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美味しいお菓子は家庭内別居を救う!?
一見、ヒロイン雪子の結婚事情、何て酷い扱い!と思うかもだけれど、顔も知らない相手といきなり結婚なんて、昔の日本では、身分階級を問わず「普通」だったのでしょう。むしろ相手が嵩也のように、年が近くて、イケメンで、社会的地位があって、経済力もあるなんて好条件、そうそうないように思います。その上、心も通い合わせられるのならこの身代わり婚、双方にとってウィンウィンだわ。
大正という明治から昭和への過渡期だけあって、いろいろな生き方を選んだ人々が登場します、特に女性たち。その中にあって、ヒロイン雪子が選んだ生き方は、夫が帰ってくる家を居心地よく整える「素敵な奥様」。真心を込めて、嵩也を支えようとする姿に、妻としての矜持を見ました。雪子の作る料理やお菓子が、物語の要所要所でよい働きをしているのはご愛嬌、将を射んと欲すれば先ず馬を射よではないけれど、人間やはり胃袋から!です。この結婚に対して冷酷無関心だった嵩也の、氷のハートを見事解いたのも、雪子のお菓子と誠意だったもんね。
ところで雪子の作るお菓子のレシピ、完璧に頭に入っていたようだけれど、もしかして雪子、写真記憶の持ち主?!(笑)
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大正身代わり婚~金平糖は甘くほどけて~