Mayayaさんの投稿一覧

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521 - 530件目/全747件
  1. 評価:4.000 4.0

    あ〜あ、やっちまったなぁ…

     年の差政略結婚結婚あるあるって感じのスタートです。エルクシードくん、口さがない友人の関心を、美しく成長したリリアージェから逸らすつもりで、「子供を押し付けられた」とか「女性として見ることはできない」とか言って、牽制したつもりだったんだろうなぁ。でもさぁ、言葉って一度話し手を離れたら、独り歩きを始めちゃうんだよね〜。あ〜あって感じです。
     リリアージェ、エルクシードのことが本当に好きだからこそ別れを選ぶって、どれだけ良い子なの?こんな健気な子には、絶対に幸せになってもらわなくっちゃ、少女・女性漫画は成り立たない。
     今後の展開としては、リリアージェが義母と王太子妃を後ろ盾に、エルクシードは王太子を味方につけ、夫婦喧嘩?の二重構造、ちょっとしたドタバタ?が楽しめるのではと期待が膨らみます。図らずも、乙女の心を傷付けたエルクシードくん、この責任はしっかりとっていただきましょう。さあ、ベタベタ溺愛物語の始まりです。(きっと)

    • 36
  2. 評価:4.000 4.0

    似ているお話は多々あれど…

     大正時代の日本なら、身体や知的に障がいのある人への差別は、現代とは比べ物にならない程、強いものだったと聞いている。女性に関して言えば、美醜と出産可能かどうかも、価値付けの要因。顔に痣のある清子は、遺伝するかもという疑いも含めて、利用価値なしと早々に仕分けられたことは、想像に難くない。家柄が良ければ良いほど、誰の目にも触れぬよう、納戸や蔵に押し込められて暮らしていたとしても、不思議ではない時代である。
     一方、ヒーロー朔弥も、目がほとんど見えないというハンデを負っているが、そこは男、イケメンだからなのか、血筋を残すためなのか、清子ほどひどい状態ではないらしい。
     こんな二人が、お見合いによって出会って…という話だが、確かに似たような設定のものは、洋の東西を問わず数多くあり、結末もほぼハッピーエンド。差別化を図るとしたら、今作は、主役が二人とも身体的にハンデを負っていることくらいか…。朔弥の方は、おそらくそのうち、目が見えるようになるだろうから、そうなってからの二人の関係の変化も興味深い。二番煎じ感がある分、マイナス星1で、今日のところは星4で。

    • 435
  3. 評価:5.000 5.0

    黒伯爵→白伯爵→甘伯爵?

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     確かに連載当初は、天然なのか故意なのか、エスターに意地悪と勘違いされてしまうような行動や言動をとってばかりのレオン・J・ウィンターソン=ヴァレンタイン伯爵、エスターからすれば、紛れもなく「黒伯爵」でしょう。でも、回が進むに連れ(特に、レオンの凄惨な過去が明らかになる辺りから)、エスターへのレオンの依存度がどんどん増して、黒伯爵らしさは影を潜めていきます。もう、後半はエスターを失ったら生きていけない的に激甘になっていて、黒伯爵の影も形もなし…こりゃ、一生エスターの尻に敷かれっ放しだろうな…(エスターは、無自覚印です)
     タイトルどおり黒伯爵(レオン)は、星(エスター)を愛でる物語ですが、彼女を愛でるのは、レオンだけではありません。吸血鬼の王のクリスをはじめ、ほとんどの登場人物に愛されまくっています、男女を問わず。特に、双子の兄アルジャーノンの、一見突き放したようにも見える献身的な愛には、胸を締め付けられます。「たくさん笑ったら きっといいことがあるわ」母メグが遺したこの言葉を信じるには、彼は聡明すぎたのでしょうか。続編や番外編があるのなら、ぜひ幸せになって、心からの笑顔を見せてほしいキャラクターのひとりです。
     一見、ハッピーエンドですが、含みを残して物語は終わっています。レオンとエスターのその後に、いつか再会できることも期待して、星5です。

    • 0
  4. 評価:5.000 5.0

    おとこのこの夢、詰まっています

     凛太郎と薫子の関係は、さしずめのび太くんとしずかちゃん、あるいは和泉くんと式守さんといったところか…。世間的には残念な男子が、なぜかしらハイスペック女子に愛されまくるという男の子の夢、詰まっています。
     少女漫画だと、平凡な女子がその内面の豊かさ故に、王子様男子に溺愛されるというシンデレラストーリーが鉄板ですが、こちらは、その逆バージョン。お嬢様学校に通っていて、可愛くて、頭が良くて、ちょっぴりズレていて、その上性格もよいなんて、現実にはいないいない。そんな素敵な子が、地域の鼻つまみ高校に通っていて、強面で、万年赤点予備軍で、金髪ピアスで、不良と思われている男子と友達以上になるなんて、99.9%あり得ない!だからこそ、凛太郎その人を見て、誠実に付き合おうとする薫子ちゃんの存在は、リアルな一般女子に対して夢をもてない男子に残された、最後の希望ともいえるのでは?
     タイトルの「薫る花」は薫子のこと、「凛と咲く」は薫子の揺るがない態度、生き方を表していると同時に、「凛太郎とともに花開く」という意味も掛けているのでしょう。綺麗事だけでは済まされないこの世の中、二人にも多くの分岐点が待っていると思いますが、男の子の夢だけではなく、大人の夢も叶えてくれることを信じて、この二人と素敵な仲間たちを応援していくつもりです。

    • 20
  5. 評価:4.000 4.0

    題名、ちょっと違うかも…

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     同期の独占欲を…とありますが、拓海と佳奈の関係は、同期以前に幼馴染み。そして、会社に入ってから、佳奈を独占したくなったのではなくて、それ以前からの想いがあったことは、間違いなさそう。とすれば、この作品のタイトルは「幼馴染みの本気を煽ってしまったようです」では如何でしょうと、まずはどーでもよいいちゃもんをつけてみました。
     それにしても10年も両片想い同士の二人、もう少し早く何とかできなかったんでしょうかね。お互いどこかで一歩踏み出していれば、ここまで拗れることもなかったように思います。でも、大人になってからもこのとーり、どうにも間合いの詰め方が?なので、中高生のうちに何とかしろよーは、ハードルが高すぎた…このタイミングを待つしかなかったのでしょう。結局勇気を出したのは、佳奈。拓海、イケメンでモテるのに、根っこのところではヘタレだね。
     ただ、隠れヘタレの拓海も、想いを確かめてからの甘々っぷりでは、ばっちり合格。まだ佳奈を意識する前の高校時代、女の子を食い散らかしていたことについては、目を瞑りましょう。前半は、佳奈にとって切ない展開が多いので、焦れイラが苦手な方は、後半中心に読むことをお勧めします。か〜な〜り、甘ったるい二人の関係が楽しめますよ。

    • 0
  6. 評価:4.000 4.0

    美少女も大変だ…。

     誰もが認める美少女に生まれるって、どんな素敵な気分かと想像してみる…嫉妬ややっかみとの共存?老いていく自分を受け入れられない?ストーカー被害に遭いそう? 意外と大変かもです。
     本編のヒロインすいれんも、物心ついた頃から騒がれ続け、もともとの性格も相まって、やや緘黙気味。う〜ん、多分、人間不信になっちゃう?本人にそんなつもりがなくてもです。
     そんなすいれんが、川澄くんを好きになって、自分の殻を破ろうと、少しずつ少しずつ歩みを進める様子が、何とも焦ったく、もどかしく、愛おしい。二人でいると、まるで音のない世界にいるよう。それでも、心を通わせることができるのだから、人は言葉に縛られすぎているのかもしれません。喋らないからって、何も考えていないわけじゃないもんね。
     すいれんと川澄くん、おそらく少女漫画史上、とっても口数の少ないカップル、トップ3に入ると思います。それでも、それが二人のカタチ、きっとずっとこのまま、相手のことを大切に思いながら、大人になっていくんだろうなぁ…。無理に背伸びをしなくても、無理に周囲と合わせなくても、自分たちのペースで気持ちを育んでいけばいい、そんなふうに思わせてくれる良作です。

    • 0
  7. 評価:5.000 5.0

    ごちそう再認識!!

     昭和30年代?40年代?をリアルに生きた人なら、絶対に共感できます。炊飯器が家庭になかった頃のお話、鰹節から削り節を作っていた頃のお話、お裾分けが当たり前だった頃のお話、桃缶を筆頭に、フルーツ缶がご馳走だった頃のお話、結婚式を自宅で行っていた頃のお話、パスタをスパゲッティと言っていた頃のお話、シスコーンに憧れていた頃のお話、そして、地域全体で子供を見守っていた頃のお話。「古き良き時代」と美化するつもりは毛頭ございませんが、こうしてしーちゃんのフィルターを通して見ると、やっぱり「古き良き時代」でしたね。そう思えるのは、愛情深く、子育ての手間を惜しまないしーちゃんパパとしーちゃんママの存在も大きいからでしょう。
     卵や豆腐は、ボウルを持って買いに行っていたし、お弁当は使い回しの包装紙に包んでいたし、トマトや納豆には砂糖をかけていたし、ラーメンは支那そばしかなかったし、シスコーンよりチョコフレークの方が人気あったし、牛肉見たことなかったし、何より100円札1枚持っていれば、この世の全ての欲しいものを買える気でいたし…でも、おみおつけはお味噌汁と言って欲しかったかなあ…。
     リアル昭和の記憶は、人それぞれですが、昭和30〜40年代を擬似体験してみたい方には、強くお勧めします。高梨商店の面々が、温かく迎えてくれること間違いなしです。

    • 0
  8. 評価:3.000 3.0

    コンプライアンス的にどーよっ!?

     昭和の時代には輝いて見えた「愛と誠」や「ハイティーンブギ」も、今の時代に照らしてみれば、コンプライアンス的にどうよっと、ツッコミどころ満載!そして、こちらの「快感フレーズ」も、そこまで古くないはずなのに、引っかかりまくり!17歳なのに、公道を外車で走る?拐って鎖に繋いでクスリ打ったのに、法的にお咎めなし?などなど、例を挙げたらキリがない。コンサートでは歌とトークが半々の割合になってしまう某歌手曰く、「半死半生語」というものがあるそうですが、この漫画はまさに「半死半生漫画」と言えるのでは?
     愛音と咲也の恋愛だけに絞ってみても、この二人、ぐわ〜っと盛り上がっては、どど〜んっと盛り下がって、まるでジェットコースターLOVE、展開が目まぐるし過ぎて、疲れます。でも、こんな感じのお話に夢中になれた刻もあったなぁ…そんな郷愁を誘ってくれる半死半生漫画です。

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  9. 評価:3.000 3.0

    ヒロインは男の夢?←甘いっ💢

     仕事ができる強くて美しいシングルマザー、家に帰るとこれまた可愛い双子の娘たち、時間調整には抜かり無く、稼ぐだけ稼いで、家族最優先、そして、男の影なし!!現代の世相を切り取った異世界ファンタジーのつもりかどうか分かりませんが、作者さん、男性ですか?昔と違って、今は専業主婦よりも、共働きのパートナーが求められている時代らしく、こちらのヒロインシャーリィもそんな役を期待されているのではと、老婆心ながら考えずにはいられません。←結論:男どもよ、勝手に夢見ていなさい💢
     痛快には痛快だし、ヒロインも魅力的ですが、この頃この手の作品は本当に多く、ヒロインをほぼ不死身の元貴族令嬢未婚の母にしたくらいで、着地点が何か変わるのでしょうか。可愛い絵柄ですが、青年漫画らしく描写がグロいところもあって、今のところ課金してまで読み進めようとは思っていません。子育てって、こんなに都合よく、スマートに綺麗にできるもんじゃないんだよなぁ…。設定も分かりにくく、関係性を理解するのに、四苦八苦。きっと、異世界冒険者モノに通じている方たちのための作品なのでしょうね。

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  10. 評価:4.000 4.0

    ゆっくりとちょっとずつ恋をするから…

     進みが遅い!めちゃコミの陰謀!50pt高い!と散々ですが、前置きにもあるように「普通の女の子がゆっくりとちょっとずつ恋をするおはなし」だし、そんなに古くないから50pt普通だしで、ストレス溜まるのは、椿のクラスがあまりにもクズ過ぎるから?それとも、椿目線で描かれるから、椿の被害妄想なだけで、実は「普通」なクラス?とにかく、こんなクラスで1年間過ごすのは、絶対に嫌だーって感じです。先生方、もっと学級編制考えようよ。それとも1組主任クラスだから(そうは見えないけれど)、面倒くさい子集めた?
     ただ、このクラスじゃなかったら、椿ちゃん、五十嵐くんの良さに気付かなかったかも。それから、彼女自身の成長も、なかったかもしれない。そういう意味で、あのクラスの、あのどうしようもなさは必然なのでしょう。ただ、いい加減、そろそろ成長してほしいと感じる読者が多いのも、また事実。
     五十嵐くん、とっても評価が高いけれど、実際は腹の中で何考えているのか、覗き見してみたい誘惑に駆られます。五十嵐くん目線の「隣の席の、今井さん。」作者さん、描いてくれないかなあ…。

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