Mayayaさんの投稿一覧

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291 - 300件目/全951件
  1. 評価:3.000 3.0

    時価200万円の御曹司?!

     婚約破棄の慰謝料が200万…まあ、一般人なら妥当な線かな。でも、それで憧れの上司との時間を「買う」のは、いかがなものか。そして、その突拍子もない願いを受け入れるほうも、いかがなものか。奈々実と篤斗、お互いへの気持ちが少しでもなければ、そんなドラマチックなこと、小っ恥ずかしくてできそうもない。この二人、実質2年もあったのに、今更、何やらかしてくれてんでしょうねぇ…。
     まあ、ここまで拗れた理由の一つに、自称「婚約者」の相原女史の存在があります。彼女が使ったちょっとしたトリック…大人の女性が、こんな手に引っ掛かるなんて…とも思うのですが、恋は盲目ってところなのでしょう。
     2年間ももたもたしていたのに、一度腹を決めてからの篤斗サンの行動は雄弁でした。こんなに溺愛できるなら、もっと早く、分かり易く溺愛してよ〜って感じ。何気に写り込んでくる「腕時計」は、この物語にとって、結構重要なアイテム。ぜひ、注目しながら読むことをおすすめします。

    • 0
  2. 評価:5.000 5.0

    ぶっ飛びゼウスと少年チェトの成長物語

     正調ギリシャ神話のエピソードを巧みに織り交ぜつつも、「もしも全知全能の神ゼウスが、少年の魂の中に取り込まれていたら」の体で、全く新しい「神話」が生まれました。
     正直ゼウスって、全知全能という割には浮気者で気分屋で、危ないおもちゃ(雷)を振り回す、困ったちゃんというイメージ。本作でも、期待を裏切らず傍若無人のヤンチャな神様として描かれています。ただし、封印されていた影響で、少年ゼウス?には力がない。普段は、主人公チェトの意識下にあり、必要に迫られて?出てくる感じ…今のところ、かなり残念な存在です。
     反面、チェトの成長には目を見張るものがある。彼は、親友ルガルを生き返らせるために、自分の中にゼウスが存在することを受け入れ、その復活を助けようとしますが、その行動の潔さとブレのなさには、清々しさを感じます。まるで王族、または為政者のようなものの見方…籠に入れられ、エジプト方面から流されてきたという彼の出自が気になります。
     果たしてチェトは、神々の妨害を乗り越えながら、見事ゼウスを復活させ、ハデスに預けられているルガルの魂を取り戻すことができるのか…彼の成長が、ゼウスの精神にも何かしら良い影響を与えてくれるのではと期待して止みません。
     それにしてもギリシャの神様方って、気まぐれで自己中で傍若無人。触らぬ神に祟りなしって、ほんとだね。

    • 4
  3. 評価:4.000 4.0

    シンデレラパニック?いえいえコメパロです

     桃太郎は桃の中で真っ二つになっていた?それとも、真剣白刃取り?いえいえ、腐っていたという説も…「本当は怖い◯◯童話」じゃないけれど、誰もが知っている物語を、独自の解釈で再構築して楽しむという手法は、結構スタンダードなりつつあります。
     本作も「金の斧銀の斧」&「シンデレラ」からのスタートですが、作者先生、見事にコメディ&パロディに仕立ててくださいました。ヒロインコレットが、泥だらけの靴を履いて、グチャグチャ音を立てながら退場するシーンなんて、もう最高!この先、どんなエピソードをぶっ込んで、既知の世界を破壊してくれるのか、とても楽しみです。
     それにしても、コレットの現実的なことといったら…これ、転生モノじゃないよね?現代女性だったら、王室や皇室に入って責務を果たすよりも、自由を選ぶケースが多いのはわかるけれど、この設定で王子からのアプローチを断る貴族令嬢って、どうよ。でも、コレットが頑固で現実的だからこそ、生まれるギャップが楽しいんだよね。
     そもそも「ラブラブ♡ときめき☆乙女ライフ」というネーミングからして、ふざけてる。このお話、このままずっと高水準のコメディ&パロディを維持できるのか、それとも、途中で息切れしてしまうのか、老婆心ながらかなり気になります。

    • 0
  4. 評価:4.000 4.0

    ヒロイン虐めの理由も、ここまできたか…

     この手の話のヒロインイジメの理由は、実に様々。よくあるのが「継子」「養女」「非嫡出子」「魔力なし」「加護なし」「醜い傷やアザがある」などなど…あと、「容姿、髪色が家族とは違う」もあったね。今作は何と「無表情」…う〜ん、いじめの理由もここまできたか…と思いきや、まあ、現実社会でも「無表情」は、「何を考えているか分からなくて、気持ち悪い」みたいなわけの分からん理由で、標的になっているかも。いじめって、絶対いじめるほうに心の問題があるはずなんだけれど、それが実の家族内で起きているのなら、逃げ場がないから、ほんっと辛いよね。そんな環境下でも、心の均衡を保っているヒロインたち、真のサバイバーだと思う。
     と、ここまでは一般論。今作のヒロイン、実はその存在が稀少な「魔術師」だった…というチートな立場を与えることで、家族へのざまぁ決定!特に、ワインで魔法紙を染めて王太子に近付こうとした浅はか妹には、倍ざまぁくらいが適当か?今から、とても楽しみです。
     もう一つ楽しみなのが、ヒーローがいかにしてヒロインの「鉄仮面」を外させるのか…でも、「家政婦の◯タ」じゃないけれど、行動が伴っているなら、表向きポーカーフェイスも悪くない。それに、ヒーローだってそれなりの「鉄仮面」、意外とお似合いの二人かも?

    • 0
  5. 評価:5.000 5.0

    執着昔馴染みとの溺愛結婚…かも?

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     タイトルは「優しい仇敵」←多分カナフを指している…「政略結婚」←多分狙いは、ユースピア一択!…ということで、「優しい執着昔馴染みとの溺愛結婚」に変更しては、いかがかと…。
     カナフは、アカイアの王女ユースピアと並び立つ資格を得るために、帝国の皇帝となった…けれども、ユースピアはそれを知らず、前世でアカイアを滅ぼした仇敵と、カナフのことを捉えている…今世の二人のすれ違いは、前世からの因縁が元となっています。二人とも陥れられただけなのにね。それでも、お互いのことを知るにつけ、どんどん心が近付いていく様子に、「このままつつがなく過ごしてくれ〜」と思わずにはいられません。
     ネックになるのは、二人が抱えている秘密。「結婚して幸せな家庭を築く」願いをもっているカナフに対して、ユースピアが抱えている秘密は、「守護者は子供を授かれない」では、カナフのほうは?タイムリープ回帰の謎を含めて、まだまだ秘密がありそうです。
    「もう怯えてばかりじゃいられないもの」1周目の後悔を糧に、強い心で立ち上がったユースピア。今生こそカナフと信頼しあって、腹黒王太子一派の陰謀を完膚なきまでに叩きのめし、破滅の運命に打ち勝ってくれることを信じています。そして、増えろよ増えろ、無料分〜♡

    • 90
  6. 評価:5.000 5.0

    次元を超えたやり直し婚の進む先は?

     よくある転生モノかと思っていたら、他作品とはちょっと趣向が違ってた!ヒーローを守って死んだヒロインが、二人して物語の世界の「シュテルン帝国」に転生したかと思ったら、ヒーローシエルは、元々こちらの世界の人間。何と「聖女綾香」に騙されて?日本に次元移動させられたとな…。あ〜、ここでも聖女は、ワルいヤツだった💢おまけにこの聖女は、元々日本人でゲームプレイヤー、かなり面倒くさい女です。まあ今回は、シエルが彼女の悪さを知っているから、その分アドバンテージがあるかな?
     ヒロインアイリン(優)が、シエルとの縁を切りたい理由…何となく分かる気がする。だって、本当に好きな人の前だと、どうしていいか分かんないもん。ほどほどに好きな人のほうが、よっぽど楽。そして、そのほどほどに好きな人から、大事にされるのなら、それで十分幸せ…ってことだよね?
     でもね、リン、あなたがシエルを守って死んだ後のシエルがどうなったか、あなたは知らない。多分あなたは、とても愛されていたんだよ。だから、どんな補正が働いたのか知らないけれど、せっかく与えられたやり直すチャンス、これを活かさない手はない!
     さあ、次元を越えて、拗れに拗れた拗れ婚、自己中聖女というお荷物はあるものの、そんなん傍にほっといて、シエルのリン(優)に対する償い行脚+溺愛攻勢を見せていただこうぢゃありませんか(笑)

    • 18
  7. 評価:4.000 4.0

    いかにも韓流風ファミリー呪縛コメディ?

    「日常生活可能ですか?」…略称「日生可」誰かへの問いかけではなくて、ウェブ上のコミュニティ名が、タイトルになっていたと気付くまで、暫くかかりました。結構初期の方で、ネタバレしていたにも関わらず、です。そのくらい「10学徒」や「おかあ」など、ふざけた名前が登場する訳の分からないやり取りの場面と、「真」や「百合子」が登場する現実場面とが交錯して、最初の頃は読むのに必死、いくら無料分が多くても、こりゃあかんわ〜と、何度挫折しそうになったことか…。
     ただし、慣れてくると、そして元ネタが日本ではなく、お隣の国のものだと割り切ると、このややこしや〜のお話も、それなりにワクワクしたものに変化してくるから、不思議。おまけに、財閥の御曹司とお嬢様の、単なる駆け引きだけかと思っていたら、百合子の出生の秘密なんぞが絡んできて、なかなかハードな内容に…。最後のほうでは、登場人物に関する見方が一変するようなエピソードも暴露されて、まさに「日常生活可能ですか?」と、問いたくなる状況…それでも、ハピエンに収めてしまうから、キムチの国のパワーは、並大抵ではありません。
     それにしても、「10学徒」の衣装や、登場する地名の位置関係が不自然なことや、結婚しても当たり前のように別姓なことなど、どこからどう読んでもお隣の国仕様なのに、無理して舞台を日本に置き換える必要、あったのかしらん???

    • 1
  8. 評価:4.000 4.0

    養護教諭かーい

     ヒロイン莉子は美少女設定で、確かに可愛いし、ヒーロー湊は女性恐怖症ゆえに、莉子ひと筋で安心だし、後は、まだ恋を知らない莉子をその気にさせればよいだけなので、イラモヤはほとんどなしで、いけるのかと…。さすが、少女漫画ジャンル、よい意味で、ご都合主義てんこ盛りです。
     ご都合主義といえば、「保健室の天使」設定。ん?現代の高校の保健室って、こんな感じが許されるの?莉子がやっていることって、完全に養護教諭の仕事。生徒が、養護教諭のサポートをすることはアリだろうけれど、養護教諭の代わりに手当てをすることは、アウトでは?ましてや、保健委員が交代で保健室に常駐するって、何のため?!って思ってしまう。莉子サン、これでは完全に、養護教諭です。
     でもまあ、少女漫画なので、五月蝿いことは言いますまい。ヒーローが、他の女の子には塩対応なのに、ヒロインだけに激甘対応というのは、それだけで見る価値あり。これからも、ヒロイン限定の溺愛路線でお願いします!

    • 2
  9. 評価:5.000 5.0

    ここから始まる両想い

     普通の少女漫画は、お互いの距離を徐々に詰めつつ、両想いであることを確かめて…と、だいたい中・後半に、クライマックスがやってくる。でもこの作品は、早々にお互いの気持ちを確かめあっているので、その意味では、モヤモヤしなくて安心。解決すべきは、むぎの「敏感体質」ただ一点!
     二人は、徐々に慣らしていくことで、この「敏感体質」を何とかしようとしているし、別にそれがダメだとは思わないけれど、もし、日常生活に支障があるくらい「敏感」ならば、それって医療機関に相談すべきじゃない?衣服が素肌に触れても大丈夫で、人に触れられると敏感に感じるのなら、神経科かな?渚に打ち明けたのはよいとして、親にもきちんと話しているのか気になります。一人で悩んでいないで、専門機関に相談して、適切な対策をたててほしいかな。
     な〜んて言っちゃったら、身も蓋もないか…。やっぱり、そこは少女漫画、二人で悩みながら、困難を乗り越えていくところがいいんだよね。ということで、健康な欲望をもつDK渚よ、ここから始まる両想いは、実質君の本能と理性のせめぎ合いだ。どこまで我慢できるのか、お手並み拝見といきましょうか(笑)

    • 4
  10. 評価:3.000 3.0

    シンデレラ以上にシンデレラ

     御曹司に見初められて…というシンデレラストーリーは、幾つもあるけれど、その中でもこのお話は、シンデレラ度高め。クルーズ?CFO御曹司?偶然助けられた?その確率何%?と、シンデレラ以上にシンデレラな展開で、か〜な〜り夢物語ですが、そう思って読めば、可能性がゼロではないように思えてきます。
     千花子が、運を引き寄せた理由…それは、ひとえに「行動力」だと思う。彼女の若さで、彼女の経済力で、こういうタイプのクルーズに一人で参加するというケースは、まずない。ある程度の社交術が必要なのに、正直そこまでの覚悟と知識がないままに、乗船しちゃった?それでも、祖母との思い出を大切にする強い思いがあってのことだから、この行動力は賞賛に値する。そうじゃないと、聖人サンにも出会えなかったしだし…。
     ちなみに、千花子が聖人の亡くなった恋人に似ていたという設定は、ご愛嬌。そこまでしなくても…とも思いましたが、彼女に目を向けるきっかけとしては、やっぱり必要だったか。待っているだけじゃ、運命は動かない、行動力こそ運を引き寄せる鍵ってことか?と思いながら、終始読み続けました。でもやっぱり、非現実的だなぁ。

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