Mayayaさんの投稿一覧

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141 - 150件目/全865件
  1. 評価:5.000 5.0

    ヤンデレが二人?!

     普通の女子が、悪女に転生して性格が激変、原作を改変すべく、あの手この手を繰り出して…という流れは、よくある話。でも、琴子先生にかかると、これ、面白いんです!
     まず、「ヒロイン」が、ふくよかちゃんという設定が、普通に面白い。前世で、家族や健康に恵まれなかった彼女が、健康な体を手に入れた今世、全てのことに感謝しながら、前向きに生きようとする姿に共感できます。座学、剣術、魔術、そして、ダイエット…努力の甲斐あって、家族と和解、体型はスレンダーに、親しい友人もできて、セリーヌの人生、そりゃもう順風満帆!!おまけに、聖女みたいな女神みたいな、すごい力も発現しちゃって、バッドエンド回避は確定事項?!
     このまま、ほんわか話が進んで、ヤンデレ化した第二王子ウィルさえ(第1話でネタバレ済み)何とかすればいいのかなと、高を括っていたのに、何とヤンデレが、もう一人!?そう、あの美しく完璧な第一王子ルイスも、何とヤンデレ化してしまったのです!さすが琴子先生、斜め上いく展開だわさ。
     さて、真のラスボス王子は、ウィルなのか、ルイスなのか、そして、おデブじゃなくなったセリーヌの運命は…?ということで、予測不能の前半コメディー&後半シリアスな異世界転生ファンタジー、星5で、超お薦めです。

    • 122
  2. 評価:2.000 2.0

    ヒロイン空回りのドタバタ劇

     推し活に興味がないので、余計そうなのかもしれないけれど、ヒロインに全く共感できず、冷めた目で見てしまっています。
     まず、転生前のヒロイン…推し活を否定するつもりは、毛頭ございませんが、推しの死にショックを受け過ぎて、そんでもって自分が事故に遭って、どーすんのっ!推しに失礼でしょ💢
     それから転生後、ルーになってからのヒロイン…前世、推しができるくらいやり込んでいたストーリーなのに、うろ覚えって、どーゆーこと?その結果、自分の首を絞め、シャルの足を引っ張り、ドタバタドタバタ…こんな自分本位な思考回路に陥ってしまうのが推し活なら、やらなくてもいいな。「推し活」のイメージ、ダダ下がりです⤵️
     残念ながら、主要キャストたちも、今一つカッコよく見えないし、むしろ不気味さのほうに気を取られてしまう…ヒロインのルーに至っては、三白眼風で、鼻がないっ!?坊主憎けりゃ袈裟まで憎いじゃないけれど、こんな推し活娘、ご勘弁〜っ。

    • 3
  3. 評価:5.000 5.0

    元日本人による、ユートピア建国物語

     もし、資本主義と共産主義のいいとこ取りで、資金の心配なく存分にインフラ整備を進め、みんな違ってみんないい国を造ることができたなら…そんな発想から、このお話は生まれたのかもしれません。
     主人公のヴァンは、出来損ないの烙印を押されて、実家の侯爵家から追放された8歳の少年。でも、中身は社畜リーマンのアラサー日本人男性。日本国憲法の下で育ち、いい意味で、勤勉で公平な日本人の良さを携えていた青年のようです。
     そんな彼が、ハズレ魔法である「生産魔法」を駆使して、インフラ整備を爆速で進め、適材適所で有効に人材活用しながら、誰もが安心して暮らせる領地経営を目指します。だから、とにかくヒーローのヴァンが、カッコいい!気持ちいい!よっ、人たらしって感じ。前世で受けた教育と経験を生かして、良きリーダーであろうとする「少年」の姿は、とっても素敵なんです!
     単なる理想話とみる向きもありますが、差別によって起こる社会構造の歪みや、特定の産業だけに頼る弊害、経済の不均衡、果ては国境・移民問題まで、さりげなく?現代社会に対する警鐘もぶっ込んでいるところが、この作品の隠れ推しポイント。
    「楽しい領地経営」ならぬ「楽しい領地防衛」なので、次から次へと難題が襲いかかりますが、それさえも、涼しい顔で?解決していくヴァン。理想的なリーダーによる、理想的な国造りの行く先が、ますます楽しみなユートピア建国物語、星5で絶賛お薦めです。

    • 0
  4. 評価:4.000 4.0

    番認定なんぼのもんじゃい?

    「番認定」なるものの概念が、よく分からないんだけれども、巷で言われていることに照らし合わせてみるならば、出会った、或いは触れ合った瞬間に、ビビッとくるもんぢゃないの?それを、たかが髪色とベール程度で見抜けないとわ、番認定なんぼのもんじゃい!と、序盤の感想…。一途に思い続けてきた割には、そしてその後の溺愛っぷりと比較しても、整合性がとれていないよ、アンドレアさま。
     それでも、侍女のミリアが王女の身代わりとして、王室黙認で輿入れしてくる環境としては、このくらいの緩さが必要なのかも…。細かいことはあまり気にしないで、ベイビー聖獣の可愛さに癒されつつ、アンドレアさまの豹変っぷりを楽しめば、よいのかもしれません。
     コンスタンシア様命の鈍チン侍女ミリアと、彼女を振り向かせたい不器用王子アンドレアの恋の駆け引き?これから、肩肘張らず読んでいけそうです。それにしても、アンドレア父のジェフリルド王、なかなかの策士でんな〜。

    • 5
  5. 評価:5.000 5.0

    復讐のその先にあるものは…?

     最恐の悪魔をも驚かせた三つの願い「汚い血の半分を抜き取って」「お母様を助けて」「奴らをズタズタに引き裂く」…それらを全て自分の手で行うために、イザベラは「時間を巻き戻す」ことを選択し、3年という時を遡ってきました。
     既に1周目で得ている情報の他に、彼女が使える強力な武器は、ブレイク公爵令息で半人半魔のカイドゥン。溢れんばかりの魔力を自在にコントロールしながら、イザベラの願いを叶えるべく、手を貸していきます。彼の母親でもある悪魔ヘラ=ルッチフェルと約束した時間は、わずか1年。その1年で、父コリンス伯爵、その愛人キャサリン、そして、本丸である第2王子アスターらを全て排除できるのか、ヒリヒリした展開が繰り広げられそうです。
     そして、一番気になるのが、イザベラのあの言葉「地獄で会いましょう、お父様」…既に第1話でネタバレしているように、裏切り者の浮気男イザベラ父が「地獄に落ちる」のは、決定事項、でも、イザベル自身も地獄行きということなのか…。比喩的な意味で使っているだけで、決して彼女自身が、自分の幸せを諦めていないことを願いたいと思います。
     イザベラの復讐は成功するのか、カイドゥンは完全な悪魔となり、魔王への道を歩み始めるのか、そして、二人の1年の契約の、その先にあるものは…?美しくも苛烈な物語の終末が、予想できません。

    • 20
  6. 評価:5.000 5.0

    第一側室オンリーワンでお願いします!

     魔法師の家系なのに、心獣を持たずに生まれてきてしまった公爵令嬢エレスティア。いつもなら、ここで家族から虐げられて…という展開になるのですが、オヴェール家は大丈夫。溺愛を通り越し、箱に入れて護っています?!でも、本来家族って、そうあってほしいよね。
     そんなヒロインエレスティア、実は、他人の心獣とも心を通わせられる「魔法の言葉」を知っている…ただの出来損ない令嬢ではなさそうです。おまけに、前世の記憶をもっているって、どこまで話を広げるのぢゃ?
     一方、ヒーロージルヴェスト様は、強面設定だけれど、それは笑顔を見せないだけの話で、心の中はデレデレ陛下。押し付けられた第一側室が、エレスティアと分かった途端、溺愛がダダ漏れて、片腹痛いです。縁結びの神?バリウス様、いい仕事してますなぁ。
     残念ながら、アイリーシャという、エレスティアを追い落とそうとする令嬢も登場し、モヤモヤする展開は、避けられそうもありません。ま、ジルヴェスト様は、眼中になさそうだけれどさ。エレスティアの自己肯定感の低さと、対抗勢力のもちゃもちゃが心配です。
     引きこもりとモフモフ心獣と、溺愛ヒーローとチート能力と、転生とライバル悪役令嬢と…人気の要素は大体網羅されている異世界溺愛ファンタジー、直江先生の画で更にプレミアが付いて、星5です。頼むから、側室を増やさないでおくれ〜。

    • 40
  7. 評価:3.000 3.0

    嘘恋契約にしたワケは?

     よく「偽装結婚」なんて設定のお話があるけれど、本当の本当に偽装結婚しなくちゃいけないの?と感じることが、ままある。ネタが現代ものの場合は、特に。
     だから、今作の陽菜と颯太の「嘘恋契約」も、甚だ疑問。別に、ルームシェアで、よかったんじゃない?防犯のためですって言えば、親に対しても、ごまかしをせずに済んだ訳だし…。
     とすると、「嘘恋契約」の狙いはただ一つ。「気心の知れた」幼馴染の颯太が、いよいよ本腰を入れ始めたってこと…?確かに、陽菜はニブい。都合よく「気心が知れた」の上に、胡座をかいている。颯太よ、今のままでは、一生都合のよい幼馴染という立ち位置から、抜け出せそうにないわなぁ。
     さて、このまま順当に「実は大事な人でした〜」路線に収まるのか、それとも、一捻り、二捻りある展開を期待できるのか…う〜ん、しばし様子見です。

    • 1
  8. 評価:4.000 4.0

    下剋上、可能ですか?

     う〜ん、どうも旗色が悪い。ヒロインエリンは、優秀な魔道具師であるけれども、妾の子ということで、どうしても底辺からの出発、これは仕方のないこと。そこへ救いの手を差し伸べた、執事のフールーダこと第一王子のフィル。え?第一王子?こりゃ、エリンの運命、この先怖いものなしじゃん!と思いきや、第一王子サマもワケありだった…(汗)正妃の子ではない上に、メアリという目の上のたんこぶもくっついている。ヒーローもヒロインも、なかなか前途多難です。さて、この二人に一発逆転、下剋上は可能なのでしょうか。
     エリンは理想に燃えている割には、対人スキルが乏しく、圧には弱いタイプ。もう少し気を強くもたないと、悪女のメアリ様にとって喰われそう…。ヒロインならヒロインらしく、義母との駆け引きにも、勝たなくちゃだよね。
     フィルも、理想に燃えてはいるけれど、ちょっと脳内お花畑?緻密に計算して、相手を仕留めるというよりも、行き当たりばったり感が…。そのうち、メアリ様の罠に嵌まらなけりゃいいけど。
     ところで作品タイトル、初っ端からネタバレで、既に「モブ執事」は存在しません。そして「駆け落ち」という名の、引き抜き?スカウト?スポンサー契約?ということで、次回配信から、違うタイトルにしませんか?(笑)

    • 1
  9. 評価:4.000 4.0

    一蓮托生の呉越同舟、並び立つ二人!

     お互い執着してくる者たちとの縁を断ち切り、バッドエンド回避を目的に、契約結婚することになった子爵令嬢オリアナと公爵のエメリック…と、ここまではよくある話ですが、この二人、どちらかがどちらかを守ってあげるという感じではなく、それぞれが確立していて、まさに両雄並び立つ!と言えそうです。「銅像の前で裸になっているようなもの」とは言い得て妙。お互い恋愛感情を全くもっていない二人が、一蓮托生の呉越同舟、今後どうやって心を寄せ合っていくのか…さあ、狐と狸の化かし合いの始まりです。
     因みに、退けたい相手は、カルマン公爵家一派。エメリックに付き纏う第二王子妃も、オリアナに付き纏うヴァンサンも、みんなこのカルマン公爵の血筋っていうから、話が早い。一家まとめてすっきりやっつけちゃって、早目にエメリック様の執着劇場といきたいものです。
     ところで、この手のお話って、転生、回帰、逆行など、いろいろな言い方で「二度目」を表現しているけれど、今回は憑依。でも、原作者は本棚の下敷きになって、気付いたら自作小説の脇役にってことだから、これは転生では?憑依なら、いつか憑きものが離れてしまって、本オリアナに戻っちゃうのかな。

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  10. 評価:3.000 3.0

    主人公は誰?

     タイトルからいけば、当然主人公は、双子の姉のほうで、男装令嬢であるデーン(デルマ)。母の期待に応えるため、一生懸命男性であろうとする姿は、健気を通り越して、哀れにも感じられます。どちらかというと、妹のルイスのほうが、放置されて育った分、逞しくて現実的。もしかしたら、こっちが主役?はたまたW主演か…
     ヒロイン争い?に加えて、ヒーロー争いのほうも熾烈。ドラゴンのロスが、ヒーローかと思ったけれど、皇太子ジェレミーの存在感も、なかなかのもの。つまりはこのお話、クセつよキャラが多数出演していて、ちょっと視点が定まり難い雰囲気のようです。
     中でも、デルマとルイスの母親ジーナの強かさは、際立っています。出産前に夫を亡くした、悲劇の侯爵夫人と思いきや、娘を息子と偽っての家督の継承、それも子供たちを守るためというより、自分自身の欲のため?挙げ句の果てに、デルマを排除し、ルイスに婿をとって、子供を産ませようと画策するとは…自分にはプレテリアの血は、一滴も流れていないのにね。
     さて、デルマがロスと契約して、母親にざまぁして終わり…みたいな単純な流れで、よいのでしょうか。意外と先を読みにくい人物設定で、より興味が惹かれる作品です。

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