みんなのレビューと感想「スリーピング・バグ 単行本版」(ネタバレ非表示)

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5.0
神様の描いた恋愛コード
「~カンパネルラ」「ヘブンリー~」「聴こえない声」と呼んでますが、この作品も
やっぱりリアルな心理描写が見事だった。
絵はね、きっと好みがわかれると思います。
こう・・・ささっと描いたような絵風ですので。
でもそれで毛嫌いして読まないのはもったいないくらいいい作品多いです。
あとBL毛嫌いしてる人って恐らく、なんだかんだすぐエッチ、とか下手したらそればっか、とか
そういうのを嫌いだと思う人も多いんじゃないかと思うけど
そりゃ多少は出ますよ、BがLするジャンルですので。
ただ、主に心情の変化を描くのがうまくて、この作品も派手さは無いんですが
しみじみ幸せを感じることができるというか。
なのでBL再挑戦!とかBL初心者にも良いと思います。
プログラマーという仕事をしている二人だからこその会話はすごく素敵だった。
潤野の恋愛上の感情の変化、今のこの気持ちが何なのか、本郷さんへの気持ち、
そういうのを「バグ」とか「仕様」という例えで丁寧に伝えていく本郷さん。
プログラムしたものが「正常」に動作し始めた潤野くんがどんどん変わっていくのは
微笑ましかった。
セリフがとても品があるというか、センスいい作者さんだと思います。by chibico-
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5.0
淡々と流れていくストーリーで、ドキドキやきゅんは無いのに、恋愛の奥深くを問うようなフレーズが多々あり、なんだか妙な感動を覚えました。
愛や恋と体が正常に動作しないのはバグなのか、
それを追い求めるのはそういう仕様なのか、
恋愛は共通言語なのか、など考えさせられる言葉が多かったです。
最後、心も体も結ばれたのに「もっと寂しくなった」という受けの言葉と、それの返答が素敵でした。by もちもちほっぺさん-
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