Mayayaさんの投稿一覧

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431 - 440件目/全945件
  1. 評価:3.000 3.0

    ダメダメだから興味を惹かれる?

     文京子先生が描くヒーローとヒロインって、正統派じゃないから、かえって興味を惹かれるんだろうなぁと、常々感じています。特にヒロインは、客観的にはダメダメで、でも、そこがイライラするからこそ、物語に引き込まれてしまうというか…あれ?嫌い嫌いも、好きのうち?!
     ヒロインゆうきは、まあ、成長しないねー。間違いなく「いい人」なんだけど、失敗を次のステップに活かせないタイプ。だからこそ読者は、「またかよっ💢」と思って、モヤモヤする…文先生の術中に、はまってしまうわけです。
     ヒーロー純は、犬被りの猫型男子、見かけによらず腹黒です。サラッと流しているけれど、アルコールが駄目な子に、知らないふりしてアルコールを飲ませるって、相当まずい案件。ゆうきのことが本当に好きで、きっかけが欲しかったんだろうけれど、そこは正攻法でいってほしかったかな?あ、恋愛偏差値ゼロのゆうき相手じゃ、無理か…。
     クセが強いという程ではないけれど、全肯定はできない二人が繰り広げるドタバタラブコメディ、文先生の掌の上で転がされてる感、そこはかとな〜く漂っています。

    • 1
  2. 評価:3.000 3.0

    ある程度、覚悟して読むべし

     表紙の絵柄からすれば、少女漫画って感じなんだけれども、なぜかしらジャンルは、女性漫画。その理由は、1話目を読むと、すぐに分かります。転生前のヒロインのなされようは、あまりにもひどくて、残酷で…見るにたえないって、こういうときに使うんだっけ?画を見るのも、描写を読むのも、キツかった。ある意味、ホラー?確かにこれは、少女漫画ジャンルに入れてはいけない。
     マリアがマリアベルに転生してからは、一転ほのぼのモード、画もぽやぽやタイプになります。それでも、ところどころに不気味さのかけらが…。怖いもの見たさ?見たくないのに、見たくなってしまう?うん、まるで児童用に改編する前の、大人のグリム童話みたいなニュアンス。
     ラストは、なんて言ったらいいんだろう。ざまぁエンドっちゃあ、ザマァなんだけれど、出だし同様、また、目を背けたくなる描写が…。あー、ここまでやんなきゃ駄目かぁって感じです。
     ダーク、ホラー、ゴシック…そんな世界観がお好みの方には、おすすめです。ある意味、攻めている作品ですから。わしゃ、もう少し脳内お花畑でいいな…。

    • 0
  3. 評価:5.000 5.0

    初恋拗らせカップルのすれ違いLOVE

     あー、とにかく面白い。ヒロインイリーナとヒーローミハエルのわちゃわちゃが、面白い。二人のすれ違いマシンガントークが、面白い。そして、ミハエルがイリーナを溺愛しまくって、ブレないのが面白い…それに尽きます。
     ミハイル教?信徒で、貧乏伯爵令嬢のイリーナは、百戦錬磨の出稼ぎ経験のおかげで、実は相当なスキルの持ち主。でも、本人はそれに気付いておらず、自己肯定感低めの自虐キャラ。ここまで自虐的にならずとも…と見る向きもありますが、ミハエルと夫婦漫才を演じるには、この設定は譲れない。自虐もここまでくれば、逆に清々しいほど?!
     そんなイリーナを子供時分に見初めて、ず〜っと探し続けていた公爵家嫡子のミハエル。外見も中身も完璧な貴公子なのに、イリーナを相手にすると、なぜかポンコツに…そのギャップがたまりません!想像の斜め上をいくイリーナの反応に、衝撃のあまり白目をむいてボヤくミーシェニカ様、最高です!
     悪役がほとんど登場せず、微妙に縮まらない二人の仲に、せいぜいヤキモキする程度。転生も、回帰も、魔法も登場しませんが、この二人のわちゃわちゃを見ていれば十分幸せ、超オススメの星5作品です。

    • 37
  4. 評価:4.000 4.0

    「花嫁は愛されぬ宿命を嘆く」だよね?

     重箱の隅を突っつく感じになって申し訳ないのですがが、この作品のタイトル、本当は「花嫁は愛されぬ宿命を嘆く」のはずですよね。配信されてから、それなりの時間が経っているのに、なぜ訂正されていないのでしょう。内容には影響がないから?(カラー版)を強調したかった?それにしても、大タイトルだけでなく、各話のタイトルも「花嫁は愛されぬ宿命を」になっているのは何故?!コピペ違いかな???
    (カラー版)を強調しただけあって、カラー具合はとても良いです。特に、ヒーローとヒロインの二人の瞳の色、透明感があって、表情を豊かに見せて、作品を深く美しく演出しています。
     それだけに、やっぱりタイトルミス(多分)は、もったいない。原題にこの訳を付けた訳者さんに対しても、失礼なのでは?何かの折に、ぜひ訂正していただけることを期待しています。

    • 0
  5. 評価:4.000 4.0

    極端令嬢vs極端公爵 婚前夫婦漫才

     ん?これは、女性漫画ジャンル?…少女漫画かとも思えるほどの極端な人物設定、好きか嫌いか、大きく好みが分かれるかもしれません。
     見ようによっては、ヒロインティアナの超絶ポジティブ思考を、「気持ち悪い」「主体性がない」「プライドがない」と、否定的に考える人もいそうです。妹にあれだけ振り回されても許せるなんて、思考の転換にもほどがある!でも、それが「ティアナ」の良さなんだろうな…なぜ彼女が、あれほどまでのポジティブ思考でいられるのか、徐々に明らかになるにつれて、ヒロインとしての魅力も増していきます。
     ヒーローヴァレッドの「女性像」は、ヒロインとは真逆で、類型的。彼女に「落ちる」のは時間の問題で、二人一緒の場面では、もれなく?ティアナとヴァレッドの夫婦漫才を楽しめます。
     それにしても妹のローゼ、公爵夫人になるチャンスを蹴るなんて、馬鹿なことしたねー。ま、再登場必至なので、ティアナには、ぜひポジティブに闘っていただきましょう。
    「極端」を許容できれば、とても面白い作品です。もう少し無料分が増えればいいなあと、願いを込めて星4で。

    • 1
  6. 評価:3.000 3.0

    なんだかなぁ…

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     うん、全30話、起承転結がはっきりしていて、綺麗にまとまってはいますよ、綺麗に。でも、なんだかなぁ、漫画だからまあ、いいけど、この4人が実在の人物だったら、案外このお話、受け入れられないかも…。
     一番それ、どーよ!と思ったところは、葵の退職の件。浮気の事実がなく、七瀬夫婦のいざこざに巻き込まれただけなら、会社を退職する必要、なかったんじゃない?それをすんなり受け入れたってことは、七瀬さんの言うとおり、やっぱり時間の問題だったのかね。精神的浮気の責任とったってこと?
     莉緒が、よく知らない相手である葵に、「コンサルティング」させるところは、いかにも漫画。外見の変化が中心になるのは仕方ないけれど、本人たちが思うほど、中身が変わったようには思えないのは、私だけ?
    「生真面目」は決して悪いことではないはずのに、さりげなくディスられているようで、心からの共感はできませんでした。登場人物ほぼ全員が、ご都合主義。一見良さげな会社ですが、こんな公私混同全開の社員ばかりの部署とは、取引したくないかなぁ…。

    • 3
  7. 評価:2.000 2.0

    はちゃめちゃだぁ〜💦

     とにかくはちゃめちゃ、これ、登場人物の名前こそ日本名だけれど、ぜぇ〜ったい、日本ぢゃないっ!と、確信できるくらい、はちゃめちゃです。
     ストーリーはもとより、一番はちゃめちゃなのは、ヒロインの唯。失恋して、酔った勢いで幼馴染と結婚するわ、気に入らない相手を張り倒すわ、もう我儘放題、やりたい放題、どこが良家のお嬢様?妄想お花畑のピンク頭ヒロインには、前半、これっぽっちも共感できませんでした。
     ヒーローの快斗は快斗で、唯のどこがよくって、ここまで尽くすのって感じ。あれだけの力を誇る財閥の御曹司なら、もっといい相手いるじゃん!一途でカッコいいはずなんだけれど、トンデモ唯に振り回されっ放しで、株価下がり気味、ちょっと残念ヒーローです。
     悪役が分かりやすく悪役で、笑ってしまうけれど、みんな行動が極端で、その上下動の激しさが、特に笑えます。唯父、唯義母、唯義姉なんて、特にそうだね。
     後半に入るあたりでは、少し唯も落ち着いて、それなりにストーリーを楽しめるようになってはきますが、課金までして読む話かなぁ…。続きは気になるけれど、まぁいっか、というところが、正直な気持ちです。

    • 1
  8. 評価:5.000 5.0

    痛快!強気の公爵令嬢

     ヒロインシュリアの1周目が、全て不幸だったとは思いません。なぜなら、カルディを愛し、愛された人生だったから…それが、2周目の生を与えられ、やり直す機会をもてたのだから、今度はもっと幸せになりたい、そう願っても何ら不思議ではないはず。だから、2周目のシュリア、かーなーりー強いです!(まあ、中身は元大公夫人の30女。知識と経験が、違います)
     2周目の強みは、1周目で培った知識と経験を現在に活かせることと、ある程度未来を予測できること。それに加えて今世では、異母兄エルネンのサポートもあります。これって、相当アドバンテージあるよね。これらを利用しての、シュリアのカルディに対する押しの一手、お見事です!押されがちのカルディ、なかなか可愛いですよ。
     あとは、「レイエスの力」に縛られたカルディを、どうやって解放するのか…その方法を見つけることが、2周目のシュリアに課せられた使命でしょう。1周目は、「伴侶」としての死の運命を、そのまま受け入れるだけだったヒロイン、でも、今世の彼女だったら、きっと…そう思わせてくれる傲慢さにも似た強さが、今のシュリアにはあります。全てがあるべきところに収まる未来を期待して、星5です。

    • 24
  9. 評価:5.000 5.0

    芸能人ネタ作品中では、イチオシです!

     幼い頃は、今でいう「推し」の芸能人と、もしかして運命の出会いをして…な〜んて妄想したこともあったけれど、成長するにつけ、そんなウマい話はナイナイ、というか芸能人めんどくさって思うようになってしまった自分がいます。だからこそ、この作品のような夢みたいなお話、漫画だからこそ無理なく表現できるわけで、結構好きです。
     他にも、芸能人と恋愛を…という作品は、いくつかありますが、ヒーローがオレ様だったり、タラシだったりで、人物の初期設定、がっかりすることが多い。その点、今作の颯クンは、人気実力派芸能人にも関わらず、ピュアで自然体で、いい!こんな出来た子、実際にいるわけないって?漫画だから、いーんです!
     ヒロインの雪乃が、芸能人のソラ(颯)を知らない理由も、無理がない。だから、二人が自然と心を寄せ合っていく様子も、ごく普通の男女のようで、そこに「芸能人」要素が加味されている程度。実際の芸能人もこんなふうに、ごく自然に一般人と恋愛できたらいいのにね。
     30話という話数も、丁度よかった。長過ぎると、どうしても当て馬が増えてきて、面倒くさいもんね。芸能人ネタで、気持ちよ〜く読めるイチオシの作品として、星5を捧げます。

    • 5
  10. 評価:4.000 4.0

    みんな違って、みんないい

    「みんな違って、みんないい」金子みすゞ氏の作品が、特に好きというわけではないけれど、このフレーズは好き。自分のことも、肯定してもらえているような気になるから。
     それは、出産に関しても同じ。産むも、産まないも、産めないも、人それぞれ。それが、選択したことであっても、選択させられたことであっても…みんな違って、みんないいと思う。
     母親が何歳であれ、最終的に産むことを選択し、この星に新しい生命を送り出すって、素晴らしいこと。医学の進歩で、受精〜着床までは人為的に行うことができても、出産そのものは、まだまだ女性だけに託されている。どんな条件下であれ、一人の女性が決心し、命をかけて出産に臨み、新しい別の命を送り出しているという事実を、もっと大切にしてもよいのではないか。
     出産後の女性の働き方については、ネガティブに表現されているものが多いが、個人的には、以前と比べれば格段に条件が良くなっていると考える。それは、過去の働くママとパパたちが、少しずつ少しずつ社会の「常識」を変え、意識を変えてきたことの積み重ね。ならば、これからもっと出産・子育て環境のよい未来がやってくると信じたい。
     大切なのは、声をあげること。この作品を読んで、共感、肯定、否定、やっかみ、嫉妬、どんな感想をもってもいいと思う。そのリアルな声が、誰かの目に留まり、社会を少しずつ変える波になっていくと信じているから。

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