Mayayaさんの投稿一覧

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作品レビュー
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121 - 130件目/全599件

  1. 評価:4.000 4.0

    みんな面倒くさくて、みんな愛おしい

     4人の主な登場人物が、まあ、こりゃ、面倒くさい!平凡につつがなく育ってきた子は、一人もおらず、全員家族絡みの屈折した何かを抱えたまま、大人になっている。
     一番「普通」っぽいのは、月村さんかな?それでも親に背いて、自分の進みたい道に進んだところまではよかったものの、恋人の水晶の裏切りにあって職を失い、自分を持て余している状態。俊文さんは、親の呪縛から逃れようと四苦八苦していたところに、これまた水晶の裏切りが重なったし…。主人公勅使原貴乃は、父親を自死で失い、母親も頼りにできなかったので、自然と強くならざるを得なかったはず。そして、最もヒールで最も愛おしいのは、直志水晶(何というネーミングだ!)この女、生活に困窮する境遇から何とか這い上がろうとして、都合よく人を利用しながら、幸せを掴み取ろうとします。主人公の貴乃より可愛い顔をしているから、余計話がややこしい…。同性に敵をつくるタイプだわ、あれは。
     この面倒くさい人たちを、面倒くさい関係で縛るから、後半は伏線回収におおわらわ!元恋人同士?上司と部下?婚約者候補?同居人?あ“〜っ、面倒くさい!でも、面倒くさいからこそ、一人一人の内面が浮き彫りになって、ついつい読み続けてしまう良作となっているかもです!

    • 7
  2. 評価:5.000 5.0

    希望が託されたお伽噺

     セカンド・バースデイもしくはターニングポイント。勇輝にとっては、佐渡に立ち向かったあの日あの時間のあの瞬間。では、自分自身のセカンド・バースデイはいつだったろう…? ふと、そんなことを思いました。
     本音を言うと、1回立ち向かったくらいじゃ、イジメはそうそうなくならない、これが現実です。職場だって、室伏さんのような良い先輩ばかりではない。けれども、勇輝は、勇輝の方法で生き抜いた、そのことに意味があるのではないでしょうか。
     5話完結のお伽噺、それでも、このお話のあちらこちらに真実と希望が散りばめられています。勇輝のような思いをする子を生み出さない、勇輝のように立ち上がろうとする子に手を差し伸べる、それは、大人の責任。綺麗事ですが、そんな大人でありたいと思わせてくれた作品、勿論おすすめです。

    • 6
  3. 評価:5.000 5.0

    もしかして令和版「あしながおじさん」?

    ネタバレ レビューを表示する

     試し読みで「ん?この画の感じ、どこかで見たことが…。」で、作者さんを確かめたら、「国民的アイドルが〜」のただ先生でした。「国民的アイドルが〜」も読み進めるうちに面白くなっていったので、これからへの期待を上乗せして、星5です。
     ヒロインの実来が施設で育っていること、わけもなく(ないわけでもないが)いじめにあっていること、菅野先生には別の顔があること、実来と菅野先生が、実は昔出会っているかも?なこと…等々、そこかしこに、あの名作っぽさが…。レビュータイトルのとおり、内容は多分に「あしながおじさん」もしくは「キャンディ♡キャンディ」臭がしています。
    「令和版あしながおじさん」なら、きっと結末もハッピーなはず。期待を込めて、読み進めていきたいと思います。

    • 6
  4. 評価:5.000 5.0

    人を好きになるって、こんな感じだったよね

     最近の学園ものって、そんな学校、日本にあるかーいとツッコミを入れたくなるような荒唐無稽設定か、遊びのカンケイを生業とする初期設定クズDKものか、そのどっちかしかないんかーいと、常々思っておりました。「君に届け」の感動、いま何処…。
     でも、ありましたよ〜、見つけましたよ〜、河原センセ、描いてくれましたよ〜。混じりっ気のない純正品のピュアラブ、ここに降臨です!
     両片想いなのに、なかなか一歩を踏み出せない二人…見ていると、確かにじれったくてたまりません。でも、不思議とイライラはしない。なぜなら、朔英も光輝も、とても気持ちのよい子たちだから、あの子たちのペースに任せて、待ってあげたいなぁという気にさせられてしまうからです、読者も。
     主に朔英目線でストーリーが進むので、光輝の一つ一つの言葉、一つ一つの表情を、読者は朔英と一緒になって深読みし、一喜一憂してしまうので、ドキドキ感が半端ありません。河原先生、恐るべし!です。
     昭和っぽい?現代の高校生らしくない?そんなの関係ねぇ💢で、本当に人を好きになるって、日常の何気ない「どきっ」や「キュッ」の積み重ねだったよなぁ…そんなことを思い出させてくれる「たまほし」、星5じゃ足りないんですけれど…。

    • 5
  5. 評価:5.000 5.0

    演技?素?どっちだ、祥太郎!

    ネタバレ レビューを表示する

     東大卒で仕事のできる美人秘書エリカと副社長の祥太郎、誰が見ても文句のつけようのないエリートカップルの(契約)結婚。はい、まずこれで、全てのモブのつけ入る隙はなし!ストレスなしに、二人の動向に集中することができます。
     はじめは、いくらイケメンエリートでも、脳内お花畑の変態野郎だったら、お後が面倒くさい、ストーカー化したらどうしようと思いながら、読んでいました。でも、祥太郎クン、外濠を埋めるわ埋めるわ、尽くし切るわで、どう読んでもただの変態野郎ではない。この契約結婚、チェスの如く緻密に計算され尽くした、祥太郎の「策略婚」であることが分かってきます。そこんとこ、読者は気付いても、エリカには、なかなか通じないんだけどねー。
     気になるのは、「脳内お花畑変態野郎」の属性が、祥太郎の素なのか、演技なのか、今一つ判断しきれないこと…。エリカを手に入れるための作戦って気もするけれど、あまりにもハマり過ぎていて、う〜ん、やっぱり素かなぁ?
     一応、配信分7話で、一旦完結した感がありますが、「本当の夫婦」になった二人の夫婦漫才を、まだまだ見てみたい気もします。多肉植物の被り物を身に付けた祥太郎さんの、ファンキーな姿も必見ですよ。この作品、笑えます!

    • 5
  6. 評価:4.000 4.0

    週末の片想いをしているのは?

    「お見合いを破談にするための恋人契約」作戦って、この手の設定でよく聞くけれど、本当にうまくいくと思ってんのかな?
    ①ほとんどよく知らない相手を選んでる。人を見る目は確かだって?甘いっ💢たまたま相手がヒロインだからよかったけれど、とんでも女だったら、どーすんの?
    ②うまく破談にできたとして、その後は?いつまでも一人でいたら、元の木阿弥じゃん!詩織の評判だって傷付く。どーしてくれるんだ?
    ③そもそもやり手社長の一哉さん、気難しいと評判とってるくらいだから、お見合い相手の一人や二人、自力でなんとかできるでしょ。それで揺らぐような会社なら、潰れてしまえっ!

    というわけで、本人は自覚してるかどうか知らないけれど、結局は詩織に声をかけた時点で、彼女を選んでいるんだろうな…。
     さあ、詩織よ。ご都合主義のハイスペックイケメン男なんて、家族のために一生懸命頑張ってきたあなたには、もったいない!週末片想いなんて、悠長なことしてないで、しっかりと一哉の心に爪痕を残すんだ!詩織の心を手に入れるために、焦りまくり、ヘタレまくる一哉のアセアセの姿、読者はそれを待っている!

    • 6
  7. 評価:5.000 5.0

    あと1回のキスは…

     御曹司の肩書付きハイスペック男子と普通女子の幼馴染溺愛テーマ作品は、これまでたくさん読んできましたが、そこにオメガバースの要素が含まれたものは、この作品が初めてかもしれません。春田先生、ぶっ込んできましたねー。α男子の紫音クン、もう千帆を溺愛するしかないじゃん!
     面白いのは、番認定がキス10回で確定しまうこと。うん、少女漫画にはこれくらいが丁度いい。想いを拗らせた紫音くん、あっさり9回までいただいちゃって、あと1回は千帆任せ?!ここから先が長そうなのに、どーしてくれるんだっ💢最後1回のキスまで、読者は焦れ焦れさせられるのか、それともあっさりいっちゃって、次の新しい障害?に立ち向かっていくのか…う〜ん、どちらも微妙やな〜。
     御曹司の宿命で、家同士が決めた婚約者とか、オメガバースの宿命で、他のαやΩの横槍とか、いろいろお邪魔が入ってくるニオイぷんぷん?!でも、幼い頃に本能レベルで千帆を番認定していた紫音なら、きっと二人の関係を守り通して、楽しい溺愛モードを見せてくれると信じています。千帆〜、ずっと一緒にいたいと思っている自分の本能を、信じるんだぞー。

    • 5
  8. 評価:4.000 4.0

    鉄板ネタが入りすぎて…

     記憶喪失、交通事故、ストーカー疑惑、暴行未遂、男性恐怖症、職場でのいじめ、毒親、メル友、すれ違い、親の自死…まだ、あったっけ?ひと組の男女が結ばれるまでに、よくもまあ、ここまでいろんなことがあったもんだ。およそ3年の間に起こったこれらの出来事を、時系列を無視して?ぶっ込んでくるもんだから、正直一度読んだだけでは、正しく現状把握できないかもです。まさに「遠回り」…それでも、全てが繋がって、自分の中で伏線を回収できたときは、スッキリこの上なしです。
     ヒーロー司清貴のモノローグを柱として、ストーリーが進んでいくので、雰囲気としてはモノクロ版のほうが合っている。正直、フルカラーだと30歳前後であるはずの清貴が幼く見えて、微妙な違和感。それでも、線を大事にして、綺麗に色をのせているので(特に瞳)、これはこれで読み応えのある作品に仕上がっていると思います。あとは、無料分の多さと好みの問題かな?

    • 6
  9. 評価:4.000 4.0

    断じてコミュ障ではないと思う

     閉じ込める?鎖で繋ぐ?ヒーローのフリードリヒが、少年期に父親から受けた行為は明らかに虐待。母親と暮らしていたときは、明るく元気な子供だった彼が、コミュ障と言われるようになったのは、父親の前伯爵と暮らしてから。そしてその間、人間としての尊厳を奪われ、誰かと交流することを阻まれ、まともな教育を受けてこなかったのだから、フリードリヒが今のような「コミュ障」になっても、何ら不思議ではない。なぜなら、沈黙を守ることでしか、自分の心を守ることはできなかったであろうから。はっきりしたことは分からないが、父親こそ何か障害をもっていたのではと推察される。
     ただ、幼少期に彼を育てた母親の愛情のおかげか、あるいはもともと持っていた気質の為せる技か、あそこまで酷い虐待を受けても、フリードリヒの善なる部分は壊されてはいなかった。これは、ある意味奇跡。おせっかいヒロインクロエとの交流で、もう一度、人との絆を結び直し、ぜひ心からの笑顔を見せてほしい。
     コミュ障は、適切な訓練次第で、日常生活に支障をきたさず暮らせるようになると聞く。フリードリヒのそれは、虐待ゆえの防護反応で、真のコミュ障ではないと思う。幸いクロエも伯爵家の使用人たちも、彼の心に寄り添う心づもりはあるよう。フリードリヒが傷付いた心を癒し、クロエと幸せな人生を歩む未来を、切に願っている。

    • 6
  10. 評価:5.000 5.0

    負けるな彩梅、溺愛信じています

     スターツ出版のハイスペック年上モノ、大好物です。こちらの出版社、主役級の美しさ、可愛さは折り紙付きで、花野先生の画にも大満足、彩梅と千里の二人が、これからどんな表情を見せてくれるのか、ワクワクしています。(モブに関しては、多少手抜き感がありますが…)
    「間違い」から始まったお見合いで、高校生と年上御曹司が婚約を…の流れで、真っ先に思い浮かぶのは、師走ゆき先生の「高嶺と花」 けれども、アイアンメンタルの花と異なり、こちらの彩梅ちゃんの、何と照れ屋で引っ込み思案のことか…同じ「花」でも大違い?!こりゃぁ、九条さんじゃなくても、保護欲刺激するわ…。
     25歳独身完璧御曹司、ここまで何もなかったわけじゃあ、ありますまい。彩梅に意地悪しそうな元カノ候補も、それなりに出てきそうですが(例えば、高坂女史とか…)、スパッと切り捨て、タイトルどおり彩梅一筋でお願いします。そして彩梅も、守ってもらうだけではなく、自分の意志をしっかりもって、一歩を踏み出す女性に成長していってほしいな…うん、スターツ出版なら、きっと大丈夫。モヤモヤは最小限に、安心の展開を期待しています。

    • 5
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