Mayayaさんの投稿一覧

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181 - 190件目/全997件
  1. 評価:5.000 5.0

    わんこ系幼馴染の裏の顔

     ヒロインティナが19歳だから、それより若い17?18?歳で近衛騎士隊長って、どんだけ〜って思いつつ、実力主義ってことで…と、細かいところは気にしないことにしました。一見、人畜無害の中型愛玩ワンコ風アラン、実はなかなかの策士なんだろうなあと、ニマニマしています。
     ヒーローアランは、ティナが大好き。でも、当のティナは、アランを幼馴染としか見ていない。ならば、アランのとる道は、ただ一つ!ティナの同情心につけ込んだ「絆されなし崩し婚」です。
     だって、あの若さで、近衛騎士隊長の地位まで上り詰めているんだよ。ただ「寂しくて死んでしまう」だけで、結婚するわけないじゃない。その上、村の誰もが、アランの気持ちを知っている様子。知らぬはティナぐらい…ってところでしょうか。
     努力のかいあって?鈍ちんティナも、ようやくアランを男性として、意識し始めた様子。ヒロインの前では愛玩わんこ、その実、用意周到な狩猟犬として、これからアランが、どんな男の顔を見せてくれるのか、とても楽しみです。

    • 7
  2. 評価:4.000 4.0

    あ“〜 じれったいっ!

     人生1周目の経験を生かして、2周目大成功!というのが、異世界転生ファンタジーのど定番。でも、自分、2周目があるなら、3周目、4周目もあるのでは?と、常々思っておりました。このお話、まさに3周目?それも、2周目は原作補正を試みたものの、健闘虚しくバッドエンド?!それ故今生は、完全に諦め逃げモードの、読者にとっては、テンション下がり気味のスタートです。
     ヒロインアナスタシアは、ヒーローヴィルヘルムと愛し合ってしまえば、再びデッドエンドを迎えると考え、彼のことが気になりつつも、優しくできない。一方、ヴィルヘルムも、アナスタシアの変化に興味を引かれつつも、今一つ信じ切れない。その微妙な距離感が、どうにも絶妙で、もやもやします。特に、アナスタシア、2周目でヴィルヘルムを愛しちゃっているだけに、その切なさは計り知れません。あ”〜じれったいっ!
     でも、待ってよ。「正ヒロイン」エイブリン、どう贔屓目に見ても腹黒だし、おそらくこの子も我が儘転生者(←意見には個人差があります)。こんな子が、ヒロインなんて、いやだぁ〜ってことで、アナスタシアには3周目も頑張っていただきましょう。「二度あることは三度ある」よりも「三度目の正直」のほうが、なんかやる気も出てくるしね。アナスタシア、正義は我に有り!だよ。

    • 29
  3. 評価:5.000 5.0

    シン・美女と野獣物語

     厳つい顔のヒーロー枠と聞いて思い浮かぶ、日本の現役俳優さんは、堤真一さんや佐藤浩市さん(←意見には個人差があります)。でも、実際のヴァレリオの容姿は、そんな厳ついイケメン枠レベルじゃないんでしょ?
     だってヴァレリオは、腐っても「公爵様」で、王族に次ぐ貴族の中の数少ない最高位。にもかかわらず、婚活失敗って、どーゆーこと?!政略結婚が当たり前であろう社会なら、たとえ顔が厳つかろうとも、結婚ほぼ適齢期の公爵からの求婚を断る意味が、全く不明。とすると、ヴァレリオの容姿は、如月清華先生が画にされている以上に、鬼瓦なのかもしれません。
     そんなヴァレリオの最後の婚活相手として名前が挙がったのは、「社交界の幻の花」と誉れ高いリラ。幻の花って、一つ間違えれば、影が薄いとか壁の花とか、ネガティブなイメージにもっていかれそうだけれど、このお話では、そんなことがなくてよかった。実はリラはリラで、ずっとヴァレリオを待っていた事情があったわけで、ここから「シン・美女と野獣」物語が始まります。
     とにかくこの二人、お互いへの想いが、深い、重い、熱い。今どき、こんなに真っ直ぐ相手を想い合えるカップルも、珍しい。特に、ヴァレリオの不器用なベタ惚れ激甘ぶりは必見ですので、星5を付けて、強めにお薦めします。

    • 1
  4. 評価:4.000 4.0

    キャラが立ち過ぎて、カオスの予感

     タイトルに「狂犬」とあるくらいだから、ヒロインアドリアンのキャラ立ちは、想定の範囲内だったけれど、まあ、登場人物たちのキャラが立つわ立つわ、もう五月蝿いくらい…。セレスト、イダン、カイリー、バルバデ、二ヒール、そして、悪役?王女デーラ…(まだまだ居るぞ!)これだけ一人一人のキャラを立たせながら、話を進めるものだから、ストーリー自体はなかなか進まない。この作品、硬〜くなるまで干したスルメのように、じっくりじっくり味わって読み進めるタイプの物語のようです。
     表現は、青年漫画のように、結構リアル。フケとか、シラミとか、臭うとか、およそヒロインに対しては使わないような用語を、バンバンぶっ込んでくる。その潔さが小気味良い。そうだよね、どんな美人のお姉さんだって、生きてりゃ汚れるもんね。
     そんな「狂犬」ぶっちゃけ姉ちゃんのアドリアンと、アセラ国に祭り上げられた「悲運の王子」セレストが、遂に出逢った!一見、真逆の性格に見える二人だけれど、真意を意識の奥底に深く沈め、相手をこちらのペースに絡めとるという点では、似たもの同士か…。今後の二人の駆け引きが楽しみです。
     アドリアンの夢は、「孫が10人いる 王妃になりかけた かわいいおばあさん」結婚願望は無さそうなのに、完全な冗談とも思いきれず、デュー家に引き取られる前の、そして、引き取られてからの、彼女の生育歴が気になります。
     いずれにしても、「主に噛みつく」=「アセラ国からの独立」ということで、よいのかな?「炎を呼ぶ黒い水」があれば、決して荒唐無稽でもない。アドリアンとセレスト、二人のお手並み拝見です。

    • 0
  5. 評価:3.000 3.0

    面白いけれど、もうお腹がいっぱいなので…

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     絵に描いたようなニセモノ聖女逆転劇。ヒロインフィロメラが、「ニセモノ聖女」となった元凶を作ったのが、「アノ人」というところも、ちょっとは新しい。
     ただ、転生憑依がなかったら、フィロメラは「ニセモノ聖女」のままで、自分の本当の力に気付くことはなかったのか、活躍することはできなかったのか、いつもそれが気になる。まあ、それって、この手の異世界転生ファンタジーもの全般に、言えることだけれど…。
     故国では、全く力を発揮できなかったフィロメラが、「呪われた国」で突然、聖女として覚醒、みんなを救っていくわけだが、それだけ力があるのなら、もう少し元から何とかなっていたのでは?と、ツッコミを入れたくなる捻くれた自分。やはり、自己肯定感、自己有用感が、精神に及ぼす影響は、大きかったということか…。
     比較的、設定がしっかりなされており、伏線回収もそれなりなのに、どうしても揚げ足取りをしたくなるのは、もうこの手のお話に飽きている自分がいるから。転生、聖女、逆転は、もう、お腹いっぱいです…

    • 1
  6. 評価:5.000 5.0

    結婚していなかったんかーい!(笑)

     待ってましたぁ〜、「鬼上司をデレさせたい」の続編ですっ!後ろに「!」も付いて、糖度1000%オーバーから2000%オーバーにパワーアップ、さぞさぞ激甘な展開が…と期待して覗いてみれば、あれれ〜っ、まだ結婚してなかったんかーい💦それどころか、響サン、結婚願望が、なんか薄そうな…
     香純さん、これは事件です!事件は、現場で起こるもの。響サン、幸せ過ぎて、この現状に満足し切っちゃっているかもよー?!ここは一つ、元ヤンウェディングプランナーで旧知のかりんの力を借りながら?響サン包囲網といきますか…(笑)
     出版社とレーベルが変わったので、ちょっと心配しましたが、古町ゆき先生のペンは健在でした。「!」の分だけ、更に落差を楽しめる甘々な展開を期待して、当然星5です!

    • 7
  7. 評価:4.000 4.0

    亡きウィルフレッド一世、渾身の一手

     王族4人による王位争奪戦、タイトルからすると、ヒロインフランチェスカが最終的に女王に?!と予想して読み始めましたが、そんな単純な話じゃなかった…。
     そもそも、賢王と誉れ高いウィルフレッド1世が、何故後継者も決めずに亡くなっちゃうかなぁ、フランチェスカの父親を含め、子供も孫も、たくさんいそうなのに…です。実は、そこがこの物語誕生の肝!リンドールの不敗王が、命の尽きるその直前に、祈りを込めて指した渾身の一手、それが甥、孫2人、息子によるこの「後継者会議」でした。これから、読み始める皆様には、ぜひその視点をもって、読み進めることをおすすめします。「女王陛下と呼ばないで」というタイトルに込められた想いも、最初とは違って感じられるようになるやも?
     フルカラー化ということで、フランチェスカの赤毛は、よりキュートなマゼンダピンクに、国王候補の3人も、それぞれの性格を表す髪色に収まった感があって、個人的には成功だと思います。これで、モノクロ版と同じ1話50ptだったら、言うことなしだったのにな…(笑)

    • 0
  8. 評価:3.000 3.0

    ツッコミどころが多すぎて、内容を忘れがち

    (→レビュータイトルから続く)なんですが、多分、ヒロインがゲーム世界に転生して、ミッションをクリアすれば、元の世界に戻れるってお話…って、誰よっ、人の人生を弄んで、神の真似事をしている不届者わっ💢転生モノって、本当にはた迷惑な設定が多いけれど、このお話も昭和のど根性アニメ「巨◯の星」並みに、ツッコミどころ満載の、原作改変物語です。
     それにしても、まあ細々としたツッコミどころの、多いこと多いこと…。不思議な天然シメジに始まって、包丁の持ち方、調理の手順、ヒロインフィオレのナイトキャップや地味色ドレス等、本筋に関係ないものから、フィオレの退学回避の条件等まで、1話につき、少なくとも1回はツッコみたくなる感じ。
     退学の呼び水となった、あの暴飲暴食の呪いだって、文字どおり「呪われ」ていたわけだから、フィオレに対して責任を問えないはず。にも関わらず、2度も退学勧告をするなんて、学園長、アホか?学びたいと願い、実際に良い方向へと変わり始めている生徒に対する近視眼的態度、教育者の風上にも置けない。
     フィオレは、ずっとぽっちゃりという外見だけれど、最後までこのままかな?これが、突然シュッとでもなろうものなら、ますます読者にツッコまれっと〜(笑)

    • 0
  9. 評価:4.000 4.0

    陰謀打開派?オカルトファンタジー派?

     冥婚…未婚のまま亡くなった者に、死者、或いは生者を、配偶者としてあてがう…このギョッとするような風習が、東アジアだけでなく、世界中あちらこちらの地域で、実際に行われていた(いる?)ということなので、人間って、摩訶不思議なことを考えるものです。
     そんな「冥婚」騒動に巻き込まれてしまった藍子ですが、賢く、胆っ玉の座った彼女のこと、きっとこのピンチも、チャンスに変えていくに違いありません。
     そもそも、正太郎は、本当に死んでいたのでしょうか。単なる仮死状態を、心肺停止と誤認して?それとも、一刻も早く正太郎を亡き者にしたいがために、死んだことにして?そうだとしたら、このいきなりの蘇りも、医学的に説明がつきます。その場合は、一族の陰謀を暴く&断罪路線よね。
     ところが、これがキョンシーならぬ、本当の「黄泉がえり」だったら?う〜ん、オカルト&ファンタジー路線か…。今のところ、どちらにも転がりそうで、それはそれで、興味を惹かれます。
     藍子は、ヒロインには珍しく一重?奥二重?の地味顔。でも、それが逆に、この物語を格調高い雰囲気にしているのかもしれません。藍子と正太郎、二人は本当に、遠からず愛を知るのでしょうか…今後の展開が楽しみです。

    • 3
  10. 評価:5.000 5.0

    ジェンダーレス時代の適材適所夫婦

     冒頭で、SSランクの「氷の竜帝」が登場!誰?このイケメン、ヒーロージルベールの他の姿?それにしては、あまりにも雰囲気違いすぎるし、え?三角関係??と、しばし困惑…でも、10話前後で事実が判明、なんて素敵な落とし所なんでしょう!なるほど、その手があったか〜というナイスな設定です(笑)
     適材適所って言葉があるように、男だから〜とか、女だから〜とかというのは、もう過去の過去。一人一人が、自分に合った技能を伸ばしていけば、世の中もっと生き易くなる。そして、レティシアとジルベールのように、それを認め合える相手が、一人でもいたならば、心は満たされる。「レティシアの武力&ジルベールの頭脳」の組み合わせは、まさに比翼連理の最強夫婦!二人のこれからが、楽しみでなりません。
     ギャップ萌えを楽しめるのも、このお話の醍醐味。見た目はベル・プペー=人形姫のレティシアが、実利主義のおっさん思考というのは、良い意味で新鮮だし、素行不良?の第二皇子ジルベールが、実はワンコで料理上手というのは、まさにギャップ萌え!そんな二人のわちゃわちゃが、いい感じにスパイスになっていて、意外性のある展開を、無理なく楽しめます。
     さて、あっという間に夫婦となった二人。皇家と公爵家の結び付きを疎ましく思う勢力を、無事退けられるのか、そして、ジルベールは、呪われた赤目の汚名を返上できるのか、まだまだ課題は山積みです。でも、この二人なら、きっと大丈夫、この先も、スカッと展開を期待して、星5です。

    • 12

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