3.0
ダメダメだから興味を惹かれる?
文京子先生が描くヒーローとヒロインって、正統派じゃないから、かえって興味を惹かれるんだろうなぁと、常々感じています。特にヒロインは、客観的にはダメダメで、でも、そこがイライラするからこそ、物語に引き込まれてしまうというか…あれ?嫌い嫌いも、好きのうち?!
ヒロインゆうきは、まあ、成長しないねー。間違いなく「いい人」なんだけど、失敗を次のステップに活かせないタイプ。だからこそ読者は、「またかよっ💢」と思って、モヤモヤする…文先生の術中に、はまってしまうわけです。
ヒーロー純は、犬被りの猫型男子、見かけによらず腹黒です。サラッと流しているけれど、アルコールが駄目な子に、知らないふりしてアルコールを飲ませるって、相当まずい案件。ゆうきのことが本当に好きで、きっかけが欲しかったんだろうけれど、そこは正攻法でいってほしかったかな?あ、恋愛偏差値ゼロのゆうき相手じゃ、無理か…。
クセが強いという程ではないけれど、全肯定はできない二人が繰り広げるドタバタラブコメディ、文先生の掌の上で転がされてる感、そこはかとな〜く漂っています。
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先輩は俺のでしょ?~後輩の可愛すぎるヤキモチ男子に溺愛されました~