3.0
ふらふら福子、実は等身大?
開始当初は、なんかドタバタしていたけれど、回が進むにつれて、どんどん深く面白くなっていくタイプのお話です。肇の頭でっかちぶり、神野のクズ人たらしっぷりが、その魅力の一端ではありますが、何といってもヒロイン福子の優柔不断ふらふらっぷり!ヒロインとして、どーよっ💢て感じですが、多分この反応こそが、リアルで等身大で、この物語の面白さの原動力になっているのだと思います。
この三人、仕事はできるのに、どーして人間関係をうまく構築できないかね。肇は頭でモノを考え過ぎて、細かい機微を汲み取れない、神野は人たらし故に、二股かけた挙げ句、結局は離婚、そして福子は、不器用なもんだから、二人の男の間で行ったり来たり、愛に臆病になっている…ほんとに世話の焼ける三人です。
聖人君子とまではいかなくとも、ヒーローやヒロイン然としたカッコよさを期待していた方にとって、見事に肩透かし。でも、この格好悪さが人間らしくて、このお話の魅力になっているのかも。
惜しむらくは、中盤あれだけ盛り上がったのに、その後、最終話に向けて、どんどん尻蕾になっていったこと。消化不良のまま終了したのは、かなり勿体無いなー。
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ライバル婚