5.0
ちょっとー、実はこれからでしょっ!
常人より抜きん出た能力をもつ…子供の頃は単純にそのことに憧れたが、大人になった現在は、少し違う。何故なら、そこにリスクがあることを、今は知っているから。「出る杭は打たれる」だ。
だから、小春が「目を合わせることで 人の心の声が分かるようになった」ことも、彼女を苦しめるものでしかなかった。人って、大体は表の顔と裏の顔を使い分けているから、心の声のほうは‥ね。
家から出られなかった小春を救ったのは、京都の街と「さくら庵」に連なる人々。叔父宗次朗が澪人の姉杏奈にかけた言葉が、巡り巡って小春の背中を押すことになる。「妬みも本心なら 表の言葉も嘘じゃねーよ 片方だけで判断するな」結局、開き直るしかないんだろうな、高台家の人々のように…?
コミカライズあるあるというつもりはないが、原作はまだまだ続くのに、コミック化は超中途半端!これから、拝み屋さんとしての本領発揮だし、京都の街の不可思議さも際立ってくるし、何より、小春と澪人の関係が…!?ぜひぜひ、蒼崎律先生の画で続編を!
-
2
わが家は祇園の拝み屋さん