのオマージュ?なんて思いながら、読んでいます。
     実際は、単なる一行員が声を挙げたところで、そうそう簡単に事態は変わらないし、残念ながら、どこの組織でも、そんなもん。だからこそ、クローディアの「暗躍」が、楽しいのでしょうね。
     とにかくこのお姫様、外堀の埋め方が、えげつない。帝国の皇女ってだけでも、人生勝ち組なのに、そこに加えて、美人で、教養もあって、人脈もあるときたもんだから、人心掌握はお手のもの。見事なシビリアンコントロールで、断罪対象者たちを手のひら転がしです。その高尚なようで、実は、陰湿な追い詰めっぷりは、結構クセになりそう…(笑)
     これだけ地位があると、普通は政略結婚の道を歩むのでしょうが、それさえも彼女なら、コントロールしそうな勢い。何気に優秀な従者ベリルとの関係も、深掘りしたいところです。さてさて高飛車皇女サマ、次はどんな高ビーを、見せてくださるのかな?

    • 0
  5. 評価:4.000 4.0

    騙しているのは、誰?

    「悪女」…転生ヒロインアイヴィー、幼い頃からフラグをへし折り続けて、早10年。ほぼ「悪女」の痕跡なし。
    「仮面の騎士」…ヒーローグレイソン、仮面を着けたこと、あったっけ?比喩的な意味では、仮面を被っていたとも言えるけれど、序盤でその設定は、ほぼ解決。タイトルの意味、無くね?
    …というわけで、もはや原作「HEADS OR TAILS」は、影も形もないない状態、全くの違う物語で展開しています。もちろん「悪女は仮面の騎士に騙されない」も本編終了で、続編?番外編?に入ってる的な?
     ちょっと待てよ、「騙されない」が、まだあった!タイトル的には、アイヴィーはグレイソンに騙されない的な印象だけれど、蓋を開ければ、意図的にしろ、意図的ではないにしろ、結果的に「騙している」登場人物、多めです。確かに「表か裏か」…原作、生きていました。だからなのか、よくある転生モノにも関わらず、面白くてついつい読んでしまいます。グレイソンの「顔」命、アイヴィーのブレない性格も、なんやかやで魅力的(自分内評価)
     ちょっと勿体無いのは、男子キャラが多すぎて、その殆どが烏合の衆と化してしまっていることと、物語の核心で「.5」話が絶妙に邪魔すること。こりゃ、作者さんたちに騙されているのかな?(笑)

    • 0
  6. 評価:3.000 3.0

    設定が生かされていないよね?(笑)

     息子ジェイクの「虫除け」のため、援助の交換条件として7歳のサラを花嫁とした、リード前侯爵ジェイク父、いかにも高位貴族らしくて、胸◯そ悪です。おまけに、10年経ったら離婚?その間、ジェイクと関わりをもつなって?アホか?この父!💢
    「虫除け」をしたはずなのに、ジェイクが、令嬢から迫られるのは、何故?「結婚」の事実を、周知していないからでしょ?戸籍上、結婚していれば、あとはどうにでもなると考えたんだ。事実上、結婚の効果がほとんどみられない時点で、ダメダメな策だったことが分かります。
     ダメダメなのは、ヒーローのジェイクも同じ。確かにサラは子供だったけれど、彼はもう少し、自分の置かれた立場が分かっていたはず。百歩譲って、前侯爵存命中は、従うしかなかったとしても、自分が侯爵になってから、何とでもできたんじゃない?自分の結婚だというのに、あまりにも無関心&無責任で、サラに「10年で離婚する約束でしたよね」と、嬉々として言われても、文句のつけようがありません(笑)
     ただし、第一王子クロドに押しつけられた?時間的猶予を生かして、サラに償おうとする姿勢は、評価していいのかな?そして、償いが愛に変わっていく様子を、高みの見物といこうぢゃありませんか(笑)

    • 2
  7. 評価:4.000 4.0

    蓼食う虫も好き好き…で、いいじゃん!

     小学校4、5年生女子の平均身長に並ぶ結衣と、名前の画数が多すぎて、テストの時、微妙に損しただろうなぁと想像できる纏くんの、凸凹思い込み溺愛物語です。
     人の好みはそれぞれだし、コンプレックスを感じる部分もそれぞれだけれど、実際、成人男女の40cm差カップルは、大変なことが多い。日常的に生活する家屋や家具の「丁度良い」を擦り合わせるのも、ひと苦労だし、出産の際も、丁寧な経過観察が必要。そのかわり、お姫様抱っこがし放題っていうのは、魅力的だわ。
     それでも、好きになったら、多少の?不都合は何とかなるのが世のことわり。ここから、結衣と纏の「溺愛事情」を、思う存分楽しみたいと思います。
     一つ気になっているのは、一城咲ルイ先生の作品って、前半キュンキュンしっぱなしなのに、後半、変なキャラがのさばってきて、イライラさせられるケースがあるってこと。ルイ先生、モヤモヤ最少で、おねげぇしますだ…(笑)

    • 0
  8. 評価:3.000 3.0

    植え付けられた劣等感は、簡単には消えない

     真琴が、同棲相手の勇人から、無理を押し付けられても、まともに言い返せないのは、自己肯定感が満たされない人生を送ってきたから…その、主たる原因は毒親。性格的に、人と争わない道を歩んできただけに、隼人に言われ放題なのは、見ていて重苦しい。そのくせ、人に頼ることを知らないものだから、一人で悩んで、いろいろつけ込まれて、ヒロイン的には、かなり残念だと思う。毒母親の下に生まれてしまったのは、決して真琴のせいではないのに、これが「親ガチャ」ってことかぁって、ちょっと納得。
     そんな中で、小田切部長は、捨てる神あれば、拾う神ありの、もちろん拾う神のほう。真琴に対して、本当の意味で、人を信じるってことを、絶賛教育中!毒親から傷付けられ続けた真琴が、信じる心を手に入れて、少しずつ強くしなやかに変化していく様子は、見ものです。たとえ、その小田切部長に、人には言えない大きな秘密があったとしても…で…す。

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  9. 評価:3.000 3.0

    イライラさせられるところが、逆にリアル

     ヒロイン沙雪、32歳、恋愛経験なしかぁ…。昭和だったら、「行き遅れ」とか「売れ残り」なんて言われただろうけれども、これだけ生き方が多様化している現在なら、もはやそれほど特別なことでもない。にも関わらず沙雪の態度は、石橋を叩いているようで、まどろっこしくて、イライラさせられることばっかし。これも、沙雪を「初めて異性と付き合った子」として見れば、この泥臭さと可愛らしさは、十分に納得。ただし、そこに「年上女のプライド」みたいなもんを介在させてくれば、それはそれで、面倒くさい。
     堅太の年下らしい、男あざといアプローチの仕方は、お子ちゃまだなぁと思いつつ、まあ認めてやらないこともない。ここで悩ましいのは、まだ結婚を急いでいない年下彼氏と、正直、年齢のことを考えてしまう年上彼女との、時間感覚ギャップ。ここを乗り越えないと、逆年の差カップルは、なかなか続かない。
     お隣さんとの恋を見積もれていなかったのは、沙雪?堅太?あるいは、二人とも?決してスマートではないところが、逆にリアルで、そんな沙雪の頑張りに背中を押される一作かも…

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  10. 評価:5.000 5.0

    約束をしたのは、あなた

    「神」とは、一体何なのでしょう。イメージとしては、全知全能とか、崇高とか、慈悲深いとか…。けれども、ギリシャ神話の神々に代表されるように、大体は我儘で、自分勝手で、その偉大なる力を気まぐれに使う困ったちゃん。本作の「神」も、自分の思いどおりに動かなかった竜とその末裔に、過酷な宿命を負わせる、八つ当たり野郎のようです。
     世界樹の花が満開になったら、完全な竜へと変化し、人間としての理性を失ってしまう…その宿命に立ち向かおうとしているのは、竜の末裔カイル本人ではなく、身代わり聖女のエレナ。自分が生き残るためでもありますが、それ以上に、犠牲をカイル一人に負わせたくないという誠実さに、彼女の芯の強さを感じます。そして、聖女である自分たちが双子として生まれたこと自体がイレギュラーで、そのため、竜の末裔の運命が変わりつつあるのではないかと考える冷静さと賢さ。このヒロイン、身代わり聖女以上の存在になりそうです。
     息子カイルを消耗品のように扱う父皇帝、密かに皇位を狙う弟シェイン、日和見主義の家臣たち、強い権力を欲する神殿側、敵国エスペラの王子エドウィン…エレナとカイルの状況は、まさに四面楚歌。ここから、どのように逆転していくのか、興味津々です。
     エレナ、カイルの命を奪う約束をしたのは、確かにあなたではないかもしれない。けれども、魂の片割れ、カイルの「イマーゴ」になると約束したのは、きっとあなただったはず。二人の記憶が交わり、お互いを「イマーゴ」と認め合ったとき、きっと奇跡が起こると信じて、星5です。

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