5.0
人を好きになるって、こんな感じだったよね
最近の学園ものって、そんな学校、日本にあるかーいとツッコミを入れたくなるような荒唐無稽設定か、遊びのカンケイを生業とする初期設定クズDKものか、そのどっちかしかないんかーいと、常々思っておりました。「君に届け」の感動、いま何処…。
でも、ありましたよ〜、見つけましたよ〜、河原センセ、描いてくれましたよ〜。混じりっ気のない純正品のピュアラブ、ここに降臨です!
両片想いなのに、なかなか一歩を踏み出せない二人…見ていると、確かにじれったくてたまりません。でも、不思議とイライラはしない。なぜなら、朔英も光輝も、とても気持ちのよい子たちだから、あの子たちのペースに任せて、待ってあげたいなぁという気にさせられてしまうからです、読者も。
主に朔英目線でストーリーが進むので、光輝の一つ一つの言葉、一つ一つの表情を、読者は朔英と一緒になって深読みし、一喜一憂してしまうので、ドキドキ感が半端ありません。河原先生、恐るべし!です。
昭和っぽい?現代の高校生らしくない?そんなの関係ねぇ💢で、本当に人を好きになるって、日常の何気ない「どきっ」や「キュッ」の積み重ねだったよなぁ…そんなことを思い出させてくれる「たまほし」、星5じゃ足りないんですけれど…。
-
25
太陽よりも眩しい星