Mayayaさんの投稿一覧

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511 - 520件目/全942件
  1. 評価:5.000 5.0

    予測不能のファンタジックミステリー

     蛙や野獣の王子様、白鳥のお姫様等、古今東西高貴な人々が、呪いによって姿を変えられた物語は多々ありますが、こちらは、猛禽類の伝書鳥になってしまっていた王女様のお話。なぜ、鳥かって?それが、いまだに分からない!でも、プロットはしっかり練られている印象なので、きっと納得の説明があると信じています。
     このお話の面白さは、それまで自らの存在を隠しながら生きてきた第8王女ゼルイネが、伝書鳥という身分を得て、初めて故国や国民を守るために働き、自信をつけていく過程です。命を守るため、隠れて生きてきたからこそ、観察眼が研ぎ澄まされ、客観的に物事を捉える能力も身に付いたんだろうな…。鳥の姿とゼルイネの姿とリンクさせながら描かれているので、二人?の姿が違和感なく重なり、可愛さ倍増です!気分はバルハイル卿だぜぃ?(←本作のヒーローです)
     もう一つのお薦めポイントは、何と言っても、ゼルイネとバルハイル卿の恋の行方。まだ、お互い恋とも意識していない段階ですが、読者には分かる!これ、絶対むずキュンパターンだ。
     バルハイル卿の婚約者第2王女の存在や、王家の「血」の伝説、伝書鳥の中に魂が入った秘密等、まだまだ先が読めないことだらけで、逆に楽しみ。予測不能のファンタジックミステリー、星5で激推しです!

    • 5
  2. 評価:5.000 5.0

    どんどん面白くなってくる!

     初めは、説明が長ったらしくて、設定も複雑で、専門?用語も多くて、ヒロインは残念な尽くす系で、おまけにBLと間違えそうで、正直あまり内容に魅力を感じませんでした。けれども、受け流しながら読むうちに、少しずつハマっていき、どんどん面白くなっていくから、あら不思議。初っ端で諦めないで、無料分がたくさんあるうちは、ぜひ読み続けることをお勧めします。
     面白さの源は、やはりヒロインイヴォナの成長。1周目の失敗を糧に、相手の裏をかきながら成功への階段を駆け上がる流れは、他の異世界転生ファンタジーと同じですが、更にイヴォナ自身が努力して召喚師としてのスキルを上げていくところがミソ。異能があるとか、ヒーローに守られっぱなしとかじゃなく、自分で考えて、工夫しながら行動して、正しいと思うことを貫けるようになっていくんだよね。自己有用感って大切。
     気になるのは、まだまだタイトルどおり「かりそめの公爵夫人」状態だということ。読者から見れば、あ“〜っ、焦れったいっ!!なのですが、またそれも王道か…。元からイケメンのクロードと、クロードに大切にされてどんどん綺麗になるイヴォナのこれから、課金して読む価値は、きっとあると思います。

    • 6
  3. 評価:4.000 4.0

    キラト先生っぽくないかも???

     キラト瑠香先生は好きな作家さんの一人なので、楽しみに紐解いてみましたが、ん?なんか違ぁ〜う…。フルカラーのためか、キラト先生独特の透明感っつーか、儚さっつーか、そんな感じが欠けた印象。中間色多めの色彩で、これはこれでよいのですがね…。
     それから、ストーリー。思った以上にギャグテイストが入っていて、これも、これまでのキラト先生の作風とちょっと異なる印象で、ん?新境地開拓?シナリオが他の方だからなのかな?
     さて、内容は王道の契約結婚ーま、タイトルが「ビジネス婚」だから、今さらか。でも、司さん、会って2回目の雅にビジネス婚をもちかけるなんて、軽い?それとも、少しはシンパシー感じた?これまで彼女が途切れたことがなく、28歳にして元カノ20人の司が、雅とどのように向き合っていくのか楽しみです。
     取り敢えず「ビジネス婚」にコマを進めた二人ですが、司を思いどおりにしようとする彼の父親を筆頭に、元カノ、元カレ、シン・お見合い相手etc、ありとあらゆる邪魔が入りそうで、これから相当覚悟が必要そう、雅と司も、読者も…。途中、どうグジャグジャしても、それはそれで仕方がない!最終的に、溺愛司が待っていれば、それで良いので、シナリオ担当者様、よろしくお願いしま〜す!

    • 5
  4. 評価:4.000 4.0

    これはまぎれもない物語詐欺ですっ!

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     伯爵家を存続させるために、契約結婚を目論んだレイリン。どうせ期間限定なのだから、後腐れのないよう準男爵と結婚したと思ったら、実は帝国にとって重要人物であり、大公位をもつ高位貴族の男だった…で、「結婚詐欺」かーという雰囲気でした、途中までは。
     だから、序盤は陳腐なドタバタ劇の様相。なぜ冷酷なカリアードが、こうもレイリンに懐くのかということも疑問で、画は綺麗なものの、今ひとつストーリーには魅力を感じませんでした。
     風向きが変わったのは、大地の女神アルベラが、侍女ベラとして登場してきたあたりから…え?神様たち?え?封印?え?レイリンはカリアードに安らぎを与える「星の欠片」?え?カリアードは神々を封印するために造られた存在…?転生は転生でも、こっち方面の転生だったかぁー。レイリンとカリアードのドタバタラブコメが、今や、壮大な?転生神話物語に進化しつつあります。
     身分詐称の結婚詐欺どころか、普通の人間でさえなかったカリアード、そして、レイリンよ、お前もか?単なるラブコメを期待していた読者にとって、これはまぎれもない物語詐欺ですっ!

    • 3
  5. 評価:5.000 5.0

    チャンスだ明人、クズ彼をぶっ飛ばせっ!

     ヒロインつぐみを巡って、同棲相手の圭と元ヤン教え子の明人が繰り広げる恋の三角関係!?では、断じてありません!そうなるには、圭がクズ過ぎる💢趣味モラハラ、浮気常習のマウント男は、一途な明人クンの爪の垢でも煎じて呑んでいろってか?
     つぐみは、高校教師という強めメンタルが必要な職で成功しているにも関わらず、圭から言われ放題ってことは、精神的DVが分からないくらい、心が麻痺しちゃっているんだろうな…。だから、明人が気付いてくれて、本当に良かったと思う。好きな相手のことは、よく見てるってことか。
     この先どう考えても、つぐみと明人がくっつくしかないんだけれど、年の差?社会的立場の差?世間体?同棲相手と築いてきた年月の重さ?etcで、なかなか一歩を踏み出せないつぐみ。さあ、明人先生、出番です!不良時代に培ったヤンチャパワーと、つぐみの為に生まれ変わったその一途さで、押して押して、押しまくれっ!普段は礼儀正しいのに、時々出てしまうヤンチャの片鱗が、萌えポイント、年下男子の一途愛、期待しています。

    • 23
  6. 評価:5.000 5.0

    ちょっとー、実はこれからでしょっ!

     常人より抜きん出た能力をもつ…子供の頃は単純にそのことに憧れたが、大人になった現在は、少し違う。何故なら、そこにリスクがあることを、今は知っているから。「出る杭は打たれる」だ。
     だから、小春が「目を合わせることで 人の心の声が分かるようになった」ことも、彼女を苦しめるものでしかなかった。人って、大体は表の顔と裏の顔を使い分けているから、心の声のほうは‥ね。
     家から出られなかった小春を救ったのは、京都の街と「さくら庵」に連なる人々。叔父宗次朗が澪人の姉杏奈にかけた言葉が、巡り巡って小春の背中を押すことになる。「妬みも本心なら 表の言葉も嘘じゃねーよ 片方だけで判断するな」結局、開き直るしかないんだろうな、高台家の人々のように…?
     コミカライズあるあるというつもりはないが、原作はまだまだ続くのに、コミック化は超中途半端!これから、拝み屋さんとしての本領発揮だし、京都の街の不可思議さも際立ってくるし、何より、小春と澪人の関係が…!?ぜひぜひ、蒼崎律先生の画で続編を!

    • 2
  7. 評価:3.000 3.0

    急転直下?やっつけ仕事感あり

    「ごめんなさい…生まれてきて…」今作も、◯◯がないせいで、ヒロインが徹底的に虐げられる家庭環境設定からのスタートです。家族なのになぁと思う反面、もし、民主主義教育に切り替わっていなかったら、そして、食料を十分に確保できる国でなかったら、案外日本でも、こういう家族内差別、あるいは口減らしが横行していたかもしれないと思うと、ゾッとします。
     基本設定は悪くない。つまり、黒魔法使いでも、愛と共感をもって寄り添えば、闇堕ちしないってことなんだよね、ライナーくん?「罪を憎んで、人を憎まず」の大前提が、生かされていると思う。そして、ライナーのティナへの傾倒ぶり、無償の愛で包み込む様子は、それまでの胸く◯悪さを一蹴し、ティナの自己肯定感も高まって、これからの展開を期待させるものでした。
     それだけに、ラスト5話の急転直下?やっつけ仕事感が、とても残念。初めから、こうするつもりだった?それとも、途中で思考が行き詰まった?まさかの、打ち切り? ???が並びます。ptの割には、フルカラーでボリュームがありますが、課金して読むかどうかはお任せします。

    • 14
  8. 評価:5.000 5.0

    メシマズの世界に咲いた一輪の花

     死んだわけでもないのに、異世界に召喚されちゃってって、その上、一方通行で元の世界には戻れないって、女神さま〜ぁ、何てことしてくれちゃってんの〜っ!?ヒロイン理沙は、この手の異世界転生ヒロインの中では、最も理不尽に?転生させられた一人かもしれません。
     それにしても、女神様都合で勝手に召喚されたのに、不貞腐れることなく、むしろメシマズを何とかしようと奮闘する理沙の、何と逞しいこと!理沙に料理を教えた、お母さんとおばあちゃんに感謝だね。理沙の料理を食べた人々みんながみんな、その味の虜になるあたりは、ちょっと都合良すぎな感じがしますが、それだけメシマズだったということで…。
     物語の主流は、料理に関わるエトセトラなのですが、理沙とジークの両想いコーナーもあります。二人とも、こっち方面は奥手で、やや鈍チン同士なので、ピュアな焦れ恋になりそう…。でも、これで理沙の異世界定住は確定的かな?
     メシマズの世界に、美味しい料理を広めたいという夢の実現に向け、工夫と機転で次々と「イベント」を乗り越えてきた理沙。このまま異世界で勢力?を広げていくのか、それとも…。見知らぬ異世界で、一人奮闘する理沙に敬意を表し、星5を捧げます。

    • 0
  9. 評価:3.000 3.0

    平安悪女って誰?

     平安悪女ってタイトルにあるけれど、誰のこと?タイムスリップしたヒロイン「五月」はもちろん違うし、平将門の娘「安芸」だって、罪人の娘ってだけで、悪女とはちょっと違うよね。そもそも将門の評価だって様々あるわけだから、単純に将門を悪とする考え方には賛成できない。
     安倍晴明をヒーローにした作品はたくさんあるから、タイムスリップ+将門の娘で、差別化を図ったのかな。そのため事実1%、空想99%の割合で、自由度の高いお話作りをしていると思います。一話64pは、決して安くないけれど、それなりのボリュームがあるので、許容範囲。
     気になったのは、フルカラーなのに、何か絵柄や色が地味な感じがすること。一昔前の学○漫画や漫画で読むシリーズって、まさにこんな感じ?ストーリーはなかなか面白いのに、今一つのめり込めない理由の一つになっています。結構、あちらこちらに話を広げているので、うまく回収して、きちんと完結してほしいかな。

    • 0
  10. 評価:5.000 5.0

    Lv999の恋って?

     やったことのあるゲームは、インベーダーゲームとスーファミ時代のドラクエⅤくらい。だから、作中のゲームの話とかお約束とかは、ほぼほぼ全く分からない。それでもこの作品が、現代ゲーム事情を程よく混ぜ込んだ、ゲーム通あるあるの恋愛漫画だということくらいは、理解できる。
     とにかく、山田秋斗がかっこいい。顔よし頭よしゲームよしなのに、基本対応は、基本「塩」でも、その泰然自若としているところが、たまらない!その山田が茜と出会い、天然な?構えない人柄と接するうちに、絶食男子→塩男子→草食男子→ロールキャベツ男子→肉食男子と変貌、もといLvを上げていく様子は、身悶えするくらいワクワク。
     しかも、山田はあまり喋らない。その彼が、何を考え、何を想い、次に何をしようとしているのかを、目線と行動、そして周囲の言葉をもとに理解していく…これ、なかなか楽しい作業かも?
     冒頭で述べたとおりゲームをやらないので、どうなればLv999の恋になるのか、見当もつかない。それでも、人見知りの母親との約束を踏まえて、茜を「そのうち」母親に紹介しようと思っていた山田秋斗…まだ高校生だけど、その気持ち、信じて待っていていいんだよね?二人の恋愛Lvのランク上げ、ガチで期待しております。

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