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ヒロインは平凡から抜け出てみたかった
不倫相手は魅力的ではあるけれど、それよりも、ヒロインはこれまでの平凡な人生から抜け出すきっかけを求めていたように思う。
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不倫相手は魅力的ではあるけれど、それよりも、ヒロインはこれまでの平凡な人生から抜け出すきっかけを求めていたように思う。
優しいお姫さまが救われなかったのには、びっくりしました。冒頭にあった伏線が回収されないまま、お話が終わってしまってないかな。
歯に衣着せぬ口調で、クリニックを訪れるクライアントの問題点をつくので、ハラハラしますが、クライアントを救おうという意図が見えるので心地よい。
子どものいない女性が、純粋な気持ちで児童虐待のおそれのある隣の子を救おうと悩むエピソードは、登場人物それぞれの思いや、育児の難しさの描写に共感できる。
手段はよくないけれど、理不尽な思いをしている同僚を救いたいという目的のためなら、ヒロインたちの行為は許されると思う。
作者のファンで、インスタグラムでこの作品を知りました。堕落した孫息子をなんとか更生させようとするおばあちゃんがパワフル。
伏線がたくさん張られ、どんでん返しが何回もあり、誰が本当のことを言っているのか訳がわからなくなるが、面白い。
表題作「悪い舌」は少し昔が舞台のようですが、現代のSNSの誹謗中傷コメントへの警告ともとれるような内容です。
絵が華やかで、かわいいので、おどろおどろしさはやわらいでいる。少女漫画らしくないテーマではあるが、引き込まれる。
主人公が元婚約者に抱かなくていい罪悪感をもち、苦しんでいたが、演じ屋の人々と出会い、辛い真実を知り、乗り越えることができ、よかった。
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