みんなのレビューと感想「春は君にささやく」(ネタバレ非表示)(2ページ目)

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5.0
恋の光が冷たい心をとかすとき
とにかく素敵な物語でした。そして、絵柄も素敵でした。
傷ついて体も心も冷たく縮こまっていた二人が、ひょんなことから出会うことで、自分たちの中に湧き上がる恋心に気付き、その気持ちを認めて相手を口説こうとしたり(=千々石くん)、反対に認めたくなくて嘘をついたり(=泉さん)、すったもんだあったものの、その末に、お互いから差し込んでいたあたたかい陽の光に気付いて、もぞもぞと手足を伸ばして全身を解きほぐす。そして、いつのまにか、あんなに苦しかった冬はもう終わっていたのだと気づく。そんな印象の作品。
ずっと頑張ってきたものの、体格がラグビーには向かないためにケガが続き、ラグビーを諦めざるをえない大学生の千々石くん。
失意の千々石くんが、お腹が空いてたまたま入った定食居酒屋さんの店長が、彼氏と別れたばかりの傷心のイケメン(自称おじさん)、泉さん。
泉さんには、高校時代に苦しい恋愛をして将来を台無しにしてしまった過去があり、何事も斜に構えて見てしまう癖があった。
そんな泉さんには、まっすぐ生きてきた誠実な千々石くんは眩しくてならない。自分には釣り合わないと思ってしまう。
そんな泉さんを落とすためにとにかく頑張る千々石くん。寡黙な彼の口から繰り出る九州弁の愛の言葉は、シンプルなだけにハートに突き刺さります。
もうこっちもグッサグッサとやられます。
千々石くんの古くからの友人が、「千々石は昔からよくもてていた。ものすごくモテていた」と言うのも納得。あんなのモテないわけがない。
また、じつは進学校に通うインテリだった泉くんが言った言葉「神様はサイコロを振らない。すべては必然である」は、まさに二人の関係をそのままあらわしているかのよう。
偶然に見えて、二人が出会ったのは必然。そんな風に思わせてくれる、本当に素敵な作品でした。
この作家さんの漫画、大好きです。by tata4-
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4.0
攻めがすごく純粋で真っ直ぐで眩しい〜!これはもう受けが尻込みするのも分かります。
いろいろ諦めてる受けは、この真っ直ぐすぎる攻めからのらりくらりと逃げ回ってて大人の余裕というよりもズルさが出ててそれも大人らしくてよかった!by 匿名希望-
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4.0
将来有望なスポーツマンが魔性の男の虜になっていく話であり、魔性がほだされていく話。でもコレ、魔性の方が最終的に身を引きそうだけどな。そんな危うさもちゃんと描かれているのはさすがだと思う。
by 正確な学者-
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5.0
初め読んだ感じはさらっとした印象でしたが、読むほどに味が出るといいますか。
二人の感情、特に泉さんの心の内側がじわじわと感じられて、良いです木下けい子さんは読む度に色んな発見があります。by よれよれさん-
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4.0
絵が優しい
やっぱり好きだなあ、絵の柔らかさが。それから、年齢なんか関係なくて、好きになるのも性別も関係なくて…。思いが伝わるっていいね。
by 匿名希望-
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5.0
良い話でした。
何となく読んだ「同級生棲活」で作者にハマり、作品を読んでいるところです。
初めは絵が好みと言う感じではありませんでしたが、いくつか読んでいるうちに、日常の心の動きとか、相手を思う気持ちとかの柔らかい感じが絵とマッチしていて、言い合う場面でも落ち込む場面でも常に優しさが伝わり心地良かったです。
今回のお話は、出会うべき時に出会った2人って感じでした。2人とも傷つき弱っている時に出会えて良かった。屋上のシーンが好きでした。by ピーマンピッピッ-
3
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5.0
まっすぐ
年下男子にまっすぐ愛される泉さん。とにかくストレートにぶつけてくる愛にキュンキュンします。
そしてそれを方言丸出しで言うのが可愛い!
方言、萌えます。by 匿名希望-
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4.0
絵が優しい。ペンの使い方があんまり見たことない優しさに感じる。そして、導入で惹きつけやれる繊細な雰囲気がとても期待大な作品
by 匿名希望-
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5.0
この作者さん、いいですね!
素直に自分の気持ちを伝える千々石くん、素敵です
いろいろな経験をしているから、なかなか素直に自分の気持ちを言えない泉さん・・・
そうですよね。言えないですね
千々石くんの方言、いいですねby ぱぴぷぺぽんぽん-
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2.0
お互いがどこに惹かれあったのかイマイチわからない…その上で千々石の真っ直ぐさがちょっと怖い。共感出来ないまま終わった。
by 匿名希望-
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