Mayayaさんの投稿一覧

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41 - 50件目/全915件
  1. 評価:2.000 2.0

    何だこりゃ?よもやの、オマージュ!?

     宇宙船に不具合が生じ、やっとの思いで辿り着いた星は、知能と運動能力に秀でた猿が人間を支配する、未来の地球だった…な〜んて有名な話があるけれど、もしかしてそれをオマージュ?「隔離病棟」「2000年後」「獣人」「知能の低い人間」と、何となく相似形のピースが点在しています。
     それにしても、女性の扱い、酷すぎません?全体的に知能が低く、獣人の言葉を理解できない、話せない。5歳児程度の知能があれば、超賢い?獣人の子を繁殖させるためのみの存在で、それゆえ体格重視の、太めが好まれると…何だ、そりゃ?の気分です。
     そんな中、青天の霹靂的に、この世界に放り込まれたヒロイン真白月(ミミ)。現代人の知恵と奇策で、ヒーロー牙狼を懐柔しつつ?彼の溺愛に守られながら、この世界で生き残っていけるのか…続きが気になるっちゃあ、気になります。でも、課金してまでは読まないかなぁ(笑)

    • 0
  2. 評価:5.000 5.0

    くれなゐの繭子

     商家の箱入り娘と思いきや、ヒロイン繭子の何と逞しく、柔軟で、視野の広いことか…。そもそもお嬢様、燃え盛る家屋の中に、使用人の娘を助けに入ったりしないし。そして、人生において、知識を身に付けることが、最大の財産になることを知っているから、弟に勉学を続けさせようとする。父親の教育の賜物であろうが、本人の聡明さにも由来していると思う。
     元婚約者は、嫌な男のテンプレ的立ち位置だが、彼女を苦界に放り込まなかったことだけは、評価したい。女性に肉体労働は珍しい的に描かれているが、農家や炭鉱において、当時の女性は立派な働き手。どんなキツい仕事でも、真摯に取り組む繭子の姿は潔い。そして、自分の頭で考え、目の前の課題に対して、最善を尽くそうとする姿勢が、見る目のある人間の目に留まらないはずがない。
     静也と繭子の新しい関係は、始まったばかり。タイトルの「くれなゐ」は、静也の目に映った繭子の姿に起因しているのだろうが、心を燃やして強く生きようとする繭子そのものを表している気もする。新しい「大正」という時代に相応しい、対等な関係を二人が築いていってくれることを、心から願っている。

    • 48
  3. 評価:3.000 3.0

    ノウゼンカズラの陰で揺れる運命

    「凌霄花=ノウゼンカズラ」…ウンテの命運が語られたとき、ヨニとウンテが出逢ったとき、ヨニがこの世を去る覚悟を決めたとき、いつもこの花は、その側にありました。それはまるで、絶対に「ヨニ」を幸せにしないと決意した、八目修羅の執念を表しているかのよう。同時に、天をも凌駕せよという、ヨニの強い想いが込められていたようにも思います。
     それにしても「神」のなさることの、何と陰湿で、執念深くて、残酷なことか…。人間界に霄花を持ち込んだ代償として、決して「幸せ」になることを赦されないヨニ。ヨニ本人が、霄花を盗んだ訳ではないにも関わらず…です。特に、玉皇上帝、あんたのせいで八目修羅が、どうにも病んでしまって、ヨニとウンテの不幸の元凶になっていると思うよ。
    「私は赤く大きな花となり あなたをお待ちしております」…運命との壮絶な闘いの末に、ヨニの選んだ道…あの選択が正しかったのかどうか、正直分かりません。多分このお話、メリーバッドエンド?ラストシーンをどう捉えるのか、読者一人一人の判断に委ねられている作品です。

    • 2
  4. 評価:1.000 1.0

    五七五のリズムを意識してみました

     中途半端なお色気路線?「ヒーロー協会」という看板背負った悪者風が、わんさわんさと、わんさか登場、敵と味方が入り混じり、おまけに変な仮面もつけちゃって、誰が誰だか分からない。ストーリーの方向性も、決まらない。
     極めつけは、主人公秋人の「異能」が異能過ぎ。人の異能を「剥離」する?そして、ちゃっかり自分のものにする?何、それ、最強、美味し過ぎ。都合も良すぎて、興味半減、泥棒さんと何が違う?応援する気は、ダダ下がり⤵️
    「明日こそわ…」と思いつつ、読んできてはみたけれど、我慢比べに根比べ、そろそろ自分も限界だ。無料分こそ大量に、残ってくれてはいるけれど、その3分で何できる?睡眠選んだ、自分です。

    • 1
  5. 評価:4.000 4.0

    秘密のリリアン

     最初は、たまたまワガママ姫と髪色と瞳の色が同じだったが故に、テオドシウスに差し出された身代わり花嫁リリアンの、絵に描いたようなシンデレラストーリーと思って読み始めました。
     でも、途中から、微妙な違和感が…。まず、ワガママ姫ベアトリスの行動、言動が、ワガママ姫のものにしては、オトコマエ。もちろん、かーなーりー自己中ではあるのですが、それとなく、テオとリリアンをくっつけようと画策する…なぜ?
     それから、リリアンの身のこなしも不思議材料。時々、忍者の心得でもある?と思いたくなるような、鋭い反射神経を見せるあたり、ただのお姫様付きとは思えません。テオの父王が、リリアンを見て、誰かを想い出す様子も気になるし、彼女だけが歌える「小鳥」の歌って…匂わせに匂わせまくったこの展開、リリアンに対するテオドシウスの愛が深まるにつれ、リリアン本人に関する謎も深まるばかりです。
     身代わり姫と大国の王子という究極の格差婚、「溺愛」だけで乗り越えていけるのか、それとも…テオ王子のお手並み拝見です。

    • 1
  6. 評価:5.000 5.0

    京極作品らしくないから。

     作家陣に「京極夏彦」の名前を見つけて、こりゃ覚悟した。複雑怪奇?猟奇的?そんなイメージ…意見には、個人差があります。そして、いい意味で裏切られた…科学的に、ではないけれど、論理的に証明できます!的な?中禅寺秋彦先生、国語の先生でした、読解力は、お手のもの(笑)
     時代設定のせいか、空気感が「怪人二十面相」や「明智小五郎」と重なっているような…あそこまで、奇想天外じゃないから、あくまで空気感。さしずめ日下部栞奈は、小林少年?いや、小林少年は、もう少し戦力になったっけ。ああ、あれだ、時代劇で、「てぇへんだ、てぇへんだ」と言いながら駆け込んでくる、はっつぁんみたいな役どころ。
    「京極作品らしくないのは、先生が謎を解いてしまうから。」…読者は、この後も、安心して読み進めることができます(多分)

    • 1
  7. 評価:3.000 3.0

    電子向きぢゃなかったな…

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     ルイザ曰く、3回の前世で、3回とも恋人の勇者に裏切られたともなれば、4回目の今世、勇者に頼らずに「今度こそ幸せになります!」と言いたくなるよねぇ…うん、それ、正解!だって、ルイザ、4回目どころか、もう数回「前世」があった!そして、そのいずれもが、バッドエンド!!勇者やら、聖女やらを切り離して、生きたくなるのも当然です。
     となると、どういう事実が見えてくるか…そう、このお話、電子向きぢゃありません!(←意見には個人差があります)7回も転生を繰り返し、その都度、勇者と聖女が絡んでくるから、どの時間軸の出来事だったのか、確かめようとページを遡ろうとすると、そのまどろっこしいこと、まどろっこしいこと…そこまで話数と内容を対応させて、覚えておかれんわ〜(汗)
     結局、ざっくり読んで、わかったふうにしてしまいがちでした、自分は。そして、思ったことは、「女神よっ、全部あんたのせいやんっ💢」後半は、複数の勇者+複数の聖女+魔王+女神で、ホントかなりまどろっこしかった…(汗)
     ところで、ルイザのいう「幸せ」って、どんなものだったのでしょう。そして、「今度こそ」本当に幸せになれたのでしょうか。「青い鳥」は、案外目の前にいるのかもしれませんね。

    • 0
  8. 評価:4.000 4.0

    Myタグを付けてみました

    ・メインテーマ…「ファンタジー」←6話目前半で完結してもよいくらいの、早い展開。
    ・シチュエーション…「非日常」「闘病」←ヒロインリディは「魔血過剰症」と闘っていくことになるので。でも、ヒーローエヴァリストに吸血してもらえば、症状は改善!?何、その神設定わ!ウィンウィン&ズブズブの関係が、既に初期段階で決まっている(笑)
    ・人物タイプ…「特殊能力」「人外」「吸血鬼」「妹」←リディの妹ミシェル、期待どおりの欲しがりクズ妹です。そして、リディの元婚約者のクライド、このクズっぷり、腐れ妹にピッタシの相手だわぁ(笑)
    ・人気/その他…これはもう、↑に提示されてるので、そのままで。
    ・関係性…「禁断・背徳」「年の差」←ヒーローエヴァリストとリディの年の差は、軽く300歳!仮に愛し合うようになったとしても、このままじゃ寿命の違いで死に別れ?吸血鬼に吸血されると、その相手も永遠の命を…という、あの究極のご都合主義にもっていく?
    ・サブテーマ…「ダーク」←最低でも、妹、元婚約者、両親への「ざまぁ」は、欲しいかなぁ。
    ・感情/感想…そこはもちろん「続きが気になる」で!

    • 12
  9. 評価:5.000 5.0

    リアルゴリラとのリンクが、俄然面白い!

     小動物系は女子で、男子は肉食系ってイメージが、どうしても付き纏うけれど、このお話、ヒーローが「リス」、そして、16歳ヒロインが「ゴリラ」という、従来の固定観念をひっくり返す、新時代ジェンダーレスな設定…斬新です!
     霊長類最強といわれるゴリラの加護を受けてしまったヒロインソフィアが、戸惑いながらも、その事実を受け入れ、その力をどう活かすのか、真剣に模索する姿が素敵です。これが、ただの筋肉バカとか、腹黒サイコパスとかに与えられていたら、大惨事!それほど、ソフィアの活躍が痛快なのです。
     加護を与える動物として、ゴリラをはじめ、犬、猫等身近なものから、ラーテルなどという聞いたことのない珍種(アナグマの一種らしい…)まで、バラエティーに富んでいるところに、作者先生のこだわりを感じます。力を発揮する際、動物たちの姿がうっすらと現れるのですが、下手に可愛らしくイラスト化せず、動物図鑑レベルのリアルさで描かれているところは、ご愛嬌。ソフィアの背後で、リアルゴリラが腕を振るっている場面は、笑えますよ。
     勿体無いのは、男子キャラの描き分けが、ちょっと弱いところ。サブキャラ、モブキャラの造形が被るのはさておき、メインキャラであるヒーローのルイとエディさえ、かーなーりー被っている…。騎士団で男子キャラが多いから、仕方ないのかな?
     それでも、このお話、星5を付けることを躊躇わないほど、面白い。ソフィア、ルイをはじめとして、個性豊かな王立騎士団の面々の活躍?恋の鞘当て?を、これからも期待しています。

    • 6
  10. 評価:4.000 4.0

    捨てる男爵あれば、拾う侯爵あり

    「捨てられ男爵令嬢」ということだけれど、単に婚約者に「捨てられ」ただけではなく、着の身着のままで家を追い出されるという、文字どおり「捨てられ」令嬢…それが、本作のヒロインソフィアです。そんなソフィアを、森で「拾った」のは、ギルバート・フォルスター侯爵。成り行きとはいえ、王太子サマの命令じゃ、仕方ないものね(笑)
     偶然出会ったギルバートとソフィアだけれど、この二人、実は「ある能力」の発動に関して、運命の?間柄でした。ギルバートのその力は、二人の距離を近付け、ソフィアの両親の死の真相を明らかにする過程で、大いに役立ちます。叔父一家に虐げられ、自己肯定感を根こそぎ奪われていたソフィアが、侯爵家の人々の支えで、少しずつ自信を取り戻し、強さを身に付けていく様子は必見。ソフィアとギルバートの愛情物語ではありますが、一人の女性の成長と自立の物語とみることもできると思います。
     ところで、「黒騎士様」とありますが、ギルバートを「黒騎士」と表現している場面は、ついぞ探せなかった…隊服が黒っぽいから?魔法騎士だから?ちょっと、気になっています。
     完結とは出ていないものの、初回配信分で、物語は一段落。けれども、まだまだ続きがあるそうな…強さを身に付けつつあるソフィアの波瀾万丈の物語、次の配信が待たれます。

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