Mayayaさんの投稿一覧

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作品レビュー
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181 - 190件目/全607件

  1. 評価:4.000 4.0

    人魚姫なシンデレラ

     正統な男爵家の血筋なのに、継母と義兄弟に虐げられ、使用人のような待遇を強いられているエレンの身の上は、まさにシンデレラ。
     そんな彼女が、大きな賭けに出た。それは、魔法によって「エノックに愛される1年」を得ること…その代償は、自らの命。この設定は、まるで人魚姫(アンデルセン版)。シンデレラチックな家族設定の作品は、それなりに目にするけれど、そこに人魚姫設定をぶっ込んだものは、初めてかも…なかなか重々しいスタートです。
     重々しいといえば、ヒーローエノック、ヒロインエレンとも、強く逞しそうに見えながら、実は結構ネガティブ。二人とも長く生きるつもりがないって、どーゆーことっ?!せめて、どちらかは頑張ってほしいところだけれど、二人の複雑な生い立ちを考えれば、仕方がないのかもしれません。それでも、傷ついた二つの魂が、魔法の力を借りつつ「愛のかたち」を学んだこの11か月、きっと何かが変わったはず…。
     人魚姫が、海の泡となって消えたように、エレンの命も消えてしまうのか、それとも、シンデレラのように行動したことによって、活路を見い出すのか…奇跡を信じつつ、二人のこれからを追っていこうと思います。

    • 3
  2. 評価:5.000 5.0

    「夏への扉」オマージュ作品(自分内)

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     人工冬眠〜コールドスリープが、重要なアイコンとなった物語の元祖は、ハインラインの「夏への扉」だと、自分的には思っています。そちらはタイムマシンも出てきて、こってこてのSFファンタジーだったけれど、「君は春に目を醒ます」での人工冬眠は、単なる医療行為。SFっぽさはほとんど無く、ヒロイン絃とヒーロー千遥の心の成長を、優しく丁寧に描く恋物語となっています。それでも、その始まりのきっかけは、「人工冬眠」が7年の年の差を埋めてくれたところから…だから、やはり重要なコンテンツといえるでしょう。
     この作品の素晴らしいところは、何といっても、千遥の気持ちに丁寧に寄り添っている点。コールドスリープから目醒めて、妹みたいだった女の子から好意を寄せられて、はいそうですかと納得できるわけがない。7年間という時間の隙間を埋めながら、少しずつ自分の気持ちを確認し、絃への想いを自覚していく過程が、とても自然で素敵です。
     素敵っていえば、幼馴染の弥太郎も最高でした。読者目線では、弥太郎にも上手くいってほしかったのですが、いかんせん絃は一人きり、そして、その絃の目には、千遥しか映っていない…それでも弥太郎、君推しの読者は、いっぱいいたはずだよ。
    「人工冬眠」があったからこそ、叶えられたちょっと不思議で、とっても優しい恋のお話…自分的には、第二の「夏への扉」として、激推しの星5です。

    • 2
  3. 評価:5.000 5.0

    復讐と愛の両立は、可能ですか?

     ヒロインのブリエラ(オリビア)、さすが元皇后だけあって、冷静沈着に賢く立ち回っているけれど、愛については不器用な女性だったのかもしれません。
     そもそも、ルーカスと二人だけの約束ー暗号を交わすような仲だったのに、家門のためとはいえ、なぜ16年前に彼を裏切った?そうまでして、皇后の地位に就いたのに、グストーにも愛されなかった…。オリビアの本当の分岐点は、16年前だったんじゃないかなと思います。
     今回オリビアが転生した最大の動機は、お腹の我が子を殺めたグストーと愛人イブへの復讐。ルーカスのためには闘わなかったオリビアも、我が子のためには闘うんだ…母は強し?
     ブリエラ(オリビア)は失った我が子と自分の命のために、ルーカスは奪われた皇帝の地位のために、結婚という同盟を結びますが、今のところそこに愛はありません。今回のオリビアの転生は、二人にとって愛の意味を学ぶ、2度目のチャンスかもしれませんね。
     グストーとイブが、こてんぱんにやっつけられるのは既定路線として、果たしてブリエラとルーカスの間に愛は生まれるのか…復讐からは何も生まれないといいますが、復讐と愛の両立は可能なのか、二人の挑戦が始まります。後味のよいハッピーエンドを期待するのは、甘すぎるかしらん???

    • 2
  4. 評価:5.000 5.0

    山田南平恐るべし!

    「恋するMOON DOG」で、やっぱり山田南平先生っていいなぁと思って、こちらの作品に戻ってきました。「花ゆめ」連載時にリアルタイムで読み、コミックスも全巻購入しているんですけれどね💦
     あの名作が、各話配信で小分けになると、どうなったのかな〜と興味深々で覗いてみれば…何これ、1話分短っ!ホントに小分けにしちゃったんですねー。上手に区切っているので、次話への期待感、続きを読みたい感がずぅ〜っと続くのはよいけれど、それにしても短っ💦ptを安めに設定しているので、ギリセーフですが、2話分くらいくっつけて、40ptで配信してもよいような気がします。
     というのもこの作品、かなり前のものなのに、全然色褪せていない…つまり、時代とのズレを全く感じないのです。様々な愛のカタチを、普遍的に表しているからかな。これって、「大人になる方法」から既に始まっていたし、「恋するMOON DOG」にも繋がっている…山田南平恐るべし!です。
     多くの、そして本当に様々な困難を乗り越えて成長し、結ばれていく奈子とアッサム、そのアイノカタチをとくとご覧あれ!と、全力で伝えたくなる「紅茶王子」1話分が短くたって、星5です。

    • 2
  5. 評価:5.000 5.0

    二兎も三兎も追っても、良いのでわ?

     物語の悪役令嬢とやらに転生してしまった「ヒロイン」が、バッドエンドを回避するために、ヒーローと結ばれないように…という話はよくあるけれど、どうしてベストではなく、ベターな結末に甘んじようとするのか、いつもそれが不思議。シャーロットの中身は、熾烈な競争社会を生き抜いてきた現代女性なのだから、もっと我儘に「なりたい」自分を目指してもよいと思う。
     物語の強制力?ヒロイン補正?そんなの、転生ヒロインを受け入れた時点で、初期化したのと同じこと。それでも、シャーロットがディランのことを何とも思っていないのなら、嫌われて別れるという選択肢もアリでしょう。でも、この物語が好きで、ディランが推しで、ただ結末だけが気に入らないというのなら、シャーロット、これはハピエン目指して、頑張るっきゃない!
     幸い、物語の中のディランは、蓼食う虫も好き好きの物好きタイプ。シャーロットの繰り出す変化球を、見事に打ち返してしまうところが、笑えます。脳内シャーロットと、どっちが笑えるかな?物語を知っているという前世のアドバンテージを生かして、危険回避しつつ、ハピエンを目指して、闘え、シャーロット!

    • 2
  6. 評価:4.000 4.0

    鉄仮面ローガン様の笑顔が見たい

     ローガン様、いまだにソフィアのことを想っているていう体だけれど、多分、それ、違うと思う。だって、毎話毎話、何か言いたげなローガン様の、匂わせで意味深なコマが…。でも、その「ひと言」が言えないのは、なぜ?…ってぇ、ヒロイン、あんたのせいでしょ💢愛されていなくても、愛している人と結婚したいって言っていた割には、全然覚悟ができていなかったじゃん💢運良く?想い人と結婚できたんだから、ここからの努力次第だったんだよ💢たとえ愛されていなくても、一生懸命愛を贈れば、尊重し合える夫婦にはなれたはず…だって、ローガンって、そういう誠実な人なんでしょ?
     と、ひとしきりグダめいてみました。一見、拗らせているのは、無愛想に見えるローガンのようですが、実はその元凶は、ヒロインのほう。でも、ずっと片想いだったし、姉ソフィアに対して劣等感ももっていたから、仕方ないんだろうな…。
     そもそも、ローガンとソフィアの婚約破棄自体、超怪しい。たかが伯爵令嬢がいきなり王太子妃候補って、身分違い過ぎて、変じゃない?ローガンの本心と同様、婚約騒動の顛末にも興味津々です。
     全ての誤解と拗らせが解けるまで、まだまだ紆余曲折がありそう…無表情鉄仮面ローガン様の優しい笑顔、早く見たいものです。

    • 3
  7. 評価:5.000 5.0

    最強(狂?凶?恐?)のふたり

     破れ鍋に綴じ蓋カップルとはよくいうけれど、この物語のヒロインユリシエンとヒーローカリュエルは、その筆頭株かも…。そして、この漫画、読めば読むほど、面白くなってきた気がするかも…。
     初めは、傲慢皇女と傲慢皇太子の腹の探り合いで、二人の(特にユリシエンの)言動と行動がぶっ飛びで、登場人物同様、読者も振り回されっぱなし!およそ好きになれそうにもない、主人公たちでした。
     でも、回を重ねるうちに、二人ともただの気まぐれではなく、皇族としての責任と義務を見据えて行動していることが分かってきます。と同時に、北極と南極くらいあった?二人の心の距離も、どんどん近付いていきます。ま、「黒モップ」「キャラメル」と、お互いをあだ名で呼び合うくらい、最初から息ぴったりだったんだけどねー。
     画は、お世辞にも上手いとは思えませんが、個性的?味がある?独特の世界観?う〜ん、慣れたら物語の設定どおり、ユリシエンは絶世の美女に、カリュエルは超絶イケメンに見えているから、脳って不思議。
     破れ鍋に綴じ蓋カップルが、雨降って地固まるカップルに成長し、比翼連理の最強カップルになるまで、もう少し時間が必要かな?でも、絶対読み始めより、回が進むごとに面白くなっていく、掘り出し物の一編です。

    • 2
  8. 評価:4.000 4.0

    レビュー評価の違いは?

     ストーリーは同じ、どちらも50pt、違いはフルカラーか否かという程度なのに、先発の白黒版レビュー評価は3.3、後発のフルカラー版レビュー評価は3.7(今日現在)って、この微妙な違いは、いったいどこから?
     フルカラーにしたことが、評価アップに結び付いたとは考えていません。むしろ、細かな線が潰れてしまった印象で、白黒版のほうが、優悟のイケメン度も高くて、好みかな〜。
     では、何が違うのか…。多分、「優悟」の行動を理解した上でレビューしたかどうか、そのタイミングの違いだと思います。
     はっきり言って、物語序盤の優悟の印象は、最の悪!クズ男が、何を今更日和ってんだよー💢と、ヒロイン沙耶目線で、イラモヤMAX!当然、この時点でレビューしようもんなら、目も当てられないことに…。彼の事情、そして、沙耶への想いは、後半まで頑張って読まなければ、伝わりません。
     その点、後発のフルカラー版は、もうストーリーを知っているユーザーが再読して、冷静に?レビュー評価した可能性が高いと思います。斯く言う自分は、その一人。それでも、わざわざレビューを書き直す根性はなく、作者さんに失礼だったかなあと、ちょっと後悔していたので、この機会は渡りに船。途中のイラモヤを耐え抜いて、読み進めることをお勧めしたい作品の一つです。

    • 3
  9. 評価:4.000 4.0

    悪くて嫌味な女子オンパレードを蹴散らして

     敵と味方が分かりやすくて、2周目ならではの倍返しができて、更にこの時代設定の中で、女性が専門職に就いて上を目指す…「チャングムの誓い」じゃないけれど、ヒロインが幾多の困難に立ち向かいつつ、自分の立ち位置を高めていく、タイムリープサクセスストーリーです。
     画は、ヒロインが下ぶくれに見えたり、表情が固かったりと、当初あまり上手な印象を受けなかったのですが、慣れるとアラ不思議、このお話の世界観とマッチして、全然気にならなくなります。むしろ、雨後の筍の如く、次から次へと登場してくる悪くて嫌味な女たちの描写には、ぴったりハマっているかも?
     九卿は、1周目の経験と反省を活かして、自分を陥れようとする輩の企みを尽く潰していきますが、ここまで賢いのなら、なぜ1周目でももう少し見抜けなかったのか…。これって、全転生モノに課せられた宿命の?命題かもしれませんね。失敗は成功の母(父だっけ?)、やはり人は学ぶ必要がある生き物ってところでしょうか。
     どーしよーもない男たち(例えば、九卿父)もそれなりに出ていますが、やはり、このお話の真骨頂は、悪くて嫌味なライバル女子たちを、知恵と度胸を使い分けた九卿が、涼しい顔でやりこめていくところ。まだまだ困難はありそうですが、この先も理不尽に屈することなく、林越と幸せになるラストまで突っ走ってほしいと思います。

    • 3
  10. 評価:5.000 5.0

    不器用な二人のこじらせ「ピュア」ラブぅ?

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     はい、確かに「じれキュンが止まらない!!!不器用な二人のこじらせラブ」には賛成です。でも、「ピュア」っていえるのかーい、海翔くん!
     ま、学生時代の7股事件は、日花里への気持ちに気付いて、「遊びの女性たちを切った」で済むけれど、その後の8年間の君の行動は何なんだい?💢副社長の霧生さん曰く「社長のスキャンダル処理も うちの大事な仕事なんだ」とわ?!💢日花里が結婚か何かしていたのならまだしも、単なる「男嫌い」疑惑でしょ?フラれるのが怖くて…この関係を終わらせたくなくて…なんつーのは、男にとって都合の良い言い訳にしか聞こえない。遊びに逃げている暇があったら、誠実に向き合う努力をせーよ、このチキン男ーっ💢

     実はこのあたりが、原作のあさぎ千代春先生の上手いところ。完全に匂わせなんです。海翔は、動画配信サービスとVR関連のアプリ制作を行うIT企業の代表取締役社長だから、スキャンダル相手も実は、単なる仕事の相手だったのかもしれないんですよ。本当にピュアだったのかもしれないんですよ。でも、火のないところに煙は立たない、イケメン金持ち健康青年男子が8年も‥なんてねぇ。
    「8年前からずっと 俺はお前しか見ていない!」(でも、目を瞑って気晴らしをしてたんですかぁ?)
    「俺の心は お前のモノだ」(じゃ、カラダわぁ?)
    「好きな女抱いてんだ 気持ちいいに決まってるだろ?」(好きな女じゃなくってもねぇ…)
    あ〜、ツッコミを入れたくなる自分の心の狭さを憐れみたい。あさぎ先生、いったいどっちなの〜?

     海翔に対するピュア疑惑は、最後まで晴れませんでしたが、それでも彼が8年間日花里のことを諦めずに、追いかけ続けたことは事実。まあ、心のピュアラブで手を打っておこうか。海翔さん、「お前は俺のモノだろ?」って、一生日花里に言い続けてよねー。

    • 2
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