Mayayaさんの投稿一覧

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221 - 230件目/全409件
  1. 評価:5.000 5.0

    お見事!離着陸完璧です

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     カフェでの偶然の出会い、空港での再会、パイロットという仕事ゆえの葛藤、統の押しの一手、偶然すぎる人の繋がり、歪められた過去、両親の和解、そして、ビーチでの片膝立てプロポーズ…まさに、「完璧」なシンデレラストーリーです。あ、副操縦士程度じゃ、シンデレラとは言わないか。瀬里奈も立派に自立しているし…それでも、ここまで綺麗にまとまっていると、シンデレラストーリーと言いたくなってしまいます。
     前半は、統の押しの一手、断られても断られても、瀬里奈にアプローチし続けるメンタルの強さと自信が凄い。瀬里奈のどこにそれほど惹かれたんだろうと、この時点ではちょっと疑問に思いますが、後付けで考えれば、遺伝子のなせるわざだったのかな…?
     後半は、瀬里奈の家族にスポットが当たります。瀬里奈が「パイロットを嫌いな理由」の根本原因を、偶然とはいえ、統自身が解決します。こんなうまい話ってある?でも、全てのピースが収まるところに収まって、見事な着地っぷり、高田ちさき先生、さすがです。何気なく写り込んでいたクロワッサンでさえも、ピースの一つだったんだな…。
     作画のはやぶち先生いわく、「一途で清廉な物語」。その言葉に偽りなしの瀬里奈と統の物語、安定の星5でおすすめです。

    • 0
  2. 評価:5.000 5.0

    緻密な設定と華麗な画

     確かなストーリー性とその画力で、悩める?現代女子たちを描いてきたこもも先生が、またまた素敵なファンタジーを届けてくださいました。緻密な設定と、一つ一つの小物にも手を抜かない確かな考証力は、さすがこもも先生、もう楽しみしかありません。
     異能の家に生まれたのに、その力を持ち合わせないヒロイン、それゆえに、虐げられ続ける不遇の日々、挙げ句の果ての、無体な仕打ち…確かに、似たような設定は、他にもあります。けれども、こもも先生にかかると、既定路線とは異なる展開になると信じているので、全然気になりません。(はっきり言って、ファンの贔屓目ですが…笑)
     それにしても、力のない者を蔑んで、マウントとりたがるのは、人の本能か…たまには、まともな家族関係はないものかと期待するのですが、今回の石戸家・義姉の桜も、ろくでもない人物たちのよう…今から、石戸家&水の神vs小夜&火の神・鬼灯という構図が目に見えるようです。全てのものと心を通わせられるという、凄い力を秘めた小夜を蔑ろにしたツケを、そのうち払ってほしいもんだ。
     大正溺愛ファンタジーにふさわしい華麗な滑り出し、早くデレた鬼灯さまにお目にかかりたいと願いつつ、これからの配信を、楽しみに待ちたいと思います。

    • 138
  3. 評価:5.000 5.0

    ミューの(大人の)階段物語

     引きこもり伯爵令嬢のミュリエルが、家族に騙され(?)、更にサイモン団長の早とちりで(?)、聖獣たちのお世話係になってしまったところから始まる、聖獣ファンタジーラブコメディーです。
     ファンタジー部分は、何といっても個性溢れる聖獣たちの活躍です。普通、聖獣って、龍とか一角獣とか、なんか神々しいイメージ。でも、こちらの聖獣は、ウサギやらイノシシやらモグラやら…ちょっと笑ってしまうかも?!そして、なぜかしらこの聖獣たちと意思疎通できるのがミュリエルで、彼らのやり取りがとっても楽しいのです。一方、聖獣の「本来の種から離れ 聖獣という括りの生き物になる」意味についても、シリアスに投げかけています。
     ラブコメ部分は、16歳元引きこもりど天然お嬢様のミュリエルと、これまた無自覚ど天然ホスト(?)の聖獣騎士団長サイラス様との、ど定番すれ違いLove。ただ、障害や横槍が入ってのすれ違いではなく、あまりにも対人スキルに乏しいミュリエルと、無駄に色気ダダ漏れのサイラス様だからこそ生じてしまう、微笑まし〜すれ違いなのでご安心を。実際、団服姿のサイラス様は神々しく、ミュリエルじゃなくても、大人の階段を上りたくなります?!
     少しずつ関係を深めているミュリエルとサイラスですが、なぜ彼女だけが聖獣の話がわかるのか、そのあたりの謎が解き明かされることで、また展開が変わってきそうです。今、一番お気に入りのファンタジー、星5強で絶賛お薦めです!

    • 27
  4. 評価:5.000 5.0

    よもやよもやの…

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     巷で流行っている「異世界転生ファンタジー」ほどには、荒唐無稽と思わないけれど、この作品、それなりに荒唐無稽設定。だからこそ、面白いのです。
     まず、スタートはこの上なく闇で、読むのがしんどい…。その元凶が、「妻競売」現代の日本では、まず考えられないけれど、多分この地球上のどっかの国では、実際に行われているんだろうな。そこまでではなくとも、女性の人権が認められているとは言い難い国や地域は、思っている以上に存在します。「クロエ」は、決して創作上の人物ではない。
     アッシュが登場してからは、読み易いのなんのって、優しい顔してヤンデレ路線。クロエだけに向けられた愛の力で、彼女がどんどん立ち直っていく過程がよく分かり、もうイケイケです。なぜ、アッシュがクロエを溺愛するのか…きちんとした理由があるのですが、そのキーワードは、よもやよもやの「性転換」!?アッシュ、君はクマノミかっ。ホンソメワケベラとは言わないけれど、異世界転生と比べて、どちらが荒唐無稽かね?
     ダークな展開もそれなりにありますが、ほんわかした画が、重苦しさを緩和しているので、最後まで飽きずに読み切れます。個人的に気になるのは、二人の間に生まれた双子の娘ちゃん。将来的に、どちらかが「長男」になるのかなー。

    • 2
  5. 評価:5.000 5.0

    フルカラーで悪女の凄みが?!

     中華宮廷もんって、奥さんが複数いて、な〜んかモヤることが多い。今作も皇帝傑倫は、ヒロイン蘭玲(莉妃)なんぞに目もくれず、他に明妃という寵愛の妃がいるという設定。おまけに蘭玲は、悪女顔の悪女設定で、明妃毒殺の犯人とされてしまい…の、踏んだり蹴ったりのスタートです。
     でも、少し読めば、
    ①明妃毒殺事件は、もう一人の妃愁妃とその父親丞相の企みであること
    ②皇帝傑倫は、丞相一派と対決しようとしていること
    ③明妃は、実は暁明という男で、傑倫の有能な配下であること
    ④傑倫は、幼馴染みでもある蘭玲を、大切に思っていること
    などがすぐ分かり、ひと安心。傑倫に呪いをかけた愁妃親子に、正義の鉄槌が下されるザマァを眺めつつ、傑倫と蘭玲の愛が育まれていく様子を、ゆる〜く見守っていけばよいよね〜。呪われたとはいえ、モフモフ姿の傑倫もカッコ可愛いし、この先の展開が楽しみです。
     モノクロverが先行していますが、色のせいか影の付け方のせいか、蘭玲が悪女っぽく見えるのはこちら。その上、今のところ1話につき3pt お得なので、フルカラーverのほうがリーズナブルかもです。でも、本当は悪女でもないのに、悪女っぽく見える必要あるかしらん?

    • 3
  6. 評価:5.000 5.0

    やばい!ごっつーオモシロイ…

     噂には聞いていたけれど、確かにこれは面白い!アニメになるのも、分かる気がする。偶然と必然が複雑に絡み合い、事件が人為的なものなのか、自然発火的なものなのか、ぎりぎりまで分からない。だから、ホント猫猫と一緒に、謎解きをしている気分に浸れます。
     さらにそこへ、過去と現在の秘密、入り組んだ人間関係、権謀術数etc etcと、正直、電子版だけで読んでいると、頭が追い付きません。だって、絶対読み返して、伏線探したくなるもん!これ、絶対紙書籍購入オススメコースだわ…。
     エニクス版と比較されますが、どちらもよくコミカライズされていると思う。結局は好みの問題だろうなぁ。自分は、こちらが好みです。行間もより丁寧に表現されているのが、こちらという印象なので。
     ただ、少年漫画ジャンルなので、女性が好むようなラストではなく、何とな〜くのっぺりまったりと最終話を迎えるような、そんな予感…。それも含めて、この先、このお話を追っかけていきたいと思います。あれ?原作って、完結してたっけ???

    • 1
  7. 評価:5.000 5.0

    リベンジ再び!

     自分的に「捨てられた妻に新しい夫ができました」以来となる、Alice & lobster 先生方の作品、楽しみにしていたので、配信決定万々歳です!
     今作も、理不尽に陥れられたヒロインが、それなりの後ろ盾を得てやり返す、痛快?リベンジもの。「捨てられた〜」のクロエは、侯爵であるアッシュの支えによって、徐々に強さを取り戻していきましたが、今作のヒロインルーチェは、5年の間に自力で逞しくなりました。元々、終身雇用を嘱望されるような、稀有な能力もあったしね。
     また、前作はリベンジすべき相手が、早々に分かっていたけれど、今作は、誰がルーチェを罠に掛けたのか、なかなか分からない…その謎解きの過程が、この作品の面白さのキモになっています。
    「ロマンスは復讐のあとで」とタイトルにあるくらいだから、ロマンスも!といきたいところですが、髪色も立場も異なるイケメンたちが、複数出入りしているので、この中の誰がルーチェとくっつくのか、まだまだ暗中模索の五里霧中…今のところ、シャーシャが一歩リードしているようだし、この男、見せている以上に秘密がありそうだしね…。話の中に、分岐点がいくつかあって、先を見通しきれないのが魅力です。
     それでも、最後はすっきりリベンジ&ロマンス成功!であることを信じて、星5です。

    • 42
  8. 評価:5.000 5.0

    すべてはタイトルの中に…

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     初めは、幼馴染み再会Love モノ?と思いきや、すぐ間違いに気付かされる。これは、切なくも哀しいラブサスペンス。全話読んで、犯人が分かった後、ぜひもう一度、読み直してほしい。1周目では見逃していた多くの伏線に気付き、全く違ったニュアンスを感じながら、読み返すことになると思う。

    “忘れるなよ どんな闇の中でも 前を向いて 光を見つけて歩くんだ” これは、真美の中に残る倫の言葉。全ての答えは、タイトルの中にあった。
     ポラリスー北極星、その光は強くはないけれど、揺るぎないものとして、旅人たちを正しい方向へ導く。真美にとって倫は、これからも北極星のような存在であり続けるのだろう。もしかしたら、彼女の中での倫は、実際以上に美化され過ぎているのかもしれない。だが、それでも構わないと思う。残酷にも12歳で命を奪われた少年だけれども、確かに存在していたという証が、彼女の中に残るのなら…。
     大人が大人としての役割を、蔑ろにしてしまったが故に、傷付いてしまった子供たち。開けられてしまったパンドラの匣。哀しく切ない結果となってしまったが、その中にあって、真美と飛鳥が手を取り合い、ともに新しい一歩を踏み出したことが、せめてもの救いであろう。二人の幸せを信じることで、「希望」が生まれてくる物語である。

    • 3
  9. 評価:5.000 5.0

    上質な大人の純愛物語(短編)

     65pt×6話を、高いとみるか安いとみるかは、多分好みの問題。でも、少なくても6話あれば、深みのある上質な短編物語として成立するんだなぁと、改めて思いました。
     話の軸は、准教授の東吾と事務員の秋穂とのお試し同居から始まる、大人のむずキュン物語。研究者、教育者としては超優秀なのに、男女の機微にはからっきしの東吾さん、だから、実は秋穂のことが大好きなのに、なかなか気持ちが伝わりません。
     秋穂は秋穂で、最推しとの同居という美味しい事情にも関わらず、今ひとつ東吾の気持ちを計りかねて、右往左往?まったく、手のかかる二人です。短編ながら、しっかりと恋のライバルも登場して、お話の充実度up⤴️しかも6話完結なので、イライラは長く続かず、ドロドロが苦手な方でも十分耐えられます。
     ちなみに私の最押しは、ちょっぴり前髪の垂れた、プライベートでの東吾サマ。普段のきっちりした感とのギャップが、たまりません!秋穂は、両方の東吾サマを拝めるのだから、それだけで幸せよねー。
     この後、続話を読みたくなる雰囲気で終わっていますが、これはこれでいいのかも…29歳と42歳、結婚年齢が上がっている現代だからこそ共感できる大人の純愛物語、星5でお勧めです。

    • 17
  10. 評価:5.000 5.0

    あと1回のキスは…

     御曹司の肩書付きハイスペック男子と普通女子の幼馴染溺愛テーマ作品は、これまでたくさん読んできましたが、そこにオメガバースの要素が含まれたものは、この作品が初めてかもしれません。春田先生、ぶっ込んできましたねー。α男子の紫音クン、もう千帆を溺愛するしかないじゃん!
     面白いのは、番認定がキス10回で確定しまうこと。うん、少女漫画にはこれくらいが丁度いい。想いを拗らせた紫音くん、あっさり9回までいただいちゃって、あと1回は千帆任せ?!ここから先が長そうなのに、どーしてくれるんだっ💢最後1回のキスまで、読者は焦れ焦れさせられるのか、それともあっさりいっちゃって、次の新しい障害?に立ち向かっていくのか…う〜ん、どちらも微妙やな〜。
     御曹司の宿命で、家同士が決めた婚約者とか、オメガバースの宿命で、他のαやΩの横槍とか、いろいろお邪魔が入ってくるニオイぷんぷん?!でも、幼い頃に本能レベルで千帆を番認定していた紫音なら、きっと二人の関係を守り通して、楽しい溺愛モードを見せてくれると信じています。千帆〜、ずっと一緒にいたいと思っている自分の本能を、信じるんだぞー。

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