Mayayaさんの投稿一覧

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171 - 180件目/全1,172件
  1. 評価:4.000 4.0

    悪女の「定義」についての考察

    「悪女」を調べてみると、①心のよくない女 毒婦 ②みにくい女 醜女 と記されていることが多い。漫画の世界では、ほとんど①の意味で使われているように思う。
     では、本作での「悪女」とは…?当然、悪役令嬢「シャティ」が悪女スタートであるが、これはあくまで原作視点、シャティに対抗する勢力視点で考えた場合。シャティからすれば、自分の家門を守るために、いろいろ対策を練り、ライバルを凌ぐことのどこが悪いのかということになる。
     物語はあくまでシャティ視点なので、読者の視点もまた然り。彼女の邪魔をしようとする皇后やもう一人の皇后候補アイリーンの悪く見えること、悪く見えること…。シャティと読者からすれば、紛れもなくこの二人の存在は「悪女」と定義されるはず。
     一方、皇后とアイリーンからすれば、目的達成の障壁となっているシャティの役どころは、まさしく「悪女」。仮に、自分たちが犯罪に手を染めていたとしても、「シャティ憎し」の立場は変わらないだろう。多くの場面で人は、自分の行動を正当化することが得意である。
     歴史が物語っているように、勝った方、生き残った方が「正義」として伝えられる。では、ヒーローレオフリドの選択は?彼の中での「悪女の定義」がどのように変化していくのか、実は、それこそがこの作品の主題であるような気がする。

    • 3
  2. 評価:5.000 5.0

    婚約解消の真実は?

     ヒロインベルベット父、「女王」の弟なのに「伯爵」?この国の王位継承制度って、どーゆー仕組みなん?って、入れたいツッコミはその程度。余分な登場人物は極力省かれ、ベルベットとヒーローキリアンとのやり取りに焦点が絞られたストーリー展開なので、じれったいことはあっても、イライラすることなく読み進めることができます。
     伯爵令嬢なのに、そして、妖精令嬢と謳われるほどの存在なのに、庶民的ポジティブ力を発揮して困難に?立ち向かっていくベルベットが、とにかく素敵。侍女「ベル」として、使用人スキルを磨いていく流れも納得です。こんな素敵なヒロインに、いきなり「婚約解消」って、どーゆーこと?キリアン様💢
     その秘密は、彼が受け取った「一通の手紙」にありそうです。これは一体誰からの手紙で、どんなことが綴られていたのでしょう…
     キリアンの記憶は戻るのか、元婚約者「ベルベット」と侍女「ベル」が、同一人物と知ったときの彼の反応は?そして、婚約解消に秘められた真実は…?最終話まで続く面白さは、星5の折り紙付き。超絶不器用キリアン様とポジティブベルの大冒険、絶対オススメです。

    • 0
  3. 評価:5.000 5.0

    転生憑依者の選択と成長の物語

     冒頭、転生したばかりのセレーナの、ちょっとコミカルな雰囲気とは裏腹に、物語はどんどんシリアスな方向に…そこが、興味深い作品です。保身だけを考えて行動していたヒロインが、人々との交流を通して真の聖女としての使命に目覚め、この世界で生きる決意をしていく過程は、ワクワクしきり。画力、ストーリー構成力ともに充実した逸品です。
     さて「原作」では、第二王子ディートリヒと結ばれて暴君を産むこととなるセレーナですが、この世界では、第一王子フォルクハルトのほうと結ばれそうな気配。表紙絵はさておいて、黒髪で品行方正な第一王子と銀髪で傍若無人な第二王子、どちらがセレーナの心を射止めるのか、早くも結末が気になります。
     序盤から王妃テレーゼが悪役感全開放で登場。その後も、ライバル聖女や影の黒幕らがセレーナたちの行く手を阻んで、息つく暇を与えません。一角聖獣フリーデや女神ラティスの存在と、その役割も気になるところです。
     各話にサブタイトルが付いているので、気になる話をピックアップして読むことも可能。ヒロインセレーナの成長ぶりを、とくとご覧くださいませ。

    • 5
  4. 評価:5.000 5.0

    私だけが「使える」聖女でした…的な?

     聖女モノですが、登場人物がみな一癖も二癖もある、ある意味カオスなコメディーです。ヒロインロレッタとヒーロールーシュも、それなりに癖ありですが、それ以上に脇役のクセつよ度合いが素晴らしい。
     その筆頭が、王太子シルヴェスター。ドン引きするほどの聖女フェチで、自分は第一聖女と結婚しているのに、第二聖女ロレッタの熱烈追っかけを公言して憚らない。その陰には、第一聖女詐称疑惑問題があるようで、この王太子さま、言動はおバカでも、仕事はしっかりやっている?
     ロレッタの婚約者第二王子をNTRする男爵令嬢ココも、なかなかのクセつよ女。有名な王族ハンターらしく、典型的な成り上がり者。第二王子が王族から廃されたら、さっさと乗り換えそうだよね。
     さて、疑惑の第一聖女兼王太子妃殿下は、単なる神官長の傀儡?それとも手段を選ばぬ悪女の自覚あり?第二王子バーランドは、全方向におバカ過ぎて、箸にも棒にもかからないけれど、彼女を巡っては、いろいろ悶着がありそうです。
     どうやら今期5人の聖女(二人は王子ですが…う〜ん、ジェンダーレス…)のうち、「使える」聖女はロレッタだけ!?ルーシュ&シルヴェスターと、どう共闘しながら復権していくのか、三人のお手並み拝見です。

    • 3
  5. 評価:3.000 3.0

    読者はイライラの荒野に生きる。

     原作上の「悪役令嬢」が実はヒロインで、「正ヒロイン」や聖女がゲスい悪役という設定の物語は、そう珍しくもなくなりました。けれども、全編に渡って女ヒール役が幅を利かせる作品は意外と少なくて、大体は中盤くらいで退場し、その後、新シリーズに入っていくパターンが多い気がします。
     そんな中、こちらは聖女シルヴィアが、最後までヒロインコンスタンツェにまとわりつき、苦しめ続けた筋金入りの悪女物語。たまたま?神の祝福があっただけで、信念も貞操観念も何もない、「聖」の文字を取り替えたくなるような彼女。あまりにも小物だからこそ、こんな女にコニーがいいように振り回されるなんて…💢と、ムカムカさせられること必至です。自らの矜持に従って、ヒロインと最期まで争い続けた「復讐の皇后」の悪女ローズモンドの爪の垢を、煎じて飲ませてやりたい。
     こんな小物のシルヴィアが、全編に渡って好き勝手するもんだから、物語はかなり鬱屈とした印象。コニーの表情も、いつも下を見て悩んでいるものが多くなりがちで、この手の物語に期待したいスカッとやザマァの比率は、かなり少なめかと…。それでも、イライラの荒野に生きる忍耐力をお持ちの方にはオススメできる、興味深い作品です。

    • 1
  6. 評価:3.000 3.0

    いつか王子様が〜石の上にも6年+α物語

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     石の上にも6年+α年待ち続けて、とうとうヒロインを堕としたのは、もちろんヒーロー葉山崎薫。タイトルで既にネタバレしているという、安全安心の契約婚王道物語です。起ー二人の再会 承ー契約結婚にまつわるあれこれ 転ー執着横恋慕女の横槍 結ー大団円と、絵に描いたような展開も、さすがマーマレードCという印象で、すっきり読めます。
     ただ、今回自分的にすっきりしなかったのは、ヒロイン茉莉の頑なさ。離婚がトラウマで、恋愛に興味をもてないというところまでは、よく聞く話。でも、離婚の全貌が分かった後でも、父親を拒否し続けたことに関しては、何だこりゃ?という感じ…父親の経済的援助を受けていれば、自分の夢も家族の生活も、もっと守れたんじゃないの?百歩譲って、プライドが邪魔していたとしても、いつまでも父親に恨みがましい思いを抱き続け、結婚はしない、外交官は嫌いと近視眼的に世の中を見ているヒロインの、一体どこがよかったんだい、葉山崎薫サン?と思ってしまう訳です。
     こんな一途なヒーローが、無条件で(作戦上は契約婚という条件付き)迎えにきてくれる眠れる非婚の森の美女?物語、ヒロインの魅力を探ってみてください。

    • 0
  7. 評価:5.000 5.0

    これはやはり運命だ!(笑)

     後宮モノはお妃様がたくさん登場して、いずれヒロインひと筋になるにしても、それまでがなんかモヤるな〜と思うことが多いので、今作のヒーロー董星の設定はマル◎ 彼、37歳ってホント?逆サバ読んでいたりして…と疑いたくなるほど、美丈夫です。
     対するヒロイン紅稟、確かに占いの腕は抜群なよう、そして「気」も視える…何それ、本物じゃん!百年に一度の才の持ち主(自分)が、「皇帝陛下の運命の人は、私」と占っちゃったんだから、これはもう諦めるしかないっしょ!(笑)
     奮闘?虚しく、結局は後宮に入ることとなった紅稟、やっぱり受難の相は、本当だった!?(笑)今のところ、董生の頭痛軽減係(←確かにこれも運命には違いないけど)としての入宮のようですが、この後Love に発展する可能性十分にあり。いや、そうじゃないと困るわい。
     占いで戦争を回避してきたほどの力をもつ一族の中でも、特に高い能力を誇る紅稟。この先も占いで、後宮の揉めごとをバッサバッサと無双してくれそうな予感です。課金してもよいと思える作品を、また一つ見つけました。

    • 3
  8. 評価:4.000 4.0

    「皇子妃にだけ」に夢を託して

     ヒロインが、公爵家の生まれでありながら不遇な対応を受けている、足に障がいがある…う〜ん、どこかで読んだ設定…あ、「生贄の皇女様」だ!そりゃそうか、作者様、同じだもんね。
     ヒーローが、高貴な身分でありながら、十分な教育、待遇を受けていない…これは「狂犬な彼を貴公子に変えてみせます!」と、ちょっと似ている。残念ながら、今休載となっているけれど…。これだけいろいろな作品が出版されていると、どうしても既視感があるのは、多分仕方のないこと。
    「呪い」のせいで、人間扱いされていなかった第一皇子セザールに、真心で接し、「人間」としての尊厳を取り戻させたヒロインイレネア。セザールにとって、彼女は唯一無二の人。そんな二人の間に、今更クルクル縦ロール女のジョヴィネッタや皇宮の思惑の入り込む余地なんぞ、あろうはずもありません。にも関わらず、イレネアがセザールを信じきれないのは、育ってきた境遇に由来する自己肯定感の低さゆえ。二人の愛の強さが、試されるときです。
     キャラクターの顔が馬面気味に感じてしまいますが、多分それは、作者さんの画風。ここでは「皇子妃にだけ」という王道のワードに希望を託して、完結まで盛り上がり続けることを祈りたいと思います。

    • 9
  9. 評価:4.000 4.0

    溺愛もの<バディもの…かな?(笑)

     謎解き中華後宮ファンタジーとあるけれど、ファンタジーというよりはミステリー?そこに「冒険」の二文字を加えて、謎解き冒険中華後宮ミステリーとしておきましょう。それほどにヒロイン翠蘭、お転婆です。男装なんぞしなくても、十分オトコマエですわ…
     従って、皇帝義宗の興味をひいてはいるものの、世継ぎを産む「妃嬪」としての興味ではない雰囲気。義宗も見た目ほど穏やかでもたおやかでもなく、結構腹黒です。今のところ、溺愛とか寵愛とか、そっち方面に発展するとは、全然思えないのですが(翠蘭があまりにも山猿すぎてー笑)、何があるか分からないから、ちょっとは期待しておこう。
     でも、中華モノ皇帝にありがちな奥さん山ほどいます問題。情報が正しければ、義宗だって1+4+18人以上?皇子はまだいないものの、公主は何人か?こりゃ、ガチの恋愛はめんどくさい。結局いろいろ起きている事件だって、皇帝の寵愛を巡っての後宮内の駆け引きが、その一端。
     翠蘭が男装する必要性はあまり感じないし、男女逆転!?というほどには、逆転しているわけでもなさそうだし、無理に色っぽい関係にならずとも、このまま皇帝&男装妃バディものでよいんぢゃないかい?(笑)

    • 1
  10. 評価:3.000 3.0

    大は小を兼ねなかったぁ〜(笑)

     Blu-rayでDVDを再生できるけれど、その反対は無理。ならば、Sランク以上をテイムできるなら、普通それ以下も大丈夫なはずなのに、ティーゴくん、そこが盲点だったぁ〜という、大は小を兼ねられなかったお話。
     冒頭、主人公の扱いは胸ク◯悪だったけれど、早々に真のスキルが判明してからは、もう頂点無双を目指すしかないって流れ。幼馴染パーティーのメンバーがみんなクズだったとか、「幸運」の数値が低いのに、使い獣のスキルを使えるようになっているとか、ご都合主義の部分が見え隠れしているけれど、そこはフェンリル銀太のもふもふに免じて、何とか…。
     可愛い絵柄だけに、幼馴染パーティーのえげつなさが際立ちますが、その分聖獣たちにざまぁされることへの期待感も高まります…ってぇ、人の好いティーゴは、そんなセコいことしたりしないかあ(笑)

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