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モラハラと自己肯定感と…
ミーナ…徹底的に、自己肯定感を潰され続けたヒロイン。周囲の人々全てが、彼女を否定するものだから、彼女自身、自分のよさに気付かない状態。現実社会で、ここまで否定され続けるケース、そう多くはないだろうけれど、全くないわけではない。悪意をよりどころに行われる精神的DV、エーリッヒが周囲を巻き込んでミーナに行っていた行為は、紛れもなくモラハラです。
この手のお話には珍しく?ヒロインの不遇期間が長めで、モヤモヤしてする話数が結構続きます。でも、そこからの立ち直りには期待できますので、崩れのない美しい画に免じて、読み続けることをオススメします。
さて、ミーナ、自立しつつも「いつか王子さまが…」展開にもっていくのか、それとも、あくまでキャリア女子を目指すのか…溺愛も執着もお断りしたはずの彼女が、女性として、人間として確立していく様子を、今少し追いかけてみたいと思います。
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解放宣言~溺愛も執着もお断りです!~