3.0
理解も共感も諦めて…
外国産ものに、不可思議設定は数多くあれど、多分この作品、その中でもトップ10の上位にくると思う。高い評価をつけている方、きちんと理解している方に至っては、ある意味尊敬。決してディスりではなく、その理解力、共感力が、本当に羨ましいのです。
訳分かんなくしている要因その1は、各国の王侯貴族後継ぎが、全員集合していること。皇帝、陛下、王様、殿下、皇太子、王太子、王太女、王子、親王etc etc…あ、若や奥様もあったっけな?竜族、霊族、英霊軍(どっちの?!)、誰が敵で、誰が味方か大混乱。結局、理解することを諦めた読者その1に成り下がりました。
訳分かんなくしている要因その2は、ヒロインユミよ、結局あんたはどっちの味方ーーーっ?!となるくらい、あっちにいい顔、こっちにいい顔して、その真意が捉え難いこと。この時点で、共感することを諦めた読者その2が完成しました。
これだけ、けちょんけちょんにこき下ろしているくせに、それでも続きが気になるって、どーゆーこと?多分、それ相応の魅力があるってことなんですかね。ちなみに、タイトルは「ドラゴン(カシド)を手懐ける方法」だけれど、副題として「皇帝(ジャスミン)も手懐ける方法」を加えても、よいかもです(笑)
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ドラゴンを手懐ける方法