Mayayaさんの投稿一覧

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61 - 70件目/全998件
  1. 評価:4.000 4.0

    今度は「白魔導師」かーい!

     この手の不遇職業モノを、いろいろ読んでいると、今、目の前にいる主人公が「何設定」なのか、ついつい忘れがちになってしまう。これは、全く個人的な理由で、決して作品のせいではないのだが…。
     本作のヒーローロイドも、赤魔法師?黒魔術師?支援職?あ、白魔導師だった、何する人?って、思い出すの、大変!セルフレジが増え、それぞれ仕様が異なるから、その都度混乱するのと似てるかも…。
     このロイドくん、師匠の指導方針の賜物か、自己肯定感が異様に低い。勇者パーティーでは、勇者及びその周辺がアホで、その価値に気付かず、その後のSランクパーティーでは、いくら褒められ感謝されても、通常運転。控えめなところは日本人好みだけれど、そろそろ自分の価値に気付いてもよい頃だよね。
     ロイド周辺キャラに、クセつよ女子が多いのも、この手の作品によく見られること。ハーレム的にというよりは、読者が「推しキャラ」の選択の幅を広げられるように、というご配慮なのかな?
     ヒーローロイド、確かに無自覚に規格外の大活躍。でも、規格がいろいろだと、ほんっと混乱するので、できれば作品間同士、規格を統一してくんないかなぁ…

    • 0
  2. 評価:5.000 5.0

    思春期全開!?奥手な二人(笑)

     少年漫画ジャンルなので、いつものパターンの、チート冒険者クエストもの?と思って読み始めたら、ところがどっこい、純情青年のマドンナ攻略モノでした(笑)。ほっこりすること、間違いなしです。
     冒険シーンが、ないわけではない。でも、既にヒーロージェイドは、最高位の十つ花ランクに達しているため、大抵あっさりとクエストを達成し、無駄にバイオレンスに走ることはありません。
     また、ホワイトドラゴンのドラミ(何という命名だ!)を預かっている関係で、子育て漫画の側面もあるかも…ジェイド、独身なのに、なかなかいいお父さん、してるよね?
     でも、何といっても一番の見どころは、ジェイドとガーネットさんの超絶スローモーな純愛のゆくえ。現代日本なら、中学生レベル?の気持ちの近づき方が、この上なくもだキュンで、ニマニマしてしまいます。この二人、一体何歳設定だ?と疑いたくなるほどの奥手っぷり。でも、こういうピュアな恋愛、悪くない。
     最近は、少女・少年ジャンルと銘打ってはいても、なかなかアダルトな表現をぶっ込んでくる作品が少なくない中、こちらは安心してお勧めすることができます。ガーネットさんを想うジェイドの心の声、思春期全開で、大いに楽しめますよ〜。

    • 1
  3. 評価:3.000 3.0

    ああ、空回りヒロイン(自称悪役令嬢)…

     推し活ゴリゴリのアラサー女子が、推しの存在する世界に転生しちゃったもんだから、まあ、しつこいわ、しぶといわ、あざといわ…目論見が全て外れても、次なる策を講じ、推しのために体を張る心意気…佐藤飛鳥改めアリアネルさま、あなたは、どこへ出しても恥ずかしくない、立派なアレキ担です。
     ストーリー自体は、ヒロインアリアネルのドタバタぶりと、ヒーローアレキサンドライトのシリアスぶりのギャップが、面白いかもです。アリアの最終目的が、アレキと「正ヒロイン」マリンとのハッピーエンドなのに対し、原作補正のせいか、マリンは、弟王子のオニキスとどんどんよい雰囲気に…。それを正さんと、孤軍奮闘するアリアがイタ過ぎて、正直ちょっと引いてしまいます。
     一方、アレキはアリアのことが気になってたまらないのに、勘違い&行き違い&不治の病(呪い)のせいで、なかなか素直に気持ちを伝えられないよう…。まさしく「推し(アレキ)の一途すぎる執着を、私(佐藤飛鳥=アリアネル)はまだ知らない」だね。ああアリア、完全に空回り…(笑)
     アレキの想いは、アリアに届くのか、そして、彼の命の灯火は…?ハピエンを期待しつつも、しばらくはこのドタバタから、目が離せません。

    • 0
  4. 評価:3.000 3.0

    「13番め」である意味は?

     ん?これが女性漫画ジャンル?って思うほど、少女漫画っぽい設定、展開です。義妹いじめ、婚約者の地位を巡る陰謀、逆恨み、ダメ父のダメっぷり、元婚約者の暗躍etc…etc…。どれも、めんどくせ〜と思うようなネタですが、変に長引かせないのが、この作品の良いところ。大体10話程度で解決しますので、ストレス指数は許容範囲内です。
     タイトルの「13番めの婚約者」には、期待したほどの意味はなさそうですが、よく考えれば、男爵令嬢のイリアが公爵のエリオットと婚姻だなんて、家格が違い過ぎる。もしかしたら、「13番め」だったからこそ実現した縁組だったのかもしれません。
     イリアと知り合う前の、エリオットの無表情&諦めた感&冷徹さも、それなりに謎。お姉サマと腹違いってことが、何か関係ある?設定が甘くて、ご都合主義に走っているのか、それとも、これから深掘りされていくのか、今後の展開が気になるところです。
     けれども、こういった全ての疑問を凌駕するのが、ヒロインイリアのスーパーポジティブ脳内お花畑滅私奉公慈愛の聖女思考。結局、彼女に絆される?こんなお人好しのヒロイン、一人くらいいてもいいよね?

    • 0
  5. 評価:5.000 5.0

    原作改変は既に始まっていた!?

     いきなり衝撃的な展開!バッドエンドを回避するために、伯爵のカーエルと契約結婚したつもりだったのに、実は黒幕大公その人だったと…まるで、ヒッチコックばりのホラーサスペンス!おまけに、エンリカの命を奪うはずの黒幕大公サマ、彼女を絶賛溺愛中!?ヒロインが「エンリカ」に憑依して、約1か月。その間、彼女が行った努力といえば、「悪女」サラを懐柔することくらい。にも関わらず、これだけ原作が変わり始めているのだから、あれ?エンリカ以前に、原作を変えようとしている子がいるかも???と考えるのは、荒唐無稽過ぎるでしょうか…
     それにしても、黒幕大公カーエル様が、悪魔的に美しい…。そして、彼の周辺男子たちも、負けず劣らず美しい…。ちょっとしたイケメンパラダイスです。
    「あなたに私が必要であるように 私にもあなたが必要なのです」カーエルは、なぜ詐欺師のような真似をしてまでも、エンリカと結婚する必要があったのか、そして、失われたエンリカの魔力は取り戻せるのか、今後の展開が、とても気になるところ。金曜午前零時の楽しみがまた一つ増えました、が、同時に、夜更かしと金欠病も、二人三脚でやってきそうです…

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  6. 評価:5.000 5.0

    亀の甲より年の功!?

    「亀の甲より年の功」という諺があるけれど、そして、鼈甲は貴重だけれど、やっぱり39歳(42歳?)滅私奉公日本人サラリーマンの仁徳は、侮れない。見た目少年、中身アラフォーのおっさん竹林竜馬のやり直し転移物語です。
     若い肉体、そこそこの?容姿、かなりの魔法スキルに恵まれた上に、精神的に成熟しているんだから、ヒーローとしての条件は、十分に満たしている。おまけに、「セイルフォール」の神から祝福されている?何?それ、最強じゃん!
     転生ものって、転生・転移させただけで、前世の人物の生き様には触れないことが、結構多い。でもこの作品は、「竹林竜馬」の人生を丁寧に拾い上げ、セイルフォールのリョウマと比較することで、「自分のために生きる」ことの意味を考えさせてくれます。
    「捨てる神あれば拾う神あり」地球の神には、見捨てられていたかもしれない竜馬が、セイルフォールの神に拾われて無双する…何と気持ちのよい物語でしょう!徐々に「素」を出し始めたリョウマが、ありのままの彼で幸せを得られるよう、見守っていきたい作品です。

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  7. 評価:4.000 4.0

    知らぬはヒロインばかりなり!?(笑)

     酔った勢いで(偶然の成り行きで)皇后になりました…ってだけの話かと思っていたら、そんな単純に物事が進むわけ、ないよね?暴君とはいえ、仮にも皇帝の結婚。酒場で出会った、初対面の酔っ払い娘と結婚するなんて、いくら政略結婚・契約結婚・便宜結婚でも、ないない(笑)
     思えば、結構早いうちから、伏線は張られていた。未婚女性を集めた舞踏会の前に、皇帝ロペルチェが呟いた言葉…「指輪なんかで永遠に縛っておけるのなら… とっくにそうしていたというのに…」ん?ロペルはエレノアのこと、以前から知っていた?一体、いつから?ってことで、実はこのお話、なかなか複雑な構造の転生・回帰もののようです。
     エレノアが惹かれているのは、ロペルの整った顔だけ!というのが、最初の掴みだったのですが、回を追うごとに、暴君ロペルの面影よ、今いずこ…っていうくらい、彼が甘々になっていって、面白いです。同時に、ロペルにとっての今生が、相当数回を重ねたものであることも判明し、非常に興味を引きます。
     回帰といえば、エレノアのアカデミー時代の先輩で、他国の王子である「ユデル先輩」…彼の存在も、気になるところ。よもやよもやの、知らぬはエレノアばかりなり?(笑)酔った勢いで結婚を申し込んだけれど、実は仕組まれたものだった?!ってことで、謎解きは、続きを読みながら…

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  8. 評価:3.000 3.0

    (元)にした理由は?

     反社ネタの作品は、正直好みではないのですが、この作品は(元)なので、まあ、そういうこともあるだろうと…それでも、わざわざ反社繋がりの設定にする必要あるかどうかについては、疑問符がつきますが。
     そもそもヒーロー幾月を、(元)にした理由は、何だったのでしょう。体に模様を描きたかっただけとは思えないので、やはり(元)とはいえ、完全には一般人に戻りきれない葛藤を、伝えたかったのでしょうか。それなら、当事者の幾月、そして、そのパートナーであるヒロイン梓の「迷い」は、ある程度表現されていると思います。たとえ現実には、こんなにキレイに解決することはないだろうなぁ…と、思ってはみてもです。
     たまたま社長の息子だった幾月は、社会復帰する場がありました。人間は何度でもやり直せる…にも、賛成です。それでもそれを、(元)を用いてまで表現する必要があるかについては、やはり疑問です。

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  9. 評価:4.000 4.0

    ヤンデレ魔術師&断罪モノの融合物語

     このタイトルを見て、クレイン&セキモリ先生の「ヤンデレ魔法使いは…」を思い出した方、相当数いらっしゃるようです。どちらを先に読んだかによって、受ける印象も随分違ってくるから、送り手さんは大変ですよね。
     ヒロインルーナとヒーローリヒトのビジュアルや関係性、TL要素など、確かに被る点は多め。でも、決定的に違うのは、悪役令嬢断罪要素。ルーナの腹黒妹レイチェルと元婚約者クランツが、絵に描いたような敵役で、「ざまぁ」大好き読者の欲求を、十二分に満たしてくれます。
     さて、魔術至上主義社会で、二人の愛は認められるのか、そして、リヒトの愛をルーナは受け止め切れるのか、いろいろ気になるところです。この際割り切って、先行作品と比較しながら読み進めるのも、また一興かもしれません。

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  10. 評価:5.000 5.0

    この結婚、今度は必ず成功するよね?

    「責任を取れない者同士が子を持てば 苦労するのは子どもだ」
    言い得て妙、リオナの師の言葉です。結果、一周目のリオナは、伯爵家の後継であったにも関わらず、最後まで自己有用感を満たせず、命を落とすこととなりました。では、なぜ彼女は、レロイとの結婚前に回帰できたのか…それは、誰の願いで、どんな代償を払うことになるのか…物語は、まだ始まったばかりです。
     よく「絵が綺麗」というフレーズを目にしますが、本作は、間違いなく「絵が綺麗」。カラー処理の仕方は勿論、登場人物一人一人が個性的で、思わず見入ってしまいます、モブでさえも…。◯塚かS◯Dかばりにアイラインが濃く入って、目力が強くなり、格調高い雰囲気を生み出しているので、この物語の世界観にぴったり。その分、時々見られるイオナの微笑みや、レロイの照れたような表情がギャップ萌えで、二周目の彼らの「結婚」、期待大です。
    「この結婚で不幸になることがないように 一緒に努力しよう」リロイがイオナに告げた言葉…まだ、二人の間に「愛」は生まれていないのかもしれないけれど、その兆しがしっかりと感じられる象徴的なシーンです。この結婚、今度は必ず成功するよね?金曜午前零時のワクワクが、また一つ増えました。

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