Mayayaさんの投稿一覧

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531 - 540件目/全942件
  1. 評価:3.000 3.0

    転生魔女さま、自己中すぎでしょ!

     愛しの「あの方」に再び巡り会うため、禁忌を侵して転生してきたルビー姫。5人の「あの方」候補を前にして、逆ハーライフ満喫かと思いきや、確実に「あの方」と結ばれないと自分の命が危ないって、何だそりゃ?こじつけ設定が仇となり、にっちもさっちもいかない状況のようです。
     そもそも前世であれだけ王子たちの命を奪っておいて、その上、転生魔法をかける際も、その王子たちの命を利用しておいて、自分だけ幸せになろうという神経が信じられん!ヒロイン的にそれ、赦されるの?さらに言わせてもらえば、それだけすごい魔術を使えるのだったら、不治の病だろうと何だろうと治せばよかったでしょ、前世で。現世のルビーさま、一生懸命徳を積んでいらっしゃるようですが、果たしてそれって、徳?転生そのものが自己都合なので、心を入れ替えて、罪を償って…なんていっても、調子良すぎな気がします。
     とはいえ、新しい人生なのだから、やり直すチャンスは、みんなに同等に与えられてもよいのでしょう。今のところ、どの王子に向き合っても???の状態。この中から、一人だけ抜きん出てくるのかな?でも、禁忌を侵したことに対して、それ相応の報いもあるんだろうな。星1かと思いましたが、今後、大化けするかもしれないので、とりあえず星3ということで。

    • 1
  2. 評価:5.000 5.0

    極上のすれ違いLOVE

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     政略結婚、疑惑、不信感、引け目、孤独…結婚式直前に花婿が入れ替わった結衣の心に降る雨は、冷たいものでしかなかったはず。それでも、自分が置かれた場所で、一生懸命役目を果たそうとする彼女が健気です、それはもう、見ていて痛々しいほどに…。親の厳しい管理下で育った子どもにとって、自分の目の前に敷かれたレールの行き先を疑うなど、考えもしなかったのでしょう。
     この作品は、基本的に結衣視点で物語が進みます。和樹の気持ちは、ちょっとした言葉や表情の変化から想像するしかありません。その分、最後の最後で和樹が本当の気持ちを吐露するシーンは、胸が締め付けられます。ああ、何て遠回りをしてきた二人だったんだろうと…。
     白石さよ先生の原作では、和樹視点で語られたシーンがもっとありますが、コミカライズの過程で、結衣視点中心になったようです。でも、読者も結衣と同じ気持ちで、和樹の様子に一喜一憂できたので、結果オーライかなと思います。
     結衣を想いながら、その気持ちを伝えることができず、彼女を自由にすることが結衣の幸せだと信じていた和樹にとっても、心に降る雨は冷たいものだったのでしょう。「いつか優しい雨になる」最後の最後で、本当の気持ちに向き合った二人に降る雨は、優しく、あたたかいものでした。極上のすれ違いlove、星5で一読をお勧めします。

    • 8
  3. 評価:4.000 4.0

    続編コミカライズを希望します!

     はっきり言って、面白いです。腐っても伯爵令嬢のはずの行儀見習いリネットが女中下働きに大左遷される謎設定や、魔素、魔術師、魔素宝石、潜伏魔術師、魔術師殺し等の関連性を深追いしなければ…。(似たようなワードが混在していて、無料分1話ずつ読んでいると忘れてしまうんです!)難しいところはスルーして、女を寄せ付けない(母親さえも)特異体質王太子アイザックと、生活力抜群の貧乏伯爵令嬢リネットとの、アクションラブコメディーとして読み進める体がおすすめです。
     この作品の一番の魅力は、ヒロインリネットの逞しさと真っ直ぐさ、そしてワンコ系ヒーローアイザックの天然さ、これに尽きます。初めアイザックは、リネットのことを「アディンセル伯爵令嬢」と呼んでいましたが、徐々に「婚約者殿」「愛しの婚約者殿」に変化し、最終的には「リネット」と呼ぶようになる過程が、彼の気持ちの変化をうまく表していて、作者様の上級テクが感じられました。
     今時の作品には珍しく?エロ要素含有率が1%未満、そちら方面を期待していた方には、肩透かし感があるかもです。多分ハジメテ同士だから、それはそれで推せるのですがね〜。原作はまだ続いているので、さらにコミカライズされることを、強く希望します!

    • 0
  4. 評価:5.000 5.0

    フェンリルさんが食べられるわけは?

     人の他は、限られたものしか受け付けない魔王フェンリルさん、100年以上も食事をしてこなかったのに、なぜサチの作った料理を食べられるのか…サチの面影と被る女性は、いったい誰なのか…う〜ん、初っ端からフラグ立ちまくりです。やっぱり「おばあちゃん」と関係があるんだろうな。サチのモフモフ好きは、おばあちゃんのDNA?生贄だったはずなのに、さっさと異世界に適応して逞しく生活するあたり、単なる偶然とは思えません。
     よくある異世界転生お料理ファンタジーかと思いきや、ちょっぴりロマンスのかまりっこ(匂い)も…。だって、本来の魔王フェンリルさん、超絶イケメンだもんねー。でも、もふもふのときも、シリアスとコミカルが絶妙に入り混じっていて、それはそれで魅力的。さてヒロインサチは、どちらのフェンリルさんにより強く惹かれてゆくのか、今後の展開が楽しみです。
     1話64ptですが、今のところそれに見合うボリュームのフルカラー、この先も質・量を落とさずに、配信を続けてほしいかな。「めし〜っ!」でもなく、呼び出し音でもなく、心を込めて「ごはんですよ」と家族を呼びたくなるような食育漫画、星5でおすすめです。

    • 6
  5. 評価:4.000 4.0

    憑かれやすいから疲れやすい(掛け言葉?)

     不吉なものとされる紫の瞳をもって生まれてきた伯爵令嬢フィオナ。「人ならざるモノ」が視えるせいで、さらに社会から浮いてしまい、そのため目立たないように生きています。そんな彼女がロイシュタイン公爵ヴィンセントに触れると、彼にまとわりついていた精霊たちが離れ、体が楽になる…ということで、行儀見習い?恋が始まる?伯爵令嬢→公爵夫人へのシンデレラストーリー?の体質改善ラブファンタジー路線へ…でも、ちょっと違ってたー!
     意外と早く両想いっぽくなっている二人なのに、フィオナの態度がどうも煮え切らない。身分差以上に自分を卑下して、ヴィンセントの幸福を願いつつ、自分は側にいるだけでいいって、何やよー分からん思考回路。でも、それだけ差別をされてきたから、傷付いていて、自己肯定感が壊滅的で、今さら自信がもてないんだろうな…。
     ヴィンセント、兄フェリクス、モブ取り巻き令嬢ルネシアの発言の中に、差別やマイノリティに対する偏見について、さりげなく批判がぶっ込まれていると感じました。ほんわかした画ですが、物語は意外と硬派。差別は人の心の中にある…ラブコメの体をして、改めて突き付けられた気がします。

    • 4
  6. 評価:4.000 4.0

    想うより想われたもん勝ち?

     う〜ん、タイトルからすれば、花は涼のことが好きで、涼の弟の頼は花のことが好きで、涼は…ってな展開なのかな。大方の予想どおり、頼くん、全力で花ちゃん攻略中です!
     それにしても年下頼くん、大博打に出たねー。確かに花との距離は縮められるけれど、逆に、もしこれで涼が花に興味をもち始めたら、目も当てられない…。まあ、ミイラ取りがミイラにならないよう、頼くんの健闘をお祈り申し上げましょう。
     ヒロイン花は、友達に指摘されて恋心を自覚するような引っ込み思案女子だし、頼くんはオレ様テイストの腹黒年下男子…と、ここまでは既存作でもよく見られるパターン。このお話をより面白くしてくれるのは、やっぱり頼くんが、どのくらい読者をキュンとさせてくれるかじゃないかなぁ。既につかみはOK!想うより想われたもの勝ち?!花の心を鷲掴みするような名場面の誕生、大いに期待しています。

    • 3
  7. 評価:4.000 4.0

    莉子が子どもを欲しがる理由

     女性が子どもを欲しがる理由…子どもが好きだから、愛する人の子どもが欲しいから、後継者が必要だから等々、様々あると思うけれど、その中に「子どもを産んで、私の人生ミッションクリア」もあるんじゃないかな。ヒロイン莉子も、多分そんな理由。その気持ちを否定するつもりは毛頭ないけれど、妊活離婚を経験して、結婚や妊娠、子育てに対する莉子の考え方が、少しずつ変化していく様子に共感を覚えるのも、また事実です。
     結果論でいけば、元旦那がクズ男だったので、不妊離婚は正解。ただ物語的には、これでかなり内容が薄くなった気がします。離婚したけれど、もっと若く、もっとイケメンで、もっと尽くしてくれる男が、すかさず距離を縮めてくるって美味しい話、そうそう転がっていないよ〜。
     ご都合主義なところは、ちょっと残念だけれど、結婚は予定日のあと…と言っていた莉子と航大が、双方の事情を理解し合いながら、カップルとして少しずつ成長していく姿は、応援の価値あり。養子制度についても触れていて、バランスがよい。ただし、出産後の認知、入籍は、制度上、なかなかめんどくさいぞ〜。

    • 2
  8. 評価:5.000 5.0

    色彩鮮やかな竜と人との絆の物語

     はっきり言って、字が多いです。設定が複雑です。画も線の数、トーンの使用頻度が多いです。考えようによっては、読みにくいかもです。少女漫画にジャンル分けされていますが、少年漫画寄りかもしれません。それでも、この作品、面白いんです!できれば竜の色のことを考えて、カラー化したいくらい。
     竜騎士ヒューバードのお気に入りは、勿論ヒロインのメリッサ。でもメリッサって、「竜のお気に入り」でもあるんよね。ヒューバードの絆の竜「白の女王」のお気に入りというだけでも凄いのに、王龍「青」にも懐かれ、代理親になってしまうくらいだから、その竜寄せのチカラ、半端ないっ!!って感じです。
     そのため、ヒューバードとメリッサの恋物語よりも、人間と竜との絆の冒険物語のほうが主流かな、今のところ。堅物騎士と竜好き侍女のラブファンタジーを、強く期待していた方には、ちょっと肩透かし感があるかもです。無論ヒューバードは、メリッサ以外の女子には塩対応だし、メリッサはヒューバード以外眼中にないので、十分ポイント高めですが…。
     王竜「青」の代理親に選ばれてしまったが故に、様々な陰謀に巻き込まれてしまうメリッサ。そんなメリッサを、ヒューバードと「白の女王」、そして「青」がどうやって護っていくのか、そして、「青」がどんな「竜の王」に成長していくのか、まだまだ目が離せそうにありません。長期戦を覚悟しつつ、やっぱりどう考えても星5超の秀作です。

    • 73
  9. 評価:5.000 5.0

    タグに「甘エロ」「お色気」がないぞ〜!

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     異世界召喚お仕事ファンタジーだと思って読んでいたら、おっと大変!途中から、PG12、いえいえR15レベルの?TLゾーンに突入!レオンく〜ん、カタブツそうに見えていて、やっぱり君もおとこのこだったんかーい♡という展開です。
     ヒロインの莉奈が不憫だったのは、最初のほうだけ。第二騎士団の下働きとして引き取られてからは、家事をやらされていたスキルを生かして、どんどん自分の居場所を拡げていきます。そこで、レオン団長に愛されるだけでも、十分面白い展開だったのに、実はリナのほうが神子であることが判明して…以降は、もうリナの独壇場!彼女を虐げていた従姉の真由及び叔父一家に対しても、しっかりと断罪イベントが用意されているので、ざまぁスッキリ間違いなしです。
     唯一モヤるところは、レオンがリナに惚れるきっかけが、メガネなしのリナの素顔が、超美人だったこと。確かに厚底メガネじゃ魅力に欠けるだろうし、本当の美人は、メガネのあるなしで随分印象が変わるけれど、メガネ美人って言葉もあるんよ。そこはメガネを掛けた状態のリナに、惚れたってことにしてほしかったかなあ…な〜んて贅沢をいいつつも、星5の満足度です。

    • 7
  10. 評価:5.000 5.0

    発達障害の範囲ってさ…

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     集団に適応できないと、最近ではすぐに「発達障害の可能性が…」となるけれど、正直その考え、苦手。それは、現在の日本の体制の中で「生きづらい」かもであって、それぞれの時代や国、体制、環境に適応できなければ、自分を含めて、誰もが「発達障害」といわれてしまう可能性があると思う。だからこそ私たちは、現代の日本という国のシステムに合わせて、自分なりのルーティンを決め、必死に「普通」のふりをしているのかもしれない。
     ADHDと診断された西岡部長は、障害ととても上手に付き合っている成功例。パニックのときでさえも、これだけ自分を冷静に観察できるのだから、IQは平均より高く、障害の程度も軽いほうだと推察できる。
     むしろ、シングルマザーのまどかの辛さのほうがリアルだった。一人で子育てするだけでも大変なのに、何らかの障害の可能性を指摘されたとすれば、不安とプレッシャーはどれほどのものだったか、想像に難くない。一人で頑張らずに、もっと外に支援を求めれば…という向きもあるが、どのように助けを求めればよいか分からない人々に、そのひと言は酷である。
     だからこそ、架空の物語の中であっても、西岡部長とまどか母子が出会えてよかった。相互の、そして周囲の理解が深まってこそ、障害の垣根は低くなる。全ての人が、置かれた場所で咲けるわけではないだろうけれど、「置かれた場所で枯れずに生きる」ことは目指してもよいはず。この物語を他人事とはせず、誰もが枯れずに生きられる世界にしたいと願うのは、綺麗事だろうか。

    • 69

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