Mayayaさんの投稿一覧

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531 - 540件目/全864件
  1. 評価:4.000 4.0

    こんな先輩、忘れちゃえ!

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     山口恵先生の作品を、「愛になるまであたためて」のイメージで考えていると、ほとんどの場合裏切られる。実は、先生の作品群の中では、あの作品は異質。本当は、もっとビターで、人生を斜め上から見ているような男を描くのがお得意かも…そう、今作のヒーロー、堤昭人のような?
     それにしても堤昭人、ここまでそーとー遊んできたんだろうな。だって、毎回顔を合わせているのに、「浅野さん」が、陸上部の後輩だった「永井」と同一人物だと気付かないなんて、どーゆーこと?人と面談する仕事をしているのにね。後輩の永井を「拒否した」事実そのものは覚えているんだから、それほど悪い男でもないか…。
     ヒロイン裕美も裕美だ。たった一度の「拒否」に凹んでいないで、さっさと次にいけばよかった。結婚相談所だって、退会するか、担当者を替えるかしてもらえばいい話。外見のリハビリはできても、内面のリハビリは難しいってことか。
     ストーリーは、それぞれ人生を拗らせてきた二人が、最後まで読者をハラハラさせながら、何とか人生を軟着陸させようと奮闘します。(主に、裕美が)36話まで配信中となっていますが、実質完結じゃないかな?
     あ、後半は(30話以降だったかな?)、所長(堤さんの53歳叔母)と裕美のマッチング相手若林との恋バナ?になりますので、悪しからず…。

    • 0
  2. 評価:5.000 5.0

    魔力<<<人間力

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     物語の登場人物は、それぞれにキャラ設定されており、元来それを受けて行動している。けれども、その登場人物たちが、実は自我をもっていたり、内面に葛藤を抱えていたりしたのなら…必ずしもゲーム制作者の思いどおりに、物語が動くわけではないだろうな。
     交通事故死した女子高生が、ゲーム内の悪役公爵令嬢に転生、バッドエンドを回避して今度こそ天寿を全うするために、いろいろ奮闘するラブ?コメディーだと、初めは思っていた。けれども、読み進めるうちに、気がついた。これは、人間を愛し、命を大切にしたい人が、願いを込めて考えた物語なのだと…。
     そもそも、主人公はなぜカタリナに転生できたのか…鍵は、前世での親友あっちゃん?人は、生物学上の死と、誰からも忘れ去られることで迎える死と、併せて2回死ぬと言われているが、誰かの強い想いで、「悪役令嬢カタリナ」が誕生したことは、想像に難くない。
     当のカタリナ、チート能力低めながら、転生前の庶民気質と平凡さ故に、貴族社会の柵に縛られることなく、人間対人間のふれあいで、仲間と友達を増やしていく…「普通」って凄い!まさに、人間力の勝利。
     乙女ゲーム「FORTUNE LOVER」の未来は変わりつつある。そこには、カタリナだけでなく、カタリナを想う「誰か」の強い意思も感じられる。「人」が変われば、人生のカタチも変わる…それを信じて、この先もカタリナを見守っていきたい。

    • 0
  3. 評価:3.000 3.0

    溺愛?偏愛?あるいは妄執?

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     悪い魔女に猫にされ、使い魔としての訓練を受けていたアーシェ。その魔女が滅びてしまったのだから、魔法が解けてもおかしくないのに、何故かしら猫の姿のまま…う〜ん、なんかライトリークの呟く言葉が、意味深だと思っていたら、やっぱりこの男、やりおった!魔女の魔法はとっくに解けていたのに、アーシェを自分の手元に置きたいからって、猫の姿のままにしていたらしい…もちろん、ライトにはライトの事情なり、心の傷があったからだけれど、それって本当に愛といえるのかな?
     また、アーシェを隠したことで、ライトは審判を受けることになったのだけれど、その際、アーシェが事実とは異なる証言をして、ライトを庇おうとしたことも疑問符。二人の本当のスタート、これでよかったのかな?ライトがアーシェに愛を注いだ理由も、最後に取ってつけたようなエピソード、すっきりハッピーエンドのようで、実はちょっとモヤッているのは、私だけ?

    • 0
  4. 評価:2.000 2.0

    「痛快」を突き抜けて…?

    ヒロイン南錦の性格が、あまりにも傍若無人で品がない(痛快を突き抜けている)
    もともと名前が中華系で覚えにくいことに加え、人物の描き分けができていない(あくまで個人の見解)
    場面展開が目まぐるしく、何が起きているのか分かりにくい(突然!って感じ)
    特有の言い回しや隠喩が多く、解説を見なけりゃ分からない(中国の昔話?!)

    つまり…
    平たくいえば、登場人物は皆、美男美女だけれど、特徴がなさすぎて「これ、誰だったっけ?」となるB級中華ドラマの漫画版という印象です。この後、課金してもいいと思える面白い展開、あるいは南錦や孟天枢の性格が魅力的になっていくのかな?今のところ、無料分だけでお腹いっぱいということで…。

    • 1
  5. 評価:4.000 4.0

    ザ・王道!

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    「毒はもう全身に回って きっと一生 抜けることはないでしょう」タイトルが物騒な上に、エンディングのこのひと言、ドロドロちくちくかと思いきや、いえいえザ・王道少女漫画!でした。
     ずっと片想いだった相手と自分の親友が恋仲になって失恋、気分転換に参加した合コンで知り合った、ちょっと気になる毒舌男子、ここから何かが始まる予感…からの〜毒舌男子は失恋相手の兄だったぁ!うん、計算尽くされたとまではいかないけれど、よくデキた設定です。
     おまけに、中学校の卒業式で失恋相手浩太から貰った制服の第2ボタン、元々はそのおにーちゃん隆太の制服だったぁ!うん、計算尽くされたとまでは言わないけれど、よくデキた設定です。
     さらにさらに、隆太は、もともとヒロイン絢のことが気になっていて、合コンも絢が参加することを知っていて…とくれば、計算していたのは、隆太、あんたでしょー!さては、絢が失恋するの、狙ってたなー?うん、失恋しても、すぐにこんな恋がやってくるから、少女漫画のヒロインは辞められない!ズバリ、少女漫画の王道というべき作品です。
     これだけ王道で、伏線もしっかり回収しているのに、一つ腑に落ちないのは、隆太が絢のどこを好きになったのか、よく分からないということ。直接の接点はなかったわけだし、「気になっていた」だけじゃ弱いよな〜。そこだけ星マイナス1で。

    • 4
  6. 評価:3.000 3.0

    適切な支援を受けて王子は目覚める

     宮廷時代物風の設定ですが、価値観は、完全に現代風。エイミー嬢、ヒロインオードリー(転生者)が、エリオット王子をたぶらかしたってお怒りだけれど、そもそも中世ヨーロッパや江戸時代なら、アラサーは棺桶に片足突っ込んでるようなもん。大奥なんて、30越えたら「お褥御免」よー。怒る対象にさえならないはず…と、いろいろ突っ込みたいところですが、「SNSヘイトスピーチ」「特別支援教育」や「女性の専門職」的な観点で見れば、なかなか興味深い作品です。
     読者としては、オードリーとエリオットが幸せに…というのが、一番の着地点。でも、23歳第1王子と32歳男爵令嬢じゃ、普通は絶対無理。それとも、恩人だからって理由で、ゴリ押ししちゃうのかな?作者さんの腕の見せどころですね。ただ、一国の王妃として「アラサー」くらいの見識と落ち着きは、もっていてほしいかなと…。その意味でオードリー、やっぱりあなたはエリオットに溺愛されていなさい。
     気になったのは、オノマトペ、擬音語、擬態語の表記の多さ。画の未熟さを誤魔化している?好みはそれぞれでしょうが、煩わしいと感じたのは、私だけ?

    • 2
  7. 評価:4.000 4.0

    佐野クン、ホントに2ヶ月だけでよいの?

     あ“〜っ、いろいろムカつくーっ💢
     唯に対して、マウントとったり、足引っ張ったりする女どもにもムカつくし、胸ばっかり見てくる欲求不満男子にもムカつくし、言われっぱなしの唯にもムカつくし、わがまま娘の横暴を許す佐野の上司にもムカつくし、婚約者のフリをさせる佐野宗介にもムカつく!
    この漫画の中、大人の皮を被ったガキんちょばっかりだぁ〜。
     確かに唯は、いろいろ自信がなさすぎて、そんなところに佐野が引っ掛かりを感じたんだろうけれど、それにしても佐野、高校時代の君のやり方はいただけないよ。伝わるものも伝わらない。
     そして、唯よ。せっかく夢をもって頑張ってきたんだから、佐野を含め周囲のぐだぐだなんかに耳を貸すな。遠慮もしなくていい。あなたのような素敵な胸になりたい女の子、実は結構いると思うぞ。
     さて、佐野の言葉どおり本当に「フリ」だけの関係なのか、それとも拗らせ男子の策略なのか、真相が明らかになるのは、もう少し先になりそうです。そもそも引越し先の「隣人」っつーあたりから超怪しい…佐野くーん、ホントに2ヶ月だけでいいんか〜い?

    • 19
  8. 評価:5.000 5.0

    極上騎士団副官も揺るぎない愛

     タイトルを見ても、出だしを読んでも、どう考えたって、セシリアとルディガーは絶賛両想い中でしょうに、何故にこの二人はくっついていないの?💢
     まず、セシリア。こんなにも強さと美しさ、そして、ひたむきさを兼ね備えたヒロインに出会うのは、久しぶり。使命感に縛られて、自分の気持ちを抑えがちなところ以外は、文句のつけようがないかも?
     そして、騎士団長ルディガー。イケメンハイスペックな上に、セシリアに対する思いやりのかけようは、どう考えたって「妹」の領域を超えている!
     これで、この二人が今現在くっついていないってことは、何か深い事情があるんだろうな…例えば、セシリアの兄セドリック絡みの何かとか?これは、絶対続きが気になります。
     単なる宮廷騎士恋愛モノではなく、ファンタジーやミステリーの要素もいろいろ含んでいるようで、今後の展開が楽しみです。けれども、間違いないのは、セシリアとルディガーが互いを想い合う揺るぎない愛。横恋慕令嬢や腹黒男子の魔の手をかいくぐりつつ、二人が愛を成就させてくれることを信じ、星5です。

    • 27
  9. 評価:4.000 4.0

    え?悪くない!

     TLバージョンが、全年齢版の女性バージョンに改編されると、ロクな結果にならず、辟易していたけれど、この作品は悪くない!むしろいい!
     まずカラー化が上手。フルカラーになった途端、線が潰れたり、荒くなったり、あと不気味な色になったりと、散々なことが多いのですが、線はむしろ綺麗?(そんなこと、あるんかいな)で、色もしっくり、斑目慧サマはよりカッコよく、円ちゃんはより初々しく見えて、これは善き哉です。
     エロHシーンを期待している方には、確かに残念な傾向ではありますが、そういう方はTLバージョンへってことで、円の捨て身のアプローチが、慧サマに届いて、だんだんと立場が逆転?していく様子を楽しむのなら、こちらでも十分OK。
     フルカラーとはいえ、50pt→60ptの値上げはちょっと懐が痛む?けれども、おそらく39話(TL版)を待たずに完結するんじゃないかな?出費はトントンというところで、あとはお好みで…。

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  10. 評価:4.000 4.0

    ウルトラマン?スーパーマン?

     世界最強の賢者がさらに強くなるため、自ら術をかけて転生、望みどおり「第四紋」を手に入れて、大活躍…ってか?もし、転生に失敗してたら、どうしてたんだろ?賢者サマの考えることは、さすがぶっ飛んでいます。
     転生してまで手に入れた「第四紋」は、現世では、クズ扱いの失格紋。なのに、主人公マティアスが、次々と凄いことができるのは、いったい何故なのでしょう。いわゆるミッシング・リングってやつですかい?その秘密は、追々分かっていくはずです。
     さしずめ現世でのマティアスは、ウルトラマンやスーパーマンみたいな存在。彼らだって、自分の星(ウルトラの星やクリプトン星)では、多分普通の人(ま、ちょっとは上か) でも、地球という環境や文明レベルにおいては、ウルトラスーパーになっちゃうってことでしょ?マティアスの状態は、まさに転生前の彼の能力と身に付けたスキルが、たまたま現世で鬼通用できているだけだかんね。
     転生前の希望どおり、ポテンシャル大の第四紋と仲間を手に入れたマティアス。「リングにかけろ」や「聖闘士星矢」的な必殺技で解決する手法には、疑問符を付けたくなることもありますが、総じて面白いです。あとは、着地点をどうするかだよなぁ…。

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