Mayayaさんの投稿一覧

投稿
1,494
いいね獲得
17,402
評価5 40% 593
評価4 35% 517
評価3 20% 304
評価2 4% 58
評価1 1% 22
421 - 430件目/全865件
  1. 評価:5.000 5.0

    リベンジ再び!

     自分的に「捨てられた妻に新しい夫ができました」以来となる、Alice & lobster 先生方の作品、楽しみにしていたので、配信決定万々歳です!
     今作も、理不尽に陥れられたヒロインが、それなりの後ろ盾を得てやり返す、痛快?リベンジもの。「捨てられた〜」のクロエは、侯爵であるアッシュの支えによって、徐々に強さを取り戻していきましたが、今作のヒロインルーチェは、5年の間に自力で逞しくなりました。元々、終身雇用を嘱望されるような、稀有な能力もあったしね。
     また、前作はリベンジすべき相手が、早々に分かっていたけれど、今作は、誰がルーチェを罠に掛けたのか、なかなか分からない…その謎解きの過程が、この作品の面白さのキモになっています。
    「ロマンスは復讐のあとで」とタイトルにあるくらいだから、ロマンスも!といきたいところですが、髪色も立場も異なるイケメンたちが、複数出入りしているので、この中の誰がルーチェとくっつくのか、まだまだ暗中模索の五里霧中…今のところ、シャーシャが一歩リードしているようだし、この男、見せている以上に秘密がありそうだしね…。話の中に、分岐点がいくつかあって、先を見通しきれないのが魅力です。
     それでも、最後はすっきりリベンジ&ロマンス成功!であることを信じて、星5です。

    • 42
  2. 評価:5.000 5.0

    すべてはタイトルの中に…

    ネタバレ レビューを表示する

     初めは、幼馴染み再会Love モノ?と思いきや、すぐ間違いに気付かされる。これは、切なくも哀しいラブサスペンス。全話読んで、犯人が分かった後、ぜひもう一度、読み直してほしい。1周目では見逃していた多くの伏線に気付き、全く違ったニュアンスを感じながら、読み返すことになると思う。

    “忘れるなよ どんな闇の中でも 前を向いて 光を見つけて歩くんだ” これは、真美の中に残る倫の言葉。全ての答えは、タイトルの中にあった。
     ポラリスー北極星、その光は強くはないけれど、揺るぎないものとして、旅人たちを正しい方向へ導く。真美にとって倫は、これからも北極星のような存在であり続けるのだろう。もしかしたら、彼女の中での倫は、実際以上に美化され過ぎているのかもしれない。だが、それでも構わないと思う。残酷にも12歳で命を奪われた少年だけれども、確かに存在していたという証が、彼女の中に残るのなら…。
     大人が大人としての役割を、蔑ろにしてしまったが故に、傷付いてしまった子供たち。開けられてしまったパンドラの匣。哀しく切ない結果となってしまったが、その中にあって、真美と飛鳥が手を取り合い、ともに新しい一歩を踏み出したことが、せめてもの救いであろう。二人の幸せを信じることで、「希望」が生まれてくる物語である。

    • 2
  3. 評価:5.000 5.0

    上質な大人の純愛物語(短編)

     65pt×6話を、高いとみるか安いとみるかは、多分好みの問題。でも、少なくても6話あれば、深みのある上質な短編物語として成立するんだなぁと、改めて思いました。
     話の軸は、准教授の東吾と事務員の秋穂とのお試し同居から始まる、大人のむずキュン物語。研究者、教育者としては超優秀なのに、男女の機微にはからっきしの東吾さん、だから、実は秋穂のことが大好きなのに、なかなか気持ちが伝わりません。
     秋穂は秋穂で、最推しとの同居という美味しい事情にも関わらず、今ひとつ東吾の気持ちを計りかねて、右往左往?まったく、手のかかる二人です。短編ながら、しっかりと恋のライバルも登場して、お話の充実度up⤴️しかも6話完結なので、イライラは長く続かず、ドロドロが苦手な方でも十分耐えられます。
     ちなみに私の最押しは、ちょっぴり前髪の垂れた、プライベートでの東吾サマ。普段のきっちりした感とのギャップが、たまりません!秋穂は、両方の東吾サマを拝めるのだから、それだけで幸せよねー。
     この後、続話を読みたくなる雰囲気で終わっていますが、これはこれでいいのかも…29歳と42歳、結婚年齢が上がっている現代だからこそ共感できる大人の純愛物語、星5でお勧めです。

    • 16
  4. 評価:4.000 4.0

    週末の片想いをしているのは?

    「お見合いを破談にするための恋人契約」作戦って、この手の設定でよく聞くけれど、本当にうまくいくと思ってんのかな?
    ①ほとんどよく知らない相手を選んでる。人を見る目は確かだって?甘いっ💢たまたま相手がヒロインだからよかったけれど、とんでも女だったら、どーすんの?
    ②うまく破談にできたとして、その後は?いつまでも一人でいたら、元の木阿弥じゃん!詩織の評判だって傷付く。どーしてくれるんだ?
    ③そもそもやり手社長の一哉さん、気難しいと評判とってるくらいだから、お見合い相手の一人や二人、自力でなんとかできるでしょ。それで揺らぐような会社なら、潰れてしまえっ!

    というわけで、本人は自覚してるかどうか知らないけれど、結局は詩織に声をかけた時点で、彼女を選んでいるんだろうな…。
     さあ、詩織よ。ご都合主義のハイスペックイケメン男なんて、家族のために一生懸命頑張ってきたあなたには、もったいない!週末片想いなんて、悠長なことしてないで、しっかりと一哉の心に爪痕を残すんだ!詩織の心を手に入れるために、焦りまくり、ヘタレまくる一哉のアセアセの姿、読者はそれを待っている!

    • 6
  5. 評価:3.000 3.0

    ふらふら福子、実は等身大?

     開始当初は、なんかドタバタしていたけれど、回が進むにつれて、どんどん深く面白くなっていくタイプのお話です。肇の頭でっかちぶり、神野のクズ人たらしっぷりが、その魅力の一端ではありますが、何といってもヒロイン福子の優柔不断ふらふらっぷり!ヒロインとして、どーよっ💢て感じですが、多分この反応こそが、リアルで等身大で、この物語の面白さの原動力になっているのだと思います。
     この三人、仕事はできるのに、どーして人間関係をうまく構築できないかね。肇は頭でモノを考え過ぎて、細かい機微を汲み取れない、神野は人たらし故に、二股かけた挙げ句、結局は離婚、そして福子は、不器用なもんだから、二人の男の間で行ったり来たり、愛に臆病になっている…ほんとに世話の焼ける三人です。
     聖人君子とまではいかなくとも、ヒーローやヒロイン然としたカッコよさを期待していた方にとって、見事に肩透かし。でも、この格好悪さが人間らしくて、このお話の魅力になっているのかも。
     惜しむらくは、中盤あれだけ盛り上がったのに、その後、最終話に向けて、どんどん尻蕾になっていったこと。消化不良のまま終了したのは、かなり勿体無いなー。

    • 1
  6. 評価:4.000 4.0

    アレキサンデル考

    ネタバレ レビューを表示する

     勧善懲悪モノの異世界ファンタジーでは、基本ヒロイン・ヒーロー推しで、敵役に同情することは滅多にありません。けれども、今作のアレキサンデルとナタリアに対しては、ざまぁだけではなく、いくばくかの憐れみを感じています。
     アレキサンデルは、王家の後継ぎとして生まれてしまったが故に、自分の能力に見合わない荷物を持たされ、結局は自分の首を締めていきます。実力のない王としての焦り、薄い信仰心、そして、エルヴィラへの劣等感が、全ての元凶の始まりでした。ナタリアの行動、言動は腹が立つけれど、彼女もアレキサンデルの虚栄心の犠牲者。アレキサンデルは、あまりにも弱すぎた…。
     ただ、そんな彼を周囲が理解し、適切に手を差し伸べていれば、また結果は違ったのかも…。確かにエルヴィラは、聖女として、婚約者として正しかったかもしれませんが、正論が必ずしも人を救うわけではありません。その意味では、婚約者としてアレキサンデルに寄り添えなかったエルヴィラにも、この騒動の一因があるような気がします。
     さて、アレキサンデルーナタリア編は一段落したものの、エルヴィラとルードルフの周囲には、また新たな問題が…。次は、どんな「同情できる」敵役が登場してくるのか、楽しみに読み進めたいと思います。

    • 0
  7. 評価:3.000 3.0

    違いは重力? それほどでも…

     勇者か冒険者かどっちでもよいけれども、レベル?スキル?必殺技?って、この手のゲームっぽい少年漫画、この頃ホント多くて、うっかりいくつか並行して読もうもんなら、キャラやストーリーがごっちゃになって、逆の意味で二度見したくなる始末…。企画の段階で、差別化とかオリジナリティについて、検討しなかったのかな。それとも「重力」ってところで、差別化したつもりだった?
     こちらの作品は、初め中年のやさぐれたおっさんが出てきて、「げっ」と思ったけれど、時間を逆行したことによって、若いイケメンに…。そうなると、言動も自信に満ちたものに感じられるようになるから、不思議なもんだ。そして、ほとんどのヒーロー同様、なんだかんだ言っても余裕で強いのは、読者の願望の表れ?
     ただ、肝心の戦闘シーンが、轟音と色の氾濫で誤魔化されている感じで、かなり読みにくい。何やってんのかな〜って思って見ているうちに、いつのまにか戦闘が終わっているから、ありゃりゃって感じ。ストーリー自体は、それなりに面白いんだけどな。でも、無料分を読み終えても、課金するほどではないかも…。

    • 0
  8. 評価:5.000 5.0

    あと1回のキスは…

     御曹司の肩書付きハイスペック男子と普通女子の幼馴染溺愛テーマ作品は、これまでたくさん読んできましたが、そこにオメガバースの要素が含まれたものは、この作品が初めてかもしれません。春田先生、ぶっ込んできましたねー。α男子の紫音クン、もう千帆を溺愛するしかないじゃん!
     面白いのは、番認定がキス10回で確定しまうこと。うん、少女漫画にはこれくらいが丁度いい。想いを拗らせた紫音くん、あっさり9回までいただいちゃって、あと1回は千帆任せ?!ここから先が長そうなのに、どーしてくれるんだっ💢最後1回のキスまで、読者は焦れ焦れさせられるのか、それともあっさりいっちゃって、次の新しい障害?に立ち向かっていくのか…う〜ん、どちらも微妙やな〜。
     御曹司の宿命で、家同士が決めた婚約者とか、オメガバースの宿命で、他のαやΩの横槍とか、いろいろお邪魔が入ってくるニオイぷんぷん?!でも、幼い頃に本能レベルで千帆を番認定していた紫音なら、きっと二人の関係を守り通して、楽しい溺愛モードを見せてくれると信じています。千帆〜、ずっと一緒にいたいと思っている自分の本能を、信じるんだぞー。

    • 9
  9. 評価:5.000 5.0

    みんなに届け

    この物語に触れて…
    いったいどれだけの人が、爽子やちづやあやねと友達になりたいと願ったのだろう。
    いったいどれだけの人が、風早を彼氏に、または義理の息子にほしいと願ったのだろう。
    いったいどれだけの人が、ピンのような教師に導かれたいと願ったのだろう。

    いったいどれだけの人が、彼らとともに、同じ空間で同じ時間を過ごしたいと願ったのだろう…。

     一見、爽子と風早を中心にお話が回っているように見えて、実は登場人物一人一人にそれぞれの人生があるんだろうなと感じさせてくれるモブ不在?の物語、なかなかの長編ですが、どのエピソードも大切で、無駄なコマは一つもありません。どんな時代になっても、必ずや共感を得られるであろう青春物語の金字塔、紛れもなく星5です。
     椎名軽穂先生、私にも届きましたよ。

    • 2
  10. 評価:5.000 5.0

    塩対応もぽっちゃりも個性の一つ

     昭和の日本だったら、相馬くんの「塩対応」では難しいところもあったかもしれないけれど、令和の今、それほどズレた行動なのでしょうか。予定も確かめない突然通知の「親睦会」に、自分を合わせる必要は全くないし、仕事に支障がなければ、必要最低限の対応でも、文句を言われる筋合いはないはず。それに、八方美人のチャラ男より、自分ひと筋の彼氏のほうが、絶対安心できるもんね、彼女としては…。
     デブ・ぽっちゃりを含め、見た目で相手を判断なさっている皆様、いつまでもあると思うな、金と見た目。あなたが価値を置いている「見た目」は、時を重ねる=ホルモンバランスの変化という当たり前の時間の中で、シミ、シワ、肥満、内臓脂肪、高血圧、コレステロール値、動脈硬化、白髪、抜け毛、ハゲ等というかたちをとって、必ず変化していきます。見た目重視で生きてきた人ほど、精神的に辛いよ〜。
     だから、塩対応の相馬くんにも、ぽっちゃり世話焼き属性の琴里にも、周囲を気にせずそのままの二人でいってほしいな。イケメンの溺愛モードは、性格良しのヒロインにのみ発動されていれば、それで◎ その上で、二人でよい方向に変化していけば、それでいい。
     三星マユハ先生の画は、好みどストライクなので、それだけで星5。続きが楽しみな作品が、また一つ増えました。

    • 51

設定により、一部のジャンルや作品が非表示になっています