5.0
フルカラーで悪女の凄みが?!
中華宮廷もんって、奥さんが複数いて、な〜んかモヤることが多い。今作も皇帝傑倫は、ヒロイン蘭玲(莉妃)なんぞに目もくれず、他に明妃という寵愛の妃がいるという設定。おまけに蘭玲は、悪女顔の悪女設定で、明妃毒殺の犯人とされてしまい…の、踏んだり蹴ったりのスタートです。
でも、少し読めば、
①明妃毒殺事件は、もう一人の妃愁妃とその父親丞相の企みであること
②皇帝傑倫は、丞相一派と対決しようとしていること
③明妃は、実は暁明という男で、傑倫の有能な配下であること
④傑倫は、幼馴染みでもある蘭玲を、大切に思っていること
などがすぐ分かり、ひと安心。傑倫に呪いをかけた愁妃親子に、正義の鉄槌が下されるザマァを眺めつつ、傑倫と蘭玲の愛が育まれていく様子を、ゆる〜く見守っていけばよいよね〜。呪われたとはいえ、モフモフ姿の傑倫もカッコ可愛いし、この先の展開が楽しみです。
モノクロverが先行していますが、色のせいか影の付け方のせいか、蘭玲が悪女っぽく見えるのはこちら。その上、今のところ1話につき3pt お得なので、フルカラーverのほうがリーズナブルかもです。でも、本当は悪女でもないのに、悪女っぽく見える必要あるかしらん?
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後宮を追放された稀代の悪女は離宮で愛犬をモフモフしてたい【タテ読み】