Mayayaさんの投稿一覧

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201 - 210件目/全364件
  1. 評価:5.000 5.0

    タグに「甘エロ」「お色気」がないぞ〜!

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     異世界召喚お仕事ファンタジーだと思って読んでいたら、おっと大変!途中から、PG12、いえいえR15レベルの?TLゾーンに突入!レオンく〜ん、カタブツそうに見えていて、やっぱり君もおとこのこだったんかーい♡という展開です。
     ヒロインの莉奈が不憫だったのは、最初のほうだけ。第二騎士団の下働きとして引き取られてからは、家事をやらされていたスキルを生かして、どんどん自分の居場所を拡げていきます。そこで、レオン団長に愛されるだけでも、十分面白い展開だったのに、実はリナのほうが神子であることが判明して…以降は、もうリナの独壇場!彼女を虐げていた従姉の真由及び叔父一家に対しても、しっかりと断罪イベントが用意されているので、ざまぁスッキリ間違いなしです。
     唯一モヤるところは、レオンがリナに惚れるきっかけが、メガネなしのリナの素顔が、超美人だったこと。確かに厚底メガネじゃ魅力に欠けるだろうし、本当の美人は、メガネのあるなしで随分印象が変わるけれど、メガネ美人って言葉もあるんよ。そこはメガネを掛けた状態のリナに、惚れたってことにしてほしかったかなあ…な〜んて贅沢をいいつつも、星5の満足度です。

    • 7
  2. 評価:5.000 5.0

    発達障害の範囲ってさ…

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     集団に適応できないと、最近ではすぐに「発達障害の可能性が…」となるけれど、正直その考え、苦手。それは、現在の日本の体制の中で「生きづらい」かもであって、それぞれの時代や国、体制、環境に適応できなければ、自分を含めて、誰もが「発達障害」といわれてしまう可能性があると思う。だからこそ私たちは、現代の日本という国のシステムに合わせて、自分なりのルーティンを決め、必死に「普通」のふりをしているのかもしれない。
     ADHDと診断された西岡部長は、障害ととても上手に付き合っている成功例。パニックのときでさえも、これだけ自分を冷静に観察できるのだから、IQは平均より高く、障害の程度も軽いほうだと推察できる。
     むしろ、シングルマザーのまどかの辛さのほうがリアルだった。一人で子育てするだけでも大変なのに、何らかの障害の可能性を指摘されたとすれば、不安とプレッシャーはどれほどのものだったか、想像に難くない。一人で頑張らずに、もっと外に支援を求めれば…という向きもあるが、どのように助けを求めればよいか分からない人々に、そのひと言は酷である。
     だからこそ、架空の物語の中であっても、西岡部長とまどか母子が出会えてよかった。相互の、そして周囲の理解が深まってこそ、障害の垣根は低くなる。全ての人が、置かれた場所で咲けるわけではないだろうけれど、「置かれた場所で枯れずに生きる」ことは目指してもよいはず。この物語を他人事とはせず、誰もが枯れずに生きられる世界にしたいと願うのは、綺麗事だろうか。

    • 64
  3. 評価:5.000 5.0

    スパダリ?モラハラ?拗れてますな〜

    「依存させてダメ人間にしたい」
    ヒロイン雪乃にとって、この言葉はスパダリでもあり、モラハラでもあり、う〜ん、悩ましいところです。
     それにしても直樹サン、いくら「指導方針を変える(←アプローチの間違いでしょ!)」っていったって、これは変えすぎでしょ。もし、真剣にこの方法がよいと思っているのなら、あなたはそーとー残念なイケメンです。そのうち直樹サイド目線で、この騒動の裏話を語ってほしいなー。
     雪乃も自立にこだわり過ぎて、ちょっと頑なかな?仕事を持ち帰るなとは言わないけれど、倒れるまで仕事しちゃ、本末転倒。バランスがとれてこその「自立」だと思うよ、手抜きも含めてね。
     さて、見た目どおりに受け取るなら、この二人、今のところ拗れる未来しか考えられない…。このまま拗れまくって話が進むのか、それとも理解と譲歩を重ねて、自分たちなりのカタチをつくっていくのか、しばらくは目が離せません。久しぶりの千桜先生の画とともに、楽しんでいきたいと思います。

    • 0
  4. 評価:5.000 5.0

    TLぢゃなかったけれど…

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     おっ、星脇リカ先生の新作?とっろとろにエロいの楽しめるやん!と思って読み進めてみても…ん?なんか違うぞ、あ、これ、TLぢゃなかったー!!という自分内オチです。
     美緒、こんなにいい子なのに、どうして幸せになれないんだろう、どうしてドアマットみたいな仕打ちを受けやすいんだろうと、気が滅入ってきますが、これも美緒が優しくて、いい子だからなんだろうね。だって、美緒の母親にせよ、ゲス彼にせよ、白石何某にせよ、心が荒んでいる人は、より弱い者を狙ってマウントをとって、自己顕示欲を満足させようとするものだから…。美緒母を毒親で酷いと思う分だけ、ゲス彼をゲスでクズだと思う分だけ、そして白石何某を痛い女でカッコ悪いと思う分だけ、自分たちはそうならないよう反面教師にしていけばよいのだと思います。
     さて、タイトルどおりなら、美緒に対する深瀬くんの溺愛っぷりを楽しむのは、ここからでしょう。なんか会社の同僚である以前に、深瀬くんは美緒のことを知っているみたい…そりゃ、これだけ人のことを慮れる美緒のことだ、きっとどこかで深瀬くんにも、よい意味で関わっていたはず!秘密が解き明かされるであろうこの後の展開が、楽しみでなりません。
     もともとエロ可愛い雰囲気の星脇先生の画です。二人の気持ちが通じ合った後は、ちょっぴりTL寄りになることを大いに期待して、星5です。

    • 1
  5. 評価:5.000 5.0

    DT魔法使い伝説のはじまりは…

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    「宮越和草先生の画の雰囲気に似ているなぁ」というのが、第一印象。関係者さんだったら、物知らずでごめんなさい。でも、ヒロインララのモノローグ感やギャグテイストのぶっ込み具合が、いい意味での既視感があって、テンポよく読ませてくれます。
     逆年の差モノって、そのままの年の差を肯定する、異世界を往復しているうちに年の差が逆転する等、いろいろなパターンがありますが、今作はいわばハインラインの「夏への扉」タイプ、寝ているうちに年の差の壁を越えるってやつですねー。ま、ララは20年ほど石になっていただけの話ですが…。
     そして、年齢逆転モノの最大の魅力は、ヒーローの青田刈り!何せ幼いときに、好きになっちゃってくれているので、そのままヒロイン一筋のまま、パーフェクトイケメンヒーローに成長してくれちゃうもんね〜(笑) もちろん今作のヒーローアリステアも、もれなくララ一択です!何せ30過ぎてもDTのままで、国一番の魔法使いになったくらいだかんねー。あの有名な都市伝説の出どころは、アリスだった説?
     家族に恵まれず、苦労してきた二人。ここから先は、ぜひぜひ幸せになって、二人のイチャイチャぶりをわたくしたちに見せつけてくださりませませ。

    • 1
  6. 評価:5.000 5.0

    説明可能な異世界(転生)歴史ファンタジー

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     異世界転生や憑依、タイムリープものって、話の展開の自由度が大きい分だけ、どんな力が働いて、主人公の身にそんなことが起きたのかってことを、十分説明しないまま話を進めがち…。でも、こちらの作品は違います。ヒロイン唯の弟で、理数の天才尊クンが作ったタイムマシン(その設定も、どーよ)があれば、すべてを説明できてしまう?!いやいや、森本センセ、さすがです。
     実はファーストコンタクトは、原作漫画ではなく、◯HK制作の連続TVドラマ。若君にキャスティングされていたのが、当時「健太郎」こと伊藤健太郎クンで、誰?この子〜♡って感じでした。でも、原作はさらにその上をいくイケメンで、そんないい男が、想う気持ちの強さと足の速さ以外、特に取り柄もない唯にベタ惚れになるのだから、漫画って最高ですね。
     ヒロイン16歳、ヒーロー18歳で始まり、妊娠・出産を経て、7人の子持ちになる少女漫画も森本作品ならでは。荒唐無稽ながら、ギャグテイストもしっかりぶっ込んで、初めから最後まで読者を楽しませてくれます。こりゃ、星5をつける人が多いのも頷けるわ…。

    • 0
  7. 評価:5.000 5.0

    拗らせ合戦、愛が重いのは?

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     異世界ファンタジーのむずキュン女王(勝手に命名)琴子先生作、究極のすれ違いラブファンタジーです。どこがすれ違いかって?それは、ヒロインシェリーが「大好きです!」と伝えている間は、ヒーローノエルはそれに応えることができず、ノエルが婚約を申し込んだときは、シェリーはそれを喜ぶことができず(制約魔法のせいですが)…この焦れ焦れ感、琴子先生、さすがです。
     お話は、シェリー目線で語られるターンとノエル目線で語られるターンとで、交互に構成されていますので、読者は二人の気持ちを見誤ることなく、安心して読み進められます。ときには、二人の悩みや苦しみに、胸が締め付けられそうにはなりますが…。
     それでも、この物語のキモは、やっぱり制約魔法後のノエルの溺愛っぷり。それまでの想いが一気に溢れたかのように、冷たくされても、すげなくされても、シェリーに想いを伝え続けます。まさに女の子の夢!
     押して駄目だったわけではなく、引いて効き目があったわけでもないけれど、この制約魔法がきっかけで、お互いへの想いが深まったとしたら、結果オーライかな、シェリー?でも、より愛が重かったのは「君の一生を見届けたら すぐ、俺も後を追いますから」なんて真面目な顔をして言ってくる、ノエル様のほうかもしれませんね。星は楽々5超え、お勧めです!

    • 12
  8. 評価:5.000 5.0

    必ず最期に愛は克つ!

     3話までの憎しみに満ちたプレタと4話以降、つまり6年前の愛らしいプレタと、何故にこうも違うのか…それはひとえに、「愛」のある無しの違いでしょうか。人は愛によって変わるのか…この永遠の命題を、異世界ファンタジーの舞台を借りて取り組んだ意欲作です。
     第3皇女でありながら、その出自と風貌のせいで、「呪われた子」として、虐待を受けながら育ったプレタ。そんな「妹」のことを気にかけつつも、勇気を出せず、結果的にプレタを見捨てることになってしまった第2皇女セザンヌ。命が尽きる最後の瞬間に、二人が交わした「約束」から、新しい物語が始まります。
     プレタが救い出されて以降、ダリアン太公キリア(プレタの実母の弟)とセザンヌとの絡みは、どちらかというとほのぼの〜。なんやかやで、溺愛のにおいプンプンです。一方、獅子やらドラゴンやら「召喚獣」も登場して、異世界スペクタクルファンタジーとしての側面も楽しみ♡
     でも、この物語の一番の柱は、「愛されて育つことの大切さ」ではないでしょうか。子どもに対する虐待、大人としての責任、声を挙げる勇気、手を差し出す行動力…現代社会でも目を背けてはならない事実が、この物語の中に散りばめられている気がします。
     60ptはちょっとお高めですが、ボリュームからすると十分満足。やり直しのチャンスを与えられたセザンヌが、様々な妨害と闘いながら、プレタを守り抜くことを期待して、星5です。

    • 120
  9. 評価:5.000 5.0

    身代わりではなかった…歪みの犠牲者たち

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     よくある「身代わり婚姻もの」と思っていたら、大間違い!ヒロインクラリスはもとより、ファーレンハイト家の全員が、そう、あのク◯姉マチルダでさえも、歪んだ貴族社会の犠牲者だった…という大どんでん返しが用意されていました。その意味では、ざまぁだけれど、ざまぁと言い切れないというか…。もちろん、マチルダの愚かしさ、憎々しさは変わりありませんが、彼女の出生の秘密、そして、父ファーレンハイト子爵の心の歪みを知った上で読み返してみると、マチルダの言動一つ一つが、全て虚しく感じられます。と同時に、そんな中にあっても、人間として歪まなかったクラリスの強さは、本物だったのでしょう、彼女の母が言うように。
     気になるのは、現在27話までの配信で、一定度結末を迎えたようにも感じるのですが、果たして続話があるのでしょうか。決して「身代わり」ではなかったクラリス、ただ、ここまで溺愛っていうほど、溺愛っぷりが目立っていたわけではありません。(ま、ジークフリート様なりの溺愛だったのかもしれませんが…) この後続くのなら、やっとお互いの気持ちに気づき始めた二人の、もっとイチャコラな姿を見たいと願ってしまうのは、私だけ?

    • 16
  10. 評価:5.000 5.0

    お菓子好きの領地経営(オマージュ)

     大人が異世界の子供に転生し、前世でやり残したことを実現しようと奮闘する過程で、周囲を巻き込み、その世界をより良いものにしていく…このパターンで真っ先に思い浮かぶのは、「本好きの下剋上」シリーズで、本を読むためなら、何でもするという女の子マインが主人公。こちらは、そのパテシィエ版で、お菓子大好き9歳男子のペイストリーが、主人公です。
     ただ、この次期領主サマ、自分の作りたいお菓子を作るためなら、手段を選ばない…それが、領地経営と結び付いてしまうせいで、時々、お菓子がどこへいったのか分からなくなってしまうほどです。でも、最終的には伏線を回収して?お菓子に結び付いてしまうので、ペイスの「中の人」、さすが天才パテシィエって感じ。でも、天才パテシィエって、政治経済にも明るいのね。
     オトナ子供が主人公だと、多少あざとさを感じる場合もありますが、両親をはじめ、ペイスを取り巻く人々が魅力的なことと、ペイスの立てる戦略が面白いので、まあいいかなって思います。とにかく、ペイスの活躍が痛快で、面白いのです。
     ところで、このお話の着地点、いったいどうなるんだろう…願わくば、これからも少年ペイスのまま、活躍させていってほしいかな〜。

    • 15

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