Mayayaさんの投稿一覧

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61 - 70件目/全955件
  1. 評価:4.000 4.0

    お鈍女子にも程がある!

    「幼なじみもの」って、大好物なんだけれど、最近多いのが、男子が先に恋に目覚めて、女子のほうは、救いようもないほど鈍チンってパターン…それこそ、嘘っ!ってくらいに。だって、発達の段階を考えたら、体・心とも女子のほうが、成熟が早いはず。にも関わらず、昨今の幼馴染女子たちは、「幼馴染の関係を壊したくない」とか「恋って気持ちが、分からない」とか、悠長なことを言っちゃって、幼馴染男子たちを振り回しています。仁乃、あんたのことだよっ💢
     そうなると、幼馴染男子の選ぶ道は、大きく分けて二つ。一つは、行き場のない恋心を持て余し、やさぐれた結果、来る者拒まずのクズ男に成り下がるパターン。正直、ヒーローといえども、これは避けたい。
     もう一つは、一途に、純粋に、純情に、ただヒロインを想い続けるパターン。これは、いいわぁ。本作のヒーロー壱も、こっち側。仁乃がグダグダして、イライラさせられた分だけ、寄せ来る女どもを一刀両断、ブレない壱に救われます。星のほとんどは、思春期の誘惑に負けず、仁乃を大事に想い続けた壱に捧げよう!
     ところで、「いち」と「に(の)」だから、二人の間に生まれる予定?の子供は「さん」になるのかな?(笑)

    • 0
  2. 評価:3.000 3.0

    そろそろ時代錯誤、やめませんか?

     よくある契約結婚、偽装結婚ものですが、今の時代、結婚が事業継承の条件の企業って、実際どのくらいある?家族経営の中小企業なら、万に一つも、そういうのはあるかもしれない。でも、大企業だったら、創業者一族でさえ、実力主義。今どき、結婚が条件なんて、時代錯誤にも程があると思います。
     それでも、お相手が、取引に有利な社会的背景をもつ女性だったら、百歩譲って、可能性ありかも…。でも、会ったばかりの、普通の会社員?現実に置き換えれば、この設定、漫画以上に、漫画です。
     あり得ないといえば、裕也とアヤノのバカップルの馬鹿っぷり。親友の顔して、寝とった何だは、まあ構わない。でも、会社に損失を与えるような、数字の改ざん!内輪の飲み会じゃないんだよ?杏を陥れたつもりかもしれないけれど、一緒に幹事をやったあんたたちの責任も、問われるでしょ?幹事内の情報共有とチエック機能が、為されていなかったって。これで、杏だけを責める会社だったら、企業として終わってる。
     副社長、この溺愛は、本物どころか、設定にリアリティが感じられない、時代錯誤の物語の様相です。せめてここから、イミテーションを脱却するべく、健闘をお祈りいたします。

    • 1
  3. 評価:3.000 3.0

    今どき、こんなことってある?

     現代の高校生なのに、ある日突然「許嫁」!?貴族社会、あるいは近世日本の上流階級、百歩譲って、旧態依然とした昭和のお約束設定ならば、まあ、あり得なくはないパターンだけれど、令和にこれ?そして、なぜかしらさっさと同棲?!こんなネタ、昭和の漫画にいっぱいあったな(笑)でも、ツンデレスーパーお嬢サマを、自分流に染めていく流れは、男子、好きかもしれない。
     浩之は、普通の庶民派高校生として、画のイメージと合っている。ちょっと、もったいないのは、何でもできる孤高の「悪役令嬢」(忖度・迎合せず、耳に痛いことをはっきり伝えるタイプは、こう呼ばれてしまうらしい)彩音サマ。悪役とはいえ、学園で「令嬢」と位置付けられているのだから、もう少し近寄りがたい感&頂上感が欲しかったかも…例えば、「エースをねらえ」のお蝶夫人とか?悪役じゃないけれど。でも、男の子ウケを狙うのなら、このくらいがちょうどよいのかもね。
     さて、庶民派男子高校生が、悪役令嬢を可愛い許嫁に改造していく?ジャパニーズドリーム、浩之の頑張りに期待してしまうんだけれど、どうすればいい?

    • 0
  4. 評価:4.000 4.0

    一途過ぎて、報われなさ過ぎて、切ない…

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     たくさんのヒロインを見てきましたが、本作のヒロインティナほど、ヒロインなのに扱いが酷いお妃さま、多分、他にはいないと思う。
     まず、妾腹ということで家族に虐げられ、自国の使用人にも八つ当たりされ、結婚相手のキースには見向きもされず、勿論嫁ぎ先の家臣・使用人たちからは、搾取され…
     でも、一番酷いのは、国を守るための交換条件として、敵国の王妃となった後に、彼女の身に起こった残酷な出来事。全て愛するキースを守るため、ティナ自身が選んだことではあるものの、王妃としての、そして女性としての尊厳など、どこにも残されていなかった…
     幼い頃のたった一つの初恋の思い出だけで、ここまで自分を犠牲にできるものだろうか。逆に、そんな思い出一つに縋るしかないほど、ティナの人生は空っぽだったのかもしれない。
     救いは、彼女が、あれほど酷い目に遭いながらも、自ら命を断つことはせず、生き抜いたこと。そして、愛を手に入れたこと。それは、ティナ自身の心が、本当に強いものだったからこそ、辿り着けた結果と思いたい。誰よりも力をもたなかった女性が、実は、誰よりも強かったという、真の聖女の物語。

    • 1
  5. 評価:4.000 4.0

    手に入れたいものは?

     タイトルにある「あなた」と「私」は、一体誰を指すのでしょう…小人物ダニエルが、今更ヒロインキーサを手に入れたがったとしても、それをストーリーの中心に据えることは、まずあり得ない。まあ、普通にキーサ目線で考えるなら、「あなた」は、ヒーローセイオッド、そして「私」は、キーサってことになる。でも、この話、そんなに単純かしらん?
     視点を変えると、「あなた」はキーサ、「私」がセイオッドでも、十分あり得る。そして、もっと斜めに見ると、「あなた」はアルタ姫、「私」がセイオッド、あるいは、その逆も…意味深なタイトルには、いつも振り回されます。
     自分の頭で考えることをしてこなかったヒロインキーサ、詭弁だらけの(元)婚約者ダニエル、家門至上主義の父バンスフェルト伯爵、公爵夫人になるためには手段を選ばないアルタ姫、人の不幸は蜜の味という有象無象のモブたち…一癖も二癖もある登場人物ばかりで、気の休まる暇がありません。ヒーローセイオッドでさえ、見せているとおりの人物と信じてよいのか…
     偽りの愛の果てどころか、偽りの関係ばかりで、読むのに相応のエネルギーを使います。それでも、自尊心をもち始めたキーサに幸あれと願うのは、ご都合主義でしょうか。

    • 85
  6. 評価:5.000 5.0

    年上の女房は金の草鞋を履いてでも…

    「年上の女房は金の草鞋を履いてでも探せ」うん、レイモンドの場合は、自分で探しに行ったのではなく、足元を掬おうとした叔父から、押し付けられただけなんだけどね。
    「山内一豊の妻」いやいや、雪麗の持参金・品?10両なんてもんぢゃありません!
    「棚からぼた餅」醜女の野蛮人…のはずだった元第三皇女サマ、実は自国で暇を持て余していた、美貌の超絶才女だったぁ!というスーパーヒロイン落ち、この展開、面白くないわけがありません。
     雪紫蘭(シュエ・ズーラン)、雪麗(シュエ・リー)、シュリー、セリカ王妃…彼女が名前に拘らないわけは、皇女という生まれ故に、その名前を呼べる人物たちも限られていたから?とにかく、発想が自由で、柔軟で、才能に溢れて、策士で、無敵!サヴァン症候群でもあるまいし、一度見ただけでテーブルマナーや宮廷ダンスを覚えられる?アストラダム王国の言語を、座学でマスターする?あまりにも出来すぎくんで、面白くない説もありますが、イライラせずに読めるストーリー展開、自分としては、大歓迎です。
     夫である国王レイモンド、シュリーからは「小麗(シャオレイ…かわいいレイモンドの意?)」と呼ばれ、手のひら転がしされていますが、少しずつ成長していく姿が頼もしい。ただしこのままだと、シュリーの尻に敷かれた感が強いので、ここからLove 要素アゲアゲで頑張っていただきましょう(笑)

    • 0
  7. 評価:4.000 4.0

    何てハードモード!

     転生が複数回なんて、今では全然珍しくもない。そして、その内容といえば、ヒロインが運命(原作)には逆らえず、結局はバッドエンドを迎え続け、今生こそ「今度こそ!」というもの。
     でも、本作のヒロインレベッカは違います。自らの意思で時間を逆行し、愛するイアンを皇太子にするために、悪に手を染め抜いた2度目の生。その「悪さ」が半端なくて、正直、ヒロインを見る目が変わってしまいそう。黒幕デリックの信頼を得るためとはいえ、彼と関係をもつところまでは、ギリありかもしれないけれど、無実の人々を陥れて命を奪ったことは、はっきり言って意味不。大神官の言葉どおり、目的のためなら、周りが見えなくなってしまうタイプなんだね。
     では、大願成就したはずの後の、勝手に回帰させられた3周目、その存在の意味は?もしかしたら、間違いだらけの2周目をやり直すために与えられた、神の慈悲?その割には、レベッカ自身の神聖力は落ち、愛するイアンには2周目の記憶があり、さらにデリックにさえ、あの2周目の記憶がある…何てハードモード!逆行して得られるはずのアドバンテージ、全然ないじゃん!!レベッカ、安心して。3周目の生に救いなんて、望むべくもなさそうだから(笑)
     今までにない「逆行・転生」物語、ストーリーへの期待感は高まります。ただ、人物の頬が痩けて見えるときがあって、そこが好みじゃないこともあるなぁ。

    • 0
  8. 評価:4.000 4.0

    読めば、読むほどに

     ビートリッチェの体を依代に、神性人として覚醒した「レグリア」と、4人の男の物語…いや、ヒョードルは、かなり影が薄いから、3人か?ヒロインレグリアが、神性人としての自分の在り方に疑問をもった時点で、逆ハーという甘い雰囲気にはならず、結果、「逃げれば、逃げるほどに」という危機的状況です。
     まあ、逃げたくもなるわな…一番のヒーロー候補と思われたラヒクは、暴君サイコ野郎だし、甘えたワンコ系と思われたエファは、実は腹黒ギツネだし、一番純朴そうなヴィカンは、真っ直ぐ過ぎて、ある意味おバカ風味?帯に短し襷に長しとは、よく言ったものだ。
     神性人とか精神接触とか、作者様独特の設定は、何度読み返しても、すんなり理解できるものでもなく、レグリアはただ、個人としての自由や自立を守りたいがために、ラヒクやその他の男たちの下から逃げたいんだろうな…くらいしか想像できません。彼女の逃げ足ポーズは、ちょっと運動神経が悪そうだけど…(笑)
     レグリアが、3人のうちの誰と結ばれるのかが、目下の興味の対象ですが、誰とも結ばれないって未来もあったっていいよね?「逃げれば、逃げるほどに」の後に、どんな言葉が隠されているのでしょう…追い詰められる?執着される?後悔する?愛が生まれる?読めば、読むほどに、男たちの行動が分かんなくなってくるけれど、それでも、答え合わせが楽しみな作品の一つです。

    • 2
  9. 評価:4.000 4.0

    アイにはいろんなカタチがある

     王の代替わりのときに、異世界から聖女を召喚し、その聖女への最大の敬意を表す方法として、歴代王と結婚!?何じゃ、そりゃ?勝手に召喚されただけでも、えらい迷惑なのに、その上結婚!?じょーだんぢゃないしっ💢聖女に人権は、ないのかっ💢王様が好みじゃなかったら、どーすんのっ!!
     ただし、ヒロインエデリーンもヒーローユーリも、それを当たり前のように受け入れているから、文化、教育、慣習というものは、恐ろしい…マキウス王国万歳!だよね⤵️
     さて、5歳のアイが、聖女=お嫁ちゃんとして召喚されたユーリ様。まあ、このくらいの年の差なら、光源氏と紫の上のように、十数年も経てば何とかなるはずだけれど、どうもそこまで待てない&アイ自身に事情がある様子…。ここで、エデリーン登場!かくして、「愛情たっぷりな」疑似家族の旅立ちです。
     異性愛、同性愛、友人愛、師弟愛、兄弟愛、親子愛…人の関係の数だけ、愛のカタチも違うはず。マキウスの聖女は、愛されなければ、力を発揮できないそうですが、その愛が「家族愛」だって、いいはずだよね。勝手に召喚って設定は、大っ嫌いだけれど、アイの場合は、むしろそれが人命救助となっている。エデリーン、アイちゃんを全力で愛して、君こそ真の救世主だ!(あ、ユーリも…笑)

    • 1
  10. 評価:4.000 4.0

    勘違いどもを、どうしてくれようか…

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     高校時代、ちょっと憧れていた先輩と再会して、その後、想い想われの関係に…だけだったら、どんなに胸キュンだったことか…例え、ご都合主義といわれようともです。
     でもこの作品、主人公の環と健介が、徐々にお互いの気持ちを確かめ合っていく過程と並行して、とんでもないお邪魔虫が…それも、2匹も!とくるから、ほぼ全編イライラもやもやです。(意見には個人差があります)
     それにしても、昨今自分の思いどおりにならないと、過激化する輩の何と多いことか…本作も、そんな世相を反映して?ヒロイン環の元カレ正行とヒーロー健介の秘書杏奈による、主人公たちへの付き纏い&嫌がらせには、眉をひそめたくなります。引き際って言葉を、知らんのかね。この二人が、途中脱落することなく、最後までストーリーに絡んでくるあたり、敵役として天晴れ!こやつらを排除する過程で、環と健介の絆も深まっていくから、まあ必要悪なんだろうな…
     でも、やっぱりこの二人のやりようは、しつこくて、陰湿で、自己愛が強すぎて、共感できるところは、一つもなし。片想い&ストーカー気質は、せいぜい石川ひとみの「まちぶせ」か、あみんの「待つわ」程度にしておいてほしいわ(笑)

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