Mayayaさんの投稿一覧

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161 - 170件目/全865件
  1. 評価:3.000 3.0

    上手にとっ散らかっています

     この頃流行りの異世界転生モノの中に、「獣医師」ジャンルが確立しつつありますが、この作品もその一つ。人気の「モフモフ」に最接近するためには、「獣医師」が最適なのかもしれません。
     ヒロインマリアは、養子らしいけれど、珍しく?義父母に虐げられていない設定。愛情不足もどきの我儘お嬢、義妹ローズが面倒くさくて?早々に家から離れようとするなど、前世同様、独立心旺盛な女性です。そんなマリアが、ヒーローアインスのヒョウを見事治療し、経済的自立を目指すはずが…というところから、本当に物語が始まります。
     マリアが、前世の獣医師としての知識を駆使して…は、想定の範囲内ですが、「動物たちと話ができる」設定は、何?その最強チートスキルわ?って感じ。この世界に獣医師という仕事が存在していないというのも、ヒロインにとって、かなり都合の良い流れ。そのくせマリア、字が読めなかったり、ローズや移動の途中で出会ったイケメンジェラードなどの訳アリキャラが、存在感を主張したりして、その設定必要?という、ちょっととっ散らかった印象です。
     平民マリアと王子アインスとの身分格差は、「拾い子ー養子」設定からの力技で、何とかするのかな。いろいろご都合主義が見え隠れしますが、そこは上手に生きていってもらいましょう。

    • 1
  2. 評価:4.000 4.0

    ミーアが可愛すぎる?!

     長編本編からみて、こういうのって、何ていうの?番外編?外伝?スピンオフ?何だっていいや、本編がしっかりしているから、まず面白くないわけがない。また、「お茶会」が、当初70ptで配信された話もあった中で、こちらの「短編集」は、55ptとかなり良心的。これは、買いしかありません!
     強いてアラ探しをするとすれば、ミーアが可愛すぎる!ってことかな。本編杜乃ミズ先生の作画で、ミーアのイメージをつくった者にとっては、この「短編集」のミーア、麗しすぎるのです。そのため、あくまで「自分本位」の脳内クズミーア、その小狡さ加減が、なかなかに薄まっちゃっているような…
     コミカライズなので、いろいろな作画先生が関わり、それぞれ味わい深い作品になっていることについては、肯定的に捉えています。でも、やっぱりミーアは、もっと小狡く見えるほうが、似合っていると思うんだがなぁ…。

    • 0
  3. 評価:5.000 5.0

    痛快、赤毛の魔女降臨!!

     公爵のヘイネルもよい!執事のロマネもよい!でも、一番魅力的なのは、何といってもヒロインリズです。元々頭は良かったものの、ちょっと世間ズレした学究肌。そこにつけ込まれてしまったわけだから、二度目は、そうは問屋が卸さない。伊達メガネを外し、燃えるような美しい赤毛を靡かせ、さあ、リベンジの始まりです。
     逆行ものって、何故に都合よく逆行できたん?と、設定があやふやな場合が多いのですが、本作は「魔宝石」というアイテムを登場させることによって、納得の展開。また、様々な「魔道具」も登場して、ヒロインたちをサポートしてくれるので、???が少なめで楽しめます。リズたちが、魔道具の力を借りながら、裏切り者たちに思い知らせていく様は、まさに痛快!SORAJIMA作品の中でも、かなりスカッと系にシフトされていると思います。
     さて、クズ婚約者ツレッドたちの背後にいる、真の黒幕の正体は、追々分かることとして、今、一番気になるのは、リズよ、貴女は、どっちとくっつくの〜っ?!ってこと。ヘイネルもロマネも捨て難い…愛されている場合じゃないから、よもやよもやのどっちもなし??!残された時間は決して多くはないけれど、必ずお父さんを助け出し、あわよくば、どっちかのイケメンとくっ付いて、超絶ハピエンとなることを期待して、星5です。

    • 2
  4. 評価:4.000 4.0

    破天荒狂犬男子は、止まれない!

     真の天才って、常人とは視えているものが違うらしいけれど、ヒーロー黒沢仁希って、まさにそのタイプ?いくらデザインが、世間に受け入れられているからといって、この言葉遣い、態度はないでしょ。ましてや、肩書はチーフで、人の上に立つ仕事。雑事を片付け、渉外と営業を担当してくれる、優秀で我慢強い縁の下の力持ちがいなかったら、この人やっていけんじゃろ!と、真っ先に思いました。
     だからこそ、常識人の紫亜との組み合わせは、破れ鍋に綴じ蓋で、相性バッチリ?特に、クールビューティーキャラと思われた紫亜が、黒沢に振り回され、結構な頻度で顔が崩壊するところは、笑えます。紫亜のこの表情を引き出すために、黒沢を狂犬扱いにしたのだとすれば、残念社会人設定も仕方がないのかな。
     同居の経緯はお約束として、同居三人の不可思議な三角関係?の落ち着き先は気になるし、黒沢が紫亜に対して、どんなインスピレーションがわいたのかも興味深いところ。破天荒狂犬男子の噛みつき具合、大いに期待したいと思います。

    • 0
  5. 評価:5.000 5.0

    暴風雪閣下の裏の顔?!

     原作が江本マシメサ先生なら、考証はしっかりしているんだろうなぁと思いつつ、社交話術に失敗したくらいで、公爵家が伯爵家を潰す?!ヒロインミラベル、畏れ過ぎよ〜(笑)と思ってしまう、世界史知らずです。伯爵令嬢と伯爵家令嬢の違いも、ここで初めて認識したもんねー。
     マシメサ先生作の安心できるところは、基本悪人が登場しない(悪役はいても!)人物設定。普通なら、ヒロインの従姉アナベルが、とんでもない悪人という立ち位置だけれど、至って彼女も普通の人…まあ、多少は気が強くて、物事を思いどおりに運ぼうとして、周りを振り回す傾向はあるにせよ…です。婚約者代理の件だって、ミラベルも納得?の上で引き受けているのだから、被害者には当てはまらない。だから、無用なストレスがたまらず、物語の展開だけを純粋に楽しめるところが、推しポイントなのです。
     とはいえ、デュワリエ公爵ヴァンサンさま、見事この二人を見分けられるのかな?察するところ、ミラベルの愛する宝飾品ブランド?デザイナー?”エール“とも、すっごく関係あるみたいだし…。暴風雪閣下ヴァンサンと伯爵(家)令嬢ミラベル、「おもしれー女作戦」が見事成功して、代理生活を抜け出せますよう、お祈り申し上げております。

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  6. 評価:4.000 4.0

    願いごとは慎重に…

    「新木の願いごとが叶いますように」全ては、ここから始まった!
     縁結び神社で、共にお詣りをし、御守りを分け合った日野裕司37歳と新木遥27歳。この時を境に、日野は遥の心の声が「視える」ようになったという、読者には笑えるけれど、当人たちには、どうにも笑えないオチ…願いごとは慎重に…です。
     ヒーローのほうが、相手の心が分かるというパターンは、あまり多くないので、なかなか新鮮です。ましてや、恋を諦めた37歳男視点だから、その焦り具合、戸惑い具合は(笑)好意がピンクのハートで、襲いかかって?くるあたりは、完全にコメディーかも。
     恋愛も結婚も拒んでいる日野ですが、真面目で、仕事ができて、美人で、常に冷静で、隙がないくらい完璧な遙から、ギャップ萌え〜の一途な想いを、あれだけしこたま寄せられたら、さすがに絆されるのでは?最近の37歳にしては、ちょっと老け気味に描かれた泣きぼくろ課長に、一念発起を期待したいと思います。
     それにしても、「心の声」は、このままかしらん?感じなくなるのは、縁が結ばれたら?それとも、切れたら?願いごとは慎重に…一体誰の、どんな願いごとだったのでしょうね。

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  7. 評価:3.000 3.0

    身代わり「令嬢」といえるのか

     ああ、またこのパターンか…という感じ。義母、義姉妹から虐げられていたヒロインが、イケメンで力もあるヒーローと出会い、ざまぁするという…どの作品と、いつ出会うのかによって、二番煎じ、三番煎じ感も異なると思うのですが、自分の中では、こちらの作品は後手に回ったクチで、う〜ん、かなり厳しい目で見てしまいます。
     まず、身代わり「令嬢」ですが、令嬢として認知されている感がない。ただ、血を引いているだけでは、「令嬢」とは言わないでしょ?カトリーナ母、愛人というわけでもなさそうだったし、同じ敷地内にカトリーナ母娘を住まわせていたのは、明らかに伯爵夫人の腹いせ+嫌がらせ。
     義妹シャルルの言葉遣いも、明らかに違和感。敵方悪役令嬢的に、ワルさを強調したかったのかもしれませんが、いくら何でも貴族令嬢「ク◯」は使わんて。庶民以上に、庶民以下です。
     そして、伯爵夫人を義母、シャルルを義妹としている件だけれど、そもそも、カトリーナ母と伯爵の間に、婚姻関係はなかったのだから、その認識はおかしくない?ちなみに、伯爵夫人とシャルル、トンデモ悪役として描かれているけれど、もともとの性格の悪さはさておき、彼女たちが怒るのは、当然の権利。だって、浮気された上に、子どもまでって…ヘタレ伯爵の罪は重い。
     身代わりとなったことで、初めて伯爵家から「認知」されたカトリーナ…この後は、お決まりの王道パターンかな?せめて、氷の王子クラレンスの豹変ぶりでも、楽しむとしましょう。

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  8. 評価:5.000 5.0

    猫的溺愛物語の予感

     猫って、家に付くって聞くけれど、この黒猫東雲夜は、明らかにヒロイン結衣憑き。自分にとって、居心地のよい環境を整えてくれるっていうのが、大きな要因らしいけれど、どうもそれだけではなさそう。「顧客と家事代行の関係、それ以上でもそれ以下でもない」と線引きしようとする結衣に対して、「それ以上」の「付き合う」関係を容認させてしまう手口は、まさに気まぐれ猫そのもの。この男、まさに「漆黒」という言葉がぴったりの、美しき腹黒?猫です。
     対する結衣は、自分が尽くすことで喜びを感じる、尽くし系女子の傾向あり。猫が苦手なのも、受け入れて貰えなかった経験が、根っこにあるらしいけれど、本当にそれだけかな。明るくポジティブに見えつつ、どこか不安を抱えて迷っている、不器用な女性が見え隠れします。
     お金を持ち逃げした結衣の元カレや、まだ存在の確認されていない夜の元カノ、仕事を理由に迫ってくる輩など、不安要素はいろいろありますが、それでもタイトルの「溺愛」に、自分は縋りたい(笑)ちょっと重めなヒーローが続いていたひいろ先生の、ちょっと軽めな溺愛テイストじゃれ愛物語、星5でお薦めです。

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  9. 評価:5.000 5.0

    タロットの分だけ、特殊能力発動?

     他の逆行令嬢ものと同様、プロローグは胸の悪くなるような顛末。ただ、ほぼ1話で、その胸◯設定が終わり、直ぐにヒロイン側が攻勢に転じるので、ストレスを感じるのも一瞬です。
     なぜなら、3年前まで逆行したフィーリの、賢いこと、冷徹なこと、自信に溢れていること…。失敗は成功の母とは、よく言ったもんだ。アーティファクトに選ばれ、その化身のノルンという味方を得たヒロインフィーリ、この時点で、まさに天下無双です。
     ルトゥーナ家の正当な血筋も彼女ということで、婿養子の毒父、毒異母妹は、既に蚊帳の外?エセ婚約者の第一王子テリオスだけは、ちょっと面倒くさそうだけれど、それでもアドバンテージはフィーリ側にありそう。第二王子アステールも彼女の味方となって、倍返しの準備は整いました。
     タロットカードの分だけ、特殊能力を発動しそうな勢い。フィーリが、個性豊かなカードたちを駆使しながら、天下無双の運命を切り拓いて行く展開を期待し、星5です。

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  10. 評価:5.000 5.0

    なぜ28歳で止めなかった?(涙)

     異世界年齢逆転モノは、大好物♡大体は、少年だったヒーローが成長し、ヒロインと釣り合いがとれるようになるあたりで、物語が動き出すパターン。でも、この作品は、ヒロインの年齢をはるかに?上回って、何と40歳!!なぜ、28歳で止めなかった?(涙)28歳のルイくん、カッコよかったのにー(涙)もう一度、時間巻き戻せないのっ?!と、28歳ルイ推しとしては、痛恨の極みです…。
     このすれ違い、全て異世界と地球との時間のゆがみのせい。ルウィードにしてみれば、何十年もかけて気持ちを育ててきたのに、朱音にしてみれば、ほんの2年と数か月…ましてや、ルウィードが恋愛対象年齢になってから会ったのは、何回?そりゃ、無理だわ〜、ルイくん、焦り過ぎ!っつーか、タイミングがズレてたね…。
     かくして、40歳イケおじヒーロー、爆誕!という流れですが、うん、これはこれで、良かったのかも。ルウィードさま、現代日本の40男には、なかなか見られない渋みと色気があって、眼福です。この外見、この設定で、朱音ひと筋というのなら、この先も、もう読むしかありません。時空を超えた国際結婚、もとい異次元間結婚物語、星5でお薦めです。

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