Mayayaさんの投稿一覧

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151 - 160件目/全960件
  1. 評価:4.000 4.0

    陰謀打開派?オカルトファンタジー派?

     冥婚…未婚のまま亡くなった者に、死者、或いは生者を、配偶者としてあてがう…このギョッとするような風習が、東アジアだけでなく、世界中あちらこちらの地域で、実際に行われていた(いる?)ということなので、人間って、摩訶不思議なことを考えるものです。
     そんな「冥婚」騒動に巻き込まれてしまった藍子ですが、賢く、胆っ玉の座った彼女のこと、きっとこのピンチも、チャンスに変えていくに違いありません。
     そもそも、正太郎は、本当に死んでいたのでしょうか。単なる仮死状態を、心肺停止と誤認して?それとも、一刻も早く正太郎を亡き者にしたいがために、死んだことにして?そうだとしたら、このいきなりの蘇りも、医学的に説明がつきます。その場合は、一族の陰謀を暴く&断罪路線よね。
     ところが、これがキョンシーならぬ、本当の「黄泉がえり」だったら?う〜ん、オカルト&ファンタジー路線か…。今のところ、どちらにも転がりそうで、それはそれで、興味を惹かれます。
     藍子は、ヒロインには珍しく一重?奥二重?の地味顔。でも、それが逆に、この物語を格調高い雰囲気にしているのかもしれません。藍子と正太郎、二人は本当に、遠からず愛を知るのでしょうか…今後の展開が楽しみです。

    • 3
  2. 評価:5.000 5.0

    ジェンダーレス時代の適材適所夫婦

     冒頭で、SSランクの「氷の竜帝」が登場!誰?このイケメン、ヒーロージルベールの他の姿?それにしては、あまりにも雰囲気違いすぎるし、え?三角関係??と、しばし困惑…でも、10話前後で事実が判明、なんて素敵な落とし所なんでしょう!なるほど、その手があったか〜というナイスな設定です(笑)
     適材適所って言葉があるように、男だから〜とか、女だから〜とかというのは、もう過去の過去。一人一人が、自分に合った技能を伸ばしていけば、世の中もっと生き易くなる。そして、レティシアとジルベールのように、それを認め合える相手が、一人でもいたならば、心は満たされる。「レティシアの武力&ジルベールの頭脳」の組み合わせは、まさに比翼連理の最強夫婦!二人のこれからが、楽しみでなりません。
     ギャップ萌えを楽しめるのも、このお話の醍醐味。見た目はベル・プペー=人形姫のレティシアが、実利主義のおっさん思考というのは、良い意味で新鮮だし、素行不良?の第二皇子ジルベールが、実はワンコで料理上手というのは、まさにギャップ萌え!そんな二人のわちゃわちゃが、いい感じにスパイスになっていて、意外性のある展開を、無理なく楽しめます。
     さて、あっという間に夫婦となった二人。皇家と公爵家の結び付きを疎ましく思う勢力を、無事退けられるのか、そして、ジルベールは、呪われた赤目の汚名を返上できるのか、まだまだ課題は山積みです。でも、この二人なら、きっと大丈夫、この先も、スカッと展開を期待して、星5です。

    • 10
  3. 評価:2.000 2.0

    無理にドタバタを作らなくても…

     画は綺麗だし、主人公たちも、可愛く、カッコよく描かれているしで、十分楽しめる作品のはずなのに、何だろ?この違和感は…自分、多分ヒロインイリナの性格、好きになれないんだと思います。
     BFに興味はないけれど、別に腐女子を否定するつもりはない。でも、「腐女子イリナ」の暴走っぷりは、鼻につく。恋愛は、人それぞれ自由なはずなのに、どうして自分の好みを押し付けようとするかなぁ。
     創作上の二次元の世界の人物を、勝手に推すのは構わない。でも、ノエルとアンリって、この世界では、イリナ同様「生きている」存在なんだよ。どう見てもノーマルのカテゴリーに属す二人に、「攻め」とか「受け」とかを期待して、その役割を押し付けようとする行為は、ある意味ハラスメントでしょ💢
     おまけに、茨木月季の頃からそうだったけれど、後先考えないで突っ走る脳筋ぶりは、ヒロインとしての魅力激減。もう少し賢くあってほしいわ…ヒロインポジじゃなかったら、イリナ、かなり早い段階で、命を落としているよ。そのくらい、危険察知能力に乏しい子爵令嬢です。
     あらすじ紹介で、「ドタバタラブコメディー」とあったけれど、イリナvsノエル、アンリとのギャップを無理に作り出した上での「ドタバタ」は、さして笑えない。画はこんなに素敵なのに、ここまで低い評価になる作品って、珍しいかも?

    • 2
  4. 評価:5.000 5.0

    これは癒される…

     転生継母ヒロインイザベルの活躍は、爽快だし、ヒーロー(多分)テオバルドとの、あれやこれやも楽しみだけれど、はっきりいって、今作の真の主人公は、テオバルドの息子ノア!その愛らしさ、純粋さ、いたいけさに、全てもっていかれてしまいます。よくヒロインたちが、イケメンヒーローを直視できず、「眩しいっ!」と宣うているシーンがありますが、初めてその気持ちが分かりました。初めは、言葉もよく出てこず、表情の変化も乏しかったノアが、イザベルとの関わりや、彼女の考案?した知育おもちゃで遊ぶことによって、どんどん表情が豊かになっていく様は、秀逸です。
     それにしても、作画がほおのきソラ先生なので、イザベルが「最後に…」のヒロインスカーレットに見えて、仕方がない!(髪色は、違うけれどー笑)子供のための知育おもちゃがない世界で、紙芝居、積み木…と、彼女がどこまで無双ぶりを発揮していくのか、とても楽しみです。いずれパズルやブロック、絵本も登場してくるのかな?ノアがあまりにも可愛過ぎて、恋愛ルートに入らず、このまま継母ルートのみでも十分!…と思わせるほどの、彼の激カワぶりに、どうぞ癒されてください。

    • 1
  5. 評価:3.000 3.0

    どこかで読んだ設定も、ここまでくれば…

     身代わり婚モノには、自分から身代わりになる積極的身代わり婚と、無理矢理押し付けられる消極的身代わり婚と、大きく分けて2種類あるけれど、今作は明らかに後者。
     虐げられてきたヒロインが、わがまま意地悪従姉の代わりに、ヒーローと結婚、初めは冷たく当たられたものの、健気なヒロインに絆されたヒーローに溺愛されるようになり、ようやく幸せが…と思いきや、ヒーローのスペックの高さに目が眩んだわがまま腹黒従姉が、横槍を入れ…って、古今東西ほんとどこかで読んだ話。受けるネタとはいえ、他にもっていきようがなかったのかな?
     ヒロイン朱弥子が、身代わりで嫁に来たから良かったものの、日出鶴サン、もし本当に珠子が嫁に来ていたら、どーしていたの?華族としての箔が欲しかったにしても、それ以上に地獄を見たよ。
     物語の導入はテンプレだけれど、「製薬」と「キャラメル色の髪の男の子」ってところが、多分、今後を面白くするキーワード。でも、「キャラメル色の髪の男の子」は、日出鶴サマだろうし、朱弥子の両親の事故は、おそらく叔父がらみだろうし…あれ?やっぱり先が読めちゃうなぁ…。

    • 7
  6. 評価:4.000 4.0

    半分、青い。

     子供の頃は、大人になったら、大人らしくなるのだと思っていた。現実は…精神年齢社会性18歳くらいで止まったまま、必死で大人を演じているような日々。多分、奈央と里村も、そういう感じなんだと思う。
     だって、「賭けからはじまるサヨナラの恋」が、あまりにも焦れった過ぎて、まるで高校生かよって。大人だったら、もう少しスマートにって思いますが、先に述べたとおり、意外とみんな脳内は、経験不足の青二才。まあ、その中でも一番あほガキなのは、里村に賭けを強いた、営業部のパワハラ三人組。給料泥棒と書いた熨斗を付けて、どこかにとばしてしまいましょう。おそらく、うっす〜い生き方しかしてこなかったんだろうな。人は経験した分しか、成長できないからね。
     ただ、元凶はパワハラ三人組であっても、「賭け」を選んだのは里村だし、「サヨナラ」を選んだのは奈央。そして、里村は自分の「嘘」に苦しみ、奈央は「恋」に苦しみます。読者は、全てを知っているのに、主役二人は、互いに気持ちを探り合い、空回り、すれ違う…まるで、昔流行ったトレンディードラマ?月9?を観ている気分。
     大人には属しているけれど、まだまだ半分、青い…というか、人間、恋に関しては、いつまでも青い…そんな甘酸っぱい気持ちにさせてくれる、なかなかの良作です。

    • 2
  7. 評価:5.000 5.0

    皇帝陛下の崩れっぷりをご覧あれ!

     全編読み終えて…冒頭、火の太武霊、土の伽由、金の陵和滅、水の泗与について触れているから、その全部が、本編ストーリーに絡んでくると思うじゃん。でも、蓋を開けてみれば、重要だったのは、火の太武霊と水の泗与。まあ、土の伽由もそれなりにキーマンだったけれど、予想とはちょっと違う役割。金の陵和滅に至っては、どーゆー扱い?!つまりは、このお話、神の子たる火の太武霊の流れを汲む皇帝丹と、水の泗与の流れを汲む泗与族出身の側室芭陽の、命を懸けた深い深い愛情物語です。
     どのくらい深いかっていうと、前半では、冷酷非道としか思えない行動(←現代なら「責任能力がない」ということになるのかな?)をとっていた、というか、とらざるを得なかった丹が、後半は、芭陽なしでは何も手につかない状態に…?!その崩れっぷりが、たまりません!「運命」とはいえ、あのくらいストレートにお互いを必要とするのなら、それも悪くない感じ。
     ライバル、敵役は、それなりに出てきますが、中途半端に退場(気分は、ナレ死?)することが多いので、そこが不満の方は不満かも…多分、全ての伏線回収には、至っていないような気がします。それでも、丹ののめり込みっぷりを見ていれば、全て許せるかもです。(←意見には個人差があります)
     皆様お察しのとおり、太陽(丹)の主は、人間芭陽。では、どのようにして「太陽の主」の座を得たのか…詳しいネタバレは、ぜひ116話分をご読破あれ。外伝、中でも特別外伝は、特にオススメですよ〜。

    • 8
  8. 評価:4.000 4.0

    確かに一風変わってる

     メール、LINE、電話…終わりどころを掴めなくて、やり取りを上手く切り上げられなかった経験って、誰しもあるもの。これは、悪魔妖精トリックスターが仕掛けた「これからは あなたが最後の返事をしてください(←さもなくば、あなたは石になってしまいますよ〜勝手に補足)」という呪いに、ヒロインミルアが果敢に立ち向かう姿を描いた、一大スペクタクルストーリーです…のワケないし!多分、コミカルラブストーリーなのでしょう…多分。
     ミルアが陥った「呪い」の設定は、(笑)だけれど、そこに絡んでくるヒーロー、デイラ公爵ユーリクスの天然っぷりも(笑)です。完璧な身分に、完璧な容姿、魔法剣士という唯一無二の力をもちながら、引きこもっていたがために、世間知らずのお坊っちゃま臭が…この人、親切すぎて、ミルアにとっては「最後の返事をさせない」天敵みたいな存在に?!こんなんで、二人にLove 要素が生まれるのか、甚だ疑問です。
     ミルアにかけられた「呪い」は、1年で解けるものらしいのですが、果たしてその間石化せずに済むのでしょうか…メイドのリリーの存在も気になります。何より、トリックスターの意図は?一風変わったおみくじストーリー、吉と出るか凶と出るか、ミルアの健闘を祈りたいと思います。

    • 2
  9. 評価:4.000 4.0

    素数を唱える伯爵令嬢

     婚約者の裏切り→婚約破棄→新たに婚約→そして、愛が生まれる…と、テンプレな展開を予想したのですが、この新婚約者のヒーロー(多分)ジークフリード様、期待に反して、軽い、チャラい、ゲスい…(汗)ある意味、裏切られました。元婚約者王太子パトリックも、周囲から眉をひそめられるくらい能天気だし、この物語、まともな男は出てこないんか?横盗り聖女のベアトリス、本当にパトリックでよかったのか、後でほぞを噛まないことをお祈りいたしますわ〜。
     とはいえ、軽い、チャラい、ゲスいのジークフリード様も、表の顔と裏の顔を使い分けている様子。何だかんだ言っても、「氷の令嬢」ユーフェミアの心に働きかける行動をとっているあたり、彼の作戦のような気がします。
     ユーフェミアが、素数を数えながら必死で心を鎮めようとする姿には、かなり共感。そんな熱い心をもった彼女が「氷の令嬢」なんて、とんでもない!王妃教育の弊害も含め、一体何が彼女の「炎の力」を押さえつけてしまったのか、この先の種明かしが、とても楽しみです。謎を解く鍵は、15年前にある?
     キスによって婚約解消という契約を取り交わした、ユーフェミアとジークフリード。タイトル「これ以上キスをしないで」が、二人のこれからを暗示しているようで、期待大です。

    • 0
  10. 評価:4.000 4.0

    拗れて、すれ違って、引きずって…

     白石さよ先生の原作ってことで、拗れて、すれ違って、引きずって…やや自己肯定感低めのヒロインと、微妙に秘密主義のヒーローとの、焦れ焦れカップルの組み合わせかなぁと、期待してしまいます。
     それにしても、地元の中小企業でもあるまいし、都会で、それも仕事上の関係で、幼馴染同士が再会するかぁ?宝くじで高額当選する並みに、有り得ない。それも、初恋の相手?漫画じゃなかったら、まさに運命の再会。莉穂、自分を変えたんでしょ?今度こそ、玉砕覚悟で、想いを伝えなくちゃだよ。
     遼太郎氏は遼太郎氏で、7年ぶりにしては、どうも距離感が近い。これは、ひょっとすれば、ひょっとするよね〜と、白石さよ先生ファンの読者は、思うわけです。
     個人的には、7年間も放置しておいてどうよ!とか、結局、7年間も引きずってどうよ!とか思うのですが、それさえも、白石節に乗せられちゃっているんだろうなぁ…。さあ、遼太郎サン、ぜひ納得できるように、説明していただきましょうか。

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